
心優しき野郎ども
てにどう
ザ・ポケット(東京都)
2008/06/25 (水) ~ 2008/06/29 (日)公演終了
満足度★★★★★
大満足
脚本・役者・音楽・照明・セット・・・、素晴らしいの一言です。劇中には歌まであるのですが、とてもおしゃれなこまつ座といった感じでした。次回もとても楽しみです。

混じりあうこと、消えること
新国立劇場
新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)
2008/06/27 (金) ~ 2008/07/06 (日)公演終了
満足度★★
初前田戯曲
前田さんの言葉の紡ぎ方はなかなか好き。でも五反田団が観たくなったけど、今回のがどうだったかというと、微妙。
白井晃は翻訳作品の方が面白いことが多い気がする。

フローズン・ビーチ
上智大学演劇研究会
上智小劇場(一号館講堂)(東京都)
2008/06/26 (木) ~ 2008/06/29 (日)公演終了
満足度★★
これ程までに違うとは。
同じストーリーの芝居を違う演者で演じるとこれ程までに違うのか!
・・・と改めて思い知らされた作品。
ネタバレBOXに。。

華燭(かしょく)
東京タンバリン
三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)
2008/06/27 (金) ~ 2008/07/06 (日)公演終了
満足度★★
全体的にもったりとして単調
エッセンスだけを並べているようで、昭和の匂いはあまりしない。そこまでダメな人たちに見えなかったのは、現代性(?)を出したかったからなのか。ただ個人的にはどっちつかずな印象が強かった。

混じりあうこと、消えること
新国立劇場
新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)
2008/06/27 (金) ~ 2008/07/06 (日)公演終了

密八
ゲキバカ
OFF OFFシアター(東京都)
2008/06/20 (金) ~ 2008/07/01 (火)公演終了

俺を縛れ!
柿喰う客
インディペンデントシアターOji(東京都)
2008/06/18 (水) ~ 2008/06/30 (月)公演終了

眠れない夜なんてない
青年団
吉祥寺シアター(東京都)
2008/06/27 (金) ~ 2008/07/06 (日)公演終了

カムイノミ
演劇ユニット東京スタイル
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2008/06/19 (木) ~ 2008/06/22 (日)公演終了
満足度★★★★★
アテルイ!
タイトルやフライヤーデザインからアイヌものと思いこんでいたらアテルイの物語で、そういえばチラシなどに「亜弖流為」の文字はあったワケで、それを読むことができていれば予習してきたのに…みたいな。
がしかし、6年前のInouekabuki-Shochiku-Mixの記憶が若干残っており、しかも非常にわかりやすい上にOPとEDのほか劇中にも生歌があるし、和太鼓の生演奏はあるし、イリュージョンも使うしという演出が良く、さらに殺陣担当がATTの根本太樹でATTメンバーも3名出演など、魅力たっぷりで休憩なし2時間40分という長尺も体感時間は2時間程度。
和太鼓やイリュージョンも使いすぎるとクドくなるところ、「もうちょっと使えばいいのに」と観客に思わせる程度にとどめる潔さもイイ。
また、テーマもσ(^-^) の弱点の1つ(笑)である「戦いの無益さ」で、「ヤマト軍も北の民だ」なんて台詞が印象に残る。

バックステージパニック
PADETRE
Studio twl(東京都)
2008/06/21 (土) ~ 2008/06/21 (土)公演終了
満足度★★★
実験的な組み合わせ
基本的にはナマの短篇4編と映像作品1編という構成で、今まで観た2回(1st, 4th)は短篇のうち2本がコント系、あとの2本が1シチュエーションのショートコメディだったのが、今回はコント系がなく、最後にオチのある短篇3本に講談(!)1席(と映像作品1編)という実験的な組み合わせ。
過去4回のうち3回演っていたガンダムの名台詞応用コントがなかったのはちょっと残念ではあったものの、講談という新たな試みはあるし、ラストの1編が毒々しいまでに濃いキャラあり1人5役をこなすラストありと凝っていて、結果的には満足。
さらに、今まで月1ペースで行なってきたところ、7・8月は休んで9月から再開するということもあってか、カーテンコールはそれぞれが個人芸を見せるというもので、これもタップあり瞬間芸ありと個性が出ていて楽しかったし。

俺を縛れ!
柿喰う客
インディペンデントシアターOji(東京都)
2008/06/18 (水) ~ 2008/06/30 (月)公演終了
満足度★★★★★
初の時代劇
冒頭、劇団☆新感線(シリアス路線の方)にも通ずるようなシーンが展開され、そこでの台詞がタイトルというキャッチーな入り方で、以降は歴史アクションものという新境地。そもそも時代劇は初だそうだし、いつもより「不道徳さ」(笑)が控えめなので普段と趣を異にする…と思いきや、終盤での飛び道具を飛び道具として使った混沌・混乱はやっぱり柿(爆)だし、そこからのオチのつけ方も上手くて2時間15分という従来比長めの上演時間も気にならず。
なお、26日マチネで再見。

闘争か、逃走か
演劇ユニットG.com
アトリエフォンテーヌ(東京都)
2008/06/25 (水) ~ 2008/06/29 (日)公演終了
満足度★★★★
今後の可能性!
当日配布された用語集を見ると難解な言葉が並んでいたので、最初から内容を理解しようと努力するのをやめたからか(笑)、SFファンタジー(!?)として不思議な世界を素直に楽しむことができました。解釈は観た人それぞれの理解で千差万別でしょうが、賛と否の意見の方々が集まって討論したらおもしろそうだなと思いました。今回、たくさんの役者さんが出演されていましたが、みなさんとてもいきいきしていて素敵でした!

つづきのとちゅう
空晴
劇場MOMO(東京都)
2008/06/19 (木) ~ 2008/06/22 (日)公演終了
満足度★★★★
ある意味ズルい?(笑)
ランニングシアターダッシュ時代から岡部尚子の書く芝居はそこはかとない笑いの中にじんわりと優しさが浮かび上がってくる、というスタイルだったのが今回は序盤から一方の勘違いにより僅かに噛み合っていないけれど全体的には成立してしまう会話で大いに笑わせるという。
またここでの会話が(「大阪の人って日常的にもボケとツッコミで会話するんでしょ?」な偏見もあるとはいえ)リアルでテンポがイイし、勘違いだと分かった時のリアクションも非常によくその心境が表れていて…。
が、これが中盤で思いやりや気遣いを強調したハートウォーミング系に急転するもんだからその落差が大きくて、ある意味ズルい?みたいな。(笑)
そのせいかどうか、本編中ではホロリとしなかったけれど、カーテンコールの頃になってじわじわと心にしみてきて…。え、それは単にニブいだけだろうって? いやいや、剣術の名人に斬られた場合はしばらく経ってから気付く、みたいなモンですよ。(爆)
あと、やはり終盤の台詞には劇団員一同の「ある想い」が込められているような気がして、それで泣けたというのもあるのだけれど。

カイシャ
TEAM JAPAN SPEC.
赤坂RED/THEATER(東京都)
2008/06/18 (水) ~ 2008/06/22 (日)公演終了
満足度★★★★
娯楽要素もたっぷり盛り込んだ秀作
経営が悪化した名門企業に招聘された建てなおしの専門家(&そのチーム)と若手営業社員を中心に描いた作品。
一見堅苦しいと思われる題材を、ミーティング中の資料(キャッシュフローなど経営・財務関連のチャート)を壁面の大型ディスプレイに表示したり、当日パンフに用語解説を載せたりという工夫で分かりやすくし、スリルと感動という娯楽要素もたっぷり盛り込んだ秀作。
終盤の会長室シーンでの逆転劇の痛快さとそれに続く営業2課の面々が再集結するシーンの感動は特筆もの。
また、舞台となる4ヶ所(株主総会会場、営業2課、建てなおしチームのルーム、会長室)を簡単な換装で表現し分ける装置のアイデアもなかなか。

その夏、13月
チェリーブロッサムハイスクール
サンモールスタジオ(東京都)
2008/06/27 (金) ~ 2008/07/01 (火)公演終了
満足度★★★★★
オススメです
始まりは、世界観に入りにくかったですが、どんどん引き込まれていきました。初見でなんとなく観にいって、一度ですっかりファンになりました!
作品としては好き嫌いが別れるタイプかなぁと思いますが、私はとても気に入りました。

農夫
下鴨車窓
アトリエ劇研(京都府)
2008/06/25 (水) ~ 2008/06/29 (日)公演終了

Between-Real ~結び目が解けないように~
RebellionTheorem
中野スタジオあくとれ(東京都)
2008/06/26 (木) ~ 2008/06/29 (日)公演終了
満足度★
10分遅れて開演
一組の観客が遅れて来たためだと思うが、会場に入ってる観客を10分待たせるという劇団側。
もう、この時点でヤヴぁイかな~。とは思っておりました。
以下、ネタバレBOXに。。

夕ーゆうー
東京セレソンデラックス
シアターサンモール(東京都)
2008/06/18 (水) ~ 2008/07/13 (日)公演終了
満足度★★★
そっちじゃないオチが観たかった!
もちろん満足です。
直球勝負というか、奇をてらわず真っ向勝負な潔さが心地よい
余韻に繋がりますから。
でも!

俺を縛れ!
柿喰う客
インディペンデントシアターOji(東京都)
2008/06/18 (水) ~ 2008/06/30 (月)公演終了
満足度★★★★
圧倒
初めて観に行きましたが演劇に対するイメージを見事にぶっこわしてくれました。ただただ勢いの凄さに圧倒され魅力され一回で柿に溺愛状態。ただ、2時間15分あり、プラスでアフタートークがあるので何回も観に行くのはきついと思いました...。玉置さんが飛び抜けて目立っていて完全に別格でした。「ああこの人は役と一緒にちゃんと生きてる!凄い」と、わけわからないけど思いました。次回公演も観に行きたいです

そのまま!
THEATRE1010
なかのZERO(東京都)
2008/06/27 (金) ~ 2008/06/27 (金)公演終了
満足度★★★
恐るべし石井光三オフィス。
THEATRE1010でやってるときから気にはなっていたんですが、チケットが高いので二の足を踏んでいました。たまたま中野ZEROで1回上演すると知り、ようやく観劇。
水谷さんの脚本は手練れかつ微笑ましい一方、いささか古臭さを感じ、ところどころ隙や冗長なもありましたが、何気ない一言も、うまい役者さんだと、こうも生きるのかと、まさに役者技を楽しんだ作品でした。