
爆裂!サイクロン学園
いれずみベービー
池袋小劇場(東京都)
2007/11/02 (金) ~ 2007/11/11 (日)公演終了
満足度★★★★★
思わぬ傑作に遭遇
やたらに濃いキャラたちによるおバカ・ナンセンスコメディと思わせておき後半では熱血感動学園青春ものに転ずる構成のみならず、アーティスティックなダンスや見事なナマ歌まであって、予想外(失礼!)に出来が良く思わぬ傑作に遭遇した感じ

のみこむ。
モンキーworks
ギャラリーLE DECO(東京都)
2007/10/31 (水) ~ 2007/11/04 (日)公演終了
満足度★★★★★
満足度高し
物語がミステリーとして上出来なばかりでなく、小屋の特質を活かした照明、リアルでタイミングもピタリと合った音響、ナマの演技を補うカタチでさり気なくインサートされる映像など、演出面でも見どころが多く満足度高し

息の根に根付く
地球割project
アドリブ小劇場(東京都)
2007/12/06 (木) ~ 2007/12/09 (日)公演終了
満足度★★★★★
凄い才能・・・
難しいテーマだと思うが、真正面からよく表現されていたと思う。
作り方もよく工夫がこらされていて上手い。
この作品、書かれた方は20代との事だが、ストーリー、視点、表現の手法、どれも素晴らしく、凄い才能だと思う。
これからも注目していきたいと思う。

岡田あがさ一人芝居「ワタシガタリ」
空間ゼリーLabo
pit北/区域(東京都)
2007/12/10 (月) ~ 2007/12/10 (月)公演終了
満足度★★★★
観客を圧倒するような密度の高さ
約一時間の一人芝居、構築された空間の密度の高さに目を見張りました。
閉塞した空間の中で動く眩いものに惹き込まれて・・・。
終わるころには観客側も消耗していたような・・・。
強さというか力を十分にもった稀有なパフォーマンスだったと思います。

マイルドにしぬ
プロペラ犬
HEP HALL(大阪府)
2007/12/07 (金) ~ 2007/12/09 (日)公演終了

抜け穴の会議室
Team申
京都府立文化芸術会館(京都府)
2007/12/06 (木) ~ 2007/12/09 (日)公演終了

この世界にはない音楽
空想組曲
新宿村LIVE(東京都)
2007/12/05 (水) ~ 2007/12/09 (日)公演終了
満足度★★★★
広がりを作り出すまなざし
舞台のトーンが上手にコントロールされていて
物語が奇異に感じられないところに
ほさかよう氏の実力を感じました
牛水里美嬢初見、舞台で映える演技も魅力的でしたが、後半のきわめて地味な演技が物語全体に大きな広がりをあたえてもいました。
ラストでは不覚にもちょっと落涙

なつかしの学童疎開
劇団演奏舞台
門仲天井ホール<アート・キッチン>(東京都)
2007/12/07 (金) ~ 2007/12/09 (日)公演終了
満足度★★★★
反戦
この劇団は本当に頑固なまでの一貫主義です。
前回の『テンマ船のゆくえ』から、変わらず、戦争を取り上げ、反戦を訴えてきました。
そう・・原爆投下の被害国である日本が声を大にして訴えるべきなのだと。
昭和19~20年にかけて大戦下、大都市の当時国民学校3年生から6年生までの児童が国の命令で強制的に集団疎開させられました。
これはその学童達の60年後の視点を軸にした作品です。
この劇団は非常にプロ意識の強い素晴らしい劇団です。
発声や演技が格段と他の劇団と違います。
劇団独自の背骨と腰と丹田を軸とする呼吸法により鍛錬した役者を媒介して、 演技者からも観客からも自立した「共有の表現」を展開しています。
また、毎回舞台にライブ演奏のロックバンドを導入し、 芝居と臨場感溢れるサウンドとの相乗効果を生み出しています。
相変わらず、柳原和音が劇中、泣いていました。
彼女は広島出身ですから、戦争に対する想いが他の人達と明らかに違う。
その想いが劇中、感情のうねりとなって涙が溢れてくるのでしょうね。
勿論、ワタクシも泣きました。
原爆の体験談を聞かせますから、おどろおどろした悲惨な様子も語ります。
芝居とは、芸術であったりファンタジーであったり希望に充ち満ちた物語であったり、時にはお笑いであったり。と常に夢見がちに考えてるワタクシですから、何故、このような戦争の語り部の観劇を?
と、自問自答してみる。
たぶん、それは柳原和音の人間性に惚れたのかと。
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この部分は長くなるのでネタバレBOXに。
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↑この文章を見たときから柳原和音に会いにいくのです。

馬鹿とけむり
劇団PA!ZOO!!
ぽんプラザホール(福岡県)
2007/12/11 (火) ~ 2007/12/16 (日)公演終了
満足度★★★
PA!ZOO!!の世界感ってすごい
仮題のままだったので、本題に変えました。よろしかったでしょうか?(^^;;
こてこてのコメディは最初あきれつつも、いつの間にか引きずり込まれてしまう。
あの酔いっぷりは絶対に素だ(笑) 疲れた体と心にPA!ZOO!!がきく。

28
劇団お座敷コブラ
ラゾーナ川崎プラザソル(神奈川県)
2007/12/06 (木) ~ 2007/12/09 (日)公演終了
満足度★★★★
大きな可能性を感じる集団!
きっと賛否は分かれる作品だ。シーンがテンポ良く進むので、そのテンポについて行けない方や、ファンタジーの世界観を知らない人にとっては、ストーリーが全く理解出来なかったと思う。なんだかゲームみたいだねと言う結論で終わってしまったと思う。しかし、ファンタジーやロールプレイングゲームなどを日頃から楽しんでいる人にとっては、とても楽しい作品だったと思う。
ちなみに、私は後者。とてもよい芝居だと思った。
まずは脚本、ストーリーの質の高さ。彼の描きたかった世界観がとても魅力的なモノであった。その魅力的な世界観を、とても旨く構成していた。脚本に落とし込んだ台詞がとても輝いていたと思った。
そして、アクションがとても上手く構成させれている上、とてもかっこうよかった。最近、アクションは小劇場で流行っているが、私は雑なモノが多いと感じていた。中には、私が観ていても危険を感じるモノもあって、その制作責任者の感覚を疑うことさえあった。しかし、この作品のアクションはとても考えられていて、とてもレベルが高かった。
このお座敷コブラの主宰で、作・演出の伊藤裕一さんは、なんと23歳。背が高く、なかなかかっこいい奴で(笑)、脚本や演出、そして芝居のセンスなど、とても将来が楽しみになった。
若いキャストが多く、若干雑な部分が目につくが、それを補う様々な魅力的な部分があって、まとまった良い芝居だったと思う。
劇団の方向性「かっこいいファンタジー」は私もとても好きな世界観なので、今後しばらく動向に注目したい。
また、WHATCOLORにも出演してくれた、岡田の演技は久しぶりに観たのだが、彼女はこうした動きのある芝居が向いているのだと思った。ダンスも殺陣もなかなかなモノで、彼女らしさがとても出ている役だった。若い相手役の、少し雑な演技に引っ張られることなく、しっかりとそのシーンを彼女の世界観に持っていく存在感は、とても良かった。
そしてもうひとり、気になる俳優が。それは、私の劇団WHATCOLORとも縁のあるジャングルベル・シアターの神田英樹さん。存在感のある飛び道具的な役だったけど、本当におもしろかった(笑)。
彼は本当に見るたびに、成長している。
是非彼らには、私たちの劇団に出てほしいと思った。
とにかく、将来性を感じられた公演で、とても気持ちよく劇場をあとにした。

ネバーランドの瞳
劇団ひろぽん
早稲田小劇場どらま館(東京都)
2007/12/07 (金) ~ 2007/12/10 (月)公演終了
満足度★★★
3ステージ
1日3ステージという日の、最後の回に行ってきた!
役者に疲れが見える人がいたけれど
お話は良かった。
紋切り型の連続でもあるが、ラストに向けてはとてもいい。

Get Back!
グリング
ザ・スズナリ(東京都)
2007/11/28 (水) ~ 2007/12/09 (日)公演終了
満足度★★★★★
静かだが凄い
嘘が前提のお芝居で、リアルに見せるには、ただ等身大の演技をしても、イコール、リアルにならない。のだが!この劇団は凄い。特に大きな事件ももちろん起らない。おとぎ話のような設定もない。なのに!リアルだ。全般的に進行は静かだけれど、舞台の上で起きる小さな出来事の積み重ねが、沁みこんでくる。日々の生活で感じたことのあるざわさわする居心地の悪さに共感できる。そして、最後には突きつけられる。それで終わりにはならないのも日々の生活なのだが、それをも含んだお芝居。なんて凄い。いいもの観ました。

Million Blue #01
青☆組
アトリエ春風舎(東京都)
2007/12/06 (木) ~ 2007/12/11 (火)公演終了

朝日のあたる家の犬
劇団マニアック先生シアター
甘棠館show劇場(福岡県)
2007/12/08 (土) ~ 2007/12/09 (日)公演終了

ゲシュタルト
劇団きらら
ぽんプラザホール(福岡県)
2007/12/08 (土) ~ 2007/12/09 (日)公演終了
満足度★★
はじめてみたけど
ストーリーが全く理解できなかった。
よく名前を聞く劇団だったから、かなり期待してたんですが。
判る人にだけわかれば良い、という感じがして、疎外感というか・・・。
もっと素直に楽しめる芝居だと良かったんだけど。

タワレコ
最新旧型機クロックアップ・サイリックス
ぽんプラザホール(福岡県)
2007/12/07 (金) ~ 2007/12/10 (月)公演終了
満足度★★
チラシの意味は・・・?
チラシをみて、期待して観に行ったんだけど、チラシと芝居の内容が全く違ってた。芝居を観る時、まずはチラシを観て決めるから、内容が違うのでは、参考に出来なくて困る。

朱雀家の滅亡
あうるすぽっと
あうるすぽっと(東京都)
2007/12/04 (火) ~ 2007/12/16 (日)公演終了
なんともいえない・・・
美しい言葉を求めての観劇。
ホワイエには三島直筆の書などの展示もあり
その美しい筆跡を直に拝観し楽しくも興味深い趣向。
タイトルから想像出来る通り華族一門の墜ちていく様が描かれる。
人間の生に対する芝居だとチラシにあったので期待したが
意外とあっさりした仕上がり。
それにしても、
観客の年齢層が非常に高く、始まる前から少し不安だったが
案の定、年輩の女性による携帯着信音のタレ流しが発生。
それがクライマックスに、1回ならずも4回も!
ラストの見せ場とあって注意する事すら抑えていた周囲からも
「出ていけ」「いい加減にしろ」の怒声まで上がる始末。
役者が気の毒だし、前方のど真ん中に座っていたその女性の
あまりの無神経さに呆れて何とも言えない後味の観劇に。
いろんな意味で残念な舞台になってしまった。

トリツカレ男
演劇集団キャラメルボックス
サンシャイン劇場(東京都)
2007/11/29 (木) ~ 2007/12/25 (火)公演終了
満足度★★★★
良かった!!!
私的には、2006年の「雨と夢のあとに」以来の大ヒット!
こんなにファンタジーっぽく、あたたかいお芝居が出来るなんて、さすがキャラメルさんです!
今回、動員がすごいらしいです。
一回観た人が、もう一度観たい!って言ってくるとか。
私も、もう一度行くつもりです。
観終わったあとは、絶対にあたたかい気持ちになること間違いなし。

火星の倉庫
ヨーロッパ企画
シアターサンモール(東京都)
2007/12/04 (火) ~ 2007/12/09 (日)公演終了
満足度★★★★
楽しかった!!!
終始笑いっぱなしの2時間。
観に行って良かった・・・と思った。
後ろの席だったので、とても観やすかったし。
友人が前方の席で鑑賞していたらしいが、最後のシーン(寝転がっている人物)が見えなかった、との事。
物語の途中には、すごく度肝を抜かれる場面も☆
アレの登場にはびびりました~(笑)。

ネバーランドの瞳
劇団ひろぽん
早稲田小劇場どらま館(東京都)
2007/12/07 (金) ~ 2007/12/10 (月)公演終了