祝/弔 公演情報 クロカミショウネン18 (2012年に解散致しました。応援して下さった方々、本当にありがとうございました。)「祝/弔」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    破綻なし。すごい作品です。
    一日で「弔」→「祝」と観劇。

    両作品とも基本はどたばたコメディです。(多分、舞台裏も)

    1作品単位では説明不足な部分があるが、2作品みればほぼ解決。
    前作との関連があるらしいが見ていなくても十分楽しめました。

    すべて理解するには各々2回見る必要があると思います。
    これから観劇予定の方は、開演前に配られる相関図はしっかり見ておきましょう。

    ネタバレBOX

    観客に向けての役柄を超えたパフォーマンスではなく、あくまでその役柄を淡々と生真面目に演じることで発生する、本来の脚本の面白さ。それがこの作品にはあります。
    観劇中はほとんどクスリともしない自分が、不覚にもちょっと声を立てて笑ってしまいました。
    客席での笑い声は邪魔だとすら考えていたけれど、ここまで面白ければまぁいいかと思う。
    見るからに怪しいハゲが、あんな変なお経?を踊る?なんて、ちょっとずるいけどね!

    見えるところのドタバタもいいのだけれど、ここで書いておきたいのは舞台裏でのドタバタがとても面白く感じられたこと。(もちろん見えませんよ)
    何気なく退場していく役者達が、そのまま走って別の劇場に向かい演じているのだろうと思うと、それぞれの役者の頑張りようがとても素敵に思えるし、今見えている物以上の物が見えているような気分になります。

    この弔側で感じた不満点ですが、
    女性陣が結構似ていて、すぐ区別がつかない事。誰が誰だかきちんと区別出来ないでいる内に、人違い勘違いの展開になってしまい、こんがらがってしまいました。喪服で似たような髪型なので、こういう人もいるってことでもう少し服装などで区別が付くようにして欲しいな。

    まぁ、少々置いてきぼりになってしまうのは人物説明の半分を別会場でやっているんだから、当たり前って感じもする。この劇はやっぱそれぞれ1回ずつみた後が一番楽しめるかもしれない。
    実際2回みるかっていうとちょっと微妙だけどね。

    役者さん達はよくやっていたと思うけれど、逆に特定の誰かが良かった!とかそういう感想も持てない。一つ前に見た[真剣恋愛]とは逆で、役者よりも脚本の良さが感じられる作品でした。

    それにしても、観劇後に配られる謎解きガイドのOFFOFF分を受け取り損ねてしまった!
    千秋楽を迎えてからでいいんで、WEB上で公開してくれないかなぁ。

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    2008/09/07 23:55

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