最新の観てきた!クチコミ一覧

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杭抗(コックリ)

杭抗(コックリ)

乞局

こまばアゴラ劇場(東京都)

2008/06/04 (水) ~ 2008/06/15 (日)公演終了

満足度★★★★

気持ち悪いっていわれるけれど
 人間のダークな面をあからさまに見せてくれる点が"気持ち悪さ"に通じるのでしょうが、自分としては、あまりにあからさまなのでかえって気持ちよく感じますし、可笑しくも見えてきます。

 ラストはちょっと泣けました。

Noir 永遠の夜の彼方に

Noir 永遠の夜の彼方に

水族館劇場

駒込大観音(東京都)

2008/05/23 (金) ~ 2008/06/09 (月)公演終了

満足度★★★★★

気分爽快
 落盤・浸水の場面、大掛かりな屋台崩し、天井から落ちる何トンもの本水は圧巻。観ているだけでアドレナリン放出。
 舞台美術も、ここまでいくと土木・建築の世界ですね。美大出身の劇団が見せてくれるような観念的な世界とは違う、体育会系特有のカタルシスのある世界じゃないでしょうか。

黒子ノ譲志

黒子ノ譲志

グワィニャオン

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2008/06/04 (水) ~ 2008/06/08 (日)公演終了

満足度★★★★★

凄いパズル!!
土曜日観に行ってきました。
前半は一見繋がりがのないいろいろなシーンがテンポ良く描かれ、
それが次第に関係性を見せ、最後には繋がってく構成に圧倒されました。
40人以上いる大勢の出演者一人一人が印象に残る脚本と演出で、
まるでパズルが一つ一つ組み合わさっていく爽快感です。
会話の面白さと印象的な言葉、その中に笑いや感動、アクション、宙吊りなどの見せ場がちりばめられてて、
一瞬たりとも目が離せない展開に、凄い舞台を観た感じで、
しばらく放心してしまいました・・・
これで3000円は安すぎます!!

早く次の公演が見たいです。

ねこになった漱石

ねこになった漱石

東京ギンガ堂

歌舞伎町「大久保公園シアターパーク」特設劇場(東京都)

2008/06/07 (土) ~ 2008/06/15 (日)公演終了

満足度★★★★★

リズミカルな舞台
大久保公演には体育館ほどの大きなテントが出現しておりました。
会場に入ると既に満席状態でした。
自由席ですので、早めに行く事をお勧めします。

この日は新宿区長がご挨拶しておりました。
地元の方も多そうです。


流石に、日本版“キャッツ”というだけあってタップダンスで楽しませてくれます。
ミュージカルに近い。

しかし、タイツ姿のキャッツは居ません(^^;)

舞台の隅に置かれたグランドピアノでの生演奏も素敵です。



公演中なのでネタバレBOXに。。

ネタバレBOX


漱石の生い立ちから晩年までを描いた作品。

もう殆どの方がご存知の通り、漱石の実母は祖母だったが実姉を母として育てられた経緯や、成人してから仲間と暮らし始めた長屋、義理の姉に対しての恋心、その兄嫁の死、コレラが蔓延し箱根に居た頃、学校の先生になった頃、英語研究のためロンドンに渡った頃の貧困生活、極度の緊張から精神を崩した事。

その頃の体験から

人間とはなんとメンドクサイ生きものなんだ。
メンドクサイ世の中でシチメンドクサイ人間になってしまった。
とかくこの世は住みにくい。
自由気儘な猫になりたかった。
たくさんのしがらみもない猫になりたかった。





創作で活動の拠点とした「漱石工房」には、安部能成、寺田寅彦、芥川龍之介、武者小路実篤、志賀直哉らが集まり、連日の深酒の情景がそこここにちりばめられ、漱石好きのワタクシには、なんとも心地のいい芝居でした。

晩年の漱石が司会進行役で登場し、それぞれの年代の漱石を見守る形で時々解説を入れます。

この手法も解り易く直ぐに馴染めます。


コメディ的ミュージカルといった方が解り易い。


非常に楽しめて優雅な時間を過ごせます。

終焉後、最後の最後まで観客が乗りに乗って手拍子が鳴り止まない舞台でした。
リズミカルに始まってリズミカルに終了した舞台。


たった10年間で沢山の本を書いた漱石。

「いつか、シェイクスピアのように文豪と呼ばれる日が来るかも。」と劇中のセリフにありましたが、見事に文豪になった漱石。


これだから、舞台も漱石も素晴らしい!(^0^)わっしょい!


味噌は赤味噌

味噌は赤味噌

PADETRE

Studio twl(東京都)

2008/05/24 (土) ~ 2008/05/24 (土)公演終了

満足度★★★

キャラクター造形と演技が絶妙
2月に立ち上がったコントユニットの4thライブ。今回はカノジョに強く出られない後輩に先輩が指南するという1本目のキャラクター造形と演技が絶妙。また、ファーストガンダムの名台詞ネタシリーズはランバ・ラル編で、コンビニでの応用にウケる。

が、その2編がなかなか良かったので、若干長めな後半の2編はちょっとキレが良くないような感もアリ。

IRDX-F

IRDX-F

リブレセン 劇団離風霊船

ザ・スズナリ(東京都)

2008/05/21 (水) ~ 2008/05/27 (火)公演終了

満足度★★★★

今までとはちょっと違った作風?
家庭用家族ロボットを試用(&学習させる)することとなった開発者一家の物語、カレル・チャペックの『RUR』と共通するブキミさも漂わせつつ、もっとずっと近い将来、もっとずっと身近で親しみやすい設定で、笑える部分も多く、さらに家族のホンネに関するちょっと皮肉な考察も配合するところなどいかにも離風霊船流。(終盤でいくつか挙げられる事件もそうか)

その一方で、笑いのとり方から全体の雰囲気から、今までとはちょっと違った作風になっていて、25周年を迎えても常に進化し続ける、な感じ?

今までとは違うといえば「ちょっと」どころではなく違うのが装置が崩れたり(笑)大きく変化したりしないということ。が、装置は動きませんがいつもと変わらず観客の心は大きく動きます、なんつってな~。

なお、26日にC列10番で再見。

マッハ・レコーディング a GoGo!!

マッハ・レコーディング a GoGo!!

劇団ヘロヘロQカムパニー

シアターサンモール(東京都)

2008/05/21 (水) ~ 2008/05/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

音楽業界版『ショウ・マスト・ゴー・オン』
短時間で楽曲を仕上げざるを得なくなった三流レコード会社スタッフに襲いかかる幾多のトラブル。絶妙のキャラクター配置により困難を乗り越える姿は最初はコミカルながら次第に熱血系に転じ、最後のトラブルに諦めなずに立ち向かう主人公と、それに共感して支える2人の姿は感動的ですらある。

ゴーストメイカー

ゴーストメイカー

とりにく

シアター風姿花伝(東京都)

2008/06/06 (金) ~ 2008/06/08 (日)公演終了

満足度★★★★

アダルティな女子高生達
洸さんの殺陣は見事でしたね。
あの狭い空間をいっぱいまで使ってました。
出演者が割とデカ目の男性が多かったにもかかわらず、なかなかの
健闘かと思います。
ストーリーとしては前半は並な感じでしたが、後半の畳かけがとても
上手く作れていたのではないかと思いました。
最初は、なんだかアダルティな女子高生ばかりだなと思っていましたが
それも後半は余り気になりませんでした。
主役の役者さんは辛い心境の中とても頑張っていたと思います。
気持ち的には★4つ半です。

ガンまげ

ガンまげ

TV TOKYO

紀伊國屋ホール(東京都)

2008/05/21 (水) ~ 2008/05/28 (水)公演終了

満足度★★★

笑えました!
面白い!
舞台裏の感じが伝わってきて笑えたし楽しめましたぁ。

飛び降りたらトランポリン

飛び降りたらトランポリン

なるせゆうせい

ベニサン・ピット(東京都)

2008/06/03 (火) ~ 2008/06/08 (日)公演終了

満足度★★

う~ん・・・。
面白かったといえば面白かったんだけど・・・。って感じですかね。
初日だったせいか、スタッフの対応もスムーズじゃなくて、結局開始がかなり遅れちゃっていただけないかんじでしたね・・・。

幽霊船

幽霊船

劇団サーカス劇場

夢の島公園 特設テント劇場(東京都)

2008/05/16 (金) ~ 2008/05/26 (月)公演終了

満足度★★

並外れた努力によって実現した公演。
 書きたいことが見つからない小説家・ミズホシと、第五福竜丸という船にラブレターを書き続けた女・火見子を中心に、ゴミ溜めに集まる奇妙な人々のそれぞれの妄想のような世界が繰り広げられます。

 登場人物はみな雄弁ですが、対話ではなくずっと独白し続けているようでした。意味や設定が、次から次へと上書きされるように変わってしまうのが非常に残念。役者さんの演技はセリフ同様に一方通行な人が多く、あまり引き込まれず。選曲がつぎはぎな印象でした。しかるべき時にしかるべき音・音楽を鳴らす覚悟が欲しいです。

 夢の島公園にテント劇場を建てて、かつての夢の島を舞台にしたお芝居を上演するという企画は、抜群のインパクトでした。劇団メンバーは主宰・作・演出の清末浩平さんと、プロデューサー・俳優の森澤友一朗さんのお2人のみだそうです。多くの方の協力を得て公演が実現したのでしょう。お2人の人徳と並外れた努力がそれを可能にしたのだと思います。アングラ演劇界の層の厚さも実感しました。

 開演前に第五福竜丸展示館に行けてとても良かったです。貴重な機会をいただきました。また、展示館を見た人と見ていない人では感想が全然違うのではないかと思います。
 開演前に体調が思わしくないことを伝えたところ、とても親切に対応してくださいました。ありがとうございました。

ネタバレBOX

 9歳の時に第五福竜丸という船を知り、14年間ラブレターを送り続けた火見子。なぜ“船”を愛するのか、その根拠がわかりません。ミズホシに「ズボン下ズボン下」と言って付きまとう黒崎という男が、一体何者だったのかもわかりませんでした。ミズホシはなぜ本を破かないとだめだったのかしら。主要人物の存在の根拠・行動の動機をはっきりさせて欲しいと思いました。

 黒崎が「船の心臓であるエンジンを取られたから、どうしたって福竜丸は動かない」と言うと、火見子は「私の心臓(ペンダント)を捧げる」と返します。でも火見子はペンダントをミズホシにあげてしまうんですよね。そして福竜丸には「自分の身を焼いて捧げる」ことにします。腑に落ちませんでした。納得できなくてもぐんぐんと引っ張って行ってくれれば楽しめるかもしれないですが、そういう力強さは私には感じ取れませんでした。

 ラストは大きく外に開かれた舞台正面奥に船が現れます。甲板には誇らしげに立つ火見子の姿。白く光る照明に照らされたその風景は美しかったです。できれば火の中に身を投じる演出が見たかったですね。

 『あなたの知らない「東京」が、そこにある』というチラシに書かれたキャッチコピーについて、清末さんがパンフレットに長い文章を書かれています。趣旨は「そうとは限らない」ということで、これには色んな意味でがっかりしました。キャッチコピーなのだから、勇気を持って堂々とほらを吹いてもらいたいものです。
ゴーストメイカー

ゴーストメイカー

とりにく

シアター風姿花伝(東京都)

2008/06/06 (金) ~ 2008/06/08 (日)公演終了

満足度★★★★

主人公以外は魅力的
初めて見た劇団さんだったため、最初からのめりこむ、という
見方は出来ませんでしたが、それでも十分楽しめました。
それぞれの役者さんも味があって、面白かったと思います。
ただ、肝心の主人公に魅力を感じることが出来ず、それが
ほんと残念です。
もっと、主人公が「母」にこだわる背景がほしかったなぁ。
[何があっても母(あたし)が子(あんた)を守ってあげる]という
気持ちが湧き出る背景が見たかったので。

鮮やかな食卓

鮮やかな食卓

角角ストロガのフ

明石スタジオ(東京都)

2008/06/05 (木) ~ 2008/06/08 (日)公演終了

満足度

美術がよかった
宣伝と舞台美術が素敵。

語られる中身は話がバラバラしすぎていて
またどれもそこまで目新しいエピソードではないので、
とても長く感じられる。
役者もプロトタイプの演技に終始してしまっている気がする。

第一回というを思えば成功かもしれませんが、
次回観に行くとしたら、評判がたってからかな。


第六回公演「ベストセレクション」

第六回公演「ベストセレクション」

オニオンスライス

しもきた空間リバティ(東京都)

2008/06/04 (水) ~ 2008/06/08 (日)公演終了

満足度★★★★

下ネタ健在
下ネタ健在。
けど、それだけでもなくて、パフォーマンス集団化してきたかも。

恐竜と隣人のポルカ

恐竜と隣人のポルカ

パルコ・プロデュース

PARCO劇場(東京都)

2008/05/24 (土) ~ 2008/06/15 (日)公演終了

満足度★★

じぶんのツボとははずれていた
じぶんの笑いのツボとは外れていた。

立川ドライブ

立川ドライブ

THE SHAMPOO HAT

シアタートラム(東京都)

2008/05/29 (木) ~ 2008/06/08 (日)公演終了

満足度★★★★

20080607
20080607。
一度観れば十分という気分。

HIDE AND SEEK

HIDE AND SEEK

パラドックス定数

ザムザ阿佐谷(東京都)

2008/04/24 (木) ~ 2008/04/27 (日)公演終了

満足度★★★★

骨太な脚本を土台に、さらに広く飛躍する可能性を感じた作品。
 江戸川乱歩と横溝正史と夢野久作が同じ部屋でともに語るというだけで、相当に面白いです。しかも彼らの代表作の登場人物(明智小五郎、金田一耕助、呉一郎)まで同じ次元に出て来るのですから、愉しみはさらに増します。

 ザムザ阿佐ヶ谷の和風空間で大きな赤いカーテンを使って、探偵推理小説、幻想怪奇小説のムードを上手に作っていました。※私は最前列で堪能しましたが、後方の席からだと高さがあるので見え方が違ったかもしれません。

 これまでの公演との違いで顕著なのは、まず笑いが多いこと。役者さんは緊張が途切れない丁々発止のやりとりだけでなく、どたばたパロディにもチャレンジしています。感情を内に込めることで密度を上げる演技を、貪欲に外へと開放する方向にも広げたのは、大いに歓迎したい変化でした。また、「前回あの役をやってた役者さんが今回はこんな役!?」という驚きも良いスパイスになりました。

 パラドックス定数というとワン・シチュエーションの会話劇という印象でしたので、今回のように次々と場所が変わるのは新鮮。脚本・演出を手がける野木萌葱さんの力量を再確認できました。集団としての厚みも増してきていると思います。

 色んなタイプの男の魅力を様々な角度から見せてくれます。キャストに絶世の美男子が揃っているわけではないけれど、今流行りの“イケメン芝居”に似たところがある気がしました(笑)。私は敢えて気取る姿勢が面白いと思いますが、それが鼻につくお客様もいらっしゃるかもしれないな~とも思いました。

 約2時間の上演時間は、会場の環境から考えても少々長すぎた気がします。

ネタバレBOX

 赤いカーテンの穴からぬっと出てくる手が渋いです。床下も使って“いかにも怪奇”なムードを盛り上げます。まさか「犬神家の一族」のパロディーまでやらかしてくれるとは(笑)。

 夢野久作が自作「ドグラ・マグラ」の中へと入っていく展開にぞくぞくしました。ただ、作家と読者の関係やそこから生まれる葛藤まで突き詰めたのは、いささか盛り込みすぎの感がありました。
ショウジさんの息子

ショウジさんの息子

渡辺源四郎商店

アトリエ春風舎(東京都)

2008/05/22 (木) ~ 2008/05/25 (日)公演終了

満足度★★★★

心温まる作品でした。
登場人物全員に愛があり、非常に心温まる作品でした。
ストーリーはみんなに起こりうる、楽しい話ではないのですが、役者の方々のリアリティが感じられる演技や、各人それぞれの優しさが随所に感じられる作品で面白かったです。
また、劇場では観客の方々が団体を応援しているような雰囲気も感じられ、良い時間を過ごさせて頂きました。

Noir 永遠の夜の彼方に

Noir 永遠の夜の彼方に

水族館劇場

駒込大観音(東京都)

2008/05/23 (金) ~ 2008/06/09 (月)公演終了

満足度★★★★★

一夜限りの幻
早めに境内に到着すると既に小さな縁日が繰り広げられている。
ここで販売している方達は地元の本屋さんや、この劇団を応援支持している方達で、毎年、この大観音の境内で公演をして貰うべく働きかけをしているボランティアなのだ。
だから、売上金は劇団に上納される(^0^)



午後7時、ノスタルジックな野外の写真館の舞台から、物語は始まる。

以下はネタバレBOXに。。

ネタバレBOX



従軍慰安婦キリハと銀杏堂(偽者の写真館)のせむし男の登場で、一気にオドロおどろした闇の世界に引きずり込まれる。。

写真館の前には古い鏡があって、これが白骨島への入り口となり、舞台が回転した裏側は、やはり写真館の同セットがあり、鏡子という女優がキリハの役を演じているのだ。
いきなりトロッコに乗った映画監督が現れ、そのシーンを撮り、更に「黒の牙城」の屋根の部分、両サイドから板梯子が半回転し錬金術師が登場したりする。

いあいあ、これはもう、普通の仕掛けではないです。一夜限りの幻の体験です。

この物語は長崎に点在する海底炭鉱の島、白骨島を舞台に、徴用として強制連行された朝鮮人坑夫と従軍慰安婦を映画化するという設定のお話です。

キリハ役の女優鏡子は、鏡の入り口から当時の世界に入ってしまいます。

そこは、「鏡の中の迷宮」です。
有馬は当時の白骨島の秘密病院で堕胎もこなす医者でした。
その堕胎を手伝う黒い天使がキリハです。

炭鉱労働者として暗い地の底の黒ダイヤを掘り、生死を彷徨い、故郷に帰れなくなった朝鮮人坑夫の屍が暗い海の底で、彷徨い浮遊しています。


この本はキリハ役の女優鏡子を登場させることで当時の歴史を観客に伝え、何かを訴え、感じて貰いたい。という脚本家の意図が見え隠れします。


そこに加味してセットが素晴らしいです。
ねずみーランドの如く、トロッコは走る。スプラッシュマウンテンばりばりの滝のようなセットといい、箱舟のような船が登場したり、トロッコが吊り上ったり、板張りを開けるとプールのように水がはってあったり・・・。

なんじゃーこりゃあー(名言!)

一体この大量の水をどこから・・・(@@!)

前方のバラックが壊され、遥か前方には高くそびえ立つ炭鉱の風景がリアルに映し出されます。

素晴らしいです。
大きな一枚の画像を見ているような感覚になります。
これはもう、観た人でないと理解できないでしょう。

野外で公演する理由。
普通の舞台では絶対無理です。


ただ、残念だったのは、一部の役者の発音が聞き取りにくい。
早口で聞こえない。
ここが不満でした。
セリフを聞き取れない。というのは観客にとって、ストレスになります。
一語一句聞き漏らしたくないから。

しかしながら、この劇団は発声練習をしないらしい。
役者の未完成度や毎回毎回の一回限りの必死の格闘や「ずれ」を重視しているらしいが、ワタクシは聞き取れないセリフは言ってないのも同然と受け取る。
少なくとも観客から料金を取るプロなら、その対価として、観客の耳に届くセリフの発声くらいはしてほしい。


とにかく、今夜は一夜限りの幻の体験をしたと思っている。

幽霊船

幽霊船

劇団サーカス劇場

夢の島公園 特設テント劇場(東京都)

2008/05/16 (金) ~ 2008/05/26 (月)公演終了

満足度★★

熱演でした。
役者さんの演技はしっかりしていたと思います。歴史の流れ、風刺的な要素は面白かったのですが、基本ストーリーが非常に分かりにくく、場面の切り替わりが沢山あり、ついていけなかったのが残念でした。

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