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静かなる演劇

静かなる演劇

Hula-Hooper

ギャラリーLE DECO(東京都)

2008/03/26 (水) ~ 2008/03/30 (日)公演終了

満足度★★★★

行き来すること自体が面白い。
5階のへなちょこミュージカルも4階の楽屋話もそれなりに面白い。終盤、座った席が悪くて4階に移動できなかったのがちょっと残念。87分。

ネタバレBOX

基本的に人数が多いフロアにいた方が面白いかも。動きにくいとか席があるとかないとか思わずに、自分がこうだと思ったら積極的に動いた方がよいと思う。

個人的にはミュージカルパートを支えている菊川・平川・上枝の三女優がお気に入り。坂本絢さんの今まで観たことない男前っぷりもカッコよかった。
青春の門 放浪篇

青春の門 放浪篇

北九州芸術劇場

あうるすぽっと(東京都)

2008/03/28 (金) ~ 2008/03/30 (日)公演終了

満足度★★

茶番だなぁ
なぜ、この飽食の時代に小劇団公演として「青春の門」を公演するのか?
しかも数部作ある作品の途中だけ抜粋し「放浪篇」を単発で。
評判は耳にしていても実際に見る事がなかった「北九州芸術劇場」主催で、
新劇場の「あうるすぽっと」で、そして鐘下氏の演出という3要素を期待し、
劇場へ行きましたが、
内容は茶番としか、いえない。

主人公の設定や時代背景は、誰でも知っているという前提の下、
話は、どんどん進んでいく。
みんな知ってんですかねぇ。「青春の門」の全編。
50代より下の世代は馴染みなんじゃない??

昼メロで、不倫劇でもしてそうな、あま~く小さな顔立ちの主人公、
まゆ毛を綺麗にカットし肌もすべすべな現代っ子な主人公が、
清潔感あふれ、血色豊かな青年が、
ガラガラで全く通らない声で、何かを訴えかけている。
彼が訴える動機が全くわからない。
「男は背中で語る」と言いますが、
主人公の背中からは、甘いミルクの匂いしか、しません。

大々的な全国オーディションを実施して選抜された役者陣との
触れ込みですが、
パンフレットを見ると、みなさん、福岡の方。地元の方。
ん・・・。

商業演劇ならいいんですよ。
別にスターが主役で、回りは主役が引き立つような、
役者を揃えれば。
でも、これはスター主義の作品じゃないでしょう?

この作品は、いわゆる学生運動を背景に、問題定義をしながら、
汗臭い飢餓感に満ちた青春像を描こうとしていて、
立ち回りや派手な動きも多いのですが、
背景も浮かんでこず、
現代っ子がファッション感覚で60年代闘争をかじってみました感が
強い。

北九州芸術劇場なら、もっと緊迫した雰囲気とかが
展開できたのだろうか?
「あうるすぽっと」は最近できた劇場にしては公民館風というか、
とても趣のない、カルチャーセンターの発表会でもやるような、
見にくい(今時、小劇場でありながら見切れが多い)設計に
問題があるような劇場です。
(だからチケット代が安くできるのかな)
設備は近代的なんでしょうか・・・幾何学的雰囲気の舞台。
そこに簡素な装置や小道具を並べてるだけなので、
ギラギラした熱気も冷ましてしまうような空虚さがあり、
作品のイメージを再現するにはハンディがあるのに、
現代っ子風な役者、お世辞にも上手い器用とは言えない役者が、
起承転結の、承か転、いわば途中だけを上演すれば、
舞台と観客には、どんどん溝が広がっていく。

鐘下氏は、この作品に対し、何をしたかったのだろうか?
上演後のトークショーでも
「今の時代で、この作品・あの時代の雰囲気を再現するのは、
そもそも不可能」
「あの時代の精神を理解することは不可能」と
開き直ったようなコメントをし役者陣も、「うんうん」とうなずいている。
主催者の北九州芸芸術劇場のプロデユーサーだけは、
この作品を上演する意義や、出来栄えの自負を朗々と
語ってます。
「自分たちしか上演できない作品だ!」って。
誰も、こんなの環境じゃ上演しないよ。

これは、茶番だなぁ。
企画がいけないのか、劇場がいけないのか、演出がいけないのか。

でも劇場がバブル期以上に乱発気味に出来上がってますね。
池袋にも、溢れるほど劇場があるのに、
こんな中途半端な場所と雰囲気と大きさの劇場作って・・・
これも税金なんすかねぇ。

ネタバレBOX

いきなり「青函連絡船」って、設定から始まるんですが、
どうして彼らが函館に向うのかが、伝わらない。
劇団活動を通じ、社会に訴えるって映画「ラスト・コーション」さながらな、
設定だけど、彼らが、どこでどんな芝居をしたか履歴もわからない。
当時の社会なのか、飯を食ったり仕事したりヤクザが出てきたり、
いろいろ話は展開する。
黒板で、「○○食堂」とか場面の説明はあるけど、
背景が浮かばない。
ナレーションでも入れて、
「当時は、~をするのが一般的でした」
「この時代の主食は、~でした」とか説明を入れてもらわなきゃ、
よくわからない。
パンフレットを無料で配布しており、劇中も目を凝らして、
パンフを読んで、話を理解しようと必死にsましたが、玉砕・・
humming2

humming2

ポかリン記憶舎

cafe MURIWUI(東京都)

2008/03/18 (火) ~ 2008/03/24 (月)公演終了

満足度★★★★

何も語らず饒舌に語る心の闇
ポかリンのエッセンスを凝縮して全て詰め込んだショーケース。始めは静かで緩やかな芝居かと思いきや、さにあらず。中盤、新たな人物の登場で、緊張した人間関係がそこに。過去を想いつつも意識は未来を向いているので、ギスギスすることなく「浮かんだ」時空が保たれるのは、ポかリンマジックのなせる業。で、その緊張が予想外の方向で解ける瞬間、事態はさらに大展開。ここからが見事。セリフは多々あるものの、本心は何も語らない。でも、心の奥の闇がそこに滲んで浮かぶ。シュールな程かっこいい役者の演技も相まって、背中がざわざわする程ドラマチックな時空を共有できる幸せ。カフェ室内とその外の空間を巧みに使い分け、観客の視点を三次元的に移動させる、能楽的ビジュアルとも言える特異な演劇空間創造も特筆。

静かなる演劇

静かなる演劇

Hula-Hooper

ギャラリーLE DECO(東京都)

2008/03/26 (水) ~ 2008/03/30 (日)公演終了

満足度★★★★★

3月29日マチネ 90分
どうしても観たくなり、結局3度目。

お気に入りのシーンを目当てに3階、4階を行ったりきたり。
4階を観る前では笑えた5階のセリフが4階を観た後だと笑えなかったり、踊り場での上枝さんと制作の方のやりとりが観れたりと、やはり観に来て良かったです。

皆さん書かれていますがやはり4階の方が面白いです。特に終盤からラストは絶対に4階の方が。

ネタバレBOX

4階で上田さんが大音量で音楽をかけて踊るシーン、観たかったのに観逃してしまいました。
humming2

humming2

ポかリン記憶舎

cafe MURIWUI(東京都)

2008/03/18 (火) ~ 2008/03/24 (月)公演終了

満足度★★★★

3月24日16時 60分
心温まる作品。

特に終盤の2人のシーンはとても美しいセリフの応酬。

残念ながら曇りでしたが、それでも雲の間から微かに射す明かりはとても美しく、それだけでこみ上げるものがありました。

失敗したのはこの公演を観た後、夜からも別公演の予定を入れていたこと。
のんびりとカフェで余韻に浸っていたかった・・

静かなる演劇

静かなる演劇

Hula-Hooper

ギャラリーLE DECO(東京都)

2008/03/26 (水) ~ 2008/03/30 (日)公演終了

満足度★★★★

ほんとに静かなミュージカルだほ♪
28日4F、29日5Fを見物。

5Fのミュージカル、4Fを見て想像していた内容は、ほとんどハズレてました(笑)。ミュージカルのラストはちょっと意外で興味深かった。

2回見て、謎はすべて解けた…とはならず、もう1回4Fを観たくなりました。(っていうか、2会場同時に観たいよう)

TDL≒USJ

TDL≒USJ

イトーカンパニー

駅前劇場(東京都)

2008/03/29 (土) ~ 2008/04/03 (木)公演終了

満足度★★★★

異空間に引き込まれた感じ
「TDL」も「USJ」も両方とも面白かったです。とにかくあっという間に時間がすぎてしまって、もっと観たかった感じでした。ここまでプロフェッショナルなものを観たのは小劇場では珍しく、今後このプロジェクトは目が離せません。

ネタバレBOX

「TDL」は学園ものでSFで、排他的でかつ非常に人間臭い。ごちゃごちゃした世界観を女子高生のビビッドな会話で進める感じは実によかった。5人の彼女たちはみんなびっくりするほどかわいいなと思っていたら、どんどん人間臭くなってくる。この辺が震えます。「USJ」は一転して大人たちの物語になるが、やり取りは実にむなしく、切なく、微笑ましい。こちらも排他的であり、一気に収束していくラストへは、つい涙してしまいます。ともかく、これほど脚本も演出も出演者もしっかりした芝居は久々です。
humming2

humming2

ポかリン記憶舎

cafe MURIWUI(東京都)

2008/03/18 (火) ~ 2008/03/24 (月)公演終了

満足度★★★★

カフェ。
ムリウイというカフェを活かしたステキな作品。テラスも用いて空間を広くし、独特の間でもって時間の感覚もおかしくなる。
夕方に観たかったなぁ。
今後もカフェ公演を続けるそうで嬉しい。

ベガーズ・オペラ

ベガーズ・オペラ

東宝

日生劇場(東京都)

2008/03/05 (水) ~ 2008/03/30 (日)公演終了

満足度★★

うーん・・・
「三文オペラ」というお話の面白さは、よくわからないです。
というわけで、お話に入り込めなかったです。
すいません。
いい場面もあったのですが、、、、。

エレクトラ

エレクトラ

シア・トリエ(旧:満塁鳥王一座)

アトリエS-pace(大阪府)

2008/03/29 (土) ~ 2008/03/30 (日)公演終了

満足度★★★★

すぐそばに、きっとある。
舞台の中の物語、ではなく、顔も名前も知らないけれど、ごく身近に存在する近所の人から、地元の噂話を聞かされている気にさせられた。各々の人が持つ罪悪感や怯えや妄想が混ざりあって、不気味さが蠢く感じに思わずぞわり。劇場の場所柄、途中途中で聞こえる電車の音が、よりリアリティを感じさせました。

離陸

離陸

劇26.25団

OFF OFFシアター(東京都)

2008/03/22 (土) ~ 2008/03/30 (日)公演終了

満足度★★★★

おもろかったです。
人物造形がウマイとおもいました。

人生の扉

人生の扉

サンハロンシアター

「劇」小劇場(東京都)

2008/03/26 (水) ~ 2008/03/30 (日)公演終了

満足度★★★

非常に深いテーマです。
『人生の扉』、最初にこの世に生れ落ちてガオーッ!!と産声をあげた瞬間から人生の扉を開くと思っていたけれど、それは勘違いだったんだね。

そうなんだ、最初の出産が人生の扉なんだね。。

作者は竹内まりあのファンなのだろうか。

ワタクシは、まりあの『人生の扉』なる言葉が出てくる歌は知らなかったけれど、どうやらタイトルはここからとったらしい様子が伺える。

今回は田野良樹が演じる部長が主役と思ったほうがよりいっそう解りやすい。

人生、長く生きれば生きるほど、人に言えない出来事が沢山蓄積されて辛いことや悲しいことを溶氷するには時間がかかり、ともすれば、人を信じられなくなることだってある。

役者がそれなりの年齢だから、人生の扉を語るには十分な説得力もあり非常に濃く深いテーマです。

最後にはやはり人の温かさが必要という温かい芝居でした。。



人生、色んな事はあるけれど、退屈な人生よりはマシなのだ。

人生は素晴らしい!(^0^)



ネタバレBOX

品川商事で働く人達と居酒屋に集まる人達の人間模様を描いた作品。

部長、ドクター、居酒屋店主の3人は独身で、なかでも部長は人を信じるl事ができない。

それは過去に自分の母親から裏切られトラウマとなって女性を信じられなくなっていた。

一方、居酒屋店主は彼女が出来て、人の温かさをしみじみと感じる。幸せの絶頂期にいた。

居酒屋店主が部長の手を握り、「どうだ、温かいだろう?」というシーン、ここにこの物語の焦点があるような気がする。。

パチンコ台のセット、なかなか上手い!
笑いどころもあり楽しくテンポのある芝居で、

観終わった後に非常に優しい気持ちになれる作品でした。

人生の扉

人生の扉

サンハロンシアター

「劇」小劇場(東京都)

2008/03/26 (水) ~ 2008/03/30 (日)公演終了

満足度★★★

周りの評判が良かっただけに・・・
周りの評判も良かったので拝見しました。ストーリーは分かり易くよく書けており、また舞台設定もシンプルで適宜シーンの変化があるので、観る者にとっては大変親切。それとは裏腹に、ネタの落とし所が掴めず、消化不良に終始し、クスクス笑いは少々あったのものの、この私はまったく笑えずじまい。(またお涙ちょうだいといった展開も見受けられない。)各々の役者さん達は経験もあり上手く役を演じているだが、物足りなさが残った作品。今回のネックは本の作りこみが不足していたことか・・・次作期待したい!

狂言劇場 その四

狂言劇場 その四

世田谷パブリックシアター

世田谷パブリックシアター(東京都)

2008/03/21 (金) ~ 2008/03/30 (日)公演終了

満足度★★★★

ホォーチャー!
「唐人相撲」は一般公募のキャストもいることもあり、とにかく大人数なので賑やかで、衣裳も華やかで、楽しかった。客席にも掛け声を求められると、多くの人が声を出しながら楽しんでいる様子が印象的。
「子盗人」も面白かったが、数日前に観たAプロでの「盆山」の方が単純に笑えることもあって、個人的には好きです。

静かなる演劇

静かなる演劇

Hula-Hooper

ギャラリーLE DECO(東京都)

2008/03/26 (水) ~ 2008/03/30 (日)公演終了

満足度★★★★

うろうろ
4Fと5Fをうろうろしてたんだけど4Fのほうがおもしろかったかも。
自由に移動して自由に座ったりするんだけどすごく近くに役者さんがいて、ときどきガッチリ目があっちゃったりしてdkdkしてみたり。
2回目見に行く時間がなさそうなのが残念ー>< 時間があればもう1回みたいです(もう1回?

燻し銀河

燻し銀河

ネルケプランニング

天王洲 銀河劇場(東京都)

2008/03/26 (水) ~ 2008/03/30 (日)公演終了

満足度★★

ん〜…
初の銀河劇場であり、この劇団も初めて観に行きました。

観終わった後の感想は「で、何が言いたかったの?」という感じだった。最初はどんな内容なのか、どんな演出なのか、キャスト陣はどうなのかなど、期待でドキドキしてたけど…中盤らへんになると、グダグダな芝居になっていって途中から内容が分からなくなり、久々に少しうたた寝してしまった。

主演の遠山さん、幻想的な感じは良かったです。福田さんは、少し印象が薄いかも…。刑事役のコンビは笑える部分はありますが、段々よく分からない存在になってしまいました。

ネタバレBOX

狐の呪いで、おふうは土神一族を惨殺してしまい、銀河へ行った。もう、この時点でよく分からない。自分の理解力のなさもあると思うけど、結局おふうは何だったのか?狐か人間かも定かではないし、消化不良な公演だった。「分からない」というのが、魅力なのかな?
静かなる演劇

静かなる演劇

Hula-Hooper

ギャラリーLE DECO(東京都)

2008/03/26 (水) ~ 2008/03/30 (日)公演終了

幾度目かのhula-hooper
観劇の仕組み・客絡み・メタっぷり◎
演劇に対する愛と疑いを存分に感じられました。
過去何度か観たhula-hooperの中でも最大級に。
ご多分に漏れず移動しながらの観劇。
人それぞれでしょうが、4階の方が楽しめました。

ネタバレBOX

団長ピンのシーンが個人的に秀逸。
「何も面白いことしませんから」と言って本当に何もしない。その状況がひどく面白い。すげーと思う。格好良い。尊敬。
劇中、4階を半強制的に追い出される瞬間がありますが、それでも4階を見逃してはいけない。
ミュージカル「火の鳥~鳳凰編」

ミュージカル「火の鳥~鳳凰編」

わらび座

パルテノン多摩【旧情報】(東京都)

2008/03/28 (金) ~ 2008/03/29 (土)公演終了

満足度★★★★

力のある美しい歌声に涙
とにかく歌声に圧倒されました。澄んでいて美しい、そして声量も文句なし。オープニングの合唱でまずノックアウト。自分の出番だからじゃなく、作品のために、歌のために歌ってる役者さんによって作られているミュージカルだと思います。プレビュー2000円はオトク過ぎ!来月も行きます。

ネタバレBOX

速魚とブチが対照的ですごく良かったです。聖女と娼婦が神(火の鳥)になるシーンが凄い。
追奏曲、砲撃

追奏曲、砲撃

桃園会

ザ・スズナリ(東京都)

2008/03/28 (金) ~ 2008/03/31 (月)公演終了

満足度★★★★★

豊かな詩的イマージュの中に酔う
不可解な論理によって連鎖する物語の断片に混乱してしまう.
観客は手探りでそのピースを組み立てて行かなければならない.
その作業がそれほど苦にならないのは,舞台上で響く言葉が作り出すイメージが恐ろしく美しいものであるからだ.

近いものが遠くにあり,遠いものが近くにある,心理的・地理的なこうした距離感覚の混乱を自覚し,自己存在に不安を感じることがある人は少なくないはずだ.そうしたときの惑いの曖昧さが詩的に演劇的に再現された美しい作品だった.

PYRAMID SONG

PYRAMID SONG

劇団印象派

タイニイアリス(東京都)

2008/03/28 (金) ~ 2008/03/30 (日)公演終了

満足度

うーん。。
小説で言うところの行間というものが感じられませんでした。セリフを聞き、ストーリを追うのみ。劇場内で配られた瓦版に書いてある能と狂言についての文章の方がよっぽどおもしろいです。

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