
三日月のセレナーデ
ウンプテンプ・カンパニー
シアター風姿花伝(東京都)
2009/01/08 (木) ~ 2009/01/11 (日)公演終了

PUNCH LINE! Vol.04
PUNCH LINE
銀座みゆき館劇場(東京都)
2009/02/06 (金) ~ 2009/02/08 (日)公演終了
満足度★★★★
健全だと思いますよ!
観劇させて頂きました。この作品のあらすじを読ませていただき、「もてたくてしょうがない男」の話で、面白可笑しい時間が過ごすことが出来たならばと思い観させていただきました。やはり、男はみ~んな「女の子にもてたい!」と思う時期が若い頃にはあると思いますが、自分も当然ありました!10代~20代ぐらいの頃は少なくとも1週間に3、4回はあったのではないかと思います。本作品の「もてたくてしょうがない男」を観ていると、昔の自分を観ているようで懐かしくも笑えてしまいました!ただ、この作品の「もてたくてしょうがない男」は行動するから、笑ってしまっている自分から観ると自分の若い頃よりも数段上です!「もてたい男」が取る選択は「行動する」か「指をくわえて見ている」か「あきらめて煙草を吸う」ぐらいしか選択肢はありません。ちなみに自分の場合は超能力を使っていました。ひたすら「振り向け、振り向け・・・」と思っていましたが、自分に超能力が無い事に気づき始めてからは完全に「煙草を吸う」に移行しました。しかし、「もてたくてしょうがない男」を観ていると笑ってしまいますが「自分も若い頃にしていれば、今頃酒を飲む時にいくらでも懐かしい思い出に浸れるのになぁ~。」と、だんだん羨ましくなってしまいました!終演後に出演されていた若い女性の方が「下ネタばかりで、すみません」とあやまられていらっしゃいましたが、自分には決して下ネタには思えませんでした。むしろ健全過ぎるくらい健全である純情派の「もてたい男」の夢の一端だと思います!むしろ、「もてたい」と思う男の方が魅力的に思えてしまい、一番どうしようもないなぁ~・と思ってしまうのは個人的には「俺は女にもてる!」と思い込んで行動している男です。自分から見ると顔つきにいやらしさがに滲み出ている上に、指先にいたるまで見るに耐えられないものを感じてしまいますが、世の中の女性は完全に自分の真逆の男性観を持たれている方がかなり多く見られる傾向ですので、「もてたい」と思われる男の方々は各自創意工夫で乗り越えましょう!ただ、駅のトイレなどで洗面所の鏡に数十分とへばり付くのは、やめていただけると助かります!しかし、本公演を楽しい時間だけ過ごせればいいかなぁ~、と思っておりましたが、観劇させて頂き少しビックリしてしまいました!本作品は確かにショートコントで成り立っていますが、ショートコントとショートコントのみで話をつないで進めて流れていき、ちゃんと最後には全体で1つの物語が出来上がっていました!本作品を観劇させていただいている時、今の時代の「お笑い番組」が毎日のようにあらゆるタイプのものをいくらでも見ることが出来、娯楽も無数にある環境にあると「笑い」に対して求められるものが、かなり高い水準のものになってきたと思います。小劇場でのコメディー作品も「笑い」を確実に計算するならば、少なくとも「笑える場面」は限りなくコントすれすれにしていかなければならないのも当然のように思います。ですが、昔ながらのコメディー作品を求められる方からするとその点が少々不満に感じられてしまうようにも思えますし、これから小劇場で演劇鑑賞をしてみようと思われてコメディー作品を観劇される方の最大の評価は、「どのくらい笑えたか」といった点がカギになりそうな気がしますから、これから先のことを考えるとそろそろコントとコメディーの中間にあたるジャンルがはっきりとした形で確立してもいいかもしれない時期に来ているようにも思えてきてしまいます。創る側も観る側もそろそろコメディーに高い水準の、ひょっとしたら相反するかもしれないものを求め過ぎていき両者共に辛くなっていきそうな気がします。完全に「笑いに特化した」ジャンルをそろそろ用意していた方が、これから小劇場での観劇を始められようかと思われる方には観劇される作品が選びやすいでしょうし、またこれまで演劇鑑賞をしてきた者にも作品に必要以上なものを求めずに気楽に楽しめそうな観賞作品に好んで出会えそうで、選択の幅が広がりそうな気もします。今回の星の評価は好感の持てる「もてたくてしょうがない男」の話に楽しませていただいた上、少し考えさせられるコントのみで物語を紡いでいき完成させる手法が個人的に気に入ってしまったので、自分の今夜の満足度を星の数で表してあります!それにしても、女性からすると「下ネタ」と本当に思われているのか、謙遜されているのか分かりませんが、純情で健全なお色気程度に思いますが、自分はもう年ですから「男の可愛らしい願望」程度のものに思えてしまうのかもしれません。今夜は楽しくも少し面白い発想の作品に出会えましたが、初日公演と言うこともあり出演されているアイドルや女優さんをお目当てに来られていた方々も多くいらっしゃいましたが、もはや本当にアイドルの顔が全員同じに見えてしまう自分としては、若いうちにこそ多少は女性に夢中になりやんちゃな思い出があった方が、年をとってからの寝酒の際に浸れる思い出が多く楽しめると思いますし、やはり「もてたくてしょうがない男」は行動することが長期的に観ると正解だった気がします!

あの、はみだしてますけど
劇団前方公演墳
シアターブラッツ(東京都)
2009/01/30 (金) ~ 2009/02/01 (日)公演終了
満足度★★★
15のストーリー
様々なシチュエーションの話を、順番に観ていく形のお芝居でした。
そのひとつひとつが簡潔にまとめられていたので、テンポ良く進んでいったと思います。楽しかった。
ただ、どんどん進んでいく分、それぞれのストーリーに入り込めなかった感じがしたのが勿体無かったです。
でもそれは、あらかじめ細かいオムニバスであることを覚えておけば解消する問題かな?
(私の場合、15のストーリーからなるお芝居であることを把握してなかったので…申し訳ない)
特別変わったことをしているというわけでもないのに、なんだか独特な雰囲気をもった方々だなと思いました。
「普段」はどんなお芝居をやっているのか気になる。
とりあえず、最初の舞台監督の方の存在感が凄かったです(笑)

静かな爆
東京タンバリン
駅前劇場(東京都)
2009/02/04 (水) ~ 2009/02/09 (月)公演終了

静かな爆
東京タンバリン
駅前劇場(東京都)
2009/02/04 (水) ~ 2009/02/09 (月)公演終了
満足度★★★★
あざとさ乱れ撃ち。
最初から、あざとい演出と台詞の数々にやれやれと思っていた。
しかし、だんだんに高井浩子の思惑にハマってくる自分に気づく。
あざとさも過ぎると強固な作品になるのだなぁ。
13人のキャラクタの切り分けも見事なもの。
「この人いいなぁ」「こいつ嫌い」とこちらでも切り分けしやすいくらい。
逆に言えば、類型的に役割を割り振っているわけで、
そのへんも変にあざとさを感じる要因となっているのかもしれない。
何よりも音や言葉について、思いをめぐらす時間が必要なのかもしれない。
そのやんわりとしたメッセージこそが、この作品の面白さだろう。

静かな爆
東京タンバリン
駅前劇場(東京都)
2009/02/04 (水) ~ 2009/02/09 (月)公演終了
意図したところだろうけど、
「人と人とのコミュニケーション」が主題ということで、
どうしても、“コミュニケーション能力の低い人たち”による会話シーンが多くなってしまい、そのあたりがどうしても楽しめなかった。
自分がテーマに寄りそえていれば、
まったく違った感想になると思うのだけど…。

静かな爆
東京タンバリン
駅前劇場(東京都)
2009/02/04 (水) ~ 2009/02/09 (月)公演終了
満足度★★★★★
人との繋がり
久々の観劇です。
前作の「華燭」も色々考えさせられましたが、
今回の作品でも、たくさんの問題を提示されたように思いました。

鉄人28号
梅田芸術劇場
梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ(大阪府)
2009/02/05 (木) ~ 2009/02/08 (日)公演終了

ツキの王女
劇団オグオブ
萬劇場(東京都)
2009/01/24 (土) ~ 2009/01/25 (日)公演終了

UNDER
劇団伍季風 ~monsoon~
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2009/02/05 (木) ~ 2009/02/09 (月)公演終了

UNDER
劇団伍季風 ~monsoon~
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2009/02/05 (木) ~ 2009/02/09 (月)公演終了
満足度★★
おや?
期待が強すぎたのかなぁ。
割とありきたりなストーリーで肩透かしをくらった感じ。
人数が多い割にうまくキャラ立ちしていたとは思います。

はるヲうるひと
ちからわざ
新宿シアタートップス(東京都)
2009/01/20 (火) ~ 2009/01/25 (日)公演終了
満足度★★★★
見応え十分
タイトルの通り、ある島の売春宿が舞台で4人の売春婦と経営者、それに経営者の腹違い(妾の子)の弟・妹による物語。
題材が題材だけに佐藤二朗初監督の『memo』(08年)のソフトタッチとは対照的にハード気味ながら、随所に演技におけるあの独特の間合いと共通のトボケた雰囲気があり、それによって緊張が緩和されるシカケ。(佐藤は脚本のみ、演出は堤泰之)
また、落ち着きのあるリーダー格、アネゴ系ツッコミ、気弱な不器用者、天然系フシギちゃん(笑)、とキッチリ描き分けられた売春婦4人を兎本有紀、今藤洋子、野口かおる、笹野鈴々音なんて「異種格闘技」のような個性派女優たちが演じ、『櫻の園』(07年6月)以来舞台の実績を積みつつある佐藤寛子も病身の女性を好演、そこにこういう役どころだとコワい大高洋夫、意外にも(?)コメディリリーフの太田善也、それに主宰の佐藤二朗といういわば「オールスター戦」で、その演技合戦は見応え十分。

ピーピング・トム『Le Sous Sol/土の下』
世田谷パブリックシアター
AI・HALL(兵庫県)
2009/02/18 (水) ~ 2009/02/18 (水)公演終了
満足度★★★
土
土が気持ち良さそうだった。
どの人もだれかに愛されている。
土は色々なものを吸収して、蓄えて、隠し持つ。
ベースは単純なようだった。歌みたいに。
わたしは言葉に惹かれがちなので途中、やきもきして見失った。
日本人出演者たちとピーピングトムの出会いは大きいと思う。

水面下の女達
青ひげマシーン
ギャラリーLE DECO(東京都)
2009/01/21 (水) ~ 2009/01/25 (日)公演終了
満足度★★★★★
かなりの上出来作品
金曜夜、会社の休憩ラウンジで繰り広げられる恋愛系会話劇、トレンディドラマ終盤のエピソード系にレディースコミック風味を練り込み、程良く笑いもまぶした70分、全体を通じての会話のテンポの良さ、バカップルのコメディリリーフぶり、それぞれキャラのたった登場人物と役者のハマり具合なども良く、かなりの上出来作品。
それに加えて、唐突な感もありつつ「神様」が登場するシーンのシュールさが独特のアクセントになっていて面白いし、最後に主人公がフッ切るというのもサワヤカで○。
ただ、「けんちゃん」関連で勘違いするネタ、もう少しふくらませることもできたであろうに、あれだけというのは清掃夫・山崎クンのキャラも含めてちょっともったいないかも?
なお、冒頭の主人公とその友人の会話、ツカミはオッケーながら女子更衣室の会話を盗み聞きしているようでちょっとドキドキ。(笑)

パニヒダ
演劇集団アーバンフォレスト
萬劇場(東京都)
2009/01/15 (木) ~ 2009/01/21 (水)公演終了
満足度★★★★★
満足度高し
脚本のラストを残して急死した劇作家の通夜帰りの喫茶店で、翌日から予定されている公演を強行しようとする女性プロデューサー、どちらかと言えば公演中止を望む役者たち、その両者を取り持つ舞台監督といったメンバーが公演をどうすべきか話し合う物語。
前半はそんな切羽詰まった状況で公演はうてるのか?という「ショウ・マスト・ゴー・オン」系、後半は故人が結末をどうしようと考えていたか、から、ほぼ自殺とみられているが真相は違うのではないかという議論に発展して「12人の…」的になるという二段構えの展開で「一粒で二度オイしい」ばかりでなく、笑える要素はもちろん、チェーホフやシェークスピアの引用やネタまで練り込んだ秀作で満足度高し。

おろろん。
ふくふくや
「劇」小劇場(東京都)
2009/02/03 (火) ~ 2009/02/11 (水)公演終了
満足度★★★★★
昭和を堪能しました!
観劇させて頂きました。本作品は、あらすじに書かれている「しかしてその実態は・・・。」から大体想像のつくような物語を基本にしています。しかし、最後まで「しかしてその実態は・・・。」と続いていく物語です。男のほうが小さい頃から「その実態は・・・」と言うフレーズの正義のヒーローものや時代劇に慣れ親しんでいることと思いますが、自分もその口で「しかしてその実態は・・・。」のあらすじを読ませていただいただけで、期待して観劇に行かせて頂きました。本作品全編に昭和の頃の言葉が散りばめられ、個人的には非常に懐かしいものを感じるものがありましたが、しっかりと組み立てられた作品でした!けれども、本作品は役者さんたちの魅力がそれ以上に観ることの出来た作品でした!役者さんたちの髪型から立ち姿や動作の一つ一つにいたるまで「昭和」を感じさせてくれますが、演技そのものも「昭和の感覚」を思い出させてくれました!本作品を観劇させていただき、役者さんたちの舵取り次第で魅力ある作品にも平凡な作品にもなることを実感してしまいましたが、本作品の場合は役者さんたちが物語の魅力をさらに2倍3倍に押し広げてくれた「魅力十二分な作品」でした!ただ、役者さんたちの演技は昭和をハッキリと過ごしてきた者にはもはや肌に染み込んでしまっているような演技感覚で、自分の観劇させていただいた回では、年配の方々は役者さんたちの一つ一つの演技に敏感に反応していましたが、今の若い方にはひょっとしたら馴染みの薄い感覚で瞬間瞬間にはピントこないのかも知れないかとも思えますが、若い方の持ち合わせている感覚をハッキリとは分からないので、自分には何とも言えません。ですが、本作品における役者さんたちの演技にはひと際目を引くような派手な演技はありません。ほとんど基本ばかりです。基本ばかりですから余計に単に観ているだけの者にもハッキリとその演技の味わい深さの違いが観て取れます!そして、本公演会場の舞台までの非常に近い距離が、とても贅沢な観劇の仕方にも思えてきてしまいました!ところで、ここまで読まれる前からすでにお気づきの方もいらっしゃられるかとも思いますが、自分が観劇させていただいたのは2月3日の初日の公演でした。こちらのサイトに観劇記を書かせて頂くようになってから、これほど観劇させて頂いてから時間が経ってしまったことはありません。実は自分が観劇記を書くためにパソコンに向かっている時は、必ずウイスキーかコーヒーを飲みながら煙草をスパスパと吸っておりますが、先月修理に出したパソコンがまだ戻っていないため、ここ数日はパソコンに向かわずに夜中にひたすらいじくり回しておりました。ウイスキーを飲みながらですが・・・ただ、数日間パソコンをいじくり回していて気がつきましたが、パソコンを夢中になって可愛がる時にはもっとも水割りが効果的であることが分かりました。そのような訳で、やっと今日になりパソコンにまた向き合うことが出来るようになりましたが、本作品の星の評価については、今の若い方の視点からはちょっと分からないところがありますので、あくまでも昭和の時代を過ごした年代の立場から星の数を、個人的な久しぶりに味わうことの出来た「昭和の感覚」に対する満足感と共につけさせていただきます。本作品のあらすじから、ひょっとしたらコメディー作品と思われる方もいらっしゃられるかもしれませんが、個人的にはコメディーではなく「懐かしの昭和の人情喜劇!」と呼びたくなってしまいました!個人的な理由で観劇記を書かせていただくことが遅れてしまいましたが、2月3日の節分の日から始まったこの公演が、こちらの劇団名通り「ふくふく公演」になられることを期待しております!個人的には、今年の下北沢演劇祭もかなり期待してしまいます!

フェブリー
あひるなんちゃら
サンモールスタジオ(東京都)
2009/02/04 (水) ~ 2009/02/11 (水)公演終了

『a day』
劇団チョコレートケーキ
ザ・ポケット(東京都)
2009/02/04 (水) ~ 2009/02/08 (日)公演終了

フェブリー
あひるなんちゃら
サンモールスタジオ(東京都)
2009/02/04 (水) ~ 2009/02/11 (水)公演終了
満足度★★★★
ケントさんいいな。
ふっふ、あひるは面白いな。会場を出るとニヤニヤしながら歩いちゃう。
それで途中の公園でモーホーカップルの数を数え終わるとまたニヤニヤしちゃう。緊張しないで観たい日もある、そんな気分にオススメです。
やってるほうはすっごいタイミング計算してるのはよくわかります。

『a day』
劇団チョコレートケーキ
ザ・ポケット(東京都)
2009/02/04 (水) ~ 2009/02/08 (日)公演終了