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軋み

軋み

ブラジル

新宿シアタートップス(東京都)

2008/12/10 (水) ~ 2008/12/14 (日)公演終了

満足度★★★★

桑原さんとの絶妙の融合
KAKUTAの桑原さんが客演されていたから、
だけではないと思うのですが、
いつもより若干いい話だった気が…

笑いとシュールさとポップさと人情味が
絶妙な加減でミックスされていて
さすがブラジルという感じ

役者さんたちの個性と巧みさも
登場人物にうまく吸収されていて
嘘なく楽しめました

鬨、唾棄すべき

鬨、唾棄すべき

劇団パラノワール(旧Voyantroupe)

ザムザ阿佐谷(東京都)

2008/12/05 (金) ~ 2008/12/08 (月)公演終了

満足度★★★★

感想
個人的な感想として

好きだったところ、良かったところ
・棟熊さんの演技のすべて。すべての演技。すばらしかったです。あなたのファンです。
・童貞卒業のくだり。それに伴う「セックス」という孤高の響き。卒業おめでとうございます。
・「下ネタはコミュニケーションのツールだ」という旨の台詞に大きく頷きました。その通りだと思います。
・「一話一おっぱい」のくだり。「おっぱい」の単位化。すばらしいです。
・9.11以降、重要なテーマになっている「テロの正統性」。復讐される側が悪者でなくては困るというナスカの台詞に胸をうたれ、米国を思い浮かべました。しかし、食うか食われるかの国際政治、タリバンに同情の余地はないのか。単純な善悪2項対立の設定は可能なのか。和解は可能なのか。日本の過去はどうやったら清算されるのか。そんな思いがしみじみ胸に浸透していきました。

よくわからんかったところ、悪かったところ
・主役の存在感が感じられなかった。深いテーマなのに、それを体現できていなかった気がする。主役はone of themであるけれども、only oneでなければならないのでは。
・戦争が終わっていない(よね?)にもかかわらず、なぜ桜田さんが「自分は戦犯だ」と認識できたのかがわからなかった。「戦犯」という言葉があのときの日本人の意識にあったのか。あるのは「自分は人を殺した。」という罪悪感と「命令だった」という正当化の意識だったのでは?戦争に負けてようやっと、リアルな戦犯としての自分を認識するのではないのだろうか。1930年代の日本人の意識は桜田さんのようなものだったのか疑問に残った。
・主題がー、むずかしかったですー><。一言でいうとなにー??
私が思いつく限りでは、テーマは「テロや復讐の正統性」「憎しみの連鎖」「復習される側の姿勢(←悪者としてがやりやすい)」だったのかな。
だとしたらいくつか理解できなかった、設定や台詞の意味がわからなかったところがあって↓

「物言わぬ民」の設定ってどんな意味を持つの?
「太陽を飲み込んで生きよ」ってどういうこと?
日本人(桜田さんと記者)の存在の必要性。
タイトルの意味。(←これわからないのって、いいのかな・・)

首をひねったまま幕が下りてしまいました。「わからんでいい」ともいわれたのですが、わかりたいのが人間なのよ。人間だもの。(実は込み入ったストーリーって超苦手なんです。バニラスカイとかマトリックスとか絶対無理やし・・解釈能力不足です。ごめんなさい。)

その他
・内容の濃い舞台だったと思います。「物言わぬ民」という設定や、最後のナスカの台詞、戦争で人を殺した日本兵。それぞれの設定がそれだけでひとつの話になりそうな重い設定であるにもかかわらず、2時間という時間はあまりに短い。欲を言えば3,4時間に膨らませて、じっくり噛み砕きながら見たかったです。

姉の感想
・「最後、声枯れてたのが残念やった。」とのことでした。

豚とオートバイ

豚とオートバイ

d’Theater

タイニイアリス(東京都)

2008/12/06 (土) ~ 2008/12/08 (月)公演終了

難しい題材でした(' ' ;)
やってはいけないことを題材にしていて、暗いお話だった。
トークショウで知ったけど、元々は一人一役のところ、
この公演では時ごとに一役を複数人で演じていた。
舞台では、心の苦悩を複数人の主人公が演じていて、
その時その時で、役者によって主人公の温度が変わるのが面白いと思った。

ネタバレBOX

最初、ストーリーをつかむのに難しく、韓国語に不慣れで、
人名なのか地名?食べ物?よく分からなかった。そこが残念。
過去の話からは物語に入っていけた感じがするかな。

ラストで、主人公が愛しくて、愛していた過去の各時代の妻たちが
仮面のように、他人事のように登場するのは不気味で、
怒涛のように責められている演出に雰囲気がでてたと思う。

過去の中で明るかったのは、ダンスと奇妙な奥さんだけだったけど、
そこにも、不可思議な不気味さがあって、ギクってするお話でした。
ダンスは雰囲気が良かったけど、
話が暗いばかりだったから、もっと明るい場面で踊って欲しかった。

一番良かったのは、主人公が子供とサヨナラする儀式のシーン。
迫力ありました。ちょっと泣けました(;へ:)。
痛みのない傷

痛みのない傷

Oi-SCALE

明石スタジオ(東京都)

2008/12/10 (水) ~ 2008/12/14 (日)公演終了

戸惑う・・・
初Oi-SCALEでした。
まず、会場内に入ったら感じるのが「暑い」と「暗い」。
このジメっと暑いのは何とかならないのですかね?
あと、暗いです。
これは演出ですけど。

ネタバレBOX

舞台には正面に大きなスクリーンがあって、上演前は延々夜に車を運転している視点からの映像が流されています。
これはこれで雰囲気が出てて良いですね。

舞台上には工事現場の三角のコーンが置かれていて、いくつかは中に明りが灯っていて、ぼんやりと明るく浮かびあがってます。
そんな中で、前説とも何ともつかない話から、気が付いたら始まっていたと言う感じ。
みんなボソボソ喋って、普通に会話をしているような自然体の会話、演技。
たまに皆で揃ったアクションをしたりセリフを揃えて言ったりするんでちゃんと戯曲があってやってるんだなと分かるけど、本当に自然。

でも、この暑さと暗さ、そして演技の静かさで段々と意識が遠のいて行ってしまうのでした。。。
だって、見てても退屈だったんだもん。
舞台に集中させるだけのものが無かった気がします。
話も特に興味なかったし、共感できる登場人物がいた訳でもなかったし。
何か中途半端な印象を受けてしまいました。

じっくり見てると良いのかもしれないけど、そこまで耐えられませんでした。
ゴメンナサイ。
だから今回は評価なしで。

いつもこういう舞台を見せる集団なのか良くわからないので、集団としての評価は何ともしようがないです。
今日も、ふつう。

今日も、ふつう。

アロッタファジャイナ

新宿シアターモリエール(東京都)

2008/12/10 (水) ~ 2008/12/14 (日)公演終了

満足度★★★

実に「ふつう」の気持ちで。
物語の枠を作る(「起」の部分)のに1時間ほど。
ようやく物語が立ち上がったかと思ったら、早くも真相に気づいてしまう。
「承」の段階で「結」を予測させてしまうと、「転」は長い説明になってしまう。
ミステリというのはそこが問題であって、問題を解決した途端に引力を失う。
他にも引き寄せる要素が欲しかったが、いまいち感じにくかった。

恐らくあえてステロタイプな人物や設定を使っているのだろうけれど、
おかげで「ドラマ」の枠に収まってしまい、怖さを感じることはない。

そんな中でも、記憶に残る役者も少なくない。
中心を担う女子高生の中でも、安川結花・阪田瑞穂が際だった。
安川は、だんだん立ち上がってくるキャラクタが凄みがある。
阪田は、ナチュラルさが、逆にリアリティを立ち上げることに成功している。
そして、菅野貴夫。この人がいなければ、舞台が落ち着かなかったろう。

初めてのアロッタファジャイナだったので、図りかねる部分はある。
でもまあ。
結論から言うと、至って「ふつう」の気持ちで劇場を出たのでありました。

ネタバレBOX

ミステリ以外の見所として、群像劇があると思う。
だから、「ふつう」から転げ落ちていく群像劇として見ていたのだけれど、
どこかステロタイプの域を超えずに、切迫感を与えることはない。
殺人が同時多発的に起きる状況さえ、喜劇的ですらある。
もう少し、人物に厚みがあったら楽しい。
今日も、ふつう。

今日も、ふつう。

アロッタファジャイナ

新宿シアターモリエール(東京都)

2008/12/10 (水) ~ 2008/12/14 (日)公演終了

満足度★★★★★

今回も、ふつう。じゃない
いつもよりは俗っぽく、又わかりやすかったですが。やはりアロッタワールド。愛と美と性と生と死と....
美しい女優さんたちがすぐ近くに来ちゃいます。
自分、アホ顔してただろうな。

幻のセールスマン

幻のセールスマン

舞台芸術集団 地下空港

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2008/12/03 (水) ~ 2008/12/07 (日)公演終了

満足度★★★★★

なかなかよかった
せりふがいい。流れるようで残る。抽象ながら親しみをもてる舞台も好感がもてる。みんなが救われる、これは好み。難解、長い、気になる間がある、などあるが、十分楽しめた。今後にも期待したい。

大好き!5つ軽演劇ちゃん

大好き!5つ軽演劇ちゃん

毛皮族

リトルモア地下(東京都)

2008/12/03 (水) ~ 2008/12/23 (火)公演終了

満足度★★★★

L演目
気分爽快な時代劇。

どのキャラも登場時のインパクトが強烈で大笑い。

飴をあげる

飴をあげる

こゆび侍

ギャラリーLE DECO(東京都)

2008/12/09 (火) ~ 2008/12/14 (日)公演終了

満足度★★★★

好みです2!!
観劇させて頂きました。本公演はメルヘン短編集とのことですが、個人的には開演直後の舞台上を観ていると、違うものなのですが、とあるSF映画の冒頭シーンを連想してしまい、その瞬間から舞台上を観る目に力が入ってしまったのですが、SF映画を連想してしまったせいか、観劇中「内面世界を舞台に描き出したSF作品」と勝手に思っておりましたが、全く適切な表現ではないので鵜のみにされないでください!しかし、taraさんにとっては大変悲しいお話になりますが、どうやらこの作品においては好みが一致してしまったようです。しかし、一部分においては違うようですので御安心ください!この作品の「笑える部分」を除けば、作品の世界観からすると台詞の量が少なめであり、台詞そのものの表現も含めて極めてシンプルなものですが、そこが個人的には魅力を感じてしまいます!自分のように書いても書かなくても良いことをダラダラと書き続ける者にとっては、自分にはない・身につけることも出来ないものに惹かれるものがあります!台詞の量からすると作品世界をイメージするには若干情報量不足かと思われますが、その分舞台上の役者さんたちの演技に注視してしまいますし、なおのこと興味が深まるばかり!個人的な好みと興味の点から観ると「バランス感覚のいい作品!」に映ってきてしまいます。そして、台詞も文章にすれば極めてシンプルであるものですが、短い中に必要十分な意味合いをもつものが濃縮され、表現に使用する言葉の選択感覚が「いい感覚しているなぁ」と感心してしまいましたが、良く考えてみると自分のような古い年代の者が「いい感覚」と思うのならば、若干古い表現が使われているのではないかとも思えたのですが、今の若い方の言葉の表現感覚がわかりませんので、役者さんたちの年代の方々が発する言葉として若干の違和感を覚えられる方もいるのでは?とも思えましたが、実際観劇された若い方がどう感じられるのか?自分もまた興味のある点です。しかし、「笑いの部分」はさすがに饒舌になりましたが、これもまた一文一文にしてみると「シンプル」かつ選択された表現が古い自分にとっては「いい選択感覚」であり、台詞の量はこの時こそは多くなりますが、役者さんたちの見事な発音で全て聞き取れてしまいます!個人的には本作品を全く的外れな表現になりますが「マジック・ショーのマジックのタネはどうなっているのか?それをあれこれと楽しむ」という感覚に近いもので観劇させていただき面白がっておりました!星で評価をつける前に思っていた何も根拠のないことですが、本作品を観劇されてどのように感じ・どのように思われ・どのような評価を与えるかで、その方の深層心理がみえてくる面があるのではないか?と思ってしまいました。その上で星の評価を自分はつけさせていただきますが、好みが一致してしまったtaraさんにはまたまた悲しいお話になりますが、グレていませんか?自分はいい年してもグレてしまいタバコを肌身離さず常に持っておりますが、何か中毒性のあるものにはまっていらっしゃいませんか?ピッタリ好みが一致してはいなかったので安心しておりますが、ちょっとだけ心配してしまいます。しかし、ここまで書いた自分の文章を読み返すと、やはりこの作品に魅力を感じてしまうことは避けようのないことだったと思えてきます!

ネタバレBOX

大変申し訳ありませんが、これまでに観劇され書き込みをされた方のものを読ませていただいたのですが、「亡骸をめぐる冒険」対する見解がちょっと自分のこの作品に対して感じたものと違い、自分の読み取り方が不適切だったか御指摘頂けたらと思い、若干簡潔になるべく簡単に書きこませていただきます。類人猿と人間の部分を書くと長くなるので省きますが、自分の観劇させて頂いた時の考えとしては、「氷が溶けて水になり、体温がなくなるまで・・・」
の部分において氷が時間を、氷が溶けるを人生の経過を、水になることが実際に身をもっての経験等を表し、経験等を表す水が足元にたまるっている状態が現在おかれている環境、状況を表しているものかと思ってしまいましたが、この状態からだといずれ溺死か人生の経過時間を残しながらも体温がなくなることでの2つの形での「死」を抽象的に表していたものだと思いましたが、事前に当サイトで3作品のあらすじの短文から死か身の破滅がメルヘンにおける残酷なものと思っておりましたので、残りの2作品のあらすじからも先の抽象的な死の2つの形が具体的な世界において擬人を介して具現化された実際の死の姿が表されていくものとかと思い、残りの作品においても「氷が溶けて・・・」の部分がどう具体的な形をとっていくかを観るための作品かと思っていたのですが、自分の考え方は誤りだったのでしょうか?自分としては「亡骸をめぐる冒険」で示された抽象的死の概念が、残りの作品で具体化されていく繋がりのある作品で構成されていると思っていたのですが、全く誤っていた見解だったのでしょうか?どなたか、「亡骸をめぐる冒険」における解釈を御教示いただけないでしょうか?
東京劇団フェス'08

東京劇団フェス'08

アミューズ

シアターアプル(東京都)

2008/11/28 (金) ~ 2008/12/14 (日)公演終了

満足度★★★★★

Inncent Sphere
圧倒的な勢いがすごい

何百人という観客隅々まで巻き込んでいたのでは?
たたみかけるような連続の殺陣!葛藤の連続!すれ違ってしまうそれぞれの想い…
2時間弱ありましたが、時間なんて気にならない

役者さん達の稽古を想像すると涙が…
いや、そんなこと想像しなくても涙が流れる
芝居って1+1=マイナスにもなるし、プラス1億にもなるということが実感できる

あと二回しかないのがものすごーくもったいない
本当だったら2・3週間公演してそうなのに
もう行けないのが本当に惜しい
悔いのないように最後までやり尽くせることを祈るばかり…

東京劇団フェス'08

東京劇団フェス'08

アミューズ

シアターアプル(東京都)

2008/11/28 (金) ~ 2008/12/14 (日)公演終了

満足度★★★★

「スクエア」
はじめましてでした。期待以上におもしろかったです!
最前列でこっちもびっくり!演者さんも、最初緊張していたのでしょうか。会場の雰囲気に飲まれ気味だった気がします。
カミカミで、せりふの言い回しも何度かおかしいなぁと感じました。
けど、、、おもしろかった点は、ネタバレで!

ネタバレBOX

けど、後半はもう畳み込むように展開が面白すぎて、
自分の笑い声でせりふが聞こえなくなってしまわないように、
声を抑えるのに大変でした!
4人で演じきっていましたが、本当は3人の劇団さんなんだそうで。
少ない俳優さんをみんなでまわす面白さ、すごくよく分かります!
その辺りもすごくおもしろかったです。

せっかくの劇団フェス!
他の劇団もたくさん見たかったです。。。
玉青の行方

玉青の行方

地球割project

ギャラリーLE DECO(東京都)

2008/11/27 (木) ~ 2008/12/07 (日)公演終了

満足度★★★★

くらやみのなか
本当に暗い中の公演で、もっと分かり辛い話なのかなーと思っていたら、思っていたよりも分かり易い話で良かったです。
自分の手も見えない、本当の本当に「完全暗転」の空間で演じる。
こういう考え方ってすごいなあとただ単純に感動したり。

ネタバレBOX

あえて注文をつけるとするならば、あの終盤、自分はサキの絶望ではなく、玉青の、扉を開けてあの光に向かうまでの心の動きを見たかったな…とか。これは完全に好みの問題なので、ご参考までに。
それくらい物語に引き込まれていたっていうのも、事実です。

また機会があれば、観に行きたいと思いました!
ぶらんこ乗り

ぶらんこ乗り

杜の都の演劇祭プロジェクト

Gallery Modern Space(宮城県)

2008/11/21 (金) ~ 2008/11/24 (月)公演終了

満足度★★★★★

すいこまれました
ユラユラ揺れる切り紙の動物たち、色とりどりの玉。お店も含めてすごく素敵な空間、そこに小説の世界がマッチして、すうっとすいこまれました。俳優さんたちの声が気持ちよくて、至福の1時間でした。ぜひ再演して欲しいです。

アクトリーグ日本シリーズ関東ラウンド

アクトリーグ日本シリーズ関東ラウンド

アクトリーグ

スタジオアルタ(東京都)

2008/12/09 (火) ~ 2008/12/09 (火)公演終了

満足度★★★★★

おもろいよねー
期待通りの面白さ、ごちそうさまです。

やはりハイレベル。素敵過ぎます。もうこれ以上言うことはないですww


あ、エキシビジョンでキドミホさんと共演させていただきました(突っ立ってただけですがw)
自由すぎる。。。

もっと見る (公演終了・御来場御礼)

もっと見る (公演終了・御来場御礼)

殿様ランチ

サンモールスタジオ(東京都)

2008/12/05 (金) ~ 2008/12/14 (日)公演終了

満足度★★★★★

相変わらず・・・
程の良い匙加減が絶妙・・。

公演中なので以下はネタバレBOXにて・・。

ネタバレBOX

不治の病を宣告され、死と直面する男の最期を描いたストーリー・・。
普通ならもっと壮絶感、悲壮感が漂うところなんだろうが、物語は淡々と進む。

決して激情に流されるようなシーンに埋もれる訳ではなく、そこかしこに、ほのかなユーモアさえ漂う。

そこには、この劇団特有の、何とも言えぬ人情味豊かなペーソスが滲んでいるようでとてもここちよい。

友人、家族、病院のスタッフや師弟など、とりまく周囲も鮮やかなキャラで描かれる・・。


この世に生を享けた限り避けることは出来ない死の世界。
自分の命の限りを知らされた時、その人の値打ち、品格、人となりも現われてしまうのだろう・・。

本編主人公の作家は、決して取り乱すこともなく、最期まで力強く生き抜く。


題材は果てしなく重いテーマだが、決して悲壮感を感じさせず、むしろ物語は恬淡と進む。

スロットルを踏み込み過ぎることなく、穏やかに収束させる程の良さが絶妙で、決して出しゃばり過ぎない、そこはかとなく感じさせるセンスの良さが奥床しい。

何度も何度も涙が溢れそうになりながら、そこでコミカルなシーンにまた引き戻される・・。

今回も板垣マジックの世界に翻弄されたように思う・・。
心地よく、人情味溢れる世界に・・。


素敵な作品を魅せていただいた。
また次もマジックの世界に溺れたいと思う。


飴をあげる

飴をあげる

こゆび侍

ギャラリーLE DECO(東京都)

2008/12/09 (火) ~ 2008/12/14 (日)公演終了

満足度

退屈なまでにメルヘン。
「うつくしい」「いとおしい」がこゆび侍の好きなものだという。
こゆび侍の考える「うつくしい」「いとおしい」をいつもと違う形で。
それが今回の公演のコンセプトだったのではないか、と推測する。

残念ながら、その試みは上手くいってはいないようだ。
「とりあえずやってみよう」という心意気はいくらでも買う用意はあるが、
自分が実験台にされる用意までは、流石にしていなかった。

ワークショップの発表会としては、面白みもあろう。
だが、オムニバス公演の見せ方としては拙さだけが残った。

今回の企画公演で、こゆび侍の本領発揮というわけではないので、
次回の本公演も併せてご覧になっていただきたい。
と老婆心で記しておく。

ネタバレBOX

「亡骸をめぐる冒険」30分
会話をほぼ封印して、音やボディランゲージを駆使して物語を見せる。
ポエティックな場面(氷の国)と、ラジカルな場面(最初の人類)が、
動と静の対比にすらなっていなかった感がある。
最後のオチ(葬儀風景)も、読み取ることができず。

「幕間」3分
明るい会話をやってみようという感じだろうか。
そういえば、こゆび侍に明るい会話の印象がない。
高木エルムの胡散臭さは札付き。

「飴をあげる」25分
佐藤みゆきが客演先で仕入れてきた(のかな?)しゃべくりを、
存分に取り入れた正面切っての語り芝居。
男(人間)と女(カラス)の関係を描くが、中途までは語りだけで心地よい。
が、綺麗すぎるラストを奇跡と呼ぶのは、それこそ奇跡。

「うつせみ」60分
蝉の王国記というか革命記というか。
退屈を持て余すまでを描く場面に、大いに退屈させられる。
アクトリーグ日本シリーズ関東ラウンド

アクトリーグ日本シリーズ関東ラウンド

アクトリーグ

スタジオアルタ(東京都)

2008/12/09 (火) ~ 2008/12/09 (火)公演終了

満足度★★★★

東西頂上決戦!テレビ放送決定!!
観劇させて頂きました。この日の公演は関東アクトリーグ覇者カルツと関西アクトリーグ覇者フィクションズによる日本シリーズ最終戦で、この日アクトリーグの2008年度の頂点に立つチームが決定しましたが、この日の公演は後日にテレビ完全放送!2008年12月27日(土)25:40~26:40の日時にフジテレビで放送されますので、気になられた方はそちらでどうぞ!!としか書くことがないのですが、もし御興味をもたれた方で、深夜の時間帯ですが眠い目を少しこすって観てみようかなぁ、と思われた方の為にこの日の公演のアクトリーグのルールなどと公演された作品の内容まではわからない程度の個人的な感想ならば書いても差し支えないかと思われますので、まだ少しだけ観劇記らしいものが続きます。御存知の方も多いかと思われますが、アクトリーグの基本ルールは、観劇されている方からいただいた「お題」をもとにその場で起・承・転・結を各3分ずつ使い合計12分のインプロ公演で両チームこの日登録された5人の選手により1作品創り上げられていきます。そして、日本シリーズのみのルールとして、この日は両チーム2作品ずつの合計4作品が上演されましたが、作品の発表は1作品目、2作品目の前に両チームから1選手だけ選ばれ、選ばれたもの同士が一緒にインプロ小作品を創り上げ、審査委員がどちらの選手が印象に残ったか判定し、勝利した選手の所属するチームが先攻・後攻が選べる個人戦がありましたが、選ばれた選手はアクトリーグではおなじみの選手なので、味わい深くも意地の火花を散した小作品が創り上げられていました!その上で両チーム本作品の1作品目を観劇させて頂きましたが、なるほど!ほとんど全ての点でほぼ互角の1作品目でした!しかし、個人的には両チーム「笑い」の点でも「物語としての作品の完成度」の点でもほぼ互角かと思えましたが、「笑い」の点においては東京ではすでに人気を確立しているカルツの方が若干「地元の利」を生かしたかもしれない気がする会場の反応でしたが、実は自分が「笑い」と言う点で笑い声を多く上げていたのは関西の覇者フィクションズの方でした!初めて観劇させて頂く関西のチームの関東アクトリーグにない感覚や作品の仕上げ方が、実に新鮮で魅力的に感じられました!それに対しておなじみの関東アクトリーグの覇者カルツの作品は、おそらく「笑い」と言う点でもフィクションズの作品と互角と思えますが、あまり笑っている余裕がなく、フィクションズと互角かそれ以上の作品が関東アクトリーグの時と同じように創れるか、若干緊張しながら観ていましたが、この日の運命の勝敗を決めたのは2作品目かと個人的には思われました。2作品目も両チーム各選手が持ち味を生かした異なるタイプの両作品を、審査委員の方々が何を最大の評価ポイントにされたのか?個人的には味わいの違う両作品にそれぞれ良いところがあるように思えましたが・・・気になる方はテレビ放送で御自宅を公演会場にしてみてください!最後に涙したものは、はたして誰なのか?自分はもちろん知っておりますが、ここまで読まれて結果が気になられた方は27日にテレビへと続いていきます!しかし、この日はアクトリーグを観劇させて頂いて初めて観劇後に疲れてしまいました!会場内は大きな反応に包まれていましたが、個人的には互角の勝負を展開する両チームの勝敗の行方が非常に気になり緊張しながら観ていたのですが、カルツに対する「素直になれない応援」だったのか、それともフィクションズに対する「浮気心」がはたらいたのか、運命の女神が微笑んだのはどちらにだったのか?気になる方はやはり「テレビ放送」を御覧になられることをおすすめします!星の評価はどうしようかと思いましたが、これだけ緊張しながら観劇させて頂いたのも久しぶりで若干観劇後疲れてしまったのですが、振り返ってみるとアクトリーグの公演は5つ星しかまだつけたことがなかったので、たまにはその点から個人的に減点させていただきます!しかし、テレビ放送されれば来年のアクトリーグの観劇株は大暴騰するでしょうから、テレビを観られて御興味をもたれた方は公演のチケットの御購入はお早めにされた方が無難かと思われます!個人的にはあと数年後には一番離れた客席から覗くように観劇させて頂くことになるのかなぁ、と思うと少し寂しいものも感じてしまいますが、来年もまた時間に都合がつく限り観劇させていただきます!

アキストゼネコ

アキストゼネコ

チェリーブロッサムハイスクール

ウエストエンドスタジオ(東京都)

2008/12/04 (木) ~ 2008/12/09 (火)公演終了

満足度★★★

明確な
世界観に引き込まれた。タイトルが好み。

もっと見る (公演終了・御来場御礼)

もっと見る (公演終了・御来場御礼)

殿様ランチ

サンモールスタジオ(東京都)

2008/12/05 (金) ~ 2008/12/14 (日)公演終了

満足度★★

劇団の方向転換か?
重いテーマを実にストレートに描いた作品。
前作より、作演のやりたい事が忠実に見えたのはよかった。

ネタバレBOX

大きな舞台セットも無い中での、照明の変化やブラインドや木の影など細かい演出はニクイ。舞台装置が簡素だからこその葬式のシーンもそれっぽく見えて良し。
死に行く主人公と娘のやりとり(携帯のシーンとか)も、きっと父が亡くなった後、忘れられないエピソードになるのだろうと悲しくさせる。

まるでドキュメンタリーを見ているようで、主人公の最後の時としてみる分には立派。


けれど、けれどだな。


それ以外の人たちの個性のなさが、舞台として物足りなかった。
芸達者な役者陣が揃っていると印象だった劇団員が、個性薄く、客演陣に頼り切っている印象を受けた。
もっと、劇団員を中心にした舞台が見たい。

ライブ感などの残念さと次回への期待を込めて、採点はやや辛口に評価。
舞台は夢 イリュージョン・コミック

舞台は夢 イリュージョン・コミック

新国立劇場

新国立劇場 中劇場(東京都)

2008/12/03 (水) ~ 2008/12/23 (火)公演終了

満足度★★★

古代の劇中劇を現代に演る価値は…
フランス古典喜劇を円形舞台で演るという趣向は面白いが、
中劇場のハコが大きすぎて、いかんせん台詞がよく聞こえないし、
モノトーンの円形舞台に殺伐とした印象を受けた。
400年前から不倫が普遍的だったという戯曲は、
興味深くも、退屈でもある。
段田さん、役を楽しんでいる感が出ていて、こちらも楽しくなる。

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