観るなら2階席前方で。
「人に見られる」仕事をしている人、特にスターって「観られ続けない」と、
どんどん輝きがなくなってしまいます。「自分を見直す」為か理由は
わからないけど休んだり出ないと、なんだろなぁ艶というか張りがなくなるんだよなぁ。今回の天海由希は、その典型。
あんなにカリスマ性のあるオーラを持った人が、随分と普通の人に
なってしまっている。単なる、わがままな、おばちゃんです。
もったいぶらずにん、退団後もバンバン出続ければ
きっと大看板なスターになれたものを、
再演モノや、小さな作品ばかりを選んでしまったが為に
転落してしまったんですね。これは事務所の戦略ミス?
もしくは事務所の言うことを聞かなかったが為の結末・・・。
魅力のない人が演じてしまったが為に、この作品、
「結局、何がいいたいんだろう???」って、よくわからない結論になって
しまったように感じられる。
とにかく、全体に地味なキャスト、下手な歌、少ないアンサンブルと
安っぽい雰囲気が充満、派手なダンスもなく
ダンナミックさの欠片もありません。
クライマックスも、何かしらのカタルシスを狙っていそうには見えますが
B級役者が演じてしまっているために、フザケタ様子しか伝わらず
迫力の欠片も感じられません。
いくら生オケとはいえ、このスケールならば
いいとこ¥8000程度、3階席なら¥2000でしょう。
と、ソフトは、すっからかんですが
ハードの部分、舞台装置は一見の価値があります。
2階建てサイズの大きなセットなので、2階席から観るのが
オススメです。
いやぁ舞台装置は良くできている。
これからは、こういう形の演出が増えてくるのかなぁ。
そうそう、リンドバーグ役の城田優。
彼は顔立ちが本当に、外人過ぎて洋風すぎて、ウェンツよりも日本人離れ
していて。、
とても日本人劇に出てくると、違和感があります。
美形ですが、全体のバランスを崩すんですよねぇ。
役者の表情も芝居も歌も期待せず、踊りも期待せず、
遠くから舞台装置を楽しんでください。