最新の観てきた!クチコミ一覧

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どんとゆけ

どんとゆけ

渡辺源四郎商店

こまばアゴラ劇場(東京都)

2008/10/16 (木) ~ 2008/10/19 (日)公演終了

満足度★★★★

誰のための「死刑反対」か
「死刑」というワードに身構えるよりも、「むかーし昔、あるところに、悪いことをして『君、死刑!』と宣告された若者がいました」的なスタンスで観劇した方がよい舞台だ。そうでなければ、「被害者遺族」と「加害者(死刑囚)」、「加害者の妻」と「拘置所の担当職員」というたった5人の当事者だけが集まった民家で、淡々と死刑執行の手続きが執り行われ、時折ブラックジョークが差し込まれるこの状況に戸惑いを感じてしまうだろう。この舞台をブラックコメディだ、と断言することも出来るが、私は今回ほど「死刑」の是非を迷ったことがなかった。

ネタバレBOX

まず一つは死刑囚の態度だ。不遜でもなく善人にも見えず、コメディの要素に特に反応することもなくずっとうつむいている。「死刑」を扱った舞台や映画では、死刑囚に対する憎々しさと同情(更生への期待)を天秤にかけながら見進めていくのが常で、今回のようにそういった“雑念”を取り払い、死刑制度そのものを突きつけられることは少ないと思う。また、この舞台に登場する人物の中で、この死刑囚を「自分の手では殺したくない」人はいても、「生きていてほしい」人はいなかった点も何気にポイントが高い。そもそも「死刑=国家権力で殺しても何も生まれない」という死刑反対の拠り所は誰を守るためのものなのか、ますます混乱してくる。しかも、被害者の妻は亡くなった夫と子供の写真を取り出し、彼らについて訥々と話すことで観客と加害者を心情的に追い詰めるが、舞台の後半で唐突に踏み込んでくる新しい恋人の存在から、ある意味事件はもはや過去のことであることが分かる。もちろん、亡くなった夫と子供について、愛情が薄れたとか忘れたということではなく、時計が止まってしまった家族を置いて、被害者の妻は新しい時間を生きているというだけのことだ。それを証拠に彼女は一貫して怒っている、殺したがっている。死刑囚が階段を上り、舞台が無人になったときに鳴る重苦しい死の音に虚無感を覚えつつ、直後のカーテンコールに(死んでいる)死刑囚役の俳優さんだけを出さない畑澤さんの演出に、「なんて小粋なんだ!」と、まるでジェットコースターに乗せられたかのように感情を操られた気分になった。
戦争と市民

戦争と市民

燐光群

AI・HALL(兵庫県)

2008/12/25 (木) ~ 2008/12/28 (日)公演終了

満足度★★★

2008年の観劇納め
戦争時代の物語の部分で泣いてしまいました。
必死で生きようとする人の姿に弱いのです私は。

ロックミュージカル『スーザンを探して』

ロックミュージカル『スーザンを探して』

東宝

シアタークリエ(東京都)

2009/01/06 (火) ~ 2009/03/05 (木)公演終了

満足度

後半に期待
チズさんの歌を楽しみに行ってきました
う~ん 様子を見ながら歌っている感じ
もう少しなれて余裕が出てきたら頃にもう一度見たいです
他の方もここは笑えるとこ? の間が・・・・・楽しめるG2の演出なのに
確認しながら踊ったり プレビューのようでした
2か月の舞台期待してます!

なにか変わるかも 今年こと変われる そんな方年明けに見るには良いです

席は真ん中より後方のほうが見やすそうです

今日も、ふつう。

今日も、ふつう。

アロッタファジャイナ

新宿シアターモリエール(東京都)

2008/12/10 (水) ~ 2008/12/14 (日)公演終了

満足度★★★★

同時多発的悲劇
いくつかの断片的な場面で登場人物を紹介して、そのつながりを早めに明らかにしつつ1つの謎を提示する序盤でツカミはオッケー。
以降、序盤で示された謎が徐々に明らかにされて行き、行き着くところはロミジュリばりの悲劇。ちょっとした嫉妬や出来心(?)から起こった事件が10年の歳月を経て迎える哀しく切ない結末、的な。
また、中心となる澄川兄妹だけでなくその周辺の人物たち3組にも悲劇が訪れ、「同時多発的悲劇」の様相。
しかもこれらの悲劇が「ふつう(=日常)」と隣り合わせていて、ホンのちょっと歯車がズレただけで起こり得る「ふつうじゃない」状況なのが巧みなところ。
あと、それまで好人物でどちらかと言えば被害者側だと思っていた登場人物が実は…という終盤の展開にロベール・トマの『罠』も連想。

どんとゆけ

どんとゆけ

渡辺源四郎商店

こまばアゴラ劇場(東京都)

2008/10/16 (木) ~ 2008/10/19 (日)公演終了

満足度★★★★★

地に足のついた想像力
「もしも被害者の家族が加害者の死刑にかかわることになったら?」

心に渦巻いているであろう計り知れない憎悪と殺意をにじませる被害者家族、そして死刑を前に恐怖と悔恨を抱く加害者。その緊張感たっぷりの対峙から浮かび上がるのは、人が人の命を奪うことの不可解さだ。

死刑執行員の立ち合いのもと、被害者家族が死刑に参加するという架空の制度のもと、淡々と死刑執行までの手続きが行われていく。そこで交わされる場違いな世間話は時折笑いを誘い、せっかくの緊張感を台無しにしかけるが、その危うさを乗り超え、作・演出の畑澤聖悟さんの想像力はしっかりと「死」の方へ引き戻す。

野球チームができるほど子宝に恵まれた死刑執行員の実に幸せそうな話には、制度上認められているとはいえ人の命を奪う仕事に携わる者だからこその不安、無意識に働く生命のバランス感覚のようなもの、が語られる。なるほどと思う。

確かに身内を殺されたら、加害者に復讐したくなるだろう。しかし、公認とは言えども、死刑執行に参加することは、加害者と同様、「人に死をもらたす」ことになる。「殺人者」だ。作中では、未亡人の再婚話を前に、その問題を浮き彫りにする。

制度を持ち込んだからこそ、そして作中に出てこない部分も含めて綿密に設定しているからこそ、「死」の割り切れなさが、どの人物からも浮かび上がるような描き方になっているのだろう。現行の死刑制度やほかの法制度も取材したのだろうし、実際に死刑囚にも会っているのかもしれない。綿密な設定と人物の心情が、せりふを通して結びつく瞬間、瞬間に驚きとずしりと重い衝撃を感じるとともに、現実と違うルールの世界に見事に引きずり込んでくれたこの力に心の底から「想像力」という言葉を与えたいと思った。

新年工場見学会09

新年工場見学会09

五反田団

アトリエヘリコプター(東京都)

2009/01/02 (金) ~ 2009/01/04 (日)公演終了

満足度★★★

長い
ゆるい長い。
おもしろいんです。

内田慈さんが好きなので、見に行きました。
少女漫画ということでしたから、白目剥いてガクガクしてるのがおもしろかった。練習したのかなぁとか思いながら。
獅子舞の中から子獅子舞はよかった!
餅もっと配って〜。
チャゲアスはいつ終わるんだという不安と共に。
ザ・ノーバディーズいいわぁと聞きながら、斎藤庸介さんすごいわぁもっと観たいわぁ。目が素の状態と変わらないのね。相当おもしろい人だきっと。

ネタバレBOX

テルミン長い。いや、普通の公演なら普通です。けど、公演のあとの聞いてってください的なライブだとお客様みんな思っていたので確実に残念ながら長いのです。
でも2000円でこれだけ観られるというのはかなりお買い得です。
…3時間半。
六尺堂も興味深かったです。

2

2

劇団

時代空間 遊庵 ねこじゃらし(東京都)

2008/12/05 (金) ~ 2008/12/08 (月)公演終了

満足度★★★★

「朗読」では括りきれない
前回公演『春の朗読まつり』ほどではないにせよ「朗読」では括りきれない内容のパフォーマンス、ほとんど民家のような会場と相俟って独特の味わいあり。特に殺陣とのコラボ「燃えよ剣」で読み手が殺陣担当者の刀を扇子で受けたりする演出には感服。

その人を知らず

その人を知らず

東京デスロック

こまばアゴラ劇場(東京都)

2008/12/26 (金) ~ 2009/01/05 (月)公演終了

大晦日バージョン
スピーカーがつかえない状況で
ああ もってくるとは
ふむふむ

骨太で がつんとくる作品

Hula-Hooperの、部活動『鱈。』

Hula-Hooperの、部活動『鱈。』

Hula-Hooper

7th FLOOR(東京都)

2008/08/12 (火) ~ 2008/08/14 (木)公演終了

満足度★★★★


初めての鱈。

面白いというよりも楽しい。

ケラケラ女は分かるけどベトベトさんって・・?

あれから

あれから

キューブ

世田谷パブリックシアター(東京都)

2008/12/13 (土) ~ 2008/12/28 (日)公演終了

満足度★★★★


終盤の「理解よ」っていう台詞が素敵。

「て」

「て」

ハイバイ

駅前劇場(東京都)

2008/06/18 (水) ~ 2008/06/23 (月)公演終了

満足度★★★★


組み体操が素敵。

同じシーンでも観る人や視点によって笑えたり泣けたりする舞台。

いつでもここは夏である

いつでもここは夏である

@@ has a headphone

STスポット(神奈川県)

2008/07/25 (金) ~ 2008/07/28 (月)公演終了

満足度★★★★


照明とリアルタイムの映像を使ったシーンが滅茶苦茶かっこよかった。

終盤、花火の映像をバックにした野上さんと山縣さん2人のシーンがとても美しかった。

スーザンナ・マルガレータ・ブラント

スーザンナ・マルガレータ・ブラント

劇団再生

Asagaya / Loft A(東京都)

2008/12/06 (土) ~ 2008/12/07 (日)公演終了

満足度★★★★★

オモロー!
初見であった前作『Symphony#09 罪と罰、マジで大迷惑!』が原典のリミックス…どころかサンプリングの素材に使った、的な再構築具合で原典を知らないとわかりにくそうだったのが、本作は原典にアレンジものをかすかにオーバーダブさせたレベルなので非常にストレートでわかり易く、そこに得意の(?)メタフィクション風味も加えているのが面白い。

鬨、唾棄すべき

鬨、唾棄すべき

劇団パラノワール(旧Voyantroupe)

ザムザ阿佐谷(東京都)

2008/12/05 (金) ~ 2008/12/08 (月)公演終了

満足度★★★

「殺人」という行為とその罪深さ
1930年代の話なのに当時は無かった銃器や当世若者言葉が出てくるのは気になるが、テーマについては全面的に肯定ってか、好きなテーマの1つである「憎しみ・恨みの連鎖を断ち切る」系なので評価が甘くなりがち…(笑)
主人公が妹のカタキとして復讐を遂げた(と思った)相手は手を下した前首領を殺した男で、その彼も主人公が自分を殺しに来るのを待っていた、などというのは「殺人」という行為とその罪深さを物語るのに適した設定。
さらに、敵方は「首領を殺した者がその後を継ぐ」のが習わしになっていて、これが「殺しの連鎖」というテーマや幕引きの台詞にうまくつながるんだな。
ただ、もう少しそのテーマを早めに提示して、もっと前面に出しても良かったんじゃないかな?な感あり。
ま、そのじれったさ(?)があるから終わり近くの「16代で終わりにしような」という力強い台詞(これ、イイよなぁ)がより活きるのかもしれないんだが…。

鈴木家 の はなし#00

鈴木家 の はなし#00

and Me

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2008/12/05 (金) ~ 2008/12/10 (水)公演終了

満足度★★★★★

絶品と言おうか完璧と言おうか
いつもながら…いや更に磨きのかかった会話が見事。 
全体的な緩急のバランスや間の取り方から細かい言い回しまで含めてリアルだしほど良く笑いもまぶしているし、絶品と言おうか完璧と言おうか…。 
さらに終盤で立った波を思いもよらぬオチでまとめるストーリー展開も巧みで、完成度高し。 
また、一見ぐうたらそう(?)な長女が四女を叱るシーンは個人的にツボ。

ハイバイ オムニ出す(チケット売り切れましたが特別追加公演やります。)

ハイバイ オムニ出す(チケット売り切れましたが特別追加公演やります。)

ハイバイ

リトルモア地下(東京都)

2008/10/19 (日) ~ 2008/11/05 (水)公演終了

満足度★★★★


4本+追加偽キャスト公演を観劇。

追加偽キャスト公演の篠田さんが素晴らしかった。

「コンビニュ」をもう1回観たい。

真説・多い日も安心

真説・多い日も安心

柿喰う客

吉祥寺シアター(東京都)

2008/08/21 (木) ~ 2008/08/31 (日)公演終了

満足度★★★


最初明転した瞬間がとんでもなくかっこよかった。
多少内容に不満はありましたが、それだけで高評価。

シャープさんフラットさん

シャープさんフラットさん

ナイロン100℃

本多劇場(東京都)

2008/09/15 (月) ~ 2008/10/19 (日)公演終了

満足度★★★★


両チーム観劇。

ホワイトチームの方が好み。

松永玲子さんが素晴らしかった。

投げられやす~い石

投げられやす~い石

ジェットラグ

新宿ゴールデン街劇場(東京都)

2008/01/24 (木) ~ 2008/01/27 (日)公演終了

ほとんど嗚咽。
岩井さん、過ごすぎる。

親の顔が見たい

親の顔が見たい

劇団昴

新宿シアタートップス(東京都)

2008/02/01 (金) ~ 2008/02/11 (月)公演終了

満足度★★★★


戯曲も演出も役者も全て素晴らしかった。

今年2回も再演が予定されていますので、見逃された方は是非。

鶴屋南北戯曲賞、とって頂きたい。

































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