満足度★★★★★
愛と憎しみと優しさと残酷さ。
初日から5ステ皆勤。
休団後の復帰弟1作めとなるこの作品で、野中さんは劇中では子供に物語を話してきかせるお母さん役でしたが、もうひとつ重要な役割を担ってました。
前説。この野中さんの前説のはじけっぷりは観た人誰に聞いても好評。(笑)
さすがです。最高!
看板役者・大澤真也さん演じる変人で天才科学者。
その彼のブサイクな娘、かのこを守谷氏。
人里離れた山奥にすむ博士の母親(?)をとくやまさん。
彼らを取り巻く村人、さらに招かれざる客が入り混じって進んでいくお話は近未来のお話のようでもあり、昔話のようでもあり。
遊歩堂作品では、異色な感じの作品ではありますが、後味のいい優しい作品でした。大澤さんを始め、遊歩堂の皆さんの安定した演技力、客演の方々の熱演は安心して観ていられました。
村人たちのキャラがしっかりたってたのはとても関心しました。
脚本も毎公演ごとに深いものになってるような気がします。
大好きな作品となりました。