
休憩室
弘前劇場
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2008/07/25 (金) ~ 2008/07/27 (日)公演終了
満足度★★★
切れ目。
職員室の中の静かなドタバタ劇。ただ、そこに嫌な切れ目がある。
そう感じさせたのは、不自然に場面が途切れる瞬間が多かったからだろうか。
どうも意識が繋がっていかない感じを受けてしまい、もやもやした。
長谷川戯曲の哲学とも違うような気がするし、そこは気にかかった。
それでも、青海衣央里が中国人妻を演じきったのは見事の一言。
やはり、弘前劇場は俳優陣の層の厚さが魅力の一つだ。
次作は新作とのこと。期待に胸震える。

E.S.P.
回転OZORA
駅前劇場(東京都)
2008/07/25 (金) ~ 2008/07/28 (月)公演終了

エロスグロテッサアッパーグラウンドオペレッタ
虚飾集団廻天百眼
タイニイアリス(東京都)
2008/07/26 (土) ~ 2008/07/28 (月)公演終了
満足度★★★
見ました
壮大な話にはせず、人類の生き残りである主人公の世界で語ったのはエヴァっぽいかも。
過去作品に比べ一番よくできてると思う。
「アムの解散」の生演奏がかなりヨカッタ。
世紀末お茶の間コント風の場面が好き。
半魚人はリアルに出さず観客の想像にまかせちゃった方がよかったかも(もっとおぞましい姿を想像していたので、ちょっと拍子抜け)
開演15分遅れ、スタッフ不足によるっぽい。

SMOKEY~スモーキー~
無頼組合
阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)
2008/07/25 (金) ~ 2008/07/28 (月)公演終了
満足度★★★
こ・こりは??(・・!)
いつも、無頼の芝居ってハードボイルド的なところがあって、他の劇団と違った持ち味が魅力だったのだけれど・・。
以下は、ネタバレBOXに。。

三条会の「真夏の夜の夢」
三条会
千葉公園内 特設野外劇場(千葉県)
2008/07/25 (金) ~ 2008/07/29 (火)公演終了
満足度★★★
賑やかな、正に真夏の夜の夢
出演者も多く、演出ノートにも書いてあったけど「主役のいない話」なので、見るまえは不安でした。
でも、夜の野外舞台に様々な色の衣装をまとった役者さんがならんでいるという世界が既に幻想的な異空間でした。
「真夏の夜の夢」自体は特に好きでもないのですが、三条会のカラッとした演出で楽しく見れました。
正に夏祭り気分。
個人的には鈴木史朗さんをもっと活かして欲しかったな。
江戸川卍丸さんが勢いがあって楽しかったです。

『ジュリエット/灰』
テラ・アーツ・ファクトリー
新宿村LIVE(東京都)
2008/07/24 (木) ~ 2008/07/27 (日)公演終了

タオの月
カプセル兵団
笹塚ファクトリー(東京都)
2008/07/23 (水) ~ 2008/07/27 (日)公演終了
満足度★★
メタボな芝居
どうも、原作の多くを盛り込み過ぎた気がしました。
もう少し、どこかの部分に的を絞ってみたらいいのにと思いました。
決してダメな芝居ではないのだけれど、芝居では作りきれない部分を
子供が遊ぶ時みたいに口で状況を説明するのもちょっとなにでした。
殺陣といい、アクションといいとても素晴らしいものがあるのですが、
テンションが最後まで持たなくて残念でした。

SISTERS
パルコ・プロデュース
PARCO劇場(東京都)
2008/07/05 (土) ~ 2008/08/03 (日)公演終了
満足度★★★★★
この長塚節が好き
私の好きな長塚節作品でした。
暗くて重くてタブーな世界。
松たか子のキチガイ演技はメタマクでのマクベス夫人でも光ってましたが、ハマりますね。

大統領誕生
劇団スーパー・エキセントリック・シアター(SET)
紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)
2008/07/23 (水) ~ 2008/07/27 (日)公演終了
満足度★★★
うーん
悪くはないんだけど良くもない。
ポイントでは結構笑ったものの、全体の納得度は低い。
2時間ちょいの公演だったんだけど、すごく長く感じて疲れた。

E.S.P.
回転OZORA
駅前劇場(東京都)
2008/07/25 (金) ~ 2008/07/28 (月)公演終了

村の宝 ~ 墜ちよ生きよ、地に満ちよ (プレ上演)
みやしろ演劇パーティ/平原演劇祭プロデュース
宮代町コミュニティセンター進修館(埼玉県)
2008/07/26 (土) ~ 2008/07/26 (土)公演終了
満足度★★★
本番は、08/03 (Sun) 白昼です。
改装された「進修館」。どうやら旧市役所の背景の木立がさっぱり無くなってしまい、ポカーンとだだっぴろい場所になってしまった感がある。前後がステージでのバンド演奏だったから、広場いっぱいを使う演劇は面白いと感じる。
やはり埼玉はバンドもなんかおとなしい。
冒頭二十分だけやって、本番は「郷土資料館」の旧庄屋さんのお座敷を開放してあるスペースで上演。

ダルマ
カムカムミニキーナ
シアターアプル(東京都)
2008/07/24 (木) ~ 2008/07/27 (日)公演終了
満足度★★
遮光と
初めてのカムカムミニキーナでしたので大変期待しました。
がそれが過ぎたのか、少し残念な感じになりました。
最近で言えば、「犯さん哉」「アリスマテリアル」と
同じ系統に感じられました。
これが本来のカムカムの実力なのかは分かりません。
ちなみに、千秋楽で、最後小ダルマのプレゼント(1個)があり
じゃんけんの結果、女性が貰っていくことになりました。
シアターアプルでのカムカム公演もこれが最後だと挨拶がありました。
分かっていることといえ少し感傷的な気分になったのは
私だけじゃない、、ですよね。

アンタも喜びなさいよ
バナナ学園純情乙女組
桜美林大学・町田キャンパス 徳望館小劇場(東京都)
2008/07/13 (日) ~ 2008/07/15 (火)公演終了
満足度★
宝箱に興味はないけど…
とある高校の女子便所。なのに色気なし。あの狭い空間をより狭く感じさせ、不潔感と息苦しさ満開!まるで映画『SAW』を思わせるような興味津々のオープニングからはその後広がることなく、徐々に押し寄せる絶望感。それでも彼女達は希望を求めて唄う!好きな様に唄う!ただ若さを訴えるかのように唄う!一歩間違うと団体芸で見せる鳥居みゆきの世界?・・・やがて、これに付き合ってきた自分の限界が見えてしまい、疲れきって落ち込む私が残されるのでした。
♪ポケットにロマン それと You wanna be my friend?

三月の5日間
岡崎藝術座
川崎市アートセンター アルテリオ小劇場(神奈川県)
2008/07/25 (金) ~ 2008/07/27 (日)公演終了
満足度★★
内輪で、ローカルな。小田急の3日間。
演劇というより、パフォーマンスだと思った。それはいい。
「演劇」という枠組みの中で、その枠組み自体を解体/批評したチェルフィッチュの作品を、演劇の枠組み自体を取っ払って、独自の強力な誤読を押し通してしまった力技の公演。
「観た」というより、「体験」した、という感じで、それは、確かに楽しいのだけれど、納得できない(ごめんなさい)。というのは、『三月の5日間』は、きっかけでしかなくて、途中から、俳優が何をしゃべっているのかという、戯曲の内容の部分がないがしろにされて、演出家が何をしているのかという、仕掛けの部分だけをみせられているような気分になったから。
これなら、『三月の5日間』をネタにしたパロディの作品を、新作でやるべきだ、と、思った。

吉田ミサイル7時間一人芝居・第三弾《夏だ一番!ドラえもん奉り》
東京ディスティニーランド
タナトス6(東京都)
2008/07/26 (土) ~ 2008/07/26 (土)公演終了
満足度★
ある一線を、越えた。
大変ヘビーな7時間30分……。
「演劇ではない」のは当然としても、
最早「舞台芸術」や「パフォーマンス」の
領域からも少々逸れてきていると感じた……。
「何かを観に行こうとしている人」には
今回のイベントは向かなかったかもしれない。
吉田ミサイル本人から
前日にスタッフ宛のメールが届いて
以下のことが宣言された。
・「あしたの公演は公演ではありません」
・「僕が舞台をやるのではなく、
僕そのものがただ居るだけ」
・「面白くするつもりも
つまらなくするつもりもありません」
まさに…その通りになった(笑)!
なので、俺は付き合いきれるが
とてもじゃないけど友人知人には
薦められるものではなかった。
「作品」として各演目がかなりの密度と迫力を
もって並び、「公演」としての充実度を感じた
3月の『ロンダルキアでピクニック』が懐かしい。
今後の吉田ミサイルの世界の創作の動向が
大変気になる(もしかしたら転機になるかもしれない)
自分にとってはいわくつきのイベントであった。
つーかカンパ制のホームパーティーだった(笑)。
それでも不満が無いのは、彼が事前に宣言していたから。
つまり、狙って行われている逸脱だからである。
それが彼のやりたいことなら興味があるし、関わりたい。
逆に客としてはちょっと勘弁!!!

むじなの逆襲
劇団河馬壱
ウッディシアター中目黒(東京都)
2008/07/25 (金) ~ 2008/07/27 (日)公演終了
満足度★★★★★
ノスタルジーと別役的おかしみ
奇妙な劇団である。
昨年も観たが奇妙。
しかし、昨年の免疫があるため
「観方」がわかってきた俺は今年異常に楽しめた。
詩的な言葉の羅列と、珍妙な替え歌。
いくつも重なるイメージのコラージュのような
シュールなシーンの数々。
別役作品ばりの不思議な静けさ漂う脱力系。
こみあげてくる「おかしみ」はじわじわと
観る者を侵食する。
50歳近い劇団員達(最高年齢65歳)は、
加齢のためか日常的に稽古をしていないせいか
声がでなかったり動きにキレがなかったりと
一部問題はあるのだが(笑)、
やたらと存在感があり、チャーミング。
手勢を巧みに配置する
演出 中川さんの力量を感じさせた。
また、今回は作家がよかった。
戻れない少年時代の「あの夏」や
いつの間にかなくしてしまった
思い出のアイテムに捧ぐ優しくも
寂しげなイメージのオブジェ90分。
夏を感じました。
戻れない夏も感じました。
この戻れない90分のことを
来年の夏もまた思い出すのだろうな。
おそらくこの芝居を観に来た20代の客で
こんなに感銘を受けている者はいないだろう(笑)。
観劇時の体調や気分の影響もあるのだろうが
あまりにもグッときたのでコリッチにアップした。
2008年7月27日、東京で上演されている芝居の中で
一番面白かったのではないかと思っちゃうほど、
今年の河馬壱はキレキレだった。
デビットリンチの映画より河馬壱だ。と言っとく。

ダブルブッキング
K Dash Stage
新宿シアタートップス(東京都)
2008/07/18 (金) ~ 2008/07/27 (日)公演終了

アルケミスト
少年社中
ザ・ポケット(東京都)
2008/07/16 (水) ~ 2008/07/21 (月)公演終了
満足度★★★
上質!
楽しませる、ということに溢れている。
とても好感が持てる作品でした。面白かった。
ひとりの少年の成長録。
脚本の構成か、前半がかなり長く感じてしまいました。

閃光
reset-N
インディペンデントシアターOji(東京都)
2008/07/24 (木) ~ 2008/07/28 (月)公演終了
満足度★
はじめてには辛い
これは、今までreset-Nを見たことがあって、かつreset-Nが大好きな人じゃないと受け入れるのは難しいのではないでしょうか?
はじめてreset-Nをみた私は、すごく置いていかれた気分でした。

閃光
reset-N
インディペンデントシアターOji(東京都)
2008/07/24 (木) ~ 2008/07/28 (月)公演終了
満足度★★
演劇関係者の為の演劇か。
終演後、私には拍手ができませんでした。
私は観るべき作品ではなかったのでしょう。
創作者の為の演劇。私は置いて行かれました。