祝/弔 公演情報 祝/弔」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.7
1-8件 / 8件中
  • 20080904
    (○´ω`○)ノ

  • 満足度★★★

    古く感じた
    リアル舞台装置で、リアルでない演技を拝見。(苦笑)
    もともとこういう、笑わせますーというお芝居が好きだったのですが、
    ここ最近ナチュラル演技をみていたせいか、結果、演技・演出にだいぶ古い印象を受けることに。
    シアターアプルやサンシャイン劇場で小劇場がやっているような演技スタイルかな。

    けれど役者さんひとりひとりは最高に面白くて女優さんはみなさん綺麗で見とれてしまいます。
    舞台装置も魚拓がずらっと並べてあるのがいい!私の回は何度も左の魚拓が落ち続けていましたがそれはご愛嬌でしょう。
    でも役者さんたちはひやひやしたのではないでしょうか。(笑)

    おじいちゃんと娘さん(トトロと呼ばれていた女の子)の最後のシーンはじんときちゃいました。

    白塗りの二人は面白すぎ。
    ワダ・タワーさんはやはりタワーでした。

  • 満足度★★★★

    加速するドタバタ。
    「祝」に続いて、ふっと線香の匂い香る「弔」へ。

    なるほど、ドタバタの加速は「弔」の方が面白みがあるように思う。
    混乱の絡まり方やら収束のさせ方など、「NINPU」を思い出させた。
    そして、「祝」での不満が解消されたのは、間違いなく彼らのおかげだ。
    彼らに関しては、ネタバレにて。

    二本観て、やはり一本だけでは消化不良になったろうと思う。
    しかし、二本観たからといって、充足感が何倍にもなったわけでもない。
    1+1が2.2くらいにはなっているから、十分だと思うのだけれど。

    劇場使用や作品等の“状況を使い切る”難しさは並大抵ではない。
    心からお疲れ様でしたと、申し上げたい。

    ネタバレBOX

    「弔」のキーマンは、猪股俊明と久米靖馬である。

    「祝」の時に、父役である猪股が出てきた瞬間に、
    「あちらの方が観たいなー」と意識が逸れてしまったのは、事実である。
    その錯乱ぶりを堪能できたのは、眼福であった。

    そして、久米靖馬の火傷っぷりに感動。
    出来る人というフリがある中での火傷は、見事の一言。
    「NINPU」からの出来る人キャラのイメージがガラッと崩れた。
    芸術的な積み木崩しであった。

  • これは…いいのかなー。『祝』を観てないからなのかな~。なんか…ね。うん。お客さんは結構笑ってたけど。何が面白いのか、わからない。

    ネタバレBOX

    お父さん役の方も笑いを狙ってるのか…(そう見えただけですが)なんかな。つまらないし。長男の方も声でかすぎてちょっと耳が痛かったり。もっと小屋大きいとこでやればいいのに。前だからなのか、耳が疲れた。泣き方に特徴のある女性も後半泣くだけだし。それは笑いを誘ってるのか?うーん。知り合いが出てたから行ったけど…微妙だ。知り合いも声が綺麗だし(悪い意味で)。普段、その言葉でそんな声出さないだろ!って思う。なんか長かった。登場人物も沢山いすぎてわからないし。絶対、いなくていい人もいる。もっとシンプルにした方が観やすい気がする。ずっとてんわやんわしてて…息つく暇もない。申し亜訳ありませんが、微妙だった。
  • 満足度★★★★

    本日は「弔」。
    昨日の「祝」に続いての「弔」。
    「祝」がスピード感の「Show must go on」だとすると
    「弔」の共犯関係は永井愛さんの「ら抜きの殺意」といったところか。

    皆さんもおっしゃってるように「弔」の方が完成度が高い。

    一つは父役の猪股さんの力によるもの。
    もう一つは単純に戯曲によるものだと思います。
    その辺はネタバレBOXで。

    両方見てなんぼの「イベント」だったんじゃないかと。
    だって片方観ただけじゃ明らかに消化不良ですもの。

    ネタバレBOX

    「祝」が最後の最後まで「絵に書いたモチ」(嘘)を
    真実であるように一部の人に信じさせる作業に終始し、
    結果嘘を突き通して終わるのに対して
    「弔」は最後の最後に「嘘」を破綻させて
    一つの山場を作っている。
    これによって「弔」の方が最後の最後まで楽しめるし
    振幅があって面白い。
  • 満足度★★★★

    弔いの方が面白い!
    両方観ましたが、断然、「弔い」の方が面白いです。。

    何が面白いって・・・以下はネタバレBOXに。。

    ネタバレBOX

    お父さん役の猪股俊明さん!ひじょうにいいです。

    以前ハイバイの『手』でもお父さん役をやられてて、とぼけた味のある役者ですね。

    とにかく演技に気負いがない。
    やる気があるのかないのか・・・とにかく自然体だから、観ていて愉快千万なのだ!(^0^)




    栗田家の長男・優治は母・トメの葬儀を仕切るが、葬儀屋の「お父様の件ですが・・ショックでオカシナ行動をとる場合がありますが、そういう時は無視してあげたほうが回復が早いです。」との一言が発端となり父・唯吉はいつのまにか幽霊扱いされ、本人もすっかり死んだものと思い込んでしまう。。
    思い込んだ時点から彼の振る舞い、行動が途端に怪しくなる。。
    怪しいのに何故か落ち着いてみえて飄々とした印象さえ感じる。
    馬鹿馬鹿しいのだけれど、偉大に思えてしまう!(^0^)


    長男・優治の浮気が原因で、弔問客の関係がややこしくなり、優治はこの客達に早く帰ってもらおうと努力するが事態は更にややこしくなる。

    ドタバタコメディです。。

    父の即興葬式の場面でインド式テルテルの怪しい葬式やビルマ式スリランカの葬式など、本当に笑った!



    とにかく全体的に楽しい!可笑しい!たのおかなのだ!(^0^)



    舞台の和室のセットが素晴らしいです。
    畳もこの舞台の為に三角畳をオーダーしたようで、隅の三角部分がまだ新しかったです。


    いあいあ、ホント楽しい!(^0^)
  • 満足度★★★★

    破綻なし。すごい作品です。
    一日で「弔」→「祝」と観劇。

    両作品とも基本はどたばたコメディです。(多分、舞台裏も)

    1作品単位では説明不足な部分があるが、2作品みればほぼ解決。
    前作との関連があるらしいが見ていなくても十分楽しめました。

    すべて理解するには各々2回見る必要があると思います。
    これから観劇予定の方は、開演前に配られる相関図はしっかり見ておきましょう。

    ネタバレBOX

    観客に向けての役柄を超えたパフォーマンスではなく、あくまでその役柄を淡々と生真面目に演じることで発生する、本来の脚本の面白さ。それがこの作品にはあります。
    観劇中はほとんどクスリともしない自分が、不覚にもちょっと声を立てて笑ってしまいました。
    客席での笑い声は邪魔だとすら考えていたけれど、ここまで面白ければまぁいいかと思う。
    見るからに怪しいハゲが、あんな変なお経?を踊る?なんて、ちょっとずるいけどね!

    見えるところのドタバタもいいのだけれど、ここで書いておきたいのは舞台裏でのドタバタがとても面白く感じられたこと。(もちろん見えませんよ)
    何気なく退場していく役者達が、そのまま走って別の劇場に向かい演じているのだろうと思うと、それぞれの役者の頑張りようがとても素敵に思えるし、今見えている物以上の物が見えているような気分になります。

    この弔側で感じた不満点ですが、
    女性陣が結構似ていて、すぐ区別がつかない事。誰が誰だかきちんと区別出来ないでいる内に、人違い勘違いの展開になってしまい、こんがらがってしまいました。喪服で似たような髪型なので、こういう人もいるってことでもう少し服装などで区別が付くようにして欲しいな。

    まぁ、少々置いてきぼりになってしまうのは人物説明の半分を別会場でやっているんだから、当たり前って感じもする。この劇はやっぱそれぞれ1回ずつみた後が一番楽しめるかもしれない。
    実際2回みるかっていうとちょっと微妙だけどね。

    役者さん達はよくやっていたと思うけれど、逆に特定の誰かが良かった!とかそういう感想も持てない。一つ前に見た[真剣恋愛]とは逆で、役者よりも脚本の良さが感じられる作品でした。

    それにしても、観劇後に配られる謎解きガイドのOFFOFF分を受け取り損ねてしまった!
    千秋楽を迎えてからでいいんで、WEB上で公開してくれないかなぁ。
  • 満足度★★★

    両方見ないと。
    「祝」→「弔」の順で見ました。趣向はとっても面白いと思いますが、片方のことが分からなければ置いていかれるセリフや場面が多々あり、先にみた「祝」よりも、全部理解できた「弔」のほうが面白く感じられました。

    ネタバレBOX

    最終的な落しどころの「お父さんが元に戻った」時の描写に物足りなさというか見ている側としては「元に戻ったんです」の一言で片付けられてしまうのが、納得しずらかったです。
    また、「こめかみのあたりで人差し指をぐるぐる回す」仕草が多かったのですが、差別的に感じてしまい、他の表現を使って欲しかったです。

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