満足度★★★★★
満足度高し
脚本のラストを残して急死した劇作家の通夜帰りの喫茶店で、翌日から予定されている公演を強行しようとする女性プロデューサー、どちらかと言えば公演中止を望む役者たち、その両者を取り持つ舞台監督といったメンバーが公演をどうすべきか話し合う物語。
前半はそんな切羽詰まった状況で公演はうてるのか?という「ショウ・マスト・ゴー・オン」系、後半は故人が結末をどうしようと考えていたか、から、ほぼ自殺とみられているが真相は違うのではないかという議論に発展して「12人の…」的になるという二段構えの展開で「一粒で二度オイしい」ばかりでなく、笑える要素はもちろん、チェーホフやシェークスピアの引用やネタまで練り込んだ秀作で満足度高し。