最新の観てきた!クチコミ一覧

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「無意識」

「無意識」

劇団ギャクギレ

演劇専用小劇場BLOCH(北海道)

2008/07/18 (金) ~ 2008/07/21 (月)公演終了

満足度★★★★

感覚的
ちょいとややこしい設定のお話を、演出はうまく整理出来ていたと思う。

なんか、昔の鴻上さんが書きそうな構造だったのだけど、その構造に対する批判とかが無いところが川尻恵太らしいというか、現代ぽいなと思った。理論的ではなく、感覚的なところが。

ギャグが切れてたし、役者の個性がほぼいかんなく発揮されていて良かったのだが、もう少し上演時間をかけても、もっと突っ込んでくれればもっと興味深い作品になったんじゃないか。

「現実」と「虚構」、「リアル」と「バーチャル」、「身の回り」と「メディアの向こう」などの距離感についてが川尻恵太の最近のテーマなのだろうか。
それを演劇を使って見せてくれる。

チェルフィッチュほど難解じゃないし、前衛的でもない。良いバランスかもしれない。

ネタバレBOX

橋本久美子の腹の揺れが面白すぎる。
ワールズダッチ

ワールズダッチ

青年団若手自主企画 大久保企画

アトリエ春風舎(東京都)

2008/07/16 (水) ~ 2008/07/21 (月)公演終了

足りないのはたぶん、
その、思っていることに対する切実さ、なのかなと思った。
主役の方はステキだし、全体にまとまっててしゃれている。はなしは、あたしは田口ランディさんの「コンセント」に似てるとおもった。それは別に良くも悪くもなくて、
主人公が「こう思っている」、それに対して妹は「いや違う、こう思っている」、その相容れなさの、その先に、問題というか、物語というか、書くべきものがあるんじゃないか。と思った。
作家さんの、「これについてどうにかしたい、書きたい、書いてどうにかしたい」という切実な欲求が、ちょっと足りない気がした。

VOICE ACTOR

VOICE ACTOR

劇団6番シード

萬劇場(東京都)

2008/07/16 (水) ~ 2008/07/21 (月)公演終了

満足度★★★★

おもろい!
とにかく楽しい!(^0^)
全員のキャラが際立っていて脇はいません。
全員が主役的なバリカッコイイです。


以下はネタバレBOXに。。

ネタバレBOX

俳優、前田は「おでん大佐」の声優が初挑戦だから、なにもかもが解らない。
解らないけど、とにかく元気。
バリ元気なのだ!

声はでかい、ちょこまかと動く、表現が大げさでくどい。この三拍子、揃っちゃってるから声優たちからウザがられる。

だけれど本人はそんなことは気にも留めない様子で、どこまでも元気でおせっかいで煩いのだ!(^0^)


「流浪の民レガレイン」のアフレコの現場での人間模様を描いた作品。

とってもパワフルで楽しい舞台です。

主役の前田は紙ずれや、衣擦れの音が煩いと言われ、トランクス一枚になってしまうが、それでも周りの迷惑顧みず、初挑戦のアフレコにパッションを傾ける。
馬鹿馬鹿しくてとにかく可笑しい!(^0^)

最初は個の人間関係だったアフレコの現場が前田が参加したことで紆余曲折を経験しながら、輪の人間関係が構築される。
その過程がベタな内容だけれど、解り安い。

最終の部分でナウシカが黄金の絨毯を歩くシーンの導入音楽を持ってくるところ、ひじょうに上手い。
あのシーンは今、思い出してもやられる!(^0^)



一番、可笑しかったのは、らくだの声役をした声優埼玉こと、平川洋祐だ。
確かにラクダだ!
ラクダに見える。姿も形もその猫背っぷりぷりも。
声までも。。(^0^)

要はらくだ人間なんだよね。
そんでもって、年寄りくさい演出も素晴らしい!の一言だ。

彼は、「らくだの声」の他、「司令官員A・B・C・D・F(の5人)」「コヨーナ」「酒場の店主」「町の人」「ダイダダの父」と10人の声の担当だったが、どれもこれもラクダになってる!(大爆笑!)

いあいあ、すんごく楽しい!

しかも、しかもだよ?

この埼玉、あまりセリフがないものだから、後ろの方で椅子に座って出番を待ちながら他のキャストのセリフを聞いてるわけなんだけれど、

その傍観してる表情がおもろい!
口を半開きにして、あっけにとられて見てる!
要は自分自身が観客になっちまってる!(^0^)
観客が役者の芝居に凝視するあまり、のめりこんで顔がだらしなくなってる図、よくいるでしょ。客席に。

観られてる意識がない、そんな平川の表情でした。
今日、行かれる方、ラクダに注目です!
あっ!もとい、平川に注目です。


劇場を後にするとき、本当はラクダなのか、ラクダ人間なのか、実はラクダが平川なのか、良く解らないまま、帰りました。


新宿番外地

新宿番外地

椿組

花園神社(東京都)

2008/07/12 (土) ~ 2008/07/22 (火)公演終了

こんなんだっけ
7年ぶりに花園神社の野外芝居を、と思い意気揚々でかけたのですが、
エンタとしても物語としても中途半端。

初見の町田マリーもオーラなさすぎて最後までどれかわからなかった。

開始前のスタッフと観客の一体感だけが唯一すてき。

VOICE ACTOR

VOICE ACTOR

劇団6番シード

萬劇場(東京都)

2008/07/16 (水) ~ 2008/07/21 (月)公演終了

満足度★★★★

リアル!
ホントの声優の現場と勘違いさせられるほどのリアルな出来。テンポも良く,楽しくハラハラ観ていました。人気若手声優の心の葛藤にはちょっと気になるけど,観客の想像力に任せて,あえて踏み込まないほうが芝居の流れからはよいのでしょうね。良い舞台でした。

なみだ川 もどり橋

なみだ川 もどり橋

Shibaiya遊歩堂

in→dependent theatre 1st(大阪府)

2008/07/11 (金) ~ 2008/07/13 (日)公演終了

満足度★★★★★

愛と憎しみと優しさと残酷さ。
初日から5ステ皆勤。
休団後の復帰弟1作めとなるこの作品で、野中さんは劇中では子供に物語を話してきかせるお母さん役でしたが、もうひとつ重要な役割を担ってました。
前説。この野中さんの前説のはじけっぷりは観た人誰に聞いても好評。(笑)
さすがです。最高!

看板役者・大澤真也さん演じる変人で天才科学者。
その彼のブサイクな娘、かのこを守谷氏。
人里離れた山奥にすむ博士の母親(?)をとくやまさん。
彼らを取り巻く村人、さらに招かれざる客が入り混じって進んでいくお話は近未来のお話のようでもあり、昔話のようでもあり。
遊歩堂作品では、異色な感じの作品ではありますが、後味のいい優しい作品でした。大澤さんを始め、遊歩堂の皆さんの安定した演技力、客演の方々の熱演は安心して観ていられました。
村人たちのキャラがしっかりたってたのはとても関心しました。
脚本も毎公演ごとに深いものになってるような気がします。
大好きな作品となりました。

愛と死のアラビア/Red Hot Sea

愛と死のアラビア/Red Hot Sea

宝塚歌劇団

東京宝塚劇場(東京都)

2008/07/11 (金) ~ 2008/08/17 (日)公演終了

満足度★★★

見ました。
「愛と死のアラビア」
兵士たちの踊りは「ハッハッ」と叫びながらで、ちょっと面白い。
ラストは「それで終わっちゃうのかあ?」(以下ネタバレ欄で)

「Red Hot Sea」
フィナーレのデニムの衣装と大階段降りは御趣向♪真飛聖が降りてくる場面は、下から見上げたら綺麗だと思う。

ネタバレBOX

「愛と死のアラビア」は、実話同様の顛末にすべきだったと思う。あれではアラブの戦士になりきれないまま死んでしまったことにならないか?
港入口若津屋食堂

港入口若津屋食堂

東京スウィカ

赤坂RED/THEATER(東京都)

2008/07/15 (火) ~ 2008/07/20 (日)公演終了

満足度★★★★★

大人から子供まで楽しめそう
 これだけ質が高いものを、この値段で、この距離で見られるのは贅沢。もっと評判になってもいいと思うなあ。

 もし、こども目線で描いたら、そのまんまジブリアニメにできそうな世界かも。

アンタも喜びなさいよ

アンタも喜びなさいよ

バナナ学園純情乙女組

pit北/区域(東京都)

2008/07/19 (土) ~ 2008/07/20 (日)公演終了

がつがつしていました
こうゆうのも欲しいです。

VOICE ACTOR

VOICE ACTOR

劇団6番シード

萬劇場(東京都)

2008/07/16 (水) ~ 2008/07/21 (月)公演終了

流石です☆
本日、ロケハン&撮影に行って来ました! いつも撮影を楽しみにさせていただいているんですが、今回は特に面白かったです♪ アニメのアフレコ現場ー。面白い☆ 役者さんが、声優をしている姿を観ると、いつもと違ったところが見えてきて、すごく新鮮でした。ちょっとドキドキ^^ 

ネタバレBOX

秩序ある空間が、一人の役者が入ることでいい意味で壊れていくさまをで描いているド・コメディ。声優の世界と、役者の世界のちょっとした違いを目の当たりにして納得。
VOICE ACTOR

VOICE ACTOR

劇団6番シード

萬劇場(東京都)

2008/07/16 (水) ~ 2008/07/21 (月)公演終了

満足度★★★★★

「声優」という職業の括りだけでなく
音響監督などのスタッフ役を含め作品(アニメ)に魂を込める「職人」たちが繰り広げるこの芝居、それぞれの役柄に脚色も多々あり、それがズルイと思わせるほどコミカルで、思っていた以上に楽しめました♪
ミキサー室とかの舞台セットも、実物を見たことは無いけれど「あ、雰囲気出てるな~」って。

あと勢いや声量があるのは良い事なんだけど・・・何箇所か、小屋のサイズに合わない位のアフレコシーンの大きな声に、ちょっと耳がキンキンしてしまった(苦笑)

舞台「フラガール」

舞台「フラガール」

TBS

赤坂ACTシアター(東京都)

2008/07/18 (金) ~ 2008/08/06 (水)公演終了

満足度★★★★

圧巻
20人以上によるフラは圧巻の一言ですね。
以前何かの記事で2カ月ほど前から練習していると
読みましたが、なかなかの出来です。
舞台そのものの練習だけでなく、フラもきちんと習得してますね。
大したものです。

あらすじはほぼ映画と同じなので、特には気になることはないですね。
多少アレンジはありますけど。
この作品は、今後もシリーズ化されそうですね。

審判員は来なかった

審判員は来なかった

ペンギンプルペイルパイルズ

シアタートラム(東京都)

2008/07/10 (木) ~ 2008/07/20 (日)公演終了

満足度★★★★

舞台は回る、歴史も回る
回る舞台に合わせて、3役、4役を即座に演じ分けていく役者さんたちがすごいなぁと。

役者さんが舞台上で着替えて、シーンをまたいで登場するメタ的な演出も少々。
そういった意図的な破綻を前面に出さず、奥ゆかしく配置するのは大人のマナー?
でも、破綻の部分を期待し、面白がっている自分がいる。

歴史が一回りしていく中で、壊れていくものと、新たに生み出されるもの。
役者さんが舞台の設定に関係なく、縦横無尽に動き回る狂騒が、次の時代を作り出す。

国策として進められるエネルギー政策よりも、
国威発揚のスポーツナショナリズムからこぼれ落ちた、
民衆の力(=支配者にとっての破綻)が、未来への希望につながっていく寓話。

THE GHOST STORY

THE GHOST STORY

ネオゼネレイター・プロジェクト

ザ・スズナリ(東京都)

2008/07/17 (木) ~ 2008/07/21 (月)公演終了

満足度★★★★★

ぞっとして笑う
ぞっとして、笑って、じんときたエンタテイメント。
話と舞台の構成がすばらしい。
テンポよくぐいぐいと話に引込まれる。
お勧めの一作。

VOICE ACTOR

VOICE ACTOR

劇団6番シード

萬劇場(東京都)

2008/07/16 (水) ~ 2008/07/21 (月)公演終了

満足度★★★★★

4年ぶりに・・・
この劇団の公演を観たけど、かなりクオリティの高い作品に仕上がっていましたね。
松本さんらしいという作品だったし・・・

強いて言えば、アフレコの時の声優がスクリーンを見る目線がちとバラバラな感じに見えてしまったコトと、もう少し売れっ子声優のバックボーンを見せて欲しかったな・・・

でもかなり楽しめた作品でしたよ。

VOICE ACTOR

VOICE ACTOR

劇団6番シード

萬劇場(東京都)

2008/07/16 (水) ~ 2008/07/21 (月)公演終了

満足度★★★★★

最高!
 キャラクターの分け方がはっきりしていて、感情移入しやすかった。前田の行動にはこっちがはらはらさせられた。何より間がよかった。
 面白い中にもきっちりと大切なものを気付かせてもらって素晴らしい時間を過ごせた。

MOON

MOON

PLANET RUNNER

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2008/07/17 (木) ~ 2008/07/20 (日)公演終了

満足度★★★

もう少しまとめた方が。
竹取物語と現代の中学生の淡い恋愛や悩みをリンクさせた物語。

以下はネタバレBOXに。。

ネタバレBOX


ライトの使い方が上手いです。竹取物語は深層心理の部分で残酷な物語とされています。
アンデルセンに通じる。

かぐや姫に求婚した者達は、この世には存在しない宝物を持参しなければならなかったでしょう?

無理ですって!
存在しないんだから・・。

結局薬局、求婚者たちは西の果てから東の果てまで、とんだ約束に翻弄され身を削りながらも駈けずり回ったけれど、誰もそのお宝を見つけることは出来なかった。

しかし、求婚者の一人、藤原は月に帰ってしまったかぐや姫を諦めることができない。。

藤原は不老不死の薬を手に入れ、かぐや姫を永遠に待つことを誓い、なんと1300年のときが経過する。。

素晴らしいですね。。

ドラキュラは自分の妻となる理想の女性が現れるまで1000年待ったけれど、それより300年多く待ったのだから、あっぱれ!ですわね。。





一方、とある中学校では、ある少年が同級生の少女を好きになる。
その少女とは1300年前のかぐや姫だったのだった。
少年と出会った藤原は少年を説得する。。

「諦めないで素直な心で接するんだ。諦めなければ何かが変わる。変わるって事は前進するって事だ。」



転校してしまった少女を追いかけ少年は告白するが物語りは思わぬ方向に流れ少年の姉からの虐待の事実が判明する。


う~~ん。
本が少々くどいです。
少年の「ただ話を聞いて欲しかった。」という言葉にぐっと詰まされる感情もあるけれど、記憶を亡くす羽衣によって完結するあたり、無理矢理っぽい。

もう少し短くまとめてテンポの良いリズムの方が、物語が生きるような気がするが、どうなのか?



Little Eyolf

Little Eyolf

shelf

atelier SENTIO(東京都)

2008/07/17 (木) ~ 2008/07/21 (月)公演終了

満足度★★★

ゆっくりと
衣裳◎
ゆるりと首をもたげるようゆっくりと展開していく構成はとても気持ちがよい。
私の見た回はたまたまなのか、科白のミスが多く、とても完成度が低かった。


しっかりとした骨太な演出に好感を抱く。

ネタバレBOX

エイヨルフの死ぬ前後における、他の登場人物の変化が乏しかった。
演出だったのかもしれないが、見て取れる変化が欲しかったな。
SISTERS

SISTERS

パルコ・プロデュース

PARCO劇場(東京都)

2008/07/05 (土) ~ 2008/08/03 (日)公演終了

満足度★★★★

いつもとなにか違う、松さん
松さんの第一声からして、何か違ってた。
言葉もだけど、声が。なにがそうさせてるんだろう???って。

長塚さん、これってなんの演出なんだ!?って。

終わりまで観たら繋がった感じを受けた。
こりゃ面白い。

小指と殺し屋たち

小指と殺し屋たち

Last Brand

アイピット目白(東京都)

2008/07/18 (金) ~ 2008/07/21 (月)公演終了

満足度★★★★

昭和という生き方。
昭和43年。俺の生まれる前の話。知識も経験も持ち合わせていない。
そんなまっさらな状態で、俺は泣きそうになった。それで充分だと思う。


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