
贅沢女と嘴男
タイガージェットフィスト
甘棠館show劇場(福岡県)
2008/05/17 (土) ~ 2008/05/18 (日)公演終了
結集!
濱崎留衣さんのために、みんなが結集して作り上げた感があった舞台。役者よし、舞台装置よし、衣装よし、映像よし、音楽おしゃれ・・・タイガージェットフィストは、濱崎さんのソロプロジェクトですが、演劇って、ホントひとりじゃできないものだよね。

空中ブランコ
アトリエ・ダンカン
福岡市民会館(福岡県)
2008/05/11 (日) ~ 2008/05/12 (月)公演終了
豪華だけれど
役者たち、セット、衣装となかなかに豪華。宮迫氏演じる伊良部先生も、よくつくられていて、うまいなぁと思いました。

さよなら また逢う日まで
ブラジル
こまばアゴラ劇場(東京都)
2008/05/09 (金) ~ 2008/05/20 (火)公演終了
満足度★★★★
戯曲の緊張感と役者の演技の相乗効果
一編の映画を見ているような舞台だった。でも映画ではなくしっかりと舞台として成立させていたのは、役者さんたちの熱演のおかげだろう。
これだけの役者さんが揃って、しかもそのそれぞれの存在感を光らせた脚本は凄い。
セリフのひとつひとつも美しく、意外性に富んだ後半の展開も良し。

失われた時間を求めて
阿佐ヶ谷スパイダース
ベニサン・ピット(東京都)
2008/05/08 (木) ~ 2008/05/27 (火)公演終了
満足度★
最高に眠い
話は観念的で理解できず。単調で面白みのない舞台。
阿佐ヶ谷スパイダースは名前だけで客を集められるから、どんなつまらない舞台でも客が集まる劇団になってしまったということか。ホームだからこそやりたいことが出来たのだろうけど、誰か意見できる人がいないとひとりよがりな作品になってしまうという例。
途中ウトウトしてしまったが、周りの人たちも舟を漕いでいた…。
全く見に行く必要のない舞台。

日本語を読む Eプログラム「不思議の国のアリス」
世田谷パブリックシアター
シアタートラム(東京都)
2008/05/15 (木) ~ 2008/05/17 (土)公演終了

日本語を読む Eプログラム「不思議の国のアリス」
世田谷パブリックシアター
シアタートラム(東京都)
2008/05/15 (木) ~ 2008/05/17 (土)公演終了
当日券でうっかり最前列。
近ぇー。瞬きや目線の動きまでよく見える。ここまで見えると全体よりも一点集中で観てしまいます。たまにはそういうのもいいか。あのシアタートラムの広い空間にそうまで張らない役者の声が木霊しているのを意識すると、その瞬間は日常とちょっと違う時間を過ごしているのだなぁと思いました。
どちらかと言えば脇役をひょっとこメンツで固めていました。中心はそれ以外の人達だからそれぞれの演じるスタイルに違いがあったものの、大きく見た型枠はひょっとこワールドになっていた気がします。そんな中、割と中心に近い役柄だった根岸絵美さん。若くして既に相当な安定感がある印象です。
3場が好きだったかな。ともさと衣さんがとても可愛らしく思えました。三村聡さんの虎も好きだったけど。

ジンジャーに乗って
快快
インディペンデントシアターOji(東京都)
2008/05/15 (木) ~ 2008/05/25 (日)公演終了
満足度★★★
「楽しむ」ことの可能性
まずは自分たちが楽しんで、客を楽しませようとする姿勢に感服。
ただ、舞台上で行われるのは「楽しむとは何か」を見つめ直す試み。
小劇場というアマチュアリズムを許容する空間を超えて、
日常のエンタメとして成立させられる場所はどこにあるのか。
内気で許容度が低く、閉塞観あふれる日本は狭い?
とりあえず「楽しむ」ことで状況を打開する、
そんな意気込みにあふれてて、感心します。

「A+」
A.C.O.A.
atelier SENTIO(東京都)
2008/05/16 (金) ~ 2008/05/17 (土)公演終了
満足度★★★★★
揺さぶられる
こちらを伺うように舞台を徘徊する男が一人。
周りの様子などお構いなく、ただただ舞台を這い回る女が一人。
男は時折にゅるりと言葉を発する。
本当に、ただこれだけなのに。
何でこんなに心が、魂が揺さぶられるんだろう?
こんなよく分からない何かに、私は魅了された。
「舞台」と言うもの、何とわけが分からなく、またこの上なく素晴らしいものか。
あー、これだから舞台観るのはやめられない。
早くこの二人の次が観たい!

私という他者
(劇)池田商会.
テアトルはこざき(福岡県)
2008/05/17 (土) ~ 2008/05/18 (日)公演終了
満足度★★★
シンプルで上品な作品
内面心理を表現しているものの、どろどろとした感じはせず
丁寧に語られていると思った。映像も派手さはないものの効果的で
(o^-')b グッ!

故郷たちの星
劇的集団 転機与砲
倉敷市芸文館 アイシアター(岡山県)
2008/05/17 (土) ~ 2008/05/18 (日)公演終了
満足度★★★★
良かった!
傑作だった。SAC2ndGIG並には用語・社会構造の知識が必要な、いささか男子向けの作品ではあろうけれど、ババロア流の思考実験、真理に満ち、人の心をぐいぐい揺さぶる意欲的な作品だった。
憲法第9条とアマツミカボシが登場するSF海洋アクションなんてのはババロア氏しか書かない。今後も頑張って欲しいと願った。何だかとても嬉しいです。

「A+」
A.C.O.A.
atelier SENTIO(東京都)
2008/05/16 (金) ~ 2008/05/17 (土)公演終了
実に官能的な、
参った。参りました。とても素晴らしく得難い体験をいただきました。
冒頭、レイ・ブラッドベリ『霧笛』に始まり、繰り返しの短いテキストシークエンスが特徴的な、ベケットの「ロッカバイ」をモチーフに最後の「人生なんてくそったれよ」に収斂していく一人の年老いた女の人生をめぐるドラマ。
って、帰宅して読み直したら、実はモチーフに、というよりほぼ、全編そのままやってたんですね。『ロッカバイ』。うーん。やられました。ずっと前だとは言え、読んでいたのにそれと気づかないなんて。
時折客席から投げかけられ繰り返される台詞、 「もっと」 も、ほとんどオリジナル戯曲のシークエンスの順番通りだったなんて! 恥ずかしい、、、いや、いや。それを凌駕するものが舞台にあったのだ、と信じたい。
思い返すも実に、官能的な50分でした。

けんか哀歌
猫のホテル
本多劇場(東京都)
2008/05/01 (木) ~ 2008/05/11 (日)公演終了
ごめんなさい、寝てしまった
ごめんなさい、寝てしまった。
本多劇場の客席が、なんだかとても座り心地がよくて。
肝心な内容は、わからんです。。。

夜叉王の面
劇団パラノイア・エイジ
「劇」小劇場(東京都)
2008/04/30 (水) ~ 2008/05/06 (火)公演終了
満足度★★★
どくとくの空気感
どくとくの空気感が良いです。が、宮川さんキャラが弾け過ぎているところがあって、空気感の繫がりがプチリと断たれてしまったのが残念。
夏にやる2丁目物語、『SO WHAT』では弾けていただいていいのですが(笑)

百景社の「授業」A+
百景社
atelier SENTIO(東京都)
2008/05/14 (水) ~ 2008/05/18 (日)公演終了
直球勝負の
「授業」でした。読んだり、観たり、観たりしているいろいろのイヨネスコの中ではいちばんの疾走感。
ゴテゴテしない演出、俳優の力だけで達成した誠実なつくりには、非常に好感を持ちました。
次はまた野外で、今度は「オセロー」だそうですよ。うーん。毎度ゝ、惹かれるなあ。

グローブ・ジャングル
虚構の劇団
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2008/05/10 (土) ~ 2008/05/25 (日)公演終了
満足度★★★★★
けっこう良かった
鴻上作品は、かなり久しぶりかな(『天使は瞳を閉じて』以来かと)。
けっこう良かった。もちろん主観なんですが、小劇場系にありがちなストーリーストリーム上の偏りみたいなところがなくて、バランスが絶妙なんですね。だから違和感なく、すっと入ってくる。
役者陣は、18才から後ろは27才かな、若いね。ソラトビヨリ並みかも?
昨年末の頃と比べると演技も随分よくなってきているそうです。
旗揚げ公演としては十分観れるものだったと思います。
鴻上さん、今日も居られましたけど、ご自身の作品は全上演回する方でしたよね。

新宿八犬伝 第一巻 -犬の誕生-
青年団若手自主企画『西村企画』
アトリエ春風舎(東京都)
2008/05/14 (水) ~ 2008/05/20 (火)公演終了

さよなら また逢う日まで
ブラジル
こまばアゴラ劇場(東京都)
2008/05/09 (金) ~ 2008/05/20 (火)公演終了
満足度★★★★★
好きなんです。
この俳優さんたち。お話自体はそんなにたいしたことない気はするのですが、見せ方はすばらしい。無言の間がこんなに様になる男たちは他にいないでしょう。やってることかっこ悪くても、存在自体に釘付け。それで星も追加。

あたらしく別館をつくろう!
劇団フルタ丸
しもきた空間リバティ(東京都)
2008/05/16 (金) ~ 2008/05/18 (日)公演終了
満足度★★★
妖怪デパートはどう?
本館と新館を敵に回した、別館の壮大なる抵抗コメディ。
って、事だけれど・・・特に壮大では御座いません。
むしろ、キャパはちっさい!(^^;)
コメディなら、もうちょっとパンチが欲しかったかなー??
公演中なので、ネタバレBOXに。。

ショウジさんの息子
渡辺源四郎商店
アトリエ・グリーンパーク(青森県)
2008/05/11 (日) ~ 2008/05/18 (日)公演終了
満足度★★★★★
《滂沱の涙》
終盤からウルウル。お互いの気持ちが解りすぎて切ない。涙が溢れ溢れ頬を伝うのは久しぶりの感覚。気持ちのイイ泣き。泣いた後が清々しい。場面を何度も反芻しています。
東京公演は5/22(木)〜5/25(日)。皆さまぜひぜひ。

あんなに優しかったゴーレム
ヨーロッパ企画
京都府立文化芸術会館(京都府)
2008/05/15 (木) ~ 2008/05/17 (土)公演終了