最新の観てきた!クチコミ一覧

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ともだちが来た

ともだちが来た

フルブリーチ

さぱらホール(北海道)

2008/11/22 (土) ~ 2008/11/24 (月)公演終了

満足度★★★

もうひとひねり欲しい
もう少し男女ペアならではの仕掛けを考えてくれればなあという感じ。

いつか見る青い空

いつか見る青い空

弘前劇場

扇谷記念スタジオ・シアターZOO(北海道)

2008/11/23 (日) ~ 2008/11/24 (月)公演終了

満足度★★★★★

日常にとけ込んでいく芝居
役者達の佇まいが素敵だなあと感じました。
そして、年齢差のある役者陣がそれぞれの世代の位置をとてもよく表していました。

非常に日常的で小さなコミュニティのお話なのに、社会全体を表しているようでした。だからこそ、いろいろと芝居の中で語られる問題が観客達の日常にフィードバックされていくといった芝居でした。

哲学的な台詞が多くて難しい部分もありましたが、静かに刺激的な舞台でした。

ネタバレBOX

「生の一部としての死」ということが会話の中でたくさん出てきました。
とても哲学的なテーマが日常的な設定の物語で語られていきます。

最後に住職が唐突に刺された瞬間はとてもスリリングでショッキングでした。
その唐突さが、日常にある「死」だということをとても直截的に、鮮明に訴えかけてきました。
踊りに行くぜ!! vol.9 in SAPPORO

踊りに行くぜ!! vol.9 in SAPPORO

JCDN

生活支援型文化施設コンカリーニョ(北海道)

2008/11/08 (土) ~ 2008/11/08 (土)公演終了

満足度★★★★★

とてもキュートでした
評価は全体のものと言うより、KIKIKIKIKIKIのダンスに関してなんですが。

ダンスのことは素人なので印象でしか語れないんですが、彼女たちのダンスはとてもユーモアに溢れ、4人のダンサーそれぞれの個性が飛び出してくるダンスでした。KIKIKIKIKIKIのダンスはまた見たい!

シュウさんと修ちゃんと風の列車/県立戦隊アオモレンジャー全国放送版

シュウさんと修ちゃんと風の列車/県立戦隊アオモレンジャー全国放送版

渡辺源四郎商店

アトリエ・グリーンパーク(青森県)

2008/12/05 (金) ~ 2008/12/07 (日)公演終了

満足度★★★★★

元気もらった
「リーディング」ということで、観るほうも気楽にでかけたが、なんのなんの、
ものすごいパフォーマンス!
「シュウさんと修ちゃんの風の列車」は観客各自のイマジネーションを揺さぶって、ラジオの世界を堪能させてくれた。(しかも立体的に!)
「県立戦隊アオモレンジャー」は、ひたすら楽しい。キャスト(音響マンも)が実に、楽しく、重厚にかつ軽妙に演じていて、観客はエネルギーを貰って立ち上がる・・・そんな顔、顔が帰りの出口に溢れていた。
観られなかった人は、オキノドク!

レモンスター

レモンスター

散歩道楽

シアタートラム(東京都)

2008/12/04 (木) ~ 2008/12/07 (日)公演終了

満足度★★★

小劇場集薄く?
アイドル2人が達者なのに驚き

ネタバレBOX

「はんぺん」な竹原さんも素敵でした
9人の女 〜MATER NEXUS〜

9人の女 〜MATER NEXUS〜

劇団朋友

俳優座劇場(東京都)

2008/12/03 (水) ~ 2008/12/07 (日)公演終了

新鮮な戯曲
女性の視点から
多類な女性を描く。

「おんな」を描く戯曲がなかなかないので
こういう戯曲が書けるノルウェーの演劇界に感服。

蟻の巣

蟻の巣

TOKYOハンバーグ

千本桜ホール(東京都)

2008/12/04 (木) ~ 2008/12/07 (日)公演終了

満足度★★★★★

よかった!!!
初見の劇団ですが、すっごくいい内容の舞台でした。こういうストレートなテーマがわかりやすくてやっぱりいいなあ。素直に笑って、素直に泣きたくて舞台観にいってるんだから・・・・。こういう舞台が観たかったんだ、とシミジミ思いました。う~ん、東京ハンバーグ。侮れない存在だ。

ネタバレBOX

健常者と障害者の間に流れるすれ違い。家族にそのような人がいたなら生じるストレスは相当なものになるだろう。それが消化できなくなり、やがて身内とはいっても不協和音が生まれてくるのは必然。でも、決して口に出してはいけない言動、でも吐き出したくなる衝動と罵声を、本作品の作・演担当者はストレートに吐き出させている。当事者でなければわからない葛藤、それを見事に描き出している。ダウン症を演じた役者もかなり勉強した後がみえた演技だった。
雪のひとひら

雪のひとひら

THEATRE MOMENTS

インディペンデントシアターOji(東京都)

2008/12/03 (水) ~ 2008/12/07 (日)公演終了

満足度★★★★★

ピュアな作品
劇場と作品、出演者・スタッフがとてもマッチした暖かないい空間だった。

とても繊細なテーマを、遊び心いっぱいの演出で楽しませてくれる。

出来るならもう一度、じっくりとみてみたい!


皆様、いい時間をありがとうございました。

弟の戦争

弟の戦争

桜美林大学パフォーミングアーツプログラム<OPAP>

PRUNUS HALL(桜美林大学内)(神奈川県)

2008/11/29 (土) ~ 2008/12/07 (日)公演終了

満足度★★★★★

若獅子たちのリング。
若さを武器に役者がまさに戦っている、客席を四方で囲む舞台。
そこでは、躍動感というには有り余るくらいの爆発が何度も起きる。
その武器を生かした、演出・音響・照明・美術。
OPAP最高の舞台が生まれたんではないか、と真面目に思っている。

戦争をリアルに立ち上げる一つの方法を戯曲は提示しているわけだが、
作り手は、それをさらにリアルに立ち上げるための努力を怠っていない。
幾つかのギミックも、決して嘘にはなっていない。

恐らく、主役級が活躍すれば成功は約束された舞台だ。
しかしながら、それを支える面々も、抜かりはなかったように見える。
それも満足度を上げる要素となった。

確かに隙はある。それを埋めて余りある戦う姿勢。感激、の一言である。

ネタバレBOX

一人の俳優について語らせていただきたい。

「信頼できぬ語り手」を演じる際に、演者は真摯でなければならない。
少しでも疑わしさを残せば、嘘つきになってしまう。
少しでも大袈裟すぎれば、それもまた嘘っぽくなってしまう。
その間を注意深く、時にはドライに時にはウェットに演じねばならぬ。
大石憲は、見事に騙してくれた。
若獅子が獅子になろうとしている瞬間を見て取ることができたと思う。

大石憲、今後大いに注目してほしい。
今泉一丁目 今泉公園前

今泉一丁目 今泉公園前

劇団幸田真洋とタートルネックス

ぽんプラザホール(福岡県)

2008/12/05 (金) ~ 2008/12/09 (火)公演終了

満足度★★★

イタイというのは・・?
劇団経営者としての話しで観客側からいえば、
イタかろうとイタクなかろうと楽しめればOK
1500円の価値は十分にありました。

ネタバレBOX

劇団内輪の話しは一般観劇者には興味深々。異世界ですから。
とってもおもしろかった。やっぱり自分の立場と同じせいか
由美子と雄一郎には感情移入した。
ホールブラザーズの団員が増えててびつくり(^^;;
人生のクライマックス

人生のクライマックス

劇団扉座

紀伊國屋ホール(東京都)

2008/12/02 (火) ~ 2008/12/07 (日)公演終了

ベタなギャグも織り込みつつ
現代社会の不条理を描かせたら、主宰の横内氏は一流だと思うが、
反社会勢力を必要悪かに描かれた今回の脚本は、腑に落ちない。
主宰の優しさが出た落としどころだが、
もっと救いが無くとも良いのではと思う。
キャラメルの岡田氏を客演に迎えたのは、良いチャレンジ。
老舗も、どんどん新陳代謝して、新しいファンを捕まえてゆかないと、
今公演のように、空席が目立つ事になるのでは。

フライパンと拳銃

フライパンと拳銃

フジテレビジョン

東京グローブ座(東京都)

2008/11/28 (金) ~ 2008/12/15 (月)公演終了

「評価しない」のではなく「星無し」
何でそう安易に登場人物の命を奪うのか? それ相応の悪事を重ねた人物に対してであっても「死」は軽々しく与えるべきではない、と思っている身にとって、ほとんど罪のない人物を殺す意味がわからず違和感どころか腹立たしさまで憶えてしまう。
そこまでの展開もスラップスティックに徹しきれず、生温かくて気の抜けたビールか氷が溶けきって薄まった上に室温くらいになってしまった水割りのようにヌルい笑いがダラダラ続くだけで締まりがなく、せっかくの出演者たちが飼い殺し状態。
満足度は「評価しない」のではなく「星無し」。

SOLITUDE (本年度劇作家協会新人戯曲賞最終候補選出作品)

SOLITUDE (本年度劇作家協会新人戯曲賞最終候補選出作品)

SPIRAL MOON

「劇」小劇場(東京都)

2008/11/29 (土) ~ 2008/12/07 (日)公演終了

満足度★★★★

結局、大楽も観ることに…
(伏字部分はネタバレBOXに)
いきなり***という幕開けと20年近い歳月を経て*******設定は意外だったが、根底に流れるのは************************系なのがやはりここの作品。ラストシーンの照明の色合いのあたたかさも象徴的。
あと、下手に「現場」、上手に居間、その間に屋外を配した装置は昼と夜が同居しているルネ・マグリットの「光の帝国」の如く、異質のものがシームレスに融合しているような気がする。

ネタバレBOX

夫殺害という幕開けと20年近い歳月を経て死者の声が届く設定は意外だったが、根底に流れるのは時空を超えて肉親の声や想いが届く肉親愛・親子の絆系なのが
七人は僕の恋人

七人は僕の恋人

大人計画

本多劇場(東京都)

2008/11/08 (土) ~ 2008/12/07 (日)公演終了

満足度★★★

「べったり」or「突き放す」
とにかく、とんでもなくくだらない、下ネタオンパレードのコント集。どこまでアドリブなのかわからない、一回限りの瞬間にふくらむエネルギー。役者たちも大変だろうけど、観るのも大変。体力勝負。笑った。とにかく、疲れた。

ネタバレBOX

生徒8人、離島の分校でのオナニーをめぐるコント、本番だけ方言だらけになる地方のテレビ局コント、田舎の集落の労働者たちがM1を目指すコントなど、限定された地域を舞台にしたコントが目についた。

大人計画に全く明るくない僕でも、観ているうちに自然と入ってしまうくらい、俳優たちがキャラ立ちしているので、ファンならもっと楽しいだろうし、そうでなくても大丈夫。どんどん暴走する舞台に、三分の二を過ぎたあたりから、笑い疲れもあって、客席は、笑いよりも、大丈夫なのか、とはらはらしながら舞台を見守る。このギリギリのボーダーを疾走する感じが、置いて行かれる客席に妙な一体感を生み出す。不思議。

いつのまにか、全然知らない俳優たちが、好きになっていて、おどろく。でもそれは、こっそり好きでいたい感じのそれだ。劇場は、秘密のファン集会みたいな雰囲気になって、なんだかそれは、コントの舞台の、限定的な人間関係の空間と重なっていくようだった。だから、劇場を出るとき、ほっとしつつも、少し寂しい。あんなにくだらなかったコントたちが、なんだか、切なく映る。

最後のコントは、50を過ぎてもアイドルをやめられない男と、ファンをやめられないおばさんたちのコント。男は、医者に止めれられても、義理の息子に「気持ちわりー!」と殴られても、やめられない。おばさんたちは、彼が麻薬をやっていても、カツラだと知っても、やめられない。ホテルの部屋を借り切ったファンクラブイベントが終わって、みんな布団に入ったところで、「本日の公演はすべて終了いたしました」のアナウンス。そのまま、幕。カーテンコールもなし。最後まで置いてけぼりの客席は、それでも暖かい拍手を送る。

こんな夢オチみたいなコントで終わらせてしまうのが、すごい。それは、なんだか、べったりついていきたい、今のファンとの関係を、突き放すものでもあるからだ。ついていく安定をとるのか。不安定でも距離をとるのか。与えられる二択が、どちらも少し極端にすぎる気がするが、それは「関係」をめぐる問題そのものである。このギリギリのバランス感覚に、今をみつめるしたたかな目を、感じる。観客の態度が、試されていると思う。

約三十の嘘

約三十の嘘

演劇ユニット ぶるどっく☆けちゃっぷ

阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)

2008/11/27 (木) ~ 2008/11/30 (日)公演終了

満足度★★★

映画版より数段面白い
大谷健太郎監督の映画版(04年)を観た時は「期待したモノとは違った」な印象だったが、その内容を知った上で観たこと以外に、やはり舞台がオリジナルだけにこちらの方が数段面白く感じる。
往路と復路の間に休憩が入るというのも舞台ならではでちょうどいいブレイクになる(映画はコレができないことも不利?)し、モロモロ考えるに「密室系」舞台劇の映画化はけっこう難しいのでは?
列車のコンパートメントが舞台となっているだけに、縦に長い演技エリアを挟んで対面式の客席が2列あるというスタイルで、天井に張られたテープが走っている列車をイメージさせたり、開幕ベルが列車の発車時の電子音だったりで、劇場内ではありながらけっこう臨場感があったりもする。
また、終盤でトラブルによって舞台の照明が落ちた時に「またトンネルか?」「真っ暗だと誰を指名しているかわからないな」などと即興のセリフを入れてカバーしつつ演技を続けたキャストの機転もお見事。

マクベスがいっぱい!

マクベスがいっぱい!

CAPTAIN CHIMPANZEE

ザ・ポケット(東京都)

2008/11/26 (水) ~ 2008/11/30 (日)公演終了

満足度★★★★

ほぼ絶賛状態
終盤での「的を得ていて」という誤表現(上演台本でも確認)が珠に瑕ながら、バックステージ系、親子もの、程度をわきまえた楽屋落ち、と好きなもの3点盛り状態でほぼ絶賛状態。「演劇ワールドカップ」予選での「マクベス」バリエーションに大笑い、先輩や自称ライバルの応援や生前わが子を抱くことができなかった守護霊の気持ちなどにホロリ。
その内容に加えて舞台上に(劇中の)舞台を作り、時として場転にもそれを使うなんてアイデアや、時には客席後方の通路や2階席(?)の舞台寄りの部分でも演技する演出も○。

風待雑歌

風待雑歌

O-MATSURI企画merrymaker

シアター風姿花伝(東京都)

2008/11/27 (木) ~ 2008/12/01 (月)公演終了

満足度★★★★

大学内ギャンブル王決定戦
様々なゲームによる「大学内ギャンブル王決定戦」の様相。ゲームの理論・必勝法なども語られ「それってホントか?」とか「自分がその登場人物だったら次の手は…」などと思わせて引き込むのが上手い。
メフィストフェレスも登場するだけに後半はかなりブラックなムードとなり、ユーモラスな持ち味にそぐわないのでは?と思っていたら、あるシーンで方向が見え、結局予想とは違ったものの当たらずとも遠からずな結末だったので納得。

なお、27日にノワール、29日にルージュと、両バージョン観劇。

ヌンチャクトカレフ鉈鉄球

ヌンチャクトカレフ鉈鉄球

芝居流通センターデス電所

青山円形劇場(東京都)

2008/11/13 (木) ~ 2008/11/16 (日)公演終了

満足度★★★

理解
面白かった、けど、もう一度観たいかって言われると微妙ですねえ。
なにか文句がある訳ではないんですが。
イマイチ抜けなかった。

ダンディ

ダンディ

OSK日本歌劇団

世界館(大阪府)

2008/11/29 (土) ~ 2008/11/30 (日)公演終了

満足度★★★★★

パワーアップしてました!
初演メンバーの実力があがっただけでなく、新人さんたちも精いっぱい取り組んでいる様子が伝わり、楽しく熱くなることができました。

戦争と市民

戦争と市民

燐光群

ザ・スズナリ(東京都)

2008/11/21 (金) ~ 2008/12/07 (日)公演終了

満足度★★★

ときおり、
燐光群を観ていると、
実験によってブラックホールが偶然誕生してしまって世界が滅ぶかもしれない、
という可能性があることを聞いただけで自殺してしまったインドの少女のような気持ちになってしまう。
けれど絶望的な未来を恐れながらも、それでもまた観にいくのは、世界はまだ大丈夫だと安心したいから、だろう。

そして今回。2時間35分の長丁場も、もう終わり?  と思ってしまうほど盛り沢山な内容だった。

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