満足度★★★★
激突の饗宴。笹井英介と加納幸和、18年ぶりの両雄激突。この事件は目撃せねばならないと思い千秋楽に馳せ参じた。なるほど、三島由紀夫の戯曲はまさに音楽。両雄が競うように歌う様は、圧巻の一言。完全に飲み込まれた。またの競演/共演/饗宴の機会を願うばかりである。女形と非女形のギャップをどう埋めていくかは悩ましいところ。この両者を並び立たせるというのは、音楽としてなかなかに難しい。調子よく響くこともあれば、不協和も生まれたりもする。特に音楽的な三島戯曲では、そういった部分が顕わになった印象だ。
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2008/10/27 23:39
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