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あの娘ぼくがロングコート裸で着たらどんな顔するだろう

あの娘ぼくがロングコート裸で着たらどんな顔するだろう

ぬいぐるみハンター

参宮橋TRANCE MISSION(東京都)

2008/12/03 (水) ~ 2008/12/07 (日)公演終了

満足度★★★

あれは・・・
ハプニングだったのか台本通りなのか・・・。

公演中なので以下ネタバレBOXに・・。

ネタバレBOX

相変わらずユルユルで何でもアリ・・。

状況設定も個々のキャラもユニークで面白い。
竹田先生が何ともいい感じ・・。
冒頭イノマーを蹴りまくるシーンがあったけど、あれ、マジで痛かっただろな・・。


一人ずつの回顧シーンがとても興味深く、役者個人の素顔や力量が伺えたと思う。

あのケンカして仲違いのシーン、あれは、ハプニングだったのか台本通りなのか・・・。

沢山お芝居を観てるけど、さすがに主宰が割って入って途中で中断させたのは初めて観た・・。
ま、何でもアリーのぬいぐるみと言えばそれまでなんだけど・・。


あれはあれで面白かったけど、回顧シーンで折角エンジンがかかってきて、さぁこれからと言うところだったので、ちょっと勿体ない感じ。

相変わらずハチャメチャ、下ネタ満載ながら、発想や笑いのセンスはなかなか良いものを持っていると思う。

解散公演ということだが、またいつか復活して、笑わせて欲しいと思う。




客席でギャル次郎(に似た方・・?)来てたのかな・・?
さすがにあの眉毛ではないので確信持てなかったけど、モグラを思い出して、何となく懐かしかった。

誘拐

誘拐

七色空間

シアター風姿花伝(東京都)

2008/11/19 (水) ~ 2008/11/24 (月)公演終了

満足度★★★★

シカケが巧み
ある誘拐事件を家族の側から描いた「家族のピース」と犯人の側から描いた「犯人のゲーム」の2バージョンもので、どちらか一方だけ観てもちゃんとハナシは成立しており、しかし両方観ると関連がわかってより楽しめるというシカケが巧み。

いまさらキスシーン(玉置玲央一人芝居)

いまさらキスシーン(玉置玲央一人芝居)

柿喰う客

インディペンデントシアターOji(東京都)

2008/11/19 (水) ~ 2008/11/24 (月)公演終了

満足度★★★★

『いきなり…』姉妹編
『いきなり…』とリンクする女子高生もの。描かれている期間が『いきなり…』よりも長いのに上演時間は半分くらいなのでさらにスピード感があって、時の経過の大胆な表現も愉快。また、両作品のキャストが逆だったらとか、他の役者が演じたら、などとも考えて楽しむ。

いきなりベッドシーン(七味まゆ味一人芝居)

いきなりベッドシーン(七味まゆ味一人芝居)

柿喰う客

インディペンデントシアターOji(東京都)

2008/11/19 (水) ~ 2008/11/24 (月)公演終了

満足度★★★★

一人でも「柿スタイル」炸裂
冒頭からスピード感満載のマシンガントークのような「柿スタイル」が炸裂。以降演出による間やスローダウン気味のところもありつつ、いつもは大勢によって保たれているあのテンションを1人で小1時間持続させるというのがスゴい。また、若干不道徳な部分があったりするのがいかにも柿。(笑)
あと、主人公以外のいくつかのキャラも個性が出ていて良かった。

SAMURAI 7

SAMURAI 7

ネルケプランニング

新宿コマ劇場(東京都)

2008/11/14 (金) ~ 2008/11/24 (月)公演終了

満足度★★★★

満足度高し
『七人の侍』の設定を荒廃した未来に翻案した前半は、原典をそのまま舞台化したのではないことに加えて直接の原作であるアニメを観ていないことが良い方向に作用して頬が緩みっ放し。ほぼ完全オリジナルの後半もよくできており、満足度高し。
さらに前・後編を通じて「人を斬ることの罪・咎を負って生きるサムライ」が強調されていて、原典よりも「サムライの業」について掘り下げているのも個人的にはツボ。

週刊少年カカフカカ

週刊少年カカフカカ

カカフカカ企画

新宿シアターモリエール(東京都)

2008/12/03 (水) ~ 2008/12/07 (日)公演終了

満足度★★★★

すごい!!
初めて観に行ったのですが、面白かったです。

女性が体をはっていて感動しました。
また観に行きます。

『和装ニホヘト』12/3筑前りょう太アフタートーク

『和装ニホヘト』12/3筑前りょう太アフタートーク

グレコローマンスタイル

NTT夢天神ホール(福岡県)

2008/12/02 (火) ~ 2008/12/03 (水)公演終了

満足度★★★★

楽しめる作品
演劇マニアの人は好き嫌いがあるかも知れないが、日頃演劇をあまり見ない人や演劇ファンには十分楽しんでもらえる良い作品だと感じた。

突然代役に仕立てられた、新人和装モデル山田妙子。妙子は無事和装モデルの役目を果たすことが出来るのかっ。というストーリー。
これに、ライバル事務所の存在や、業界のかけひきなどがからんでくる。

役者も魅力的で、ストーリーの中で要所要所にうまく笑えるポイントを盛り込んでいる。和装モデルという素材を良い感じで舞台化したエンターテイメント性の高い作品。
役者の声をマイクで拾っていたが、それが役者の演技をよく見せているところがあるかも知れない。前半の説明的な部分を専務役の人が、ちょっとオカマっぽいキャラクターを活かしてうまく演じていた。
主役の山田妙子は、演技が一本調子な感はあるが、それが新人的なキャラクターにマッチしていて魅力があった。
社長の役も要所を押さえつつ、魅力的な演技でよかった。

ネタバレBOX

以下は枝葉の部分で全体の評価にはあまり影響しません。

YASUEがもどってきて、叫ぶシーンは、そんなのありえないことだけど、やっぱり面白い。

最初の太鼓のシーンはやや冗長かも。
それと、岩瀬(役名うろ覚え)役の人は、気弱なキャラとしてつくっていった方がよかったかもしれない。そうすれば、後半のシーンでの熱演過多な部分はさけられるし、それでも全体の構成は崩れない。
あの熱演過多のシーンは、やっぱりちょっとやりすぎだと思うのだが、どうだろう。
それでも作品に魅力があるため、全体の評価への影響はそれほど大きくはならない。
一番最後の妙子のセリフは、なんか伏線おいておいて、パンチが効くようにならないかなぁ。難しいかなぁ。

一部の演劇マニアの人には、そんなにわかりやすく嫌みを言う人はいない。とか、そんなにわかりやすく自分の和装モデルに関する思いを言う人はいない。とか、そんなにわかりやすくライバルにお金をつかませて脱落させようとする人はいない。とかのところで、入りにくい部分があるかも知れない。
しかし、その辺の人間のキャラクターを四捨五入して、日頃はしゃべり方の微妙なニュアンスにわずかに盛り込ませる程度の嫌みや思いやたくらみを、明確な形にしても成立しやすいというのが演劇の特性だ。

枝葉の部分には触れないが、ステージスタッフも、この作品が見せようとするものを大切に扱おうとしていて、良かったと思う。

この公演、アゴラのサミットとかにでると評価は良くないのかも知れないが、今回の東京公演の企画から類推される客層に対しては、ひととおり満足行く内容だと思う。
ただし、東京だとチケット代が高くなるので、求められる基準の高さが変わる部分があるかも知れない。
鳥のまなざし

鳥のまなざし

ポかリン記憶舎

シアタートラム(東京都)

2008/11/27 (木) ~ 2008/11/30 (日)公演終了

満足度★★★★

静謐な誘い
初日、1列目桟敷席で観劇。
目の高さにゆったりと盛り上がる地平線のような丘のような舞台装置。舞台装置からそのまま地続きの数段の客席。空気の動きがたっぷりと感じられる空間でした。

空間のもつ静けさと 次々と登場する人物からから発せられる 優しさ・安らかさ・切なさ・頑なさ・戸惑い・不安・衝動・・・。
音・言葉・動き、決して多くはないのに いつのまにか引き込まれ胸をわさわとと動かされ コラージュのような浮かび上がるシーンシーンでふと自分の中から湧き上がる記憶や感情を持ち合わせながら 作品を味わっていくという感じでした。

音、言葉、動きそしてもっと何か、把握しきれない何か… 
そんな波動たちが降り積もっては日々形を変えていく。
自分がそんな一部になったように感じました。

舞台は夢 イリュージョン・コミック

舞台は夢 イリュージョン・コミック

新国立劇場

新国立劇場 中劇場(東京都)

2008/12/03 (水) ~ 2008/12/23 (火)公演終了

中劇場全体が舞台空間
約400年前のフランス古典喜劇ですが、のびのび演じる役者さんのおかげで大いに楽しめました。A席は舞台裏側だけどオトクな気がします。

ネタバレBOX

ラストは大団円じゃない方が、私は好きです。
何処かのオムニバスのための四重奏

何処かのオムニバスのための四重奏

ニットイット

千本桜ホール(東京都)

2008/11/29 (土) ~ 2008/12/01 (月)公演終了

惜しい・・・かな。
だって、
あれだけ個々のストーリーの世界が確立されていて、役者さん達は非凡な才能を持っていて、時に物語がシンクロして、笑いもあって・・・。


はぁ・・・。

ネタバレBOX

あとは最後の占めをどうするかだけだろうな・・・。

四重奏というくらいなんだからひとつの終結を迎えて欲しかった。
四つの物語が絡む形で。
惜しい・・・。

ほんと惜しい。
賊

劇団6番シード

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2008/11/14 (金) ~ 2008/11/24 (月)公演終了

満足度★★★★★

痛快ピカレスク・ロマン
40人にもおよぶ出演者と大がかりな装置、ダイナミックな演出による痛快ピカレスク・ロマン。
東・西・南(イケメン組、ロートル組、女性組ってところ?)の「賊」が、見合いをする予定の公家双方と仲人の武士をそれぞれ捕まえて利を得ようとするユーモラスな前半(約75分)と彼らが思わぬ流れに巻き込まれる波乱万丈の後半(約90分)という構成と時間配分の巧さから休憩込み約3時間の上演も、その長さは感じず。
また、各「チーム」とも個性がハッキリ出ていて登場人物もそれぞれキャラが立っているので40人に及ぶ出演者も単なる「水増し」でなくちゃんと必然性があるし、装置も大がかりだし、フライヤーに[総力]公演と銘打つだけのことはあり、客席側面まで広がった装置や客席中央の通路まで演技エリアとして使うダイナミックな演出も賊たちの荒くれぶりを引き立たせて見応えあり。
「身ぐるみ剥いでも命は奪わず」が「賊」たちの信条である通り、賊同士の争いは「派手な喧嘩」レベルだし、後半で戦(いくさ)に巻き込まれても人死にがほとんどなく、それどころか賊たちが力を合わせ、武力でなく策略(ちょっと違うか?)によって、大きな戦を終結に導くというストーリーもアッパレ。

機械と音楽

機械と音楽

風琴工房

インディペンデントシアターOji(東京都)

2008/11/06 (木) ~ 2008/11/17 (月)公演終了

満足度★★★★

当時のソ連の状況がありありと
劇団民藝や劇団俳優座が上演したとしても全く違和感のなさそうな脚本が、演出や舞台美術によりいかにも小劇場風に仕上がっているのが面白い。
また、登場人物の会話や時折投影される史実から当時のソ連の状況がありありと浮かびあがってくるのも独特。

夜叉狩斬十郎 ~鬼哭逢魔ヶ淵ノ章~

夜叉狩斬十郎 ~鬼哭逢魔ヶ淵ノ章~

梵天ギルド<FU-TEN GUILD>

アドリブ小劇場(東京都)

2008/11/14 (金) ~ 2008/11/16 (日)公演終了

満足度★★★

「其の貮」が早くも待ち遠しい
前年夏に0 BEAMSによって上演された作品の「エピソード0」。
最初は夜叉狩や夜叉もチラチラ顔を出しつつ、しかし宿場での権力を奪おうとするヤクザ者の話が中心で、そこから次第に斬十郎と夜叉狩たちのストーリーにシフトして行くというツクリはまさに「エピ0」(笑)。
そこに部下を単なる駒としか考えない夜叉狩の幹部やそれに対して疑問を持つ夜叉狩、斬十郎以外にも「半夜叉」となる人物なども配してよりドラマ性を深めるシカケ。
また、後方正面に障子戸、その左右に丸と長方形の窓(こちらも障子張り)を配してそこに映る影を効果的に使ったり、夜叉となった少女が歌う数え唄(手毬唄?)が内容につれて進んで行ったりするのも上手い。
当日パンフに人物相関図を載せているのも親切だし、クライマックスではアクション炸裂だし、「其の貮」が早くも待ち遠しい。

炎の三銃士

炎の三銃士

ノーコンタクツ

ウエストエンドスタジオ(東京都)

2008/11/14 (金) ~ 2008/11/16 (日)公演終了

満足度★★★★

宮崎アニメの世界観、空気感を引き継ぐ
初見であった前回公演『もののけの姫』に登場したキャラクターの前日譚。単に宮崎アニメを真似るのではなく自分のものとして咀嚼・吸収して昇華させ、世界観、空気感を引き継いだ作品に創り上げているのはお見事。

花形歌舞伎

花形歌舞伎

松竹

新橋演舞場(東京都)

2008/11/01 (土) ~ 2008/11/25 (火)公演終了

満足度★★★★★

菊之助さんの政岡。
菊之助さんの政岡は、年齢を考えるととても良い出来だったのではないでしょうか。
誰も信用できない中、若君を一人で守っている心の張りがビシバシ伝わってきました。
一人になってからの場面は特に、母親の心情を表現するので、年齢を考えても難しいだろうと思っていたのに、しっかり泣かせてくれました。

普段ならあまり一堂には会さないような人達がたくさん出ていて、それだけでもとても楽しかったです。

ヨーデル3号

ヨーデル3号

東京パチプロデュース

【閉館】江古田ストアハウス(東京都)

2008/12/03 (水) ~ 2008/12/07 (日)公演終了

満足度★★★★★

パチプロ娯楽
決して、芸術的ではないし、難しいストレートプレイを好む、お偉い演劇評論家には好まれないかもしれないけど、とにかく気楽に楽しめて,終わった後
なんかほっこりと温かい気持ちになれる娯楽作。
でもこういうのって、凄く必要なのではないかな?
難しくお説教っぽく創られたり、やたらに暗かったり、観る者そっちのけの
自己満足型の演劇が多い中で、単純だけど、のんびり楽しめて、温かくなれる作品って本当にいいと思う。パチプロの作品は、いつもこの要求を満たしてくれるのよね。

死んだ赤鬼/戦争に行って来た(反転)

死んだ赤鬼/戦争に行って来た(反転)

MU

ギャラリーLE DECO(東京都)

2008/11/25 (火) ~ 2008/11/30 (日)公演終了

満足度★★★★★

マルホランドドライブが日常に降って来たかと思った。
<戦争>

男女反転するとこんなにも痛々しくなるものか、と。
男にはあった余裕が女にはないものなんですね。逆だと思ってたのに。
ただ女の子が「戦場に行った」という方がより打算的。
最後五味さんが外の世界に殴り込みに行くのは、前の男性のときはものすごいヒーロー的だったけど
女性になるとほんと捨て身。悲しくなりました。
青木さんは女性になるとぐっと魅力的ですね。
あとフリッパーズの小山田の方がやたら好みの顔でした。

<赤鬼>

最初は話の仕掛けが気付かなくて、
結局一番強者とされてる副所長が一番イタい、みたいな話かと思ったけど、
最後の方の、鬼塚が不二家の箱を持って出てきたシーンでわーっと。解けました。

これは和田さんが見た夢で、夢っていうか、眠って見た夢でもあって願望の夢でもある。
鬼塚をやったのは野間ではなくて自分ではなくてはならない、
なぜならそれが町子が戻ってくる理由だから。
だから、町子が別れたいって言ってきたときに
その新しい男を殺すというのは和田さんの夢見たことであって、
それが昏睡の中で実際に夢で出てきたことでもあった。

というのがわたしの解釈です。
殺したのが野間じゃなくて「自分でなくてはならない」というのが
一番の根底じゃないかと思ってます。
「マルホランド・ドライブ」でダイアンが死ぬ間際に(もしくは死ぬその瞬間に)
自分の理想像としてベティの夢を見たように、
和田さんも昏睡の中で、自分の願望通りに進む夢を見た。

ハセガワアユムさんがblogで文学を叫んでいた意味もものすごく分かったし、
わたしにとって「マルホランド・ドライブ」ってすごく特別な映画なので、
こういう形で再会できて、それも驚きでした。
あれはデビッドリンチにしかできないもんだと思ってましたよ。
それが東京の、日常に降ってくるなんて。最高。あーもう1回見たい。

ネタバレBOX

コリッチも拝見しました。
別れ話を聞いた直後から妄想が始まったと書かれてる方がいましたが、
わたしは別れ話をされて、鬼塚を殴打して、自分の足をボールペンで刺した、
までは現実だったんじゃないかと思ってたんです。
だって本当の理想は別れ話すら、鬼塚すら存在しないことだから。
それが存在するということは、そこまでは現実で、
その後の展開を願望を込めて湾曲しているのかな、と。
というのは、結局靴が何のメタファーなのか分からなかったんです。

でも帰ってきてネットで他の方の解釈を読んで、靴が生命維持装置だった!と分かって。
ってことは町子が靴を置いて出て行った、そこまでが現実で、それ以降が夢の世界だったんだと。
あーだからボールペンも痛くなかったんだ、って。
(このボールペンてのがまた!戦争でこっち側の世界の唯一の武器だったボールペンってのが!)

ただ靴を境界にしちゃうと、なぜ和田さんは瀕死だったのか、
そもそも鬼塚もなんで頭に包帯を巻いてるのか、がつじつま合わなかった。
靴を脱ぐのは全てが起こる前だし。
でもそのつじつまはあんま大事じゃないっていうか、
それよりも靴を脱ぐ→その靴が別の物の(現実世界にしか存在しない、
夢の世界の中では話にも出てこない物の)メタファーになってる、ってことはつまり
靴を脱ぐという儀式がストーリーのゴングというかチャイムというか、そういう合図になってるのかなと深読みしました。
マルホランドにもブルーボックスとブルーキーが出てくるみたく。
わたしはそっちの方が好きなので、そういう解釈にしときますね(笑)

けっこう「分からない」って書いてあった方もいましたが、
わたしも見た直後では理解度6割ぐらい。
帰ってきていろいろ解釈を読んで、やっと分かった感じです。

ただ「分からない」が「つまらない」「良くない」になってしまう暴力にはほんと悲しくなった。
わたしは普段お芝居って多く見ませんが、こういう新しい作品が増えるなら
もっと見てみたいって思うし。この赤鬼は、ほかの演出家にリミックスされたり、
それこそ他メディアにクロスオーバーされたりそういうのがあったら超見たい。

とにかく!赤鬼、最高面白かったです。
SOLITUDE (本年度劇作家協会新人戯曲賞最終候補選出作品)

SOLITUDE (本年度劇作家協会新人戯曲賞最終候補選出作品)

SPIRAL MOON

「劇」小劇場(東京都)

2008/11/29 (土) ~ 2008/12/07 (日)公演終了

満足度★★★★

ホッとしました。
最初劇場に入った時、舞台のセットがいいなぁと思いました。
そして公演は舞台が三つに分かれていて、それを効果的に使っていてとても良かったです。
話は良くできているなぁと思いました。でも夫婦の関係が悪い方向に向かって行く緊張感と、夫婦の心の苦悩がもっと表現できれば更に良い作品になっただろうなと思いました。
役者さんはみなさんとても良かったです。安心して観れました。
最後は親子の関係がどうなるんだろうと思って観てましたが、お互いに微笑んで終わってホッとしました。
さすが2008年日本劇作家協会新人戯曲賞の最終候補作に選出されるだけはあるなぁと思いました。

あの娘ぼくがロングコート裸で着たらどんな顔するだろう

あの娘ぼくがロングコート裸で着たらどんな顔するだろう

ぬいぐるみハンター

参宮橋TRANCE MISSION(東京都)

2008/12/03 (水) ~ 2008/12/07 (日)公演終了

満足度★★★★★

センスの良さがキラリ!!
観劇させて頂きました。前回公演と本公演と2公演連続で観劇させていただきましたが、相変わらずの抜群の発想力とセンスの良さがひかる作品でした!単純明快でありながらも柔軟な発想力の生かし方は実に魅力的で、2公演連続で「やられてしまった!」が最大の感想です!古い年代の自分には、「自由奔放な本作品」を大雑把にもジャンルわけすることが出来ませんが、もし本作品が映画作品ならばB級作品と呼ばれることになるかもしれませんが、一部の熱狂的なマニアの間でプレミアのついた高額価格で取引されるような作品かもしれません!そのようなわけで、本作品について自分が解説のようなものを加える能力は持ち合わせてはおりませんが、前回公演が「色彩的感覚」が印象的な作品ならば、本作品は「無機質な感覚」が印象的な作品でした!本作品全編に流れる「シュールな笑い」が観る者の笑いのツボに合うか、合わないかが本作品の評価の最大の分かれ目になることかと思いますが、前回公演を観劇させて頂いた時の反省を生かし本公演に一人で観劇に行かせていただきました自分としては、やはりありました!若い方には笑いたくても声をあげて笑うことの出来ない一部の場面でも、もはや恥じらいのない年代の自分は一人でゲラゲラ笑い転げておりました!本作品を観劇させて頂いた自分としては、この作品がいい作品か悪い作品か振り分けること自体極めて野暮なことに思える作品でしたが、一応星で評価するならば星4つかとも思えましたが、こちらの劇団が解散された後はこの感覚の作品は当分の間観劇することも出来ない気がしますし、またひょっこり復活公演が行なわれることを期待したいのであと星1つプラスさせていただきます!なお、完全に風邪を引いてしまっていた自分は面白がってロングコートを着て観劇に行かせていただきましたが、本公演には「ロングコート割引」はありませんでしたので、念のため!いずれ復活公演が行なわれることを期待してもおりますが、劇団の皆様方の今後のさらなる御活躍をお祈りしております!

God Save The Me!

God Save The Me!

ハイバネカナタ

劇場MOMO(東京都)

2008/11/27 (木) ~ 2008/12/01 (月)公演終了

満足度★★

もったいない!
最初、話がよく飛んだり時間が前後したりして観ていてついていけなくなり、そのうち睡魔に襲われ何度か・・・。
しかし、途中でだんだん話が分かってきて集中して観られるようになりました。
役者さんは、王様役(もっとこのキャラを使って主人公との絡みを中心に話を進めれば良かったように思いました。)と、まほ役(笑顔がとっても良かった。もっと自分自身の行動に対する戸惑いが表現できれば良かったと思いました。)と、女医役(このキャラが一番良かった。このようなキャラを主人公にした話を観たいと思いました。)の役者さんが良かったです。
最後のシーンは、彼女自身はいいかもしれないが、周りで観ている人はとても辛いだろうな(特に身内の人間だったら)と思い観ていてとても辛かったです。
でもいいシーンでした。印象に残りました。
それだけに前半が・・・。もったいない!

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