最新の観てきた!クチコミ一覧

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6月歌舞伎鑑賞教室「華果西遊記」

6月歌舞伎鑑賞教室「華果西遊記」

国立劇場

国立劇場 大劇場(東京都)

2009/06/01 (月) ~ 2009/06/24 (水)公演終了

満足度★★★★

濃密&極上♪
一幕は、歌舞伎の見方。
笑三郎、春猿ご両人の名コンビ振りは更にアップしてました!

二幕は作品の美味しいトコをギュギュッと凝縮。
スペクタルも笑いもアリのエンターテイメント♪

二時間なんてアッ!という間で、もっと観ていたかったです!!
(*--*)

マジシャンズ11

マジシャンズ11

ACファクトリー

劇場MOMO(東京都)

2009/05/22 (金) ~ 2009/05/31 (日)公演終了

満足度★★★★

それぞれ「ちょっとイイ話」
国内で功を成したマジシャンが渡米の前に訪れた「伝説のマジック・バー」はすでにつぶれていたが、その店に半世紀以上関わってきたという女性と出会い…というプロローグに導かれる62年、74年、86年を舞台にした3話(+α:85年頃か?)のオムニバス。
それぞれ「ちょっとイイ話」で、3話各編は一応独立しているものの、すべてに顔を出す脇キャラがいたり、という構成が巧み。
また、今回は劇団名に冠した2つの要素のうちA(アクション)を控え目に(どころか「封印して」と言っても過言ではない)C(コメディ)の要素を色濃く出して、本筋とコメディ部分の落差が大きかった前回公演よりもバランスが良くなり、そっちの面も◎。
なお、劇団BOOGIE★WOOGIEの『The Joker』のようにマジックも披露するのかと思っていたらまったく無かったのはやや残念なれど、他の要素で十分に楽しめたのでコレはコレでアリ。

東京のオトコ【全ステージ終了】

東京のオトコ【全ステージ終了】

Theatre劇団子

pit北/区域(東京都)

2009/05/20 (水) ~ 2009/05/31 (日)公演終了

満足度★★★★

身に覚えアリ的な?
とある結婚式場の新郎側控室を舞台とした披露宴直前の物語。
全体的にはスラップスティックコメディながら終盤で盛り上げるという基本に忠実と言おうか手堅いと言おうかで、大いに笑ってちょっぴりホロリの90分、若干(…いや、「かなり」か?)カリカチュアライズされているとはいえ「東京のオトコ」(東京には限らんか?)の情けない部分が強調されていて、共感というより古傷に塩を擦り込まれているような、身に覚えアリ的な?(爆)

雲南ジャッカル

雲南ジャッカル

ひげ太夫

明石スタジオ(東京都)

2009/05/20 (水) ~ 2009/05/25 (月)公演終了

満足度★★★

常に新しいワザを開発
中国を思わせる国の伝説的「むかし話」を女性のみのキャストがピスタチオ的手法に組体操まで採り入れて描く…というスタイルはもちろん、ストーリーの基本的部分まで毎回同じなのにマンネリにならず飽きさせないのは常に新しいワザを開発しているからか?(※)
今回は、料理屋の閑散としたカウンター席から一瞬にして沢山の客で賑わっていた頃の回想シーンにスイッチする見せ方が個人的にツボ。ここの手法ならではだよねぇ。
※ それに大衆演劇や月曜20時の某局の時代劇シリーズなどに通ずるノリもあるかも?(笑)
あと、前回のシアター風姿花伝同様、タッパがあまりない小屋ではありながら、その高さギリギリまで使った4段組みはさすがだな。

宇宙を育てる

宇宙を育てる

味わい堂々

中野スタジオあくとれ(東京都)

2009/05/22 (金) ~ 2009/05/26 (火)公演終了

満足度★★★★

考えるな、感じるのだ
シュール気味、コメディ気味、ブラック気味、と様々な要素を「気味」レベルで少しずつ採り入れ、しかしどれも半端になることなく絶妙のバランスで配合されて他に類を見ない独特の「味わい」が生まれている感じ。
わかりやすい部分もありつつ、どちらかと言えば「考えるな、感じるのだ」なスタイル、アタマで理解しようとせずにその独特な感覚に身を委ねるのが心地好い。

SORA Short Ism

SORA Short Ism

SORAism company

千本桜ホール(東京都)

2009/05/22 (金) ~ 2009/05/24 (日)公演終了

満足度★★★

見本市か博覧会か
ストーリー仕立てのものからショート・コント、果てはほとんど一発芸的なものまで各種取り揃え、全体を貫く1つのストーリーの劇中劇としてそれらをまとめた意欲作。
長さだけでなく、パターンもごく基本的なものから凝ったものまで、たとえば連作になっている短編とか、そもそもが劇中コントなのにさらに重層になっているものとか本当に様々で、見本市か博覧会か…ってなくらい。
ただ、盛り込みすぎな感もあり。これでも削ったとのことながら、もっと削って「腹八分目」とか「喰い足りない」くらいの方が良かったのでは?
時間的に決して長くはないが、含まれている本数が多いのでゴチャゴチャした印象になってしまったのがちょっと惜しい。

だいさんの男

だいさんの男

ZIPANGU Stage

萬劇場(東京都)

2009/05/20 (水) ~ 2009/05/26 (火)公演終了

満足度★★★

1点気にならないでもないが
ある殺人事件の時効が2~3時間後に迫った夜、被疑者の娘に時効成立後にプロポーズしようと思っているかつての担当刑事を中心に、この夜が逮捕する最後のチャンスと張り込むベテラン刑事やその周囲の人々を描いた物語。
タイトル等から被疑者である「大さん」が真犯人ではなさそうなことは暗示されているとはいえ劇中でそれが判明する前から現役警察官が時効成立を願っているという部分に若干ひっかかるモノはあるが、そこさえ目をつぶれば、王道コメディ的な前半から意外な真相が明らかになる終盤までよく出来ている。
ベテラン刑事の深読みが裏目に出る…というコメディのお約束的な部分も実は真犯人に関する伏線になっているなんざ上手いよね。
また、前説のおねーさんでもある宮本ゆるみの外国訛りの日本語がいつもながら見事なことに加えてさとう波子の北関東訛りもなかなか。(笑)

盟三五大切

盟三五大切

花組芝居

大阪市立芸術創造館(大阪府)

2009/06/12 (金) ~ 2009/06/14 (日)公演終了

満足度★★

猟奇的な…
「盟三五大切」という演目を知らないせいだと思いますが、いま一つ面白いと感じることができませんでした。

ネタバレBOX

言葉使いが時代がかっていても、見た目が現代(スーツ姿。正確には喪服ですが)だと、単なる猟奇もの、変質者にしか見えなくて。
寂しく一人でチンしたご飯を食べるスーツ姿の男(源五兵衛)がレジ袋から取り出した好きな女の首に話しかけるなんて、リアル過ぎます。
歌舞伎自体がもともと、格好や道具立てが現代と掛け離れているからファンタジーとして楽しめるだけで、現代劇で同じことやって皆が楽しんでたら悪趣味だよね、というようなものではあるんですけど。

小林さんの女形や加納さんのスーツ姿は素敵ではありましたが。
「リサイクルショップ『KOBITO』」

「リサイクルショップ『KOBITO』」

ハイバイ

こまばアゴラ劇場(東京都)

2009/06/05 (金) ~ 2009/06/16 (火)公演終了

満足度★★★★

涙なくして笑えない
リアルな人生に比べたら、演劇なんて所詮は茶番なんだという冷徹な認識からスタート。で、表面的にはその茶番を繰り返しながらも、気が付くと舞台にモノクロームでノスタルジックな、記録映画で見たような昔の日本の情景が浮かんでいて。まさにスペクタクル。どんな苦境も成り行きと図太さで凌いできたおばちゃんの生き様と、茶番だろうと亜流だろうとイジケること無くあらゆる手を尽くして雑多な舞台に大河ドラマを立ち上げるこの芝居の演劇構造がシンクロして。途中までは気楽に笑ってたんですけど、終盤は涙なしには笑えないですよ。それがこの芝居のすごみでもあり、おばちゃんのすごみでもあり。たかがおばちゃん、されどおばちゃん。そして、たかが茶番劇、されど茶番劇。すばらしすぎます。

ありふれた惑星

ありふれた惑星

てがみ座

インディペンデントシアターOji(東京都)

2009/06/10 (水) ~ 2009/06/14 (日)公演終了

満足度★★★★

 
観劇

母 〜おふくろ〜

母 〜おふくろ〜

劇団往来

大阪ビジネスパーク円形ホール(大阪府)

2009/06/11 (木) ~ 2009/06/14 (日)公演終了

満足度★★★

ブレヒト…。
たまにはこういうのも観ないとね(主演の若木さんが観たかっただけですが)。

言ってしまえば昔の作品、時代設定ですが、それを現代に繋げる演出の工夫がされていました。

ただ、悪ふざけに思える部分もあり、その部分にあまりオリジナリティを感じないのは、賛否の分かれるところかと思います。

無知・無関心は罪だなあ、もっと勉強しなければ、と刺激を受けられたのは良かったです。

シャットダウン

シャットダウン

ファルスシアター

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2009/06/10 (水) ~ 2009/06/14 (日)公演終了

満足度★★★★

笑えましたが^^;
カウントダウン→アップダウン→シャットダウンとダウン3部作の作品。自分としてはアップダウンが一番面白かったかなぁ。この作品も何も構えることなくただ単純に観ていて笑えるもので良かったのだが,会話のズレに笑いのポイントがあり,どこぞのお笑い芸人を思い出したりして,もっと何か新しい笑いはないものかなどと思ってしまいました。このようなわけで爆笑とまではいかないものでしたが,楽しく笑えて愉快なひと時でした。

裁かれません

裁かれません

カリフォルニアバカンス

アイピット目白(東京都)

2009/06/10 (水) ~ 2009/06/14 (日)公演終了

満足度★★★★

面白かった☆
初見。制作さんに知り合いがいたので。
十分楽しめました。前々からチラシの可愛さに気にはなっていたので・・・。
題材としてはよくありそうだけど、それぞれのキャラクターもよかったし、衣装も可愛かった。角はやした鬼なのに、可愛かった。

また次回、観に行きたいと思います。

熱海殺人事件

熱海殺人事件

一徳会/鎌ヶ谷アルトギルド

atelier SENTIO(東京都)

2009/06/11 (木) ~ 2009/06/14 (日)公演終了

満足度★★


独創的?というか独善的?
私には理解できませんでした。

出口で、おばちゃんが演出家をべた褒めしていたのが、印象的。
でも、婦人警官は光っていた。と思う。

パークライフ

パークライフ

元東京バンビ

明石スタジオ(東京都)

2009/06/11 (木) ~ 2009/06/14 (日)公演終了

満足度★★★

パンドラの匣に残っていたものは、希望ではない
希望のない場所で、希望は持ちえるのかを描いた作品。文字通り「公園生活」であり、さまざまな境遇の人物たちが織りなす群像劇。
パンドラの匣を「開けてしまう」存在である女性が無意識的に述べる予言、は果してそこに希望はあるのか。あるいは惰性から脱して「普通に」暮らすことに希望は持ちえるのか。世界を笑えなくなった者は自殺し、実りのない慈海外援助をする者は現実を知らされた管理者に殺されてしまう。多くがホームレス化した未来の社会で、さらにゴミ溜めの様な公園で、人々はやはり希望を持ちえず惰性で暮らす。
テーマとしては現代性を持ちえていて面白いが、焦点が絞り切れていない感もしてしまうのが残念。

ネタバレBOX

テルに発作の内容が知らされていないために、テルの無自覚さが残ってしまう。新顔はどのようにして、世界を笑うしかないと思ったのかが判然としない。まっとうな医療を、しかたなく男娼をしている男に勧める男の正体が不明すぎる。その男によって希望を見出した3人が、なぜまた希望を捨てたのかが分からない。芸人の、死に至る葛藤をもう少し描くべき。
逆鱗に唇を

逆鱗に唇を

地球割project

タイニイアリス(東京都)

2009/06/10 (水) ~ 2009/06/14 (日)公演終了

満足度★★★

今回ほど劇評を書くのに
苦悩した事はなかった!(^^;)
他のメンバーから『観てきた!』がUPされてないってことは、恐らく同じ思いなのだろうか・・?

以下はネタばれBOXにて。。

ネタバレBOX

相変わらず、セットは美しい。
ビニールや透明なテープのようなもので壁を作ってあるから、そこにライトを照らすと、ガラス細工のような輝きが増し光る鉱石のような世界です。今回の役者の衣装は赤。いつものようにテープで巻いたような素肌が見える衣装。素敵です。

地下で発掘を続ける『モグラ』と、陸で活動する『ニワトリ』と、海を越えようとする『ワタリドリ』、そして『ハゲモゲ』(禿げたモグラ)が現代遺跡と思い込んでるゴミの山でのお話。
利口なニワトリは低下層のモグラ、ハゲモゲとワタリドリ達を『逆鱗』という化け物を使って、自分の支配下に置こうと企む。それは空の向こうにある汚染されていない新大陸を目指す為だ。ニワトリは鳥たちに管理されてるモグラを竜のような『逆鱗』の中に入れて、ニワトリ以外の者達を怯えさせ、意のままに動かそうとするが、やがて動物達は自分達のどんな技術を使っても汚染されたこの世界から脱出出来ない事に気付く。それでも『船』に乗って発とうとした瞬間に大きな破壊が訪れ、全てのものが崩壊する。
ここで前作の『玉青』が登場するシーンがあるが・・・、はっきり言ってこの場面がどうもよく理解出来なかった。玉青と逆鱗の中のモグラの同等の孤独を表現したかったのだろうか・・?
暗闇で生きた玉青と逆鱗の中のモグラは同じように一人の女性を愛し、やがて宇宙の果てへ何処までも行ってしまうのだが、ここでのテーマは孤独だ。
どんな世界でも支配があり争いがありピラミッド社会がある。
その中で主人公は小さな愛を育むがそれは破壊という得体の知れない大きなもので遮られる。それでも二人は抱き合って宇宙の屑と消えるのだ。
何故か今回の劇は登場動物の関連からか、幼稚に感じた。キャストのセリフも聞こえない箇所があり、ひじょうに残念だった。

脚本家・高橋の描く闇の世界は常に孤独と隣りあわせで離れる事はない。どの作品にも愛があって、その先には孤独がある。
それはきっと、高橋自身が孤独なのかも知れない。そんな気がした作品だった。

江戸の青空~Keep On Shackin'~

江戸の青空~Keep On Shackin'~

北九州芸術劇場

J:COM北九州芸術劇場 中劇場(福岡県)

2009/06/13 (土) ~ 2009/06/14 (日)公演終了

満足度★★★★★

江戸っ子だね
たくさんの落語のネタがあれこれ絡みあって面白いことになってました。
落語詳しくないんで、どれが何かは分からなかったけど
聞いたことあるネタがいくつか。
元ネタを知ってる人はもっと楽しめただろうなあ。
知らない私でも充分楽しめました。
江戸の青空の名の通りすっきりしました。

生徒総会09

生徒総会09

弘前中央高校演劇部

弘前市民会館(青森県)

2009/06/12 (金) ~ 2009/06/12 (金)公演終了

満足度★★★★

高校演劇~ってかんじ~みたいな~
生徒総会が観たくて行ったんですが、@8Fもけっこう面白かった!
台組み奥からケコミだけ上下袖いっぱいまで伸ばせば舞台奥が見えなくなってもっと高さ感が出たのかな~なんて思いました(^^;)

ネタバレBOX

@8F:生徒創作
自殺サイト「冥途喫茶(こんな字?)」で知り合った男女がビルから飛び降りる話(はしょりすぎ)
いざ集まって実行するとなると、いろんな理由でためらったり考えが変わったり・・・という個々のキャラクター分けがちゃんと書き分けられていて観ていてもちゃんとキャラの個性がわかりました。
ただ、セーラー服の不思議ちゃんの背景は何も明かされず、結局最後まで不思議ちゃんのままで終わってしまったのが微妙にすっきりしなかった。
もちろん意図的なのかもしれませんが。

生徒総会09
男子の台詞が明瞭ではなく、聞き取れずに残念なシーンが多かった。
・・・と思ったら1年生!?じゃあ入部したばっかりなんじゃん!!じゃあ基礎なんて出来てなくて当然か~(^^;)
かく言う私も、高校の頃なんて基礎の重要性も気付かず芝居してたっけ・・・
いざ大人になってから基礎の重要性に気付くんですよね~。

今後のご活躍を期待します(^o^)/

ネロとパトラッシュと貧乏神

ネロとパトラッシュと貧乏神

CAPTAIN CHIMPANZEE

青山円形劇場(東京都)

2009/05/02 (土) ~ 2009/05/05 (火)公演終了

満足度★★★★★

いつものキャプチンワールド
今回は時間も短く子供向けの内容かなと思っていました。
でもあの短い時間の中に、いつものキャプチンワールドが凝縮されていて、
とっても満足でした。
円形という舞台を巧く使っていたと思います。
今回も勇気と感動をどうもありがとうございました。

いばら館のろくでなしのヨウコさん

いばら館のろくでなしのヨウコさん

劇団40CARAT 【第36回公演『ダーリン×ダーリン×ダーリン』9月15日[金]~9月17日[日]阿佐ヶ谷アルシェ】

ザムザ阿佐谷(東京都)

2009/05/22 (金) ~ 2009/05/25 (月)公演終了

満足度★★★★★

心地よい満足感です
初めて劇団40CARATさんの芝居を拝見いたしました。
最初の15分間は内容を把握しきれずに良く判らないまま観ていましたが、
徐々に不思議な世界に飲み込まれて行き、最後にはとても心地よい不思議な満足感を感じました。
私が今まで観た事のないタイプの劇団でした。
独特の世界、雰囲気が私を虜にした事は間違いありません。
主演の鈴木麻記子さん、魔女役の千賀亜希子さんの熱演には、目が釘付けになり、芝居をやり始めた私にとって衝撃さえ感じました。
この劇団に出会えた事を嬉しく思います。
是非、次回作品も観たいと思っております。

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