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刻め、我ガ肌ニ君ノ息吹ヲ

刻め、我ガ肌ニ君ノ息吹ヲ

ACTOR’S TRASH ASSH

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2009/04/01 (水) ~ 2009/04/05 (日)公演終了

満足度★★

プレビュー観てきました

チラシも、セットも、BGMも、衣装も、オープニングも凝っていて
時代モノらしい雰囲気が凄く出ていました。

今回はたまたま、脚本が個人的に好みではなかったのですが
恐らく好みが分かれる作品かなぁ と思います。 

年代的には、どちらかというと若い人向けな気がしました。10代の頃観てたら、大興奮でハマったんだろうと思います。 
衣装や 役者さんの華やかさがとても魅力的で、ツボにはまっていい要素がたくさんありました。 

一方で、普段そんな華やかさや、純愛から遠ざかった生活をしている者としては、少し気恥ずかしさを感じる所もありました。 

あとは ネタばれで。

ネタバレBOX

個人的には、もっとそれぞれの話を深めてほしかったです。

この話のテーマが純愛なら、
白狐丸が自分を恐れない静に 心惹かれていく過程や
記憶をなくした静が、白狐丸を通して記憶を取り戻すことへの感動や
二人が子供を授かるほど親密になっていく過程を
もっと丁寧に描いて欲しいと感じました。

もし差別をテーマにするなら、
当時 いかに差別がはびこっていたかというバックグラウンドや
差別をされた白狐丸がこれまでいかに苦しんだかや
白狐丸を「鬼」と呼んでいた人々が最終的には瀬戸に「出ていけ」と言う様になった 心の変化などを
もっと丁寧に描いて欲しかったです。

勿論、それらのことは既に脚本に織り込まれていましたが、もっと掘り下げて欲しいと思ったのは 個人的な好みの問題です。
背中に文字を書いてじゃれあってる二人を観ただけでは 「真実の愛」や「子供」を連想しにくかったし
瀬戸という悪役を出すだけでは 差別の愚かしさや残酷さは伝わりにくい様に感じました。 

「いじめ」についてや「ストレス社会」についても同じく。さらっと撫でて終わっていいテーマかどうか、疑問です。 
Triangle ~ルームシェアのススメ~

Triangle ~ルームシェアのススメ~

パルコ・プロデュース

PARCO劇場(東京都)

2009/03/27 (金) ~ 2009/04/19 (日)公演終了

満足度★★★

ショーとお芝居の
バランスが良いかんじ。誰もが知る洋楽曲をストーリーにそった歌詞に変えて歌うので、とてもすんなりと入ってくる。観客も舞台に参加しているような感覚になる楽しい舞台です。

ネタバレBOX

カーテンコール後はなぜか出演者のトークがあります。無い日もあるのかも?。最近のミュージカル俳優はイケメンだしトークも達者だし、凄いなあ〜と。感心。
恋人としては無理(JAPAN TOUR)

恋人としては無理(JAPAN TOUR)

柿喰う客

精華小劇場(大阪府)

2009/03/25 (水) ~ 2009/03/29 (日)公演終了

満足度★★★★

また観たい。
最初っから凄い勢いで進んでいくので、早々について行けないんじゃ…と思わされるもなんのその。最後まで引っ張られるし、魅せてくれた。ぽつりと吐かれたセリフひとつで、くるりと空気が変わる。この作品だけで言っても、ぜひリピりたかった!また大阪で公演してほしい。

エスカルゴ

エスカルゴ

こゆび侍

インディペンデントシアターOji(東京都)

2009/03/25 (水) ~ 2009/03/29 (日)公演終了

満足度★★★

バスタブってひとつの世界だ。
空間の使い方が印象的。
女優の好演が目立ちました。演出の方の世界観がくまなく出ているという点ですばらしい作品だと思います。

ネタバレBOX

やっぱり、主人公が若いのが結構ビジュアル的にはきついですね。
もう少し年配の役者さんが演じることはできなかったのかなぁ。
個人的には男性キャラクターに入っていけるキャラクターがあまりいませんでした。

カタルシスに向かうまでの主人公が破滅へと向うさまは非常に「現実でない現実感」があってよかったので、その収束としてのラストシーンは少しとってつけたような印象。

ダンスシーンがステキすぎるw
リビング(公演終了!!)

リビング(公演終了!!)

カスガイ

インディペンデントシアターOji(東京都)

2009/04/22 (水) ~ 2009/04/29 (水)公演終了

満足度★★★★

ワークインプログレスを観た!
セットも何もない状況の中、役者は台本を見ながらのセリフ。その中で一際目立ったのが、深谷由梨香。台本なしで殆ど暗記しており、完璧!
素晴らしいですね。努力の結果が伺えて、それだけで嬉しくなった!(^0^)
練習中は本当に楽しそうで・・サルのように絡まり合ったりしてる。見ているこちらもその感情が伝わってくるほど。
演技には主宰で同僚の玉置の為に一肌も二肌も脱いじゃって頑張ろう!って意気込みも伝わってきて、中々いいです深谷。
今回のキャストは全員の過去の作品を観ていることもあって勝手に親しみを感じる(^0^)

ストーリーはちょっと難しい、ってかデリケートな題材だけに終わらせ方に工夫を要する本です。ちょっとエロい技もありのお得な舞台かと・・かと。(^0^)

以下はネタばれBOXにて。。

ネタバレBOX

見知らぬ男にレイプされた姉。外出する事が出来なくなって、虫の幻影を見る。そんな姉を経済的にも支える弟。そんな二人だけだったリビングに闖入者が同居する事に。一気にリビングは6人になり、そこで巻き起こる情景を描く。

芝居は完成してないから、まだ途中段階。だからか、芝居の合間に「ここで、暗転!」「はい。暗転!」なんつって、玉置の声が入るものだから、まあ、観てる方も断片的に小刻みに中断される訳よね。感覚が。
そんな感じで、通しで完璧な状況で観てるわけじゃあないから、この段階で良いとか悪いとかじゃ言えないけれど、笑いの部分はもうちょっとあっても良かったかなー?
それから本の練りに対して批判が少ないように感じた。元々脚本を見直す段階で自分の書いた文章に批判を繰り返す作業をして仕上げていくのに、その部分が甘いかなー?と。勿論、役者がどーのこーのではない。
女性特有の・・しかもレイプされた人にしか分からない題材を男性が書くわけだから、この時点で無理があるわけだけれど、それらをどう表現するかによって芝居のカラーが大きく分かれるはず。

これから更に練り上げてもっと完成されたものに浄化していくのだろうけれど、全体的に芝居は分かり易く観客を飽きさせない。上演3週間前にこのような企画をやった事は、役者にとっては過酷だろうけれど、本を見直し練り上げていくには良い日程だったかと。

加藤と村上の着ぐるみがひじょうに楽しみではある。今回ソレを観られなかった事がとっても残念!(^0^)

フェブリー

フェブリー

あひるなんちゃら

サンモールスタジオ(東京都)

2009/02/04 (水) ~ 2009/02/11 (水)公演終了

満足度★★★

お菓子でも食べながらみたい
ゆっくり流れるほほえましい雰囲気で、
のんびりお菓子でも食べながら観たくなる感じです。
前みたのより、今回のほうがすきでした。
クスクス笑ってました。
ついつい、大笑いもしたくなっちゃうんですけどね、
たぶん好みの問題なんですけどね。

インテレクチュアル・マスターベーション

インテレクチュアル・マスターベーション

パラドックス定数

シアター711(東京都)

2009/03/27 (金) ~ 2009/04/01 (水)公演終了

満足度★★★★

劇団初見
濃厚な会話が狭い空間によくマッチしてた。
評判が良いので観たかったけど、
歴史にうといので、ちょっと心配してました。
でも大丈夫でした。
いや、細かいところは分からない所もありでしたが、
そういうの抜きでも楽しめる熱い芝居でした。

お弔い

お弔い

ラックシステム

ザ・スズナリ(東京都)

2009/03/18 (水) ~ 2009/03/22 (日)公演終了

満足度★★★★

観ました☆
ラックシステムの舞台をやっと生で観れました!!

観れて良かったです♪

humming3

humming3

ポかリン記憶舎

cafe MURIWUI(東京都)

2009/03/31 (火) ~ 2009/04/06 (月)公演終了

満足度★★★★

ほんのちょっぴり浮かんだ世界。
静かな住宅街の中でこんな演劇が生まれているとは。なんとも癒しです。いろんなお天気のいろんな時間帯に観てみたい。朝一番の澄んだ空気の中、お昼時の忙しない雰囲気、夕日をバックに、月夜、などなど。傘をさして外を歩く姿もいいかも。開演時間、ずらしてくれたらおもしろそうなのに。

ネタバレBOX

カフェという設定を利用したお話だけど、現実ではなくどこかドラマめいている。けど大きな事件があるわけじゃなく些細な日常。そのバランスに入り込めればあとは場の力で浮かび上がれる。

ポかリン所属の中島美紀さんや日下部そうさんにしても、客演の板倉さんにしても、癒しのキャラでは決してない。脚本自体も優しいわけじゃなく、自分でも気づかなかった感情の揺れみたいな部分を茶漉しで漉すように丁寧に拾い上げていて、かなりビターな味わい。なのに根っこに植えつけられるのは温かい種なんですよね。どうしようもないやるせなさを真正面から受け止めている正直な感じが甘酸っぱく懐かしい。

中島さんの未亡人キャラはかわいらしさと色香とが混ざり合って素敵でした。カフェを訪れる女の子役の小杉美也子さんも背伸びしてる感じが愛しい。

終演後のカフェタイム、おいしいと噂のハンバーガーなどの食べ物が注文できないのはちょっと残念。
ストーン夫人のローマの春

ストーン夫人のローマの春

パルコ・プロデュース

PARCO劇場(東京都)

2009/02/28 (土) ~ 2009/03/22 (日)公演終了

満足度★★★

れい様が華麗すぎて・・・
クラシカルな舞台劇術に負けないほど、派手な役者をそろえ、
大人数のアンサンブルで味付けした、高級フランス料理フルコースのような作品。
アッカーマンの作品て、いつも出演者が多いですね。
人数の多さは、宝塚の本公演じゃないけど、
それだけで迫力がありますよね。
アンサンブルは手弁当だろうけど、人望が厚いのかな。

とにかく、れい様が、終始華麗!
それが故に、設定というか、役との距離に、やや無理がある。
れい様は、落ちぶれないだろう、もっと強いだろうって
思わずにはいられない、このアンバランスさ。
堕ちていないんだもの、最後まで、りりしい。
精神的にバランスを崩す、ってテネシーウィリアムのお家芸が、
どうも伝わってこない。
哀愁とか陰りとか、感じられませんでしたなぁ、
バリバリ現役!
ストーン夫人を演じている麻美れいって姿で浮かび上がり、
どうも作品の世界には居ても、その役にはなっていなかった。

江波さんは、何をやっても、底意地悪そうですよね。
根は悪い人じゃないんだけど、なんか意地悪で強欲。
「人に歴史あり」という雰囲気があり、過去を深く語らなくても
「なんかありそう」な感じを持ちながら、
台詞のひとつひとつに含みがあるような感じは流石です。
でも、はまり役すぎて、意外性がないってのは、
ちょっと、物足らない。

どの芝居でも、とにかく肉体美をさらすパク君は、
子犬系の顔立ちで、決してホストな顔立ちではない分、
素直な人に見えてしまう、そんな部分での役柄との
ギャップが意外性があり、物語に膨らみを出した。

わからないのは鈴木信二、彼は何だったんでしょう。
十分美少年なんだから、江波マダムの下で働けばいいのに。

とにかくセットが大きくて豪華。
パルコ劇場の舞台から、はみ出さないばかり。
こんなに大きな装置はパルコで初めてみました。
前から2列目で見ましたが、舞台を見きれませんでした。
衣装も豪華、小道具も豪華、出演者も多い。
ある意味、バブリーな作品。
客席はガラガラだったけど。

舞台の雰囲気が、ローマなんですよね。
作品のカラーが、「キャバレー」とリンクしちゃって、
どうもドイツっぽい。
ローマって、もっとサンシャインな想像をしてました。

ネタバレBOX

れい様が、ストーン夫人、そのものに見えないので、
オープニングの「ロミオトジュリエット」
(これは著しく無理がある)の付箋じゃないけど、
「蒲田行進曲」みたいに、
「これも、お芝居です」みたいな、終わり方になるかと思いました。
彩られたモノ・クローン

彩られたモノ・クローン

劇団名古屋さん。

恵比寿・エコー劇場(東京都)

2009/03/10 (火) ~ 2009/03/17 (火)公演終了

満足度★★

大人がしっかりしないと
初、エコー劇場、なんだか不思議な空間ですね。
ここって、テレビの収録とかをしている劇場なのかな。
椅子が・・・
なかなか縁がない作品が上演されているので、初めて行きましたが
場所もいいし、もっとバラエティに富んだ作品が上演されるといいですね。
劇団があるから難しいか。

この作品ですが、
若手のアイドル作品ですから、青臭い話でも構わないし、
主人公達は下手だけど一生懸命演じていれば、
たとえ学芸会レベルでも、そのフレッシュを堪能すれば、
目的は達成していると思う。

だけど、大人がね、特に渡辺えりの旦那、へったくそな芝居だったなぁ。
脇が大根芝居だと、シラけるんですよ。
無名でも華がなくても、若手を支える立場ですから、
大人が、話をしっかりと持って行ってナンボのものだと思うのですよ。
福田転球は、俺が主役とばかりに、
暑苦しい芝居を前へ前へと出て演じていて、バランスを崩すし、
主役の子達の事務所が強かったら、大クレームだろうな。
カスコスの人は、渋くて悪くなかったけど。

そういう意味じゃ、ジャニの芝居って、
ちゃんと適材適所、ちゃんとTPOを弁えた芝居を
プロデユースしているんだろうな。
チケット代は倍以上だけど。

ニュー・ブレイン

ニュー・ブレイン

東宝

シアタークリエ(東京都)

2009/03/11 (水) ~ 2009/04/29 (水)公演終了

満足度★★★

石丸幹二ショー
「お帰りなさい、石丸さん!」という愛に満ち溢れ、
「石丸です、よろしく」というご挨拶を兼ねた、
いわば石丸幹二のプレゼンテーションのようなショー。

どこかで見たような石丸氏の得意技、
ベットの上での首上だけの仕草や、母親に頭があがらない姿、
笑ったり泣いたり怒ったり、喜怒哀楽を沢山見せて、
彼の全てを見せているよう。

共演者も、元四季の人を含め、
おそらく?石丸氏の良さを引き出せれる人、
彼が居心地のよい人を集めたのでしょう、
全ては彼が光るため。

簡素なセットも、彼の姿を魅せる為と思えば、納得。
そして、その目的は成功したと言えましょう。

でも、話の内容なんて、何にもありません。
歌も、秀でた内容の楽曲なんて、ありません。
これ、11000円も出して、そんな贅沢さを味わうような部分は
ありません。

僕が行った回は、たまたまでしょうが
非常に年齢層の高い方ばかりで、休憩のない作品、
いやにトイレへ出入りする姿が目立ちました。
ミュージカルファンで、四季ファンでなきゃ、石丸氏の知名度なんて
低いんでしょうな。

意味があるのかないのか良くわからないマルシアの役回りや、
すごく気持ち悪いパパイヤ鈴木しか、おなじみの人はいませんし、
彼らは11000円の価値はないし。

作品全体を否定するわけではありません。
ルテ銀とかコクーンで、7000円程度で上演されていたら、
満足感も違ったかもしれません。
やっぱり入場料金には、投資対効果ではないけど、
それなりの期待値があるのは、普通でしょう、不景気だし。
(定価では、行ってないけど!汗)

クリエって、ホント勘違いしているような作品というか、
プロデユースがおかしいですな。
いるかいないかわからないけど、劇場プロデユーサーというか、
芸術監督?を早く変えたほうがいいと思う。
前作のスーザンも含めて、ガラガラじゃん。



ネタバレBOX

石丸氏は、裸にもなって、一生懸命でした。
石丸・畠中のゲイカップルは、妙にほほえましく、しっくりきていて、
ニューヨーク(だったっけ)のゲイカップルが、とっても
自然に描かれていました。
樹里咲穂の、人形のシーン(まんまシカゴ)は、良く出来てました。
そのシーンだけの為にリピートをする価値はあるかも。
3000円なら。
elevation~幸福の難民~

elevation~幸福の難民~

TRASHMASTERS

駅前劇場(東京都)

2009/03/25 (水) ~ 2009/04/05 (日)公演終了

満足度★★★★

見応えたっぷり!確かなストーリーテラー
久々に硬派で見応えのある作品に出会えました。
おなかいっぱいです!
小さな駅前劇場の空間が、とても広がりを感じられ、
臨場感あふれる雰囲気でした。
このままで、十分に映画化できるんじゃないかと思うような、
ドラマ性とスペクタル感。
趣味の世界、お友達感覚、
いわゆる「なんとなく、いいかも・・・」的に作られている作品が、
小劇場界に溢れている昨今、
こんなに熱い芝居を見せてもらい、大満足でした。

決してコンパクトな芝居ではない分、頭も体も疲れるけど・・・
そんな面で、観劇初心者には、お勧めできないです。

ネタバレBOX

全ての付箋が、序幕(?1時間もあるけど)に引かれていたと、
気付きませんでした。
それなら、もっとしっかり内容を見ておくんだった。
序幕は、非常に退屈なんですよ。
どいつもこいつも、本当、うっとうしい!って感じなんですが。

また、そんな人間たちが会社を起業?成功?ってのも、
ありえねぇって感じで、ストレスが溜まった最初の90分、
でも後半の80分は、
快活に進み、とても面白い。

でなければ、あの椅子と狭さで3時間弱は、もちませーん。
長い上演時間、それだけでも、十分、マイナスに値するのですから。

御用牙

御用牙

RUP

紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)

2009/03/20 (金) ~ 2009/03/29 (日)公演終了

満足度★★★

エコ!な舞台
アイデアひとつで、こんなにも空間が有効に使えて、
そして情景が広がる舞台装置があるもんだ、と感心しました。
役者と小さなトラックひとつで、日本全国どこででも芝居が出来るんじゃないかと思うほど簡素なセットなんだけど、
いろいろなセットが見えてくる・・・
何でもかんでも、おおがかりなセットにして無駄に予算をを使っている
芝居とは双璧をなします。
しかし、つかこうへいの芝居とは違って、台詞だけで持っていく内容ではなく、
それぞれの場面が、きちんと展開されていました。

地味といえば地味なんだけど、
スピード感もあって、なかなか楽しめました。
エンターテイメント性もあると思う。
役者は全員地味なんだけど、それが故に、
キャラクターが浮かび上がりやすい、
作品の世界に入りやすいと思う。

ただ、この作品の背景を、事前に読んでいなかったので、
設定がわかりづらかったのは致命的。
劇画がベースといえど、時代劇だから、
時代背景を知ると知らないでは、充実感が違うかもしれません。
僕は、もっと勉強しておくべきだったと反省。

照明はわからないけど、大掛かりな装置がない分、
地方を回れそう。
四季の古臭いファミリーミュージカルばかりでなく、
こういう作品も、どんどん地方を回って
演劇の楽しさを、広めて欲しいですね。

Circle Dance ~ロマンス~

Circle Dance ~ロマンス~

かもねぎショット

ザ・スズナリ(東京都)

2009/03/25 (水) ~ 2009/03/31 (火)公演終了

満足度★★

モダンダンス?
中学生の頃、体育の時間で習ったモダンダンスのようなさま。
もっとバレエ的なイメージがあったけれど、でんでん違った。
それから、スタッフワークが悪い。

以下はネタばれBOXにて。。

ネタバレBOX

ポップな音楽にあわせて体育的なダンス。
ワタクシ、正直申し上げて、バレエしか観た事無いから、ダンスに関してはうとい。
更に、「白鳥の湖」や「黒鳥」などの体の線が美しいバレエをイメージしていたものだから、コートを羽織ったダンスはあまりにも普通過ぎてインパクトが無かったし、コートなどの服が踊りを邪魔してたものだから、芸術性を感じなかった。

合間にショートコントを盛り込み、まあ、そこそこ面白かったけれど、、、そこそこのレベル。

座席は全席指定席だったからポツポツと座席に空席があって・・・アレなんだろう?思うに招待客が一人で来たのに2枚のチケットを受け取った為にできた空席。

どちらにせよ開演後は奥に観客を入れることは出来ないのだから全体的に寄ってもらうとかの支持の出し方が下手。

更に公演の内容に比べてチケット代が高すぎる。
演劇ではないです。コントと舞踊。それ以上でもそれ以下でもない。
評価は4000円のチケット代に対しての値する内容かどうかの評価です。
インテレクチュアル・マスターベーション

インテレクチュアル・マスターベーション

パラドックス定数

シアター711(東京都)

2009/03/27 (金) ~ 2009/04/01 (水)公演終了

3月30日(月)S
男の生き様炸裂!感涙・・・

humming3

humming3

ポかリン記憶舎

cafe MURIWUI(東京都)

2009/03/31 (火) ~ 2009/04/06 (月)公演終了

満足度★★★

ゆる~い、草食系男子の話
こういう空間での演劇は体験したことがないので、
物珍しい気分でウルトラマンの街、祖師谷大蔵へ。
25名限定という、ちょっとしたプレミア感も持ちつつ、
会場(カフェ内?)へ入れば、そこはカジュアルな若者の観客ばかり。
仕事帰りのスーツ姿は、自分ただ一人・・・。
アウェイ感のプレッシャーを感じつつ、観劇。

きっと、地方から上京した女性が憧れを持つ東京の日常って
こんなんだろうなぁって思うような内容。
TVドラマとか、ファッション誌とかコミックに描かれてやすそうな、
世田谷のお洒落なカフェで、お客と従業員が顔なじみになって、
なんとなーく共に時間を過ごす・・・。
ちょっぴり刺激的で、ちょっぴりせつなくって。

流行の草食系男子っぽい、優しそうな男子と、
鼻っぱしが強く、でもナイーブ(そう)な女子の、
さりげない日常を描いた話は、
ゆる~く、非現実的。
作品の中の、どこにも、
今起こりえている未曾有の大不況や、
経済危機の香りはありません。
お洒落なカフェもいいけど、
こんなに客がいなかったら、つぶれるだろうに。
いまどき、趣味でカフェ経営なんてしている人いるのかな?って思うほど、
登場人物も含め、なんら生活感やリアルさはありません。

ま、劇場は夢を売る場所ですから、
劇場の中まで、切羽詰った気分になることもないので、
それはそれで、いいのでしょう。
それに、そういう現実感がある人は、劇場へは来ないだろうし。

60分、癒し系といいますか、少女マンガ系といいますか、
おしゃれなカフェで繰り広げられる寸劇は、
夢見る若者たちには、とっても居心地が良さそうです。
そう、ホットチョコレートとシフォンケーキを楽しむ趣味の人には。

疲れたアラフォー世代の僕的には、
甘酸っぱい青春時代を思い出す?ちょっぴり照れくさいような内容でした。
ビールと枝豆が好きな趣味の人には、かったるいなぁ(汗)

ネタバレBOX

会場に入って、普通に座ろうと思ったら、
カフェ部分は、そこは舞台で、座っている人は役者さんでした。
「桟敷になるんですが、大丈夫ですか?」ってスタッフに言われて、
スーツなので「大丈夫じゃないです」と言ったら、
席を作ってくれました。コートや荷物も預かってくれ、
なかなか良く出来たスタッフさんです。

前の亭主が死んで10年、という女主人
その割には、ちょっと若いようで、違和感・・・
あと、そんなに、いろんなお客さんに口説かれるほど
魅力的かなぁ

ま、あのミュージシャンくずれ(?)の男の子が、
マスターになって、このカフェを継いだら、
きっと1年もたずに潰れるだろうな(!)


リア王

リア王

東京デスロック

富士見市民文化会館キラリ☆ふじみ(埼玉県)

2009/03/26 (木) ~ 2009/03/29 (日)公演終了

満足度★★★

まだ考え中
デスロック初見の人にはがつんとくるものにはなっているのかな。
パンフに書いていた通り「演劇ってなんでもやっていいんだ」と思わせてくれる作品ではあるけれど。

ネタバレBOX

演歌・擬似老人体験グッズ・留袖・などなど小技が多い。
「リア王」のテーマが「老い」であることは分かるが、最後に皆で夏目さんがつけていた擬似老人グッズをつけて立ち上がり、バックでキロロの歌を流すっていうのは単純すぎるのではないだろうか。
個人的には留袖で走りまくるシーンが観ていてかっこよくて素敵。
あと、ホールに入ったときに傾斜のある舞台に赤いランドセルが三つ並んでいて、チャットモンチーがかかっているときにはもう笑っちゃって、ドキドキして、嬉しくなった。
だから、結構厳しいこと書いたけどまだまだ好きです。
アルカリ

アルカリ

壁ノ花団

こまばアゴラ劇場(東京都)

2009/03/25 (水) ~ 2009/03/31 (火)公演終了

さすが。
金替康博さん、内田淳子さんが素晴らしかった。台本を二冊買いました。

Circle Dance ~ロマンス~

Circle Dance ~ロマンス~

かもねぎショット

ザ・スズナリ(東京都)

2009/03/25 (水) ~ 2009/03/31 (火)公演終了

最高でした。
笑って、笑って、笑って、泣きました。先日の『転校生』が生の一回性、素人だけで作られた傑作なら、こちらはプロフェッショナルな俳優とダンサーの芸の結晶。客席に最高に幸せな気分を届けてくれるパフォーマンスでした。

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