
JANIS
DULL-COLORED POP
タイニイアリス(東京都)
2008/10/08 (水) ~ 2008/10/13 (月)公演終了
惜(も)し(ろ)い
爆音に思考能力を奪われた感じはしますが、骨太な舞台でした。
歌よりもお芝居の部分が、オマケになってしまって残念です。男優陣の仕事ぶりに、丁寧さと豪快さが不足していたように思います。
お酒を飲むタイミングが、お芝居と連動しすぎると格好が良くないかなと思い、変な気をつかっての観劇でした。

YAMANOTE ROMEO and JULIET
劇団山の手事情社
にしすがも創造舎 【閉館】(東京都)
2008/10/10 (金) ~ 2008/10/19 (日)公演終了
演劇研究
身体能力や表現方法に感心しながらも、退屈なお芝居でした。
観てる最中より、観劇後、電車の中で思い出す“印象”の方が面白い、希有な作品ではないでしょうか。
観劇玄人向きだと思うのですが、若いレビュアーの方はこういう作品は見ないのかしら。

KNOCKIN’ ON HEAVEN’S DOOR!?
PADETRE
Studio twl(東京都)
2008/09/20 (土) ~ 2008/09/20 (土)公演終了
満足度★★★
2ヶ月の充電期間を置いて再開したコント系短篇集
2編目のガンダムネタ作品は『逆襲のシャア』からの引用で、TVシリーズが元ネタだった従来作に比べて客席のウケはイマイチ(若い方は知らないんじゃね?>逆シャア)ながら個人的にはツボを突かれる。
ラスト2編(4・5編目)はともに芝居寄りの作品で1方はちょっと『ラブ・レターズ』を思わせるスタイルで新機軸?
が、この2編が続くとバランスが終盤のみ重くなるようで、どうせなら合間にタップのパフォーマンスを挟んだ方が良かったのでは?とも思う。

言葉の消えゆく街で
Last Brand
アイピット目白(東京都)
2008/09/18 (木) ~ 2008/09/21 (日)公演終了
満足度★★★★
究極の言葉遊び
筒井康隆の「残像に口紅を」(未読)にある「文字消し」という縛りを芝居に応用したそうで、進行するにつれて使える文字が減って行くという言葉遊び系作品、04年12月の『尻盗り物語』における「すべての台詞が尻取り」というムチャに輪をかけたムチャ。
が、その着想のみに溺れることなく、小松左京の「こちらニッポン…」のようなシュール系SFと通ずる雰囲気のあるストーリーもなかなかしっかりしていて感心。
また、舞台の上手側に五十音表があり、その文字が次第に消されてゆくことで、どの字が使えなくなったか観客にわかる工夫も○。
使えなくなる前にその字が頻出したりするので、次はどの字が消えるのか推測する楽しみもアリ。
それにしても半数近くの文字が消えても会話がちゃんと成立するのは意外で、さらに最後はすべての文字が消えるのもスゴい。

約束
劇団ヨロタミ
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2008/09/19 (金) ~ 2008/09/21 (日)公演終了
満足度★★★★
映画で言えば松竹映画
下請け零細建築会社の20世紀末と70年代後半を交互に描き、エピローグが現代という人情喜劇(「コメディ」ではなく「喜劇」の方がふさわしい)。
オーソドックスと言うか基本に忠実と言うか正攻法の芝居、映画で言えば松竹映画(それも昭和の)的でベタと言えばベタなのだが、かつて観た映画やドラマと共通する懐かしさがあり、弱点と公言している親子ネタもあるし、出演者それぞれ役にピタリとハマっているし、ウェルメイドな感じ。
また、3つの時代にまたがるので暗転の間に電話機や町内会掲示板のポスターなど装置・小道具を部分的に変えることでそれぞれの時代を表現しており、明示はされなくても大体いつ頃のことかわかるというのもナイス。

『誰ソ彼』(たそがれ)
ジェットラグ
シアターサンモール(東京都)
2008/05/29 (木) ~ 2008/06/01 (日)公演終了
満足度★
テレビドラマ的
芝居の面白さがあまり感じられなかった。
テレビドラマを劇場で見たような感覚。
破壊的なエネルギーはあるが、制御出来ていない感じなのが非常に残念。

宅配屋と依頼人
ナナハチ
ウエストエンドスタジオ(東京都)
2008/09/18 (木) ~ 2008/09/21 (日)公演終了
満足度★★★
独特の味わい
自殺せざるを得なくなった人物たちの恨みをはらすべく、その遺体を宅配する「闇の仕事人」たちへの「存在を公にする」という脅しをめぐる物語。依頼人の自殺を容認する基本設定に抵抗を感じるが、文字通り「死ぬほど辛い」のであればその自殺を止めないのも思いやりではないか? という倫理的な問いかけか。
というあたりが引っ掛かりつつ、個性的なキャラたち(劇中キャラ、役者本人とも)が織りなすライト・サスペンス系ドラマ、独特の味わいアリ。

LOST GARDEN
FABRICA(企画・製作ROBOT)
赤坂RED/THEATER(東京都)
2008/09/13 (土) ~ 2008/09/23 (火)公演終了
満足度★★★★
FABRiCA流「ショウ・マスト・ゴー・オン」
ある劇団の公演初日のゲネから終演まで(とエピローグ)を描いた、大好きなバックステージ系。
バックステージものはコメディ調が多い中、本作は各人の内に秘めた不満や嫉妬などが時々滲み出て、特に女優たち(と女性作家)がナマナマしい(笑)あたりに and Me の『ナクモ、ワラウモ。』(05年9月)を連想。
が、終盤のある出来事をキッカケにコメディ調に転じ、しかし各自の様々な感情も描き出しているところが独特?
また、1作目(実は未見)、2作目とも抽象的だった装置が今回は具象で、しかも盆を使って劇中劇の舞台と舞台裏を交互に見せるのが珍しい。

ラーバルメモリ
DMF
SPACE107(東京都)
2008/09/11 (木) ~ 2008/09/15 (月)公演終了
満足度★★★★
残り2編が今から楽しみ
善と悪がハッキリ分かれているワケではなく、各グループとも(バランスは異なれど)善悪混在なところにリアルさがある一方、ストーリーが複雑化した感あり。とはいえ、切ない幕切れは好きなタイプで、三部作の残り2編が今から楽しみ。

コスモス
劇団Peek-a-Boo
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2008/09/12 (金) ~ 2008/09/16 (火)公演終了
満足度★★★★
夢を諦めないこと
Aキャスト:9/12 I列16番
Bキャスト:9/15 I列7番
初期作品(と言っていいのか?)につき「らしさ」満載。夢を諦めないことや人と人とのつながりが前面に押し出されていて○。
また、終盤のゲートボールシーンが意外にもエキサイティング。第三反抗期時代の初演(98年11月、@SPACE 107)よりもその感が強かったのは、ルールについて知識を得たからか?
今までも一部ダブルキャストということはあったが、今回はシングルが1名のみというほぼ完全ダブルキャストなので、それだけ印象が異なり、ヒナとUFO少年なんてA版とは年齢まで異なって見えたりもして、そんなところも面白い。
また、「大きくなったら宇宙人になりたい」と言う息子に「頑張れ」「夢は諦めなければきっと叶う」などと言うUFO少年の父(会話中にしか登場しない)のキャラクターが心に残る。
アンケートにも書いたように、少し成長したUFO少年と父親の物語をスピンアウト作品として創ってくれないかしら?
さらに、これは両バージョン共通だが、得意の(?)スローモーションやストップモーション、それに「その場歩き」に加えて今回はメインとなる老人チームの老けぶりも見事。

ドラえもん「のび太とアニマル惑星」
サードステージ
東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)
2008/09/04 (木) ~ 2008/09/14 (日)公演終了
満足度★★★★
様々な舞台表現を駆使
人が入る関係上大きすぎるドラえもんはともかくレギュラーキャストはほぼ的確。また、映像はもちろん(ただし控え目で必要最小限)、影絵も使うほか、様々な舞台表現を駆使していて(フライングを空以外の場面に使ったアイデアは秀逸)演劇的にも面白い。

空飛ぶ隣人
ミノタケプラン
「劇」小劇場(東京都)
2008/09/09 (火) ~ 2008/09/15 (月)公演終了
満足度★★★
それなりに楽しい
集合住宅の1居住者が宇宙飛行士の選考をパスしたのでサプライズパーティーを企画した幹事グループの打ち合わせを描いたコメディで、再演を重ねる『中沢の沢は難しい方の澤』や前回公演『こけしダンサーズ』などと比べるとややまとまりに欠けるのは惜しいが、それなりに楽しい。

劇団銀石 企画ユニット レオゴンズ 「The Reogons Show 2 〜Minor Game〜」
劇団銀石
桜美林大学・町田キャンパス 徳望館小劇場(東京都)
2008/10/13 (月) ~ 2008/10/16 (木)公演終了
満足度★★★★★
知性とバカの凄技マッシュアップ!
チラシに書かれた
「どうやらコントって言葉の原義には「短編の芝居」って意味があるそうで、
別に笑いとかそうゆう要素はないらしいんです。 そのことを知ったとき、
とても現代人の性質に合っているような気がしました。
The Reogons Showは、
そんなコントを集めてひとつのShowにしたものです。
いまの時代なら、こんな“演劇”があってもいいんじゃないかな、と。」
てのに物凄く引力を感じて桜美林大学へ!
18のショートピースを1時間40分で上演。
勿論ハズレな感じのモノもあるのだけど、
いやいや彼らは相当に凄いかも。

ONEOR8プロデュース「思い出トランプ」
こどもの城 青山円形劇場/ネルケプランニング
青山円形劇場(東京都)
2008/10/10 (金) ~ 2008/10/19 (日)公演終了

ベントラー・ベントラー・ベントラー
Piper
こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)
2008/10/08 (水) ~ 2008/10/19 (日)公演終了
満足度★★★
きばって観に行ったけど。
既視感ありあり。大王ほどの人にこんなザマを許していいんだろうか?おもしろさは十分あるけど、使い回しでしょ。ずるいよ。

ニューデリーの恋人たち
sunday
HEP HALL(大阪府)
2008/09/25 (木) ~ 2008/09/28 (日)公演終了

桜の園
兵庫県立ピッコロ劇団
ピッコロシアター (兵庫県)
2008/10/12 (日) ~ 2008/10/17 (金)公演終了
満足度★★★★
スタイリッシュ・チェーホフ!
シンプルでスタイリッシュなチェーホフだった。
舞台美術・衣装・照明もシンプルで美しいし、お洒落~
そして、人物関係もシンプルで分かりやすく、
共感できるところ多し。
チェーホフって恋愛劇なんだぁって、それぞれの登場人物の片思いに結構ドキドキしたり・・・。
この値段でこのクオリティーは公立劇団ならでは!?

デンキ島~松田リカ篇~
劇弾In-no-cence
サンモールスタジオ(東京都)
2008/10/08 (水) ~ 2008/10/13 (月)公演終了
満足度★★★★★
これはスゴイ!(@@!)
旗揚げ公演第2公演。旗揚げ公演って聞くと、とにかく観てみたい気持ちになるっていうのは、歴史のアル劇団よりもまだまだ原石でその原石がこれから先、どのような形で観客や周りの人達によって光って行くか・・。
いわば未知数の芸術を見出す喜び、みたいな感覚だったのだけれど・・・。
以下はネタばれBOXにて。。

越前に咲いた華~愛と幻想の物語~
OSK日本歌劇団
越前市文化センター(福井県)
2008/10/04 (土) ~ 2008/11/09 (日)公演終了
満足度★★★★
あっちこっち丁稚?
…は私は知らないんですが。
和物レビューに白燕尾&ドレス、スパニッシュ、ラテン、そしてラインダンスと盛りだくさんな中で、私はやっぱり番頭&丁稚&女中の場面が好き。
多くの笑いは不愉快と隣り合わせだけど、それがない。桐生、貴城の、ある意味捨て身の芸が光る。ここでこんなものが観られるとは。
全体から言えば、若さは否めない。大阪留守番組の上級生のうち、二、三人が加わるだけで、全くボリュームが変わってしまうことは想像に難くない。
それだけに、一、二年目さんにはこの機会に力を付けて欲しいと強く思う。
女役好きとしては、折原さんと牧名さんが活躍しているのが嬉しい。

寸劇役者に花束を-秋の唄2008-
LIVES(ライヴズ)
笹塚ファクトリー(東京都)
2008/10/08 (水) ~ 2008/10/13 (月)公演終了
なんじゃコリャ>(゜o゜)
なんじゃコリャ>(゜o゜)!という刺激的さがあった 1・2話がすき あの役者はなんなんだ この動きはなんなんだ! 次なにやるんだという魅力 スタッフも、みにきていた観客の人も雰囲気もすごくよく快適に鑑賞 役者さんひとりひとりがますます魅力的になっていきそう