
図書館的人生vol.2 盾と矛
イキウメ
三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)
2008/10/24 (金) ~ 2008/11/03 (月)公演終了
満足度★★★★★
思いっきりのイキウメワールド
いやあ、堪能しました。オムニバスなのにこんなにおもしろいとは。ぞっとするけど根っこは人間らしいぬくもりがあるから救われる。けど絶対にぬるくはならない、いやーな感触が最高。

神社の奥のモンチャン
ゴジゲン
しもきた空間リバティ(東京都)
2008/10/25 (土) ~ 2008/10/29 (水)公演終了

あなたと私のやわらかな棘
ジェットラグ
新宿シアタートップス(東京都)
2008/10/17 (金) ~ 2008/10/26 (日)公演終了

神社の奥のモンチャン
ゴジゲン
しもきた空間リバティ(東京都)
2008/10/25 (土) ~ 2008/10/29 (水)公演終了
満足度★★★★★
モンちゃんと一緒に涙
目次さんと志村さんがイイ役者さんだな、としみじみ。
その代り、やや他の役者さんたちの存在感が薄くなってしまったようにも感じました。冒頭の舞台美術の粗さもやや気になった。
ただ全体としてはゴジゲンの作品、松居さんの変化・成長を感じる公演となったように思います。
イイものを観させてもらいました。ありがとうございました。

おわりのいろは
ホチキス
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2008/10/17 (金) ~ 2008/10/26 (日)公演終了
満足度★★★★
まとまった。
散らかし放題にした設定。
「これを、どうやって収拾するんだろうか・・・」
と固唾を飲んで見守っていたのですが、
中盤から大量のキャラクターに接点が見え始め、
ちゃーんとくっつきました。
見ていて、「ああ、これは見事だ」と思った。
そしてとにかく、人が多い!
初めに出てきて思わず数えたw
結構ぶっとんだ設定も、テンポで押し切る。
でも尺は長すぎるかも。きっともっとスマートにできる所があったはず。
ダレてしまったかも?と我に返る瞬間が何箇所かあった。
キャラクターが素敵。
コメディータッチな雰囲気には余裕さえ伺えたと思う。
とっても面白い作品でした。

猫のサロン ~二組の夫婦~
猫の会
オメガ東京(東京都)
2008/10/24 (金) ~ 2008/10/26 (日)公演終了
満足度★★
「クツシタの夜」を観た!
リーディングの芝居を観たのはこれが初めてではない。
だから、脚本に相当な力がないと観客を想像の世界に誘っていくことはできない。
以下はネタばれBOXにて。

神社の奥のモンチャン
ゴジゲン
しもきた空間リバティ(東京都)
2008/10/25 (土) ~ 2008/10/29 (水)公演終了

「1K~部屋とYシャツと、時々、ワタシ~」
劇団ギリギリエリンギ
ギャラリーLE DECO(東京都)
2008/10/21 (火) ~ 2008/10/26 (日)公演終了
バランス
宮益坂編は見てないのですが、脚本のバランスにばらつきがあるのが気になりました。やはりブラジルのアン山田師匠は鉄板過ぎで。「コンソメ」ってくっだらねー響きが一番面白かったです。見事に演じ切ってた佐々木なふみさん最高でしょ?最高なんだよねえ。

「1K~部屋とYシャツと、時々、ワタシ~」
劇団ギリギリエリンギ
ギャラリーLE DECO(東京都)
2008/10/21 (火) ~ 2008/10/26 (日)公演終了
満足度★★★★★
文句のつけようがない。
三本立てのショートなお芝居達。
どれも面白い。
けれど特に三本目、作者の狙いに丸々見事にはまった。
もうなんてゆーか、偶然見つけた穴に手を突っ込んでみたらスッポリと、そしてピッタリと当てはまるくらいに見事にはまった。
もう、『やられた』としか言いようがない。
だから何回も言う、やられたやられたやられたやらねたやられた・・・と。
ちなみに上に書いた『やられた』の四個目は『やらねた』になってるけど、そんな騙しが入るくらいにやられた。
そしてみなさんキャラが濃い・・・。
だって、まともな人が一人もいないんだもん・・・。
もうほんと同じ職場にこの子達が集まってたら大変だ、仕事にならない。
パニックだ。
すげぇよ、この人達。
そして、この芝居、すげぇ、面白かったよ。

ぼくのおうさま
アイサツ
早稲田小劇場どらま館(東京都)
2008/10/24 (金) ~ 2008/10/27 (月)公演終了
満足度★
たまたま見たのだが…
知人の知人が出演しているようで、誘われて見に行った。
この団体はリアルなコミュニケーションを目指しているとのこと。
セリフは日常に交わされる言葉のように書かれていて、確かにこんなしゃべりの人いるなと思わせるところもあり、その点はうまいと思いました。
考えながらしゃべったり、同じことを口にしたり、どもったり。
しかしこれらを舞台上にのせた時、リアルな表現になるとは限らない。
若い子のだらしない体をそのままのせて、普段そこらえへんにいそうな学生の言葉をしゃべらせても、見ている側には何も伝わらないし、話の筋を追う気にもならない。これは表現に至っていないのではないか。
その為脚本は一気に力を失っていた。
リアルなコミュニケーションというものを求めるのはかまわない(むしろどんどん模索するべき)だがその表現を使うことの利点とリスクをもう少し考えるべきではないか。

重要なことは棚に上げて話す
play unit-fullfull
サンモールスタジオ(東京都)
2008/10/24 (金) ~ 2008/10/28 (火)公演終了
満足度★★★
今後に期待
登場人物たちのいろんな事情を盛り込みすぎた印象はあるが、家族や夫婦について語る場面では、ところどころウルッとくるものもあった。
作者がもう少し伝えたいことを整理できれば、面白くなる劇団のように感じた。

神社の奥のモンチャン
ゴジゲン
しもきた空間リバティ(東京都)
2008/10/25 (土) ~ 2008/10/29 (水)公演終了
満足度★★★★
あたたかくて、ちょっと切ない
主役の目次さんがとても良くて、冒頭からもんちゃんに自然に愛着が湧いた。脇役陣もそれぞれ個性的でおかしい。
誰でもわかる、誰でも楽しめることにとても真摯な劇団。
時間があればもう一回観たかった。

神社の奥のモンチャン
ゴジゲン
しもきた空間リバティ(東京都)
2008/10/25 (土) ~ 2008/10/29 (水)公演終了
満足度★★★★★
音楽も○
おもしろかった!!
かわいかったり、こわかったり、
笑ったり、切なくなったり、盛りだくさんでした。
観終わって、じんわりと、
こういうの好きだな~って思って、
なんだか幸せな気分になっちゃいました。
しかも音楽もステキで、
いまも頭の中をグルグルしてます。

愚者には見えないラ・マンチャの王様の裸
ノアノオモチャバコ
インディペンデントシアターOji(東京都)
2008/10/22 (水) ~ 2008/10/26 (日)公演終了
満足度★★★★
見応えありました
変形舞台の効果が上手く出ていました。役者さんの力演もあり、見応えのあるお芝居になっていました。勢いあまって脱線したようなシーンもあったように見受けられまたが、かえってそれが魅力が増したような感じです。演出も、テンポが切り替わる「間」が秀逸でした。あとは、ダンスパフォーマンスで統制感というか規律感のようなものが出れば言うことなしですね。

1945
the company
世田谷パブリックシアター(東京都)
2008/10/25 (土) ~ 2008/11/03 (月)公演終了
満足度★★★★★
観てよかった。
アッカーマンさんに対しても、出演者に対しても、ほとんど予備知識なしに行きました。でも、観てよかったと思える瞬間がいくつかあって、おすすめできる作品だと思います。
パクソヒさんは、色気もあってかっこいい!
今後なにか他の作品にも出演される時には、ぜひ観たいです。
セットや出演者の数にも迫力がありました。
公演期間がそれほど長くないので、気になる方はぜひ観たほうが良いと思います!!

サド侯爵夫人
アトリエ・ダンカン
東京グローブ座(東京都)
2008/10/17 (金) ~ 2008/10/26 (日)公演終了
満足度★★★★
激突の饗宴。
笹井英介と加納幸和、18年ぶりの両雄激突。
この事件は目撃せねばならないと思い千秋楽に馳せ参じた。
なるほど、三島由紀夫の戯曲はまさに音楽。
両雄が競うように歌う様は、圧巻の一言。完全に飲み込まれた。
またの競演/共演/饗宴の機会を願うばかりである。
女形と非女形のギャップをどう埋めていくかは悩ましいところ。
この両者を並び立たせるというのは、音楽としてなかなかに難しい。
調子よく響くこともあれば、不協和も生まれたりもする。
特に音楽的な三島戯曲では、そういった部分が顕わになった印象だ。

新作一幕物特集
劇団演奏舞台
門仲天井ホール<アート・キッチン>(東京都)
2008/10/25 (土) ~ 2008/10/26 (日)公演終了
満足度★★★★
創立三十五周年!!
観劇させて頂きました。こちらの劇団の公演は近現代を舞台にした作品には、政治的側面をテーマにしたところもあり、観劇する際若干考えながら観るため少し緊張して観劇する時がありましたが、古典を題材にした公演は元になったものを知っていることもあり、それをどのように独自の解釈・現代的アレンジを加えて観せてくれるのかが楽しみな作品も多いです。そしてこの日の公演は「邯鄲の夢」「狂言」「山本周五郎作品」を基にした三幕物と、こちらの劇団の最近の本公演としては楽しませる面が多い三作品です。バックで演奏するバンドのリズムは力強いものですが胸のうちに優しいものを残す曲調に対して、役者さんの演技は力強く骨の太い発声からの語りが主となり、動作による演技等は観ている者が情景を想像しやすいように言わば補足的に演じられる程度のようなものです。この手法の公演はそう観れる機会が無いため、好みな方はこちらの劇団の公演が楽しみになっていきます。自分がこの三幕作品を評価する時、今までこの手法の作品をこちらの劇団の公演と単発・企画物の他にあまり観劇した経験が無いため、評価の基準となるものを持ち合わせていませんし、この手法を貫き続けるこちらの劇団にとって他の劇団の作品と比較した評価など意味のないものとも思えますので、今回の星による評価は以前自分がこちらの劇団の公演を観劇した際の作品群と較べたうえでの個人的な満足感を星の数で評価させていただきます。

神社の奥のモンチャン
ゴジゲン
しもきた空間リバティ(東京都)
2008/10/25 (土) ~ 2008/10/29 (水)公演終了
満足度★★★★★
意外にも…
うるっときてしまいました…!
コメディということで笑いだけを期待していったのに、笑えて泣けて、ダブルで満足でした。
モンちゃん役の目次さんは存在感が◎

神社の奥のモンチャン
ゴジゲン
しもきた空間リバティ(東京都)
2008/10/25 (土) ~ 2008/10/29 (水)公演終了
満足度★★★★★
ほろりと
ほろりとさせる、ハートウォーミングなコメディ。
荒削りながら、勢いで魅せられました。
個人的には作・演でもある松井さんの演技が好きでした。

新作一幕物特集
劇団演奏舞台
門仲天井ホール<アート・キッチン>(東京都)
2008/10/25 (土) ~ 2008/10/26 (日)公演終了
満足度★★★
やっぱり・・・
「一睡の夢」は新作ではあるがどこかで読んだ感じのある古典的なお話,「雁大名」はコミカルな,「風鈴」は夫婦の暖かさが感じられる優しいお話,いづれも味のある芝居でしたが,私はやっぱり能21シリーズが観たい。