最新の観てきた!クチコミ一覧

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(紙の上の)ユグドラシル

(紙の上の)ユグドラシル

innerchild

青山円形劇場(東京都)

2008/04/03 (木) ~ 2008/04/07 (月)公演終了

不思議な空間
すごい素敵な空間でした。
今日が千秋楽なのですが、出来ればもう少し
長い公演期間でやってほしかったです。
そうしたらもう一度観にいけたのに。。。
違う角度からみたらまた違う世界が観えたんだろうな。。。

ミュージカル・ロマン『赤と黒』

ミュージカル・ロマン『赤と黒』

宝塚歌劇団

【閉館】日本青年館・大ホール(東京都)

2008/03/31 (月) ~ 2008/04/07 (月)公演終了

満足度★★★★

赤と黒~♪
 安蘭けいが見事にジュリアンソレルになってたと思う。遠野あすかのレナール夫人とのやり取りも雰囲気あって◎。貴族連中のバカっぷりがわかりやすく描かれていて、当時の貴族階級への批判という面でもわかりやすい。

 濡れ場がダンスシーンになっちゃうのが、いかにも宝塚なミュージカル。気持ちは確かに踊らずにはいられないわけで、リアルな濡れ場より伝わってくるものは大きいように思う。

 専科の萬あきら(ラ・モール侯爵)、磯野 千尋(ピラール校長)さすがの貫禄。

 少数ではあるけれど、星組主力メンバー大集合で贅沢ですね。

 テーマ曲のトランペットのかっこよさは「はぐれ刑事純情派」や「大都会」を超えていると思う(笑)

黎明(れいめい)の風/Passion 愛の旅

黎明(れいめい)の風/Passion 愛の旅

宝塚歌劇団

東京宝塚劇場(東京都)

2008/04/04 (金) ~ 2008/05/18 (日)公演終了

満足度★★★★

割とオススメ
「黎明の風」
 結構面白い。白州次郎御本人が、轟悠に負けず劣らずカッコよさげ。タカラジェンヌと付き合ってくだりも実話なんですね(しかもジェンヌさんが10歳年上)。
 
「Passion 愛の旅」
宝石箱をひっくりかえしたような、きらびやかで美しい世界。
幕開の、黒燕尾に黒ドレスに真っ赤な照明。淫靡でゴージャスでたまらないっす。

ネタバレBOX

 朝鮮戦争のくだり、まさか宝塚であそこまではっきりと北朝鮮批判をするとは思いませんでした。的をついてるけど。
 何気に熊沢天皇をだすあたりもにくい♪
「軽薄」

「軽薄」

unit circa's

演劇専用小劇場BLOCH(北海道)

2008/04/04 (金) ~ 2008/04/09 (水)公演終了

満足度★★★

あ思い出した。けどもう遅いわ。
切なさ、痛さを一枚膜を通した様なニヒルな感覚で描き尽した90分。

ネタバレBOX

中東周辺に派兵している近未来ニポン。ふた親とも亡い姉妹。姉はフリーター。コクった男は徴兵され、キモい先輩に言寄られる。妹はイジメ、淫行を無自覚なまま体験。中退後単体AV女優に。奇怪にデフォルメした演技の男優陣に、だんだんと可愛くなってくる女優陣。切なさ、痛さを一枚膜を通した様なニヒルな感覚で描き尽した90分。

80年代ニューウェーブ映画に近い感覚。ただストーリーとエピソード中心で、演劇にまで落し込みできていたかどうか。
(紙の上の)ユグドラシル

(紙の上の)ユグドラシル

innerchild

青山円形劇場(東京都)

2008/04/03 (木) ~ 2008/04/07 (月)公演終了

満足度★★★★

円形ならでは...
 舞台上の樹を中心に劇場全体に広がった、時と場所を越えた世界感に浸る気持ちよさ。渋谷の街に出たくなくなりました。

 声の良い役者さんが多いですね。

 観劇後、ユグドラシルと北欧神話について調べたら、かなり北欧神話の世界と重なっているようですね。予習してから行けば、よりわかりやすかったかも。

(紙の上の)ユグドラシル

(紙の上の)ユグドラシル

innerchild

青山円形劇場(東京都)

2008/04/03 (木) ~ 2008/04/07 (月)公演終了

満足度★★★★

アタリ
「そろそろ新しい贔屓劇団を見つけようじゃないか」シリーズの一環でinnerchildの『(紙の上の)ユグドラシル』を観てきた。

以下、念のためネタバレBOXに投稿。

ネタバレBOX

もちろん、めくら滅法に観にいく演劇を決めているわけじゃなくて、今回は大内厚雄さんと石村みかさんが出演しているから。青山円形劇場という特殊かつ小さな舞台の面白さ、実力派をそろえた役者陣ということで、それなりの質は担保されているかな、と思ったわけだ。

それで、結論から言うとアタリだった。やはり、役者の質というのは舞台の質に大きな影響を及ぼす。小さな箱なら多少能力が低い役者でもそれなりに楽しめる、というのが僕の持論ではあるのだけれど、小さな箱で能力の高い役者が出演すれば当然のことながら舞台の質は高くなる。今回の芝居はストーリー的にはかなり盛り込みすぎの部分があり、それでいて複数の時代に散りばめられた重層的な世界同士の関わりが結果的にあまり干渉しあわないという、「いまひとつ役に立たない伏線の張りすぎ」的な状態になってしまっているのが非常に残念なのだけれど、そうしたストーリーの拡散具合(決して複雑なのではない。このあたりが重要)を補ってあまりある役者達の存在感だった。

大内さんが安定した演技をしているのはいつものことだけれど、それに加えて武智健二さんの悪役っぷりがなかなか良い。上杉祥三や唐沢寿明のような顔つきだけでかなりアピールできるのだが、加えて声も良いし動きも悪くない。脇役っぽく見せておいて実は一番オイシイところを持っていっている小手伸也さんと菊岡理紗さんも存在感がある。というか、存在感がありすぎで、ちょっとナルシストに見えてしまうくらいなのだけれど。物語の中軸になる石村さんもかなり安定していたと思う。役者の質が高いところで完全に統一されているかと言うとそうとも言い切れないのだけれど、主要な登場人物がかなり高いレベルで舞台を引っ張っているので、非常にまとまりが良く見える。

舞台自体は緩急を取り混ぜた演出で、ちょっと野田秀樹の影響のようなものを感じないでもない。考えてみれば演出をやっている小手伸也さんは『オイル』や『透明人間の蒸気』で野田作品に出演しているわけで、その影響を受けていても全然不思議じゃないのだけれど。

複数の登場人物が同時に声を合わせて同じ台詞を喋るのを多用するのは第三舞台っぽいのだけれど、驚いたのはその台詞が非常に聞き取りやすいと言うこと。第三舞台の芝居では声があってないのか、中心になる声がしっかりしていないのか、理由はわからないけれど何を言っているのかわからないことが多かった。今日はそんなことは全然なくて、結構感心した。

ところで、青山円形の舞台は名前の通り、ど真ん中に円形の舞台があって、それを観客がぐるっと囲むような構造になっている。今回はその円形の舞台の真ん中にかなり背の高い構造物が配置されていた。おかげでその向こう側で何かが行われていると、こちらからは声しか聞こえないという状態になった。そこの部分は観客の想像力で補ってくれ、ということなんだろう。僕が観たCブロックは一番良い場所だったようで、ラストの重要なシーンで主要な登場人物二人を正面から観ることができるポジションだった。それはそれで良いのだが「向こう側からじゃ、この二人の様子が全然わからないんじゃないかなぁ」と心配になった。

他に気になったことといえば、上にも書いたけれどかなりストーリーが拡散していて、手元に登場人物の相関図がないと何がなんだかわからなくなってしまいそう、ということがある。きっちりと時間軸どおりに並べてしまうという手もあったかもしれないのだが、そうすると後半に向けたつながりがうまく行かなくなってしまう。それで手元に「相関図」を配るという手段を講じたのだと思うのだけれど、衣装とか、舞台装置などでもうちょっとわかりやすく「今、どの時代を観ているのか」を直感的にわかるようにしてくれたら良かった(もちろん演技でそれが直感的にわかれば一番なんだけれど)のになぁと思わないでもない。観客席が明るかったおかげで相関図はいつでも確認することができたから、実害はなかったのだけれど。

この手の芝居としてはあまりに格好良すぎるオープニングと、ラストのあたりで「ちょっと格好つけすぎじゃないかなー(笑)」と思ってしまうところがなかったとは言えないのだけれど、劇団10周年記念公演ということなので(笑)。
昇鳴蛇 ‐CRY:ME SNAKE‐ 

昇鳴蛇 ‐CRY:ME SNAKE‐ 

エムキチビート

阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)

2007/03/30 (金) ~ 2007/04/03 (火)公演終了

満足度★★★

折り込みのご縁で
まるでアニメのオープニングを観ているかのような「エンターテインメント!」な始まり方。非常に力の入った映像だった。圧巻。
みんな上手いし、話も面白いし。

折り込みのご縁さえなければ、出会えなかった公演。感謝したい。

ネタバレBOX

特にあの将軍様のような、偉ーい感じの役がズルかった。「はける!」はないだろう。
ARTTYPE-44

ARTTYPE-44

Not in service

早稲田小劇場どらま館(東京都)

2007/06/22 (金) ~ 2007/06/25 (月)公演終了

満足度★★★

よくわからないまま圧倒されていた
よくわからなかった。少なくとも途中までは。しかし何度も繰り返される軌道修正のうちに滲み出る物悲しさというか…虚しさというか。

必要ないシーンや、演出、セット、小道具、など、いろいろあったと思う。
蛇足で冗長なものが目立った。
それでも破滅的に被虐的に未だ見ぬ快方へと突っ走るさまに何かを感じた。何か。まだよく分からない。多分これからも分からないと思う。

ネタバレBOX

それではイーグルスで、「ホテル・カリフォルニア」です。
モロトフカクテル

モロトフカクテル

タカハ劇団

早稲田大学学生会館(東京都)

2007/02/23 (金) ~ 2007/02/26 (月)公演終了

満足度★★★★

びっくりした
知り合いの役者さんが出ていたので、内容など何も知らずに観に行く。
企画公演「キミの好きな幽霊」が本当に気にいっていたから、別に外れはないだろうと。

いやぁ、びっくりした。テーマを知ったときは大丈夫かよ、というかそれ以前に自分はついていけるのかよこの話、と思ったけれども、蓋をあければ一気に話に引き込まれてしまった。
調べたものを下手にひけらかしたりせず、用語や背景に関してはあくまでソフトタッチ。それよりも根底に流れている個人意識・社会通念といったものに主眼がはっきりと置かれていて、「知らない世代の、知らない世代による、知らない世代のための」闘争だった。
照明も要所要所素敵。

え、そういや学生会館だったよね?何円の芝居よ。1,200円か。良い買い物をしたものだ。

人類誕生

人類誕生

バングラッシー

早稲田小劇場どらま館(東京都)

2005/06/10 (金) ~ 2005/06/13 (月)公演終了

満足度★★★★

確か二回目のバングラッシー
大して演劇に興味のなかった自分だが、バングラッシーの「毎日、海の日」にはぐっと惹きつけられた。
「人類誕生」は確か二回目のバングラッシー。

ネタバレBOX

馬鹿馬鹿しさだけでゴーンと突っ走り、途中本気で走り走り、息も絶え絶えになる演者。無駄に力の入った舞台装置は見た目に楽しかった。

牛の首?を持って奇声を上げる人が、素敵だった記憶がある。

森山直太朗をフィーチャリングした清らかな馬鹿馬鹿しさは今でも思い起こせる。

学生演劇ど真ん中かもしれないが、安心して観ることができた。あーなつかしい。久々にバング観に行きたいです。
ホスピタルビルド

ホスピタルビルド

TUFF STUFF

SPACE107(東京都)

2008/03/18 (火) ~ 2008/03/23 (日)公演終了

満足度★★★★

満足度高し
人命や医療という正解なんてない命題に各キャラクターがそれぞれ向き合いそれゆえにぶつかり合うという脚本と、そのキャラクターをキチンと体現するキャスト、そしてそれらをまとめあげた演出が見事なまでに噛み合って創り上げられた作品は満足度高し。

心は孤独なアトム

心は孤独なアトム

“STRAYDOG”

シアターアプル(東京都)

2008/03/20 (木) ~ 2008/03/23 (日)公演終了

満足度★★

妙に納得
02年の初演を観ていたとは言え、かなり記憶が薄れており、客席に入って装置を見たら多少思い出せたものの、ディテールは「曖昧」どころか「あやふや」、観ているうちに先の展開を思い出すこともなく…(爆)
だもんで、本筋との関連がなかなか見出せないまま併行して描かれるエピソードも最後につながりが明かされるまでじれったく(=初見とほぼ同じ状態)、なるほどこれじゃあ初演の時にストーリーが印象に残らなかったハズだ、と妙に納得。(笑)

(紙の上の)ユグドラシル

(紙の上の)ユグドラシル

innerchild

青山円形劇場(東京都)

2008/04/03 (木) ~ 2008/04/07 (月)公演終了

満足度★★★★

ただただ感動。
前回のアメノクニ連作で心を打ち抜かれて以来、お気に入りの劇団となりました。今回の作品は環境問題とかだけでは片付けられない、樹についてのお話でした。その樹のあり方を見ていると、心の奥底にある何かが感動してしまいます・・・具体的に何がというわけではないのですが・・・
そんな舞台でした。

スケッチ・オブ・ザ・ピザ・ナイト ~香ばしい、春の一夜~

スケッチ・オブ・ザ・ピザ・ナイト ~香ばしい、春の一夜~

劇団競泳水着

インディペンデントシアターOji(東京都)

2008/04/01 (火) ~ 2008/04/07 (月)公演終了

こういうのだったか。
構成で見せるってそういう事でしたか。あっちもこっちも話が進むのでその度に観る側の意識も切り替わるものの、ずっと集中していられました。「トレンディードラマシリーズ」。なるほどね。色々なテレビドラマを思い出しました。人物相関図が面倒だけどつい見ちゃうんですよね。芝居を見慣れていない人にも受け入れやすいのではないでしょうか。重過ぎないし。他の方々から脚本への指摘などがありましたが、個人的に台詞選びはそう悪くないかと。テレビ的だな、とは思いましたが。少なくとも舞台脚本でやらかしがちな「その場に居る人々だけで物語を進めるにあたって都合のいい台詞選び」ではなかったし。

ネタバレBOX

女性陣がみんな可愛い!男性陣も爽やかで見栄えしましたけどね。個人的には鈴木さんがお気に入りです。これまで何処の団体でやってた方なのかでしょうか。早稲田の団体近隣なのかな?惜しかったのは、綿瀬みな。妹分扱いされていたものの、演じる大川さんからはむしろ強さを感じてしまって。声にも力があるほうなのでナレーションもサラっとよりはビシっとした印象を受けました。本来の演出意図としては如何なものだったのか気になります。
どの組の行く末も気掛かりでしたが、最もラストに惹かれたのは夫婦。ピザの温め直しが彼らの愛をそうするのと掛かってるのがニクい。
ふたり

ふたり

はらぺこペンギン!

ギャラリーLE DECO(東京都)

2008/04/01 (火) ~ 2008/04/06 (日)公演終了

     
(相対評価を避けるため、どの公演にも★は付けていません)

ふたり

ふたり

はらぺこペンギン!

ギャラリーLE DECO(東京都)

2008/04/01 (火) ~ 2008/04/06 (日)公演終了

そうだったのか。
帰宅してからパンフを読み直したら、これが初の団員のみで行った公演との事。あ、ここでの説明文にも載ってたんですね。それであればもっと無茶をしたり欲張ったりしても良かったのではないかと思います。
他の方々からの評判が良い様なので目の敵にされたくはないのですが、個人的にはイマイチでした。白坂さんは人物の心情を正確に捉えるよりも、場面の雰囲気から脚本を書いていくタイプなのでしょうかね?観ていて急な方向修正を感じる瞬間とか、逆に細かい所は結構お座成りになってる印象がしたもので。

ネタバレBOX

●「憂鬱な朝」
妻がどうして野球を好きなのか?その理由が知りたかったです。ただ無性に好きだというだけでは…。確固たる理由がある上で行くとか行かないという押し問答になったほうが、観ていて気持ちを寄せられたと思います。終盤の「生きたい」は「行きたい」に掛けていたのでしょうか?確信が持てないし、逆に意図していないならややこしい。「死にたくない」にしたほうが伝わりやすかったです。

●「夢の中へ-破壊と修復の日々-」
その後の事もあるので配役はこうあるべきだったのでしょう。でも、作・演出の人間がボケ役に回るのは結構危ない橋ですね。観ている側にとってはその人の存在が団体の中で大きいのを無意識に意識しているので、その人がやりたい放題やっているだけに見えてしまう。特にこれはネタがネタだけに。

●「白球とLOVEと」
あれだけされて先輩の属性に気付かないのは鈍いどころの話ではないでしょう。一言で、ディフォルメし過ぎか。だったらむしろもっとハイテンションでやれば成立した気もします。「デッドボールを頭にもらったのに何故か足が肉離れ」は面白かった。

●「あと3ヶ月(よくある話)」
無理にいい事を言わせようとしていた気がしました。やりたかったであろう、出したかったであろう雰囲気は分かります。その為にはもっと慎重に一言ずつ紡がないと上滑りします。必殺技を出すならまずは通常技でしっかりコンビネーションを組める様になってから、とでも言うべきか。

最後にそれぞれの話がリンクしましたが、別にしなくても誰かに大きな支障のあるほどのリンクではなかった。これらの中から評判の良かった1つを次回の本公演でやるからそもそもは個々の物だし、今回は実験公演だからその辺はついでに繋げましたって感じさえする。「あぁ!まさかあれとあれが繋がってこうなるとは…!」と思わされるくらいのリンクがあって欲しかったですね。
WILD ADAPTER

WILD ADAPTER

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シアターアプル(東京都)

2008/04/05 (土) ~ 2008/04/06 (日)公演終了

満足度★★★★

大変美しい舞台でした。
大阪公演の評判を聞いたときには心配になりましたが、この1ヶ月できっちり修正して魅せる舞台に仕上げてきたのは流石です。
混乱しそうな舞台ですが、一つ筋があるのでさほど苦にならず最後まで見ることが出来ました。
殺陣はこれぞAxleというばかり、スピードは前回以上に早く切れも最高!
ほどよく笑いの要素もあり、ホッと息をつく間がさらに舞台への集中力を高めてくれたように感じます。
ラストシーンは哀しく切なくそして何より美しくて、感動しました。

ネタバレBOX

セットは一切無く、役者自身が体を使って壁や扉になり、心の葛藤・動揺・欲望をコンテンポラリのダンスで表現する。
衣装チェンジも、はけも無しで違う役に瞬時に変わる。
同じ舞台の上で違う話が平行して、幾つも交錯する(吉谷さんの真骨頂ですね)。
演者の方にとってはかなり厳しい舞台だったと思われますが、千秋楽は皆さん見事に演じきっていました。
こういうのも、ありかなと思える舞台でした。
美しければ美しいほど、切なく哀しいと思える心が震えた良いラストシーンでした。
顔よ

顔よ

ポツドール

本多劇場(東京都)

2008/04/04 (金) ~ 2008/04/13 (日)公演終了

満足度★★★★

いやらしくない。。
諸君!自分の顔を「自分ってまあ、案外イケテルじゃん!」と一度位は思ったことはないかっ!(^0^)

「いあいあ、自分ではそう思わないけれど、周りがイケメンだといいます。」っつー、イケメンの君。

今回は君が主役ではないんだっ!(・・)

顔だけでなく醜い心と供にニンゲンの本音の部分をリアルに描写していくさまは素晴らしい!の一言につきると思う。

本音と建前で動くニンゲンの心を、本音の部分をこれでもか、これでもか!と露出していく訳だけれど、決して鬱で、陰惨な表現ではなくむしろ、爽快さを覚えたのはワタクシだけではないだろう。。

性・血・美・醜・業などをテーマに言い辛いこと、隠したい気持ちや、傲慢な心、そういう人間の醜い部分や不条理を直視して、作品にするところ、職人技と言ってもいいくらい、他の追随を許さない面白さがあると思う。



諸君!騙されたと思って一度見てみるといい。

お勧めは前列、オペラグラス持参のこと!(^0^)


以下、激しい文章はネタバレに・・・。(@@!)

いあいあ、決していやらしくない・・。
いあ、いやらしい・・。
いあ、そうでもない。イヤラシイ。。
いあ、イヤラシイ。。(・・#)

ネタバレBOX

セットが素晴らしい!
4つの部屋の様子が同時進行で流れていくので、台詞を一部始終聞き漏らしたくないワタクシとしては、少々不満が残り、一回観ただけじゃあ、満足できないのである。。
右下の部屋で男女が言い争うシーンと同時に他の部屋でも似たような言い争うシーンが進行し、こっちの台詞を聞けばあっちの台詞を漏らすみたいな形になり、めっさ、ストレスが溜まるのである(^0^)
こっちの部屋でエロ映像を観ながらオナニーを始めれば他の部屋でもオナニーをし、あっちの部屋でエッチをすると、下の部屋でもエッチをしていて、ヨクヨク見るとじーーー(@@!)っとな・・。
するってえと、、、本当に役者がパンツを脱いで、下半身むき出しでオナニーしてるのである。。
客席の前列の殆どが男性が陣取るという理由、やっと解明しました!(・・)

やってることも見せてることも裸族?とむしろ天真爛漫としていて思ってた程、嫌らしくないです。

いあ、本音ではない。↑ いやらしい。
あ、いあ、やっぱ、イヤラシイ。。
あ、ちがっ、いやらしくない。
あ、いやーー、らしい。。
ああ、いやーーーっ☆h3#Hは%W☆♪&R15R~///・・・(誤魔化す!)



いやーー、はまります!(この場合、この表現でいいのか・・?(^0^))


きみがいた時間 ぼくのいく時間

きみがいた時間 ぼくのいく時間

演劇集団キャラメルボックス

サンシャイン劇場(東京都)

2008/02/28 (木) ~ 2008/04/07 (月)公演終了

満足度★★★★★

名残惜しい
東京公演が終わってしまうのが名残惜しい。

一幕で、赤い小さいのが出てきたあのシーンで、そのあとの流れがほぼほぼ分かってしまうのだけど、分かっていても、素晴らしい。

一幕から涙涙。ニ幕は、ほとんど涙しっぱなし。「涙」の生成が追いつかないくらい泣けました。

(紙の上の)ユグドラシル

(紙の上の)ユグドラシル

innerchild

青山円形劇場(東京都)

2008/04/03 (木) ~ 2008/04/07 (月)公演終了

満足度★★★

感動作
全体を通した作品としては、美しく、演出もすばらしい。

しかし、個々の人物が浮き立ってこなかった。
特定の役者は印象に残らず、全体が印象に残った。

そういう作品作りを目指しているならば、よくできていると思う。

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