
AdM -アダム-
企画集団回天木馬
pit北/区域(東京都)
2008/05/03 (土) ~ 2008/05/06 (火)公演終了
満足度★★★
難しいですね
結末に到った道筋を描くお芝居よりも、結末自体が発する奥深さ、不条理さ、可笑しさ(それを補強する道筋も含めて)が劇中で表現、暗示されているお芝居が好きですが、そういう意味では平板的な感じを受けました。(SFっぽい世界を描く場合は難しいと思いますが・・・)
役者さんのキャラクタは楽しめました。

アンダーグラウンド・サイコ
劇団HallBrothers
西鉄ホール(福岡県)
2008/04/28 (月) ~ 2008/04/29 (火)公演終了
満足度★★
アンダーグラウンド?
あまり、アンダーグラウンドでもサイコな感じでもなかったなぁ。
と言うのが観終わっての第一印象でした。
どちらかと言うと、ライトな作り。
脚本家さんが、万人に向けて観やすいように作ったたまものでしょう。
それがいいことか悪いことかはまた観る人の判断になるのでしょうが。
個人的には、もっと暗い方にベクトルが向いていたら、もっと面白かったんじゃないかなと思いました。
人の黒い部分を出し切るぐらいでも良かったのかなぁ、と。
ただ、今回、脚本家さんが目指したものはそうじゃなかったのかしら?とも思います。
キャパが多い劇場や、より多くの人に観てもらう、と言うことはなかなかに難しいことのようですね。

赤鬼
集団あしゃしゃ
ぽんプラザホール(福岡県)
2008/05/03 (土) ~ 2008/05/04 (日)公演終了
満足度★★★
2回目。
2回目の観劇となる集団あしゃしゃ。
前回と同様に既成の脚本を演じられたようで、意欲的にチャレンジしているなぁ、と、まず感心しました。
ただ、感想としては、練習がたりなかったのかなぁ。と。
前回から一ヶ月ちょっとの練習ではあまり演じ切れなかったのでしょうか?そういう風に観て取れました。
集団でやるお芝居のほうが向いているのでしょうか?
それともただ本当に練習不足だったのでしょうか?
ただ、相変わらず、主力のオテキタの2人の個性のある演技は観れました。
個人的には、女性の方のお芝居があまり起伏がなく、他の役者さんに引っ張ってもらってる感が出ているなと感じました。
まだまだお若い劇団さんなので、これからどんどん面白いお芝居を作ってくれるんだろうなと、期待しております。

『やってきました アホンダラァ!』
THEATRE SONES
cafe sones(福岡県)
2008/05/06 (火) ~ 2008/05/07 (水)公演終了
満足度★★★★★
大阪の次は福岡!
テアトルソネス初大阪公演!おめでとうございます。いつものカフェが舞台に変わる瞬間がたまらないですね。カフェ芝居ならではのお客さんとの近さがたまらないです。今回カフェ芝居の舞台となったミリバールも、いい感じで、今後の芝居イベントにますます期待してしまいます。

太陽と月とアクシズに背いて
東京ディスティニーランド
タナトス6(東京都)
2008/05/03 (土) ~ 2008/05/03 (土)公演終了
手に負えません。
お行儀の良さを重んじる人は近付かないでください。集まれ、ろくでなし!
客は上演中に飲食するし、連れがいれば喋る。入退場も好き勝手。それでいいという空間なのです。本来あるべき娯楽としての身近な芝居がここにあります。危な気のないものに飽きている人にはオススメ。むしろ殆どが危な気で構成されています。目を離すな。

三人姉妹
時間堂
インディペンデントシアターOji(東京都)
2008/03/13 (木) ~ 2008/03/23 (日)公演終了

三人姉妹
時間堂
インディペンデントシアターOji(東京都)
2008/03/13 (木) ~ 2008/03/23 (日)公演終了

Drop
トゥインクル・コーポレーション
アートピアホール(愛知県)
2008/04/17 (木) ~ 2008/04/18 (金)公演終了
満足度★★★★★
すばらしい!
初の鑑賞だったのですが、とにかく面白い!笑うって言う意味の面白いだけでなく『おぉぉ〜』という感心の面白い、っていうのも入っててあんなに短い2時間は初めて経験したかもしれないです。
賢太郎さんたった一人でお客さん全員を楽しませることが出来ることのすごさに感動しました。

あなたの部品 ファイナル
北京蝶々
早稲田大学大隈講堂裏劇研アトリエ(東京都)
2008/04/19 (土) ~ 2008/04/27 (日)公演終了
満足度★★★
初北京蝶々。
観たい観たいと思っていながら、なんだかこれまで縁がなく、やっとこさ。
設定がしっかり描かれている分、終盤の漫画的な人物や展開がもったいない気が。それだけのポテンシャルが感じられるだけに、そこはストイックに行ってほしかったなと。

飛ぶ痛み
キリンバズウカ
インディペンデントシアターOji(東京都)
2008/04/25 (金) ~ 2008/04/29 (火)公演終了
満足度★★★
〜じゃない。
関西でも関東でもない、SでもMでもない(ように見える(トークより))、なんだかよくわからないこの団体が、プロデュース公演的な一回で終わるのではなく、次にどうとんがって行くのかが楽しみです。
台詞も身体も現代口語じゃない会話劇、というのもそうですが、小劇場らしさを持ちながら、これまでのそれとは違う変な新鮮さがありました。良くも悪くもバランス感覚がいいのかもと。
「〜じゃない」が「らしさ」になるためにも、定期的な活動を希望します。

ZOKKYののぞき部屋コレクションPart2
ZOKKY
インディペンデントシアターOji(東京都)
2008/04/26 (土) ~ 2008/04/29 (火)公演終了
満足度★★
贅沢さというよりは、
大変さが勝ってしまった印象の今公演。3本観た達成感はありますが、いろいろと改善点は多いかなと。会場に合わせてのことだとは思いますが、少しトーンが抑えられた感じがしました。
心意気は四つ星ですが、満足度は二つ星、他人に薦めるとますます大変になりそうなのでお薦めはしないでおこうとかなんとか。

おいでおいでぷす
青年団若手自主企画 岩井企画
アトリエ春風舎(東京都)
2008/04/22 (火) ~ 2008/04/30 (水)公演終了
満足度★★★
ぐずぐずの悲劇。
浅い沼地でやってるかのようなゆるさで進行する、ギリシャ悲劇の最高傑作。ぬるーっと小部屋からキャンプへ移行する時点で、なんだかにやけてしまいます。
松井さんと岩井さんの共演が観てみたくなりました。

Little Women
JMS
アイピット目白(東京都)
2008/05/01 (木) ~ 2008/05/06 (火)公演終了
そんなに踊りはしない。歌は結構歌う。
【はちみつ組】普段ミュージカルを観慣れない自分が、谷賢一の演出ならばと観に行きました。序盤は表現が大きく見えて「あぁ、所謂ミュージカルっぽいなぁ」と思っていたものの、やがて慣れました。芝居部分をしっかり作っている分、そこに見入って温度が上がっていった結果でしょうか。起承転結の「起」の部分を結構慎重に作っていて、「承」から上昇していった感じ。その辺りからいい意味での悪ふざけも入ってきます。
「お勧め!」の選択はしていませんが、ミュージカル慣れしていない人の導入としては悪くないと思います。歌わずして「上手い!」と思わせる役者が多数いるので純粋にそれだけ観ても充分に楽しめるはず。個人的にはジョー・ベス・ママ・ローレンスさんが好き。

HIDE AND SEEK
パラドックス定数
ザムザ阿佐谷(東京都)
2008/04/24 (木) ~ 2008/04/27 (日)公演終了
満足度★★★★
趣味の走り方。
出発点は『プライベート・ジョーク』と似ていますが、登場人物たちへの思い入れが滲み出ている分、遊びに見える瞬間があったり。そこを遊びで終わらせないよう捩じ伏せる力はさすがですが、観たことのないそのサービス精神には若干の戸惑いを感じるほど。こういうことができるようになったのも、きっとカンパニー化したからこそだとは思います。
新たな試みや企みにしっかりと答えている俳優陣。いつもの緊張感溢れるやり取りが観てみたかったりもしますが、前に出てくる彼らも魅力的でした。

プール
タカハ劇団
インディペンデントシアターOji(東京都)
2008/05/02 (金) ~ 2008/05/06 (火)公演終了
満足度★★★★★
死体は決して減らない
いやはや、もうこれは脱帽でしょう。
まず、セットが素晴らしい!
どんよりとした、古びたセット。
天井までの凝りようで、天井のセットは雲の形を模っているけれども、完璧に壁と繋がってる様子はお見事!
2階建てのセットの演出、見せ方も斬新で、芝居の内容もポツドールに匹敵する位のレベル。
スプーンからの観劇だけれど、あまりのハイレベルに逆にびっくり!(@@!)
タカハ・・素晴らしいです。
きっと、これからももっと良くなり伸びるでしょうね。。
そう予感せざるを得ない本でした。。
公演中なので、以下はネタバレBOXに。。

白波の食卓
劇団HIT!STAGE
西鉄ホール(福岡県)
2008/05/03 (土) ~ 2008/05/03 (土)公演終了
満足度★★★★
いや、素晴らしい
正直、聞いたことのない劇団でどうなのかな~と思って観たが
役者もよかったし、演出が私好み!(たぶん年寄り好みかも)
間とか立ち姿とかが、ひどく印象に残る作品だったし、
佐世保弁もなつかしくて涙がでそうだった。
アフタートークも岩松さんとの関係や演出の田原さんの思いを聞けて感動した。
HIT!STAGE、注目です。

空中ブランコ
アトリエ・ダンカン
東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)
2008/04/20 (日) ~ 2008/05/05 (月)公演終了

49日後・・・
パルコ・プロデュース
PARCO劇場(東京都)
2008/04/12 (土) ~ 2008/05/06 (火)公演終了
満足度★★★
物足りない
『49日後・・・』(しじゅうくにちご)
PARCO劇場
舞台セットは、死んだ老婆の自宅。壁一面、真っ赤で、自殺した痕跡があちこちに。部屋中ゴミで埋め尽くされている。
そこに葬儀屋と、その葬儀屋から依頼された後片付屋(住処の清掃。後始末の一切を請け負う)が。
この面子だから、面白可笑しくはあるのだけど、弾け足らず。
これは面白いなと思ったのはパンフレット。
生前葬という設定の下、キャストさんと親しかった人からの弔辞が書いてある。
古田新太←水野美紀
アカドクロ(髑髏城の七人)のときの恨み節が(笑)彼女は毒があって面白い☆
小田茜←小林高鹿
昼ドラの1つ前のクール「安宅家の人々」でドロどろ夫婦の設定でしたね。
そのときの毒気を感じさせない高鹿さんらしい妙に美しい言葉が並んだ弔辞に(うがった見方w)

踊る!職業不安定所
劇団スーパー・エキセントリック・シアター(SET)
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2008/04/30 (水) ~ 2008/05/08 (木)公演終了
満足度★★★
とにかく無事に・・。
内容は可も無く不可も無くな感じでした、同じ作・演出だからか、数年前に見た30デラックスか何かと同じネタはチョット、ガッカリでした・・すごく面白いネタならともかく、今一のネタの使い回しは、どうでしょうか?でも最後のダンスは良かった・・・でも小倉さんの身体が心配、とにかく無事に・・楽日を迎えてほしい。

49日後・・・
パルコ・プロデュース
PARCO劇場(東京都)
2008/04/12 (土) ~ 2008/05/06 (火)公演終了