最新の観てきた!クチコミ一覧

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Dear My Hero

Dear My Hero

LIVES(ライヴズ)

ザ・ポケット(東京都)

2008/05/28 (水) ~ 2008/06/01 (日)公演終了

やっぱりよかった!
きちんとしたポリシーがあって、今回も底辺に流れる弱者への応援歌。それに紅茶を楽しむご婦人方の存在感、これが光っていた。一つの舞台の中に異質の空気なのにとってもうまく溶け込んで、何とも味わい深くて感心。雨の夜でしたがとっても楽しめました。

ネタバレBOX

紅茶のうんちく、ボクシングの歴史をすらすら、普通のセリフより難しいかも。
Dear My Hero

Dear My Hero

LIVES(ライヴズ)

ザ・ポケット(東京都)

2008/05/28 (水) ~ 2008/06/01 (日)公演終了

満足度★★★

自分に対する応援歌
今回の座席は自由席だった~(^0^)

良かった!

好きなところに座るって、やっぱ、いいよね?



ボクシングに人生をかけた男たちの物語。

以下はネタバレBOXに。。



ネタバレBOX

古川ジムに所属するスパーク芳郎、ミサイル篠塚、アタック内田、ボクサー秀平はけっして強いボクサーではない。

大歓声やTV中継、スポットライトは、無縁のボクサー達だ。

彼らがスパーク芳郎のメインの引退試合と名を打ってとある区民ホールで戦う事になる。

試合前の神経が高ぶったボクサー達の控え室に紅茶サークルの賑やかなマダム達と、相部屋になったから、サア大変!

ドタバタ喜劇を盛り込みながらも、スパーク芳郎の両親も加わりベタな人情劇へと発展する。

全然、気の休まらないスパーク芳郎は、それでも明日のジョーの言葉

「燃えカスなんか残りゃあしねぇ。残るのは真っ白な灰だけだ。」さながら、両親の反対をおしきりボクシングに人生をかけて努力してきた自分を誇りに思う。

「何もしないニンゲンより、輝いているじゃないか。」と。

父親は自分の意地だけで反対してしまった事を反省し、それをスパークに伝える。。

結局薬局、スパークは戦いには負けるが自分のボクシング人生を振り返って満足したように拳を振り上げてリングの中央に立つ。

まるで、勝者のように。


最後の終わりのシーンの演出が上手い。
全員が駆け寄ってリングの上で両手を挙げる。


それを観て観客はスカッと爽快感を得て納得するのだ。
まるで、自分の人生をも勝ち誇ったように。



この本を作った作者は、役者になり、脚本家になり、舞台を作り企画をする。
紆余曲折あっただろう。
いや、これからもあるだろう。

そんな自分に対する応援歌なのではないだろうか?



役に立たないオマエ

役に立たないオマエ

ブルドッキングヘッドロック

サンモールスタジオ(東京都)

2008/05/22 (木) ~ 2008/06/01 (日)公演終了

満足度★★★

【辛口感想】何を見せたいのか?
…ということで。甘口を書いたので辛口も…

心臓の弱い関係者は見ないことをお勧めします。
「素人が偉そうに」と思う人にもこう反論。
「素人が見て、素直にそう思った(それだけしか素人には伝わって来なかった)んだよ。」

ってことで、以下ネタバレになるのでネタバレNGなかたはタイトルだけで
内容を想像してください。(普通、無理か)

ネタバレBOX

もう一度言います。辛口ですよ。いいんですか?辛口ってだけあって相当キツイ事書きますよ。
そこまで言わんでも…と、泣かれても責任取れませんよ。



…じゃ、いきます。


甘口感想で書きましたが、劇団コンセプトには至極合っていて成功している舞台です。
面白かったし、かなり笑えたし、引き込まれました。

でも…劇団コンセプトをすっ飛ばして、全く劇団を理解していない人間が
なんの予備知識なく見る舞台としては…どうなん?と。

まず、誰の何を描きたいのかがよく判らない…
舞台上に「主題」がない。
舞台上に「主人公」が登場しない。
出演者一人ひとりに偏執的な思いがあり、でもその思いは昇華されることはない。
そして、出演者一人ひとりが自分の役を演じきれていない…ように見える。
ここで描かれるキャラクターには、当然描かれていない過去と、描かれていない時間と、描かれていない未来がある。
それが、ほとんどの役者の芝居において浮かんでこない。
つまり、芝居が舞台上だけで完結していて奥行きに乏しい。
描かれていない時間は、そのままそのキャラクターの人格の厚みだとおもうのだけど…?
脚本においても…芝居にはいくつかの「核」となるシーンなりセリフなりがあると思うんですね。
それが…弱い。
というか、わたし的に見てあるべきセリフが語られていないんだよ。結局。
彼女はなぜ、裸婦を描こうとしたのか?(誰の裸を見て描いたかなんてどーでもいい。)
そこに、全ての彼女の人格や魅力の答えがあるだろうに。
アラタマはなぜ、彼女が好きなのか?どこを好きになったのか?何がキッカケ?
そいういうのを語らないと、見る側に彼女の魅力が充分伝わらない気がするんですけど…
「変な方向に足が向いて」骨折した少年が松葉杖で出てくれば、
その、松葉杖を取り上げておいてパシリに使う先輩女子に、
誰も何も突っ込まない異様さとかも気になるし。
(というか、何故「松葉杖返してください」と言わん?!)
本筋と関係ないお笑い部分だから、いいのか?

結局、何を伝えたくて作られた芝居なのかがよく判らなくて、
見終わった後に、何ていうか 「あ~、芝居観た!!」っていう観終った感が
イマイチ薄くて…
その青さがこの劇団の芝居なのだといわれれば、
今回初見のわたしの無知故の不満なのだろうけど…。

今回、劇団初の連作形式の前半…ということなので
「以下請うご期待!!」という感じなんだろうか…??

もちろん、一本の作品としての完成度云々ではなく、
単純に肩の力を抜いて、「あー、いるいるそんなやつ」って笑って、
「全く、どいつもこいつも…だよなぁ~」って気楽に苦笑するにはいい作品なんだけど。
正直、新幹線に乗って、往復交通費込みの金額払って観に来る芝居だったかどうかと問われると…
ファンじゃなきゃ、微妙な芝居だったと思う。
(片道5万円掛けて飛行機で観に来てくださるお客様に、それだけの費用を払ってでも観に来てよかったと言わしめる価値のある芝居を作らなければ…というのは美輪明宏氏の有名な言葉)

って事で、かなり辛口羅列したんで最後に一言だけ。

「お~い、綾辻~!!あんたが『安楽椅子』で使いたがりそうな役者が、
 ここにゴロゴロいるぞぉ~!!」
(わからん人はわからなくてよろしい…多分、関西ローカルな話)
ひととせ

ひととせ

LiveUpCapsules

ギャラリーLE DECO(東京都)

2008/05/27 (火) ~ 2008/06/01 (日)公演終了

観たい
どんな形であれ、あたしは結構好きです。

日本語を読む Eプログラム「不思議の国のアリス」

日本語を読む Eプログラム「不思議の国のアリス」

世田谷パブリックシアター

シアタートラム(東京都)

2008/05/15 (木) ~ 2008/05/17 (土)公演終了

満足度★★★

ひょっとこっぽい
佐戸井さんとひょっことさんたち目当てでいきました。安いし。
別所さんのアリスをしらないで行ったので読んでから行けばよかったかなと思いました。
ところどころ、ひょっとこっぽくなtっているのが、おもしろかった。

proof

proof

ハイリンド

小劇場 楽園(東京都)

2008/05/27 (火) ~ 2008/06/01 (日)公演終了

満足度★★★★

いい作品選びをしてる
いい作品選びをしてますよね。

枝元さんの麗しさに驚きました(どこにくいついてるんだか・・・)。

中盤までの流れは、いく様にも創れるなぁと思いながら観てました。
手応えを得るまで、難しくもあり面白くもあるでしょうね。
なんてことを思っていたはずが終盤になるにつれ、すっかり惹きこまれてました。

ガンまげ

ガンまげ

TV TOKYO

紀伊國屋ホール(東京都)

2008/05/21 (水) ~ 2008/05/28 (水)公演終了

『ガンまげ』観てきた
たしかに、コマ劇風味でした。
そっかー、みんなキャッチコピーはさすがにスルーしてたんだ・・。
誰の演技がイチバンか!演劇バトルロイヤル!
あたしはまたまっすぐ受け止めてました。
まっすぐ受け止めた人としてはそれなら観たあとに、
元が誰のファンであろうが、
『あたしあの人がよかった』『あたしはあっちの人の方が好きだった!』なんて会話が交わされてほしくて。
『あの人、初めて観たけど面白かったな…』と思ってもらえたりすることはあるんだけど、それほど先にはつながりそうもなくて。つまり、演劇気になるきっかけに。
それならもちょっと思いきりバカバカしくなっちゃってもえがったかもなぁ。

まどろみ

まどろみ

森崎事務所M&Oplays

あうるすぽっと(東京都)

2008/05/15 (木) ~ 2008/05/25 (日)公演終了

満足度★★★★

倉持ワールド
販売していたプログラムの対談のページを読んでいたおかげか、わりと、スっと、観ることができました。

冒頭の会話からして「狂」なんですよね~♪
癖になる作品です。

4x1h Reading #0

4x1h Reading #0

4x1h project

ギャラリーLE DECO(東京都)

2008/05/23 (金) ~ 2008/05/25 (日)公演終了

『4x1h Reading #0』を観てきた
A、B両方観ました。
普段あまりリーディングって観ないのでなんだかいろいろと感じた。
間を取りすぎると、
「間」って言って!って思うし。舞台として立ち上がればその間はちょうど良いんろうけど。
純粋にリーディングとして楽しんだ作品に番号をつけた。
これが舞台になっても面白くなるだろうか?という疑問は演出家さんに解決してもらえばいいわけで。

役に立たないオマエ

役に立たないオマエ

ブルドッキングヘッドロック

サンモールスタジオ(東京都)

2008/05/22 (木) ~ 2008/06/01 (日)公演終了

満足度★★★★

【甘口感想】居たわ、こういうヤツ。
作・演出の喜安浩平さんの役者としての顔がかなり好きで、
そのかたの脚本というかそのかたのカラーに浸かりたくて、
会社を休んで観にいってしまいました。
さて、この作品…賛否両論ではありますね。
…が、初めてのブル観劇ということで、個人的には甘辛両方の感想があるんですけど
取敢えずこの劇団自体の製作コンセプトを見ると
"「グロテスクな日常に、ささやかなおかしみを」をテーマに、不安、悪意、狂気といった現代の人間が抱える様々な生き苦しさを描きつつも、その生き苦しさ故に発生してしまう、ささやかな"おかしみ"に着目した舞台作品を作り続けています。" (劇団紹介文より)
とのことでしたので、それ基準での見方をしてみましょう。

グロテスクな日常の中のおかしみ という観点からすれば、非常によく出来た作品で、成功している舞台だと思います。
共学の高校が舞台の作品ですが、登場人物一人ひとりが、妙に記憶にある。
「あ~、こういうヤツうちの学校にもいたなぁ…」って感じをヒシヒシと感じるわけです。
そういう、記憶の中のあいつが舞台上の出演者とラップすることで
ちょっとした「自分も作品のその舞台世界の中に居る傍観者」といった感覚で楽しめたと思う。

人生いろいろ負けかかってる僕らのイッパイイッパイを
人生いろいろ楽に勝ってるアイツらの軽い思い付きが、ことごとくブチ壊していく…


そんな作品を、肩の力を抜いてニヤニヤ笑って観たい人には、とても適した作品だと思います。
学生時代のクラスメイトにソックリなあいつが、きっとそこに居ます。

ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ

ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ

ニッポン放送

ニトリ文化ホール(北海道)

2008/05/29 (木) ~ 2008/05/29 (木)公演終了

満足度★★★

頑張った☆
望月英莉加さん☆短期間で・・・大健闘ではないでしょうか。
本来、二人でのシーンが山本さんの一人二役(そのときの登場人物ごと)にかわりました!
<これが・・・ちょっと区別が、まだわかりずらかったです>
今がどの場面なのか?という説明セリフが一切聞こえずちょっと苦労しました。<映画版を見ていたのでひとまずよかったですが>

遠征組 パワフルでした
のっけから立ち上がってのライブ状態☆熟知して楽しんでいるようでした。
<こちらは、芝居を見る気で行ってましたから、かなり驚かされました!>

ショウジさんの息子

ショウジさんの息子

渡辺源四郎商店

アトリエ春風舎(東京都)

2008/05/22 (木) ~ 2008/05/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

いよっ!職人芸!だけではなかった!!!
演劇界のなみこしとくじろう、ツボ押しの達人、畑澤先生の作品だから、おもしろくないわけはないとは思いながらも、今回は「ケンちゃんの贈りもの」の「ベース」と聞いて、どうなるんだろうかいなと思っていましたが、先生、単なるツボ押しの名人ではありませんでした。まさに「座元に親切、役者に親切、お客に親切」の精神で、まったく「ケンちゃん」とは手触りの違う、すごくいいものを、つくりあげてしまったのです。これはもしかして、なかなかの大事件かもしれません。

ネタバレBOX

そういえば「親切」って「親」を「切る」って書くんですね。
LAPUTA FALL -ラピュータフォール-(アップ風景画像UP)

LAPUTA FALL -ラピュータフォール-(アップ風景画像UP)

エムキチビート

萬劇場(東京都)

2008/05/27 (火) ~ 2008/06/02 (月)公演終了

満足度★★★★★

☆初日観賞☆
初日拝見させていただきましたが、完成度かなり高いです!!!あっという間の2時間でスタートからラストまで一本の筋がしっかり通っていた気がします。役者の皆さんもそれぞれの役を演じきっていて楽しめました(^-^)♪
ストーリーがとても切なく、今を生きる私にとって考えさせられる事もありましたが、役者さん一人ひとりの思いが伝わる作品に感動っ!!!

もちろん、今風の笑いも盛り込まれているので飽きませんよっ!!
始まりと終わりが繋がった時・・・貴方は何を感じますか??

実際に観て・感じて共感して下さい☆☆
ホントに観る価値あります!!また観たいです。

LAPUTA FALL -ラピュータフォール-(アップ風景画像UP)

LAPUTA FALL -ラピュータフォール-(アップ風景画像UP)

エムキチビート

萬劇場(東京都)

2008/05/27 (火) ~ 2008/06/02 (月)公演終了

満足度★★★★★

斬新です!
今まで、戦争モノは数多く観て来ましたが…エムキチビートさんの世界観には、今までにない斬新さを感じました。
不思議で、楽しく笑えて、アクションに圧倒されて、切なさに涙して…。
最後まで目が離せませんでした。
時間を感じさせないスピーディな展開に、驚く場面もあり。
こんな世界観もあるんだと、未だに余韻に浸っています。

とにかく、カッコいい。

また、絶対観に行きます!

銀座9Ave.

銀座9Ave.

TOKYOマイムシティ

MAKOTOシアター銀座(東京都)

2008/05/28 (水) ~ 2008/06/16 (月)公演終了

満足度★★★

オープニング
観たことないひとや、いろいろ観られてよかったです。
オープニングはこれで1500円ってお得ですよね。
ロウミンさん可愛かったなあ。

ひととせ

ひととせ

LiveUpCapsules

ギャラリーLE DECO(東京都)

2008/05/27 (火) ~ 2008/06/01 (日)公演終了

良きひととせ。
前回公演が「ざっぱぁ~ん」ってなタイトルだった訳でして、行けなかったものの「何やら楽しそうだな」と思ったのです。そして今回またそういう風味を含みつつなのかなーと、のこのこ行ってみました。絵描きの話だからギャラリールデコ。あそこでこれまで観た芝居で最も上質かも。いやはや、御見それしました。今日の時点でこれだけのものをやっているので、明日以降に観るという方が羨ましい。濃密度の90分。
最初の印象は「御行儀の良い芝居」。色々なファクターを適切な扱い方でちゃんとパズルのピースを埋めていく感じ。その上で、役者のやってる事にもほとんどブレがないのです。当て書きをしたのだろうと思うのですが、それにしても見事に合っている。またそれを役者も自信をもってやっていました。こうなれば観ていて違和感なんて何処にも沸きません。惹き込まれる。手紙の遣り取りからなる部分は詩的でありつつ、素敵。
個人的には美和を演じた辻麻由さんに注目。声質からか気の強い印象を与えつつ、しかしそれだけでない内包したもの垣間見せる役柄を好演。しかも嬉しさと悲しさの両極面において物凄く良い表情を見せてくれまして、危なく恋をしそうになりました。あぶねー。もう1回観たらきっと完全に落ちます。
舞台を挟んで対面式の客席になっているのですが、見切れが少ないのは入り口から遠いほうの席。トイレとかスタッフブースのあるほうです。そっちのほうが辻さんの表情もよく見えます。

ネタバレBOX

前説担当の方が場を離れるかどうかというタイミングで早くも1人目の役者が入場していつの間にか始まる形式。絶妙でした。客は芝居が始まる事に対して頭の切り替えが間に合わないのでとにかく観るしかない。そしてそのまま観続けます。上手い導入ですね。そしてあのラスト。これまたいつの間にか
な感じなので観終わってもまだ続いている様な感覚になります。ちょっと臭い言い方をすると、心に残るのです。ただ個人的にはあの最後の暗転から終礼をするまでに聞こえる身動きが勿体無いかな、と。それが聞こえてもそこまでの流れがあるので目を潰れる(音だから「耳を塞げる」?)ものの、可能であれば無音のまま終わって欲しい。死んじゃった正太郎役の久保さんを客席まで移動させず、起き上がってその場で礼をさせてもいいのかもしれないですね。恐らく彼が立ち上がって移動しているであろう音が最も聞こえていたので。
さて、意気揚々と辻さんの話をします。黒田が登場する次の場面で喜びでイスから離れる時の表情。これが、とっても可愛い。手紙の遣り取最後の表情。これが、とっても切ない。実は序盤に登場した時はちょっと癖を感じたんですね。でもそれが徐々にいい意味で気になる引っ掛かりに変わっていって。その後の行動で受ける印象から人間味を感じたのかもしれません。
LiveUpCapsulesの次回公演は10月。そのキャストには菅野貴夫さん(先日の時間堂「三人姉妹」に出ていて、来週からはDULL-COLORED POP「小部屋の中のマリー」に出ます)の名前が。ををを。これは楽しみだ。
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ノアノオモチャバコ

ギャラリーLE DECO(東京都)

2008/05/21 (水) ~ 2008/05/25 (日)公演終了

満足度★★★

よかった
五階はいつもどうりのノアだなあ、と思ったし、三階は見やすくしていると思います。
よく創ったと、これで本がもっと詰めていればお客は押し寄せるのに、そんなとこ狙ってないんですよね。
わざと話をわかりにくくしているのかと、最近考えます。
ただ今回は役者が多かったせいか、役者の力量の差が見えてしまいました。
やっぱり魅せるところは焦ってほしくないです。ブレてほしくないです。
スッと引き込んでくれる、あれがいいんです。
選曲は毎回いいですね。
じゃまた。

『誰ソ彼』(たそがれ)

『誰ソ彼』(たそがれ)

ジェットラグ

シアターサンモール(東京都)

2008/05/29 (木) ~ 2008/06/01 (日)公演終了

満足度

オリジナリティが全くない上、酷く低俗な作品
サンモールスタジオかと思っていたら、シアターサンモールでした。
あまり知りませんが、この作品の誰に、そんな集客があるのでしょう?
ピースとかいうお笑いタレントに人気があるのか、
女優陣に固定客がいるのか。

ヒロインの女の子は秋葉系かグラビアの子なのかなぁ。
僕の周りは、見慣れた客層ではなく、異様に男性が多かった。
小太りでディバク持った男性陣に囲まれて、
汗臭さと鼻息の荒さに揉まれながら、
なんともいえない居心地でした。

バックステージものとか、下宿?の中で繰り広げられる日常、のような
シチュエーションの話って、いわばホームドラマや時代劇と同様、
ありきたりでマンネリになりがち、
新しい切り口は難しい、だけれども、そんなにハズレにはならない。
経験の浅い集団が、選ぶ題材としては無難ではある。

この作品は、チラシのイメージであるシックというか大人でシュールな
雰囲気とは、ぜんぜん関係ない。
内容は、重みも落ち着きもない日常ドラマ
なんですが、これが驚くほどアホらしい退屈な作品。
よくぞここまで、くっだらない作品に仕上げたなぁと思うほど、
何を考えているのかわからないような支離滅裂な展開が続く。
テンポも悪く、90分しかないのに、3-4回、ウトウト寝ちゃいました。

キャラを際立たせる為なのか、どいつもこいつも、
わざとらしく大げさに演じられ、見ていてイライラしっぱなしなほど、
くだらない人物設定ばかり。

どの場面も、どの台詞の言い回しも、
ありきたりで、いろんな作品を、ちょっとずつ真似している、
この作品ならではのオリジナリティは全くない、
コピーの寄せ集めのような作品。
そのコピーした素材を全て悪いほうへ下手な味付けにして、
汚くまとめているから、
中身がぐっちゃぐちゃ。
いや唯一のオリジナリティは、
どう転んでも、ありえないような場面設定が並べられ
(特に後半)、こんな低俗な作品を有料で上演しているって
ことでしょうか。

役者陣は、それぞれの与えられた役を、
まぁまぁ演じているので、
脚本と演出のレベルが低すぎるのでしょう。
プロデューサーは、こんなんで、いいと思っているのでしょうか?
今日は初日だったようですが、
プレビュー公演でも、これほど低い完成度の作品は
久しぶりのような気がします。

酷い作品だなぁとイライラしながら幕が下りた後、
開催されました
アフタートーク会で、中国人を演じていた女優が
「私、間違えちゃった」って、ヘラヘラしながら、その後も
大きな態度でいる様子を見て、不快感爆発。
いっぱしに4000円もチケット代金をとっておきながら、
不真面目、観客をバカにするのも、甚だしい。
その時点で帰りましたよ。
雨の中、平日の仕事帰りに足を運んでいる人が多数とも思われるのに、
誰も「ご来場いただいて、有難うございました」と、
お礼の言葉もせず、適当にやってるんだろうな。





ここにいたのにいなくなる

ここにいたのにいなくなる

あさかめ

HIGURE 17/15 cas(東京都)

2008/05/23 (金) ~ 2008/06/01 (日)公演終了

満足度★★★

不思議な時間軸
「HIGURE 17/15 cas 」って所初めて行ったんだが。
いやー普段行っている下北あたりの劇場とはまったく印象が違う所だった。
外を走っている車とか自販機でジュースを購入する一般人が普通に見えるし、
それなりに外の騒音も聞こえて来る。
照明らしい照明もなく、、、と、それはそれで面白いと感じもしたが。

客席は約20。1人2000円未満。ううん、これ利益でてないんじゃないかと、
勝手に不安になる。

芝居の内容だが、、、とにかく不思議な時間を利用した話だった。
なんというか、ネタばれないように説明するのが難しいんだが、
一冊の本を、目をつぶって開いたところだけ読む、という作業を
繰り返しているような感じ。(うむ、例えがわかりにくいな)

ネタバレBOX

自分の勘違いでなければいいんだが、
ほんと、しっかり観ていないと、「あれ?いま何時の時間軸なんだっけ?」
となってしまうと思う。いや、しっかり観ているからこそなってしまうのか。
5年ぶりに古巣のアトリエ?に帰ってきた女芸術家が、いつの間にか5年前の自分までの適当な「時点」の自分になって会話をしつつ物語が進んでいく。
他の登場人物も「時点」が適当に揺らいでおり、
5年前の女芸術家と、5年後のその他の人物が会話をする、というような
場面が普通に出てくる。
ルールさえ飲み込めれば、観る方も適当な感じで観るのでいいが、
始めのうちは、物語の筋を追おうとしてものすごく混乱してしまう。

一般人も自由に購入できる自販機で缶コーヒーを買うシーンがあったり、
劇中に玄関から役者さんが出入りするなど(雨降っているので外では傘をさされていたり)、不確定要素が多く、観る側にとってもいい緊張感を産む仕掛け?になっていた。

劇場が、演劇をやるには正直不向きな感じだったが、
もう観る側をあまり考えていないともいえる時間軸設定と、
女芸術家役の方のなんとも芸術家らしい動きがとても印象深い内容だった。
この劇団の次の公演も、出来れば観たい思います。
月の平均台

月の平均台

タテヨコ企画

駅前劇場(東京都)

2008/05/28 (水) ~ 2008/06/03 (火)公演終了

満足度★★

いまひとつ。。
なんだか話の筋が散らかっていて全体的に弱かったです。キャストもなかなか多いので、ひとつのことを順番にやる場面では待たされていると感じるほど時間が長く感じました。というか、申し訳ないのですがよくわかりませんでした。

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