最新の観てきた!クチコミ一覧

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グロテスク

グロテスク

国分寺大人倶楽部

インディペンデントシアターOji(東京都)

2009/09/02 (水) ~ 2009/09/06 (日)公演終了

観劇
合宿の話。一くせも二くせもある先生たちがいた。

片想い撲滅倶楽部(公演終了・ありがとうございました・御感想お待ちしています)

片想い撲滅倶楽部(公演終了・ありがとうございました・御感想お待ちしています)

MU

新宿シアターモリエール(東京都)

2009/09/10 (木) ~ 2009/09/13 (日)公演終了

相対性理論
客席に着くと、客入れのBGMとして相対性理論が流れていた。
僕は初見の劇団の場合、判断の材料として客入れの曲から、観る。
2009年9月13日、公演タイトルは「片思い撲滅倶楽部」。
このチョイスに、にやける。

ハセガワアユムさんは僕と同年代(同い年?)
90年代を共に過ごした年代。
ぼくらの世代だ。90年代、ユースカルチャーのユーザーの中心だったぼくらは、全ての価値観を食い尽くして形骸化してしまったイナゴだ。
あの時代の死骸を、犯人である僕達は愛している。
この時代を表す言葉は一言でいい。
「虚無感」
僕達はこのネガティヴを心から楽しんでいた。
これをソリッドに描くのがoi-scaleの林灰二君で、
ウェットに描くのが僕だ。
ハセガワアユムがどう描くのか、期待が高まった。

ネタバレBOX

劇中に使われる楽曲は小島麻由美。耀ける90's!

セリフの随所に散りばめられたエスプリとアイロニー。
ストーリー上のペリペティアに関して少し不満はあったが、インタラクティヴに楽しめる作品だった。

と、このように無駄にカタカナを使いたくなるのも90'sキッズの気分だからなのだ。そんな気分にさせてくれた。

ラストシーンでの赤い糸が可視化される部分は、ティム・バートンを彷彿とさせた。

印象的だった役者は、佐々木なふみ。
ともすればキャラ芝居に陥りそうな役なのに、しっかりとブルーズを注入していた。注入というか、にじみでるものなのかもしれないが。とても魅力的だった。
堀川炎さんも好きな役者さんなので期待していたが、こちらはアンマッチな印象。まあ、これはファン的な、マニアアックな意見ではあるが。
神様はいない(公演終了・ありがとうございました・御感想お待ちしています)

神様はいない(公演終了・ありがとうございました・御感想お待ちしています)

MU

新宿シアターモリエール(東京都)

2009/09/10 (木) ~ 2009/09/13 (日)公演終了

満足度★★

素直に
あっという間に時間が経ったのですが、良かったのか悪かったなのかが・・観る位置がわるかったのか・・・。よかったのかなと思います。
すいませんこんなコメントで。

ちょっと そこまで

ちょっと そこまで

しむじゃっく

池袋小劇場(東京都)

2009/09/11 (金) ~ 2009/09/14 (月)公演終了

満足度

ちょっと そこまで ちょっとすぎ!
ちょっと池袋小劇場まで観劇に行きました。

ネタバレBOX

話は伏線がありどう話が展開するのだろう?と思いながら観劇していたのですが、話が全然すすまず観ていて眠たくなってしまいました。
もっと話を掻き乱す登場人物がいれば良かったと思いす。
公演が終了した後、挨拶で「全然話が進まないシリーズです」と言っていたのでやられたと思いました。

カノンMaj7

カノンMaj7

ミクロドロップ

西鉄ホール(福岡県)

2009/09/12 (土) ~ 2009/09/12 (土)公演終了

満足度★★★

心に響いた
それは脚本、役者、小道具や舞台の集大成であって、
細かい技術などだけに頼るものではない。
藍色りすとからミクロドロップに変わったときに
スイッチがカチっと入れ替わったのだと思う。
ずっと観てるからこそわかる成長があった。

ネタバレBOX

太田さんの優しさがあふれる舞台だった。
それは役者さんの選出にも現われていた。(これ以上言うまい)
bravery

bravery

カラスカ

劇場バイタス(東京都)

2009/09/12 (土) ~ 2009/09/14 (月)公演終了

満足度★★★★★

笑いすぎて喉が痛いという満足感!
たぶん、今年のNO1のコメディかと。
とにかく可笑しくて緩い!(^0^)
この楽しさは観に行かないと解らないかも・・。

1000円という価格もものずっごく得した気分!

以下はネタばれBOXにて。。

ネタバレBOX

4つのオムニバス。

「真夏の太陽」
海でのバカンス中の出来事。BOC世界大会!なんつってエラソーな催しだけれど、訳すとバトルオブチェアー。要は椅子取りゲーム。笑
この劇団ってなんだかね~、言葉のセンスが面白いのと、キャストがハンパない!(^0^)


「恋のいろは」
彼女がいない、できない男5人の会話劇。
恋のノウハウを大真面目に男5人がいろはにほ・・・・、と順番になぞっていくのだけれど、川村成一のネクタイにハマって笑い転げた!でもって、ここでの川村は「真夏の太陽」の役と真逆の設定で、とにかく面白い!やっぱ、役者ですわ。


「ファースト・ミッション」
子供に始めてのお使いをさせる、という番組で応募してきた過保護の両親と子供のお使い物語。
ここでの子供というのが28歳のマサシこと久高将史。彼はこういう役があまりにもハマリ役でお見事!としか言いようが無い。じぶりネタもありとにかく楽しかった。


「ルキせん」
ゴクせんのぱくり!(^0^)そしてアニメキャラ満載!
グレた生徒を更生させるべく奮闘している姿をビデオ的に演じる。最後は登校拒否の生徒を皆と一緒に卒業させる段階までいったが、出席日数が足りないという理由でのオチ。(^0^)


いやはや・・、あんなに笑ったのは本当に久しぶり!
なんだろ、この劇団は!恐るべし江戸川!
次回も観に行こうっと!(^0^)


09・まだ…

09・まだ…

百年イラチカ

劇団アトリエ(福井県)

2009/09/12 (土) ~ 2009/09/20 (日)公演終了

満足度★★★

《不思議の国のアリス》テイスト(?)。
全8編の短編コント集ということだったが、3本目辺りからかなり変な感じが出てきて、5本目とうとうとんでもない出オチキャラが登場。しかもあと一押しあるという。満足度高い。

福井の劇団というと他にシガムーを見ているのだが、こういう県民性なんだろうか。日本で一番住みやすい土地に住み付く変な人たち。

青木さん家の奥さん

青木さん家の奥さん

青年団

こまばアゴラ劇場(東京都)

2009/09/11 (金) ~ 2009/09/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

若手の座組みで成功した名作
先週に続き、青年団・南河内万歳一座のコラボ企画による
青年団版「青木さん家の奥さん」を観てきました。
南河内万歳一座の代表作でありながら、これまで批評しか
読んだことがなく、ずっと観たいと思い続けていた作品。

“静かな「青木さん家の奥さん」”と銘打ったが、じゅうぶん
賑やかだった。主力が海外公演中ということもあり、
若手による公演となったが、それが功を奏してテンポ良く
楽しめる舞台となった。
みんな役になりきって、実に楽しそうにやっている。

しかし、このように演出や俳優によっていろんな楽しみ方ができる作品を
書いた内藤さんはスゴイなぁと改めて感心した。
本家のほうも観てみたくなった。

青年団はやや観客層の年齢が高いので、ここのような感想欄
のカキコミが少ないのだろうか。

ネタバレBOX

流れだけ観ていると、店員の新参者いじめのようだが
どうも違うようだ。
ケータイが登場しており、話は現代の設定である。
だとすると、昭和30年代のように酒屋の配達が忙しいはずはないのだ。
いまどき何人も店員がいて、配達区域の線引きで揉めるのも
腑に落ちない。
事実、店員は配達には出かけていないうえ、店にも出ていない様子だ。
この三河屋の店員たちのやりとりすべてが妄想による“ごっこ”なのか。
終盤に「にせの青木さん家の奥さん」が青木さんの家の伝言を伝えにくる
のだが、青木さんという家に超美人の奥さんがいるということ自体
架空の話らしい。
「ツインタワー双子美人姉妹」も実在の白川姉妹から店員たちが勝手にデッチ上げた偶像なのだろう。
そもそも大勢の店員たちも実は偽者なのかもしれない、と思う。
そんな謎解きのような楽しさがある。

ここ数年、私は実在の酒屋さんを見てきたが、確かに最近の店員さん(経営者家族)はヒマそうで話好き。おばあさんと一緒に深夜まで店先のTVでずっと時代劇を観ているという変わった中学生の孫娘もいたっけ(笑)。

白川姉妹やにせの青木さん家の奥さんがビールを勝手に飲んでしまう
シーンがあるが、昭和期はどこの酒屋も江戸時代同様、一杯いくら
の有料で店内でも酒を飲ませており、常連客など勝手についで飲んでしまう
光景があった。ときには飲み逃げ客もいたものだ。
そういうことを知っていてこの芝居を観ると、この場面がさほど荒唐無稽な
ドタバタには見えない。

ひとつ気になったのは「青木さん家にはインターホンがなく呼び鈴」と台詞で
言ってるのに、擬音は「ピンポーン♪」とインターホンにしている。
呼び鈴なら「チリン」だし、せめて旧式のブザー音くらいでないと可笑しい。
細かいことだが、妄想話にしてもこういうツジツマは合わせてほしいと
思った。
極めて美しいお世辞

極めて美しいお世辞

箱庭円舞曲

OFF・OFFシアター(東京都)

2009/09/11 (金) ~ 2009/09/22 (火)公演終了

満足度★★★★

素敵な作品
異様に張り詰めた緊張感があり、最後まで飽きることなく観ることができた。
終盤の小野哲史と伊藤新のやりとりには魅せられた。

剣玉・・・(笑)

殺し屋シュウ~シュート・ミー~

殺し屋シュウ~シュート・ミー~

projectDREAMER

博品館劇場(東京都)

2009/09/01 (火) ~ 2009/09/13 (日)公演終了

Not Wedding But Wedding

Not Wedding But Wedding

Island

Route Theater/ルートシアター(東京都)

2009/09/10 (木) ~ 2009/09/13 (日)公演終了

満足度★★

残念・・・・・
芝居云々と言うより先に、照明のお粗末さに折角の芝居を壊している感じがありました。
初っぱなから照明のミス(?)と思われるものを観てしまってから、お芝居に素直に入ることが出来ませんでした。
照明を演出はチェックしているのでしょうか?
と疑いたくなってしまいます。

ストーリーは結婚式当日に花嫁が失踪という興味を引く内容でしたが、
あまりにも現実離れした展開にちょっと戸惑いが・・・・
キャラクターもウェディングプランナーは良いが、他の人たちもみんな同じリアクション。
それぞれの個性を出してもいいんじゃないかな・・・と思いましたが、
コメディだから仕方がないのかな。

私が観た回だけかもしれませんが、照明の酷さに面白さが半減した舞台でした。

『義経記』

『義経記』

兎団

シアター風姿花伝(東京都)

2009/09/11 (金) ~ 2009/09/13 (日)公演終了

満足度

期待はずれ
義経記と言うことで、時代物と期待していたのですが出てきたのは普段着そのもの。
普段着のまま、それも時代物のセット一つもなく台詞を言われても、観ている方にはとんちんかんそのもの。
おまけに演技力0。
学園祭の延長かと思います。

誠に失礼と思いましたが、最後まで観ることが出来ませんでした。

ワルシャワの鼻

ワルシャワの鼻

キューブ

世田谷パブリックシアター(東京都)

2009/09/05 (土) ~ 2009/09/16 (水)公演終了

満足度★★★★

さんまさん
確かに面白かったし、たくさん笑える場面もあった。
ただ、「さんまワールド」の色が異常に濃かったのが個人的には残念だ。
他の出演者の皆さんも豪華な面々で、
さんまさんとのやり取りも決して引けを取ってはいなかったけど。
そこまで「さんまワールド」全開で来なくても、、、
と思ってしまう。

蜘蛛の話はさすがに長すぎ。あと、鵜匠のヤツも。
終演時間を20分もオーバーしてたこともあって、
ここら辺のくだりをもっとスッキリできてたら良かったな。と。

まー、元々さんまさんの舞台ってことで期待して観に行ったので、
面白かったんならいいんじゃね?って感じで。

ハッピーエンドクラッシャー

ハッピーエンドクラッシャー

ゴジゲン

シアターブラッツ(東京都)

2009/09/09 (水) ~ 2009/09/15 (火)公演終了

満足度★★

初見の劇団さんですが。
サイトの説明文を読んで、
手放しに笑えるようなコメディを勝手に期待してた。
確かに説明文のとおりの内容だったけど、
ただ笑えるだけの舞台じゃなかった。ちょっと裏切られた気分。いい意味で?

最終的にとても切なかったけど、全体的にテンションが高かった。
個人的には、このテンションなら、
普通に笑いに走るコメディ路線の方が好きだなぁ、、、と思った。

自殺した同級生とかの話がやり取りの中で浮き彫りになると、
笑うことに抵抗を覚え、笑うに笑えないので。

悪趣味

悪趣味

柿喰う客

シアタートラム(東京都)

2009/09/04 (金) ~ 2009/09/13 (日)公演終了

満足度★★★

更なる疾走感に期待
もっともっとテンポが速い方が好みだったかも

それぞれのキャラクターを活かしつつ
バランス感覚がとれる作家・中屋敷氏はやはり秀逸。

あれだけのハードな舞台なのに
演じてる役者さんがみんなすごく楽しそうな事に好印象。

悪趣味

悪趣味

柿喰う客

シアタートラム(東京都)

2009/09/04 (金) ~ 2009/09/13 (日)公演終了

満足度★★★★

ようやく・・・
ほんと・・・ようやく柿喰う客を見ることができました・・・(汗)

ネタバレBOX

気になっていたのに観劇できずに早5年(爆)5年ってね・・・。

面白かった。感想言うのがもったいないくらいね。うん。

世界観が好きなので、テンションが上がります。

伏線多数!最期になっとく!天丼してても笑える!

また、見に行きたいと思います。ざっぱ~ん。
極めて美しいお世辞

極めて美しいお世辞

箱庭円舞曲

OFF・OFFシアター(東京都)

2009/09/11 (金) ~ 2009/09/22 (火)公演終了

満足度★★★★

本当です。
今回も観ていてとっても苦しいお芝居でした。
でも相変わらず苦しさが終わると、なんだか前向きになれた気がします。
今回は苦しさが少し尾を引く感じではありますが。


松本さん、本当に怖かったです。
お世辞ではなく最高の褒め言葉です。

吾妻橋ダンスクロッシング

吾妻橋ダンスクロッシング

吾妻橋ダンスクロッシング実行委員会

アサヒ・アートスクエア(東京都)

2009/09/11 (金) ~ 2009/09/13 (日)公演終了

たっぷり観ました
ボリューム感いっぱい。

それでも量より質という感じがするのが凄いところかと・・・。

いくつもの心が浸潤されていくような時間に出会いました。

夜と森のミュンヒハウゼン【9/20千秋楽】

夜と森のミュンヒハウゼン【9/20千秋楽】

サスペンデッズ

三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)

2009/09/11 (金) ~ 2009/09/20 (日)公演終了

満足度★★★★

夜の森は現実逃避のメルヘン
一見、メルヘン。
現実を見たくない、現実を直視できない、そんな現実逃避が生んだようなメルヘン。
メルヘンの皮を被った現実が暗い森のように口を空けていた。

劇場内に入ったときから、夜の森にのまれていた。

ネタバレBOX

客席に案内されて驚いた。なるほど森の中。
これだけで期待が高まる。

普段はまずそんなことをしないのだが、タイトルにある「ミュンヒハウゼン」って、「ほら吹き男爵だっけ?」と思いつつ、ちょっとネットで調べてみたら、「ミュンヒハウゼン症候群」なる言葉が出てきた。

どうやら、病気であることで自分に関心を持ってもらいたいばかりに、より重症であることを装う精神的な疾患のことをいうようだ。

さらに、「代理ミュンヒハウゼン症候群」というものもあるようで、これは、自分ではなく、自分に近い者、例えば、子どもなどを病気に仕立てて、それを看病する自分に関心を集めるというものらしい(先日観たコマツ企画の「新釈ヴェニスの呆人」がまさにそそういう内容だった)。

これが頭の片隅にありつつ、この舞台を観たのだが(観ていて途中からそのことを思い出した)、物語そのものが、確かに「ほら吹き男爵」よりも、「(代理)ミュンヒハウゼン症候群」のほうが腑に落ちるエピソードが散りばめられていた。
そもそも、「ミュンヒハウゼン症候群」は、「病気に関わる事、関わらない事に関係なく独特の世界を作り上げるエピソードを創作する空想虚言癖を伴う事が多い」(Wiki)ということもあるというのだから、より意味深。

もちろん、その症状そのものが出てくるわけではないのだが、殺されてしまい、そのことを自覚していない妹サキを育てる犬クロは、もともとサキに飼われていたのだが、兄だと言い、さらにサキを病気だと偽り、森から出ないようにしている。
その行為は、サキを傷つけないように、というよりは、自らの存在価値を妹を世話することで見出しているのであろう。本当ならば、サキを成仏させてあげて、両親のもとに帰してあげなくてはならないのにだ。

看護士アユミは、不倫相手の子どもを病院で担当している。子どもは、アユミが提案した別の薬により、快方に向かっており、子どもの父親に感謝されている。
しかし、実は、子どもが完治し、退院してしまうと、子どもの父親、つまり不倫相手と人目をはばからず会える機会がなくなってしまうという矛盾をはらんでいる。
そこで、子どもの快方に向かう中での、アユミの妊娠も病気ではないのだが、本当なのかどうかが疑われる。

森では、ホワイトソックスの一見無差別な殺戮が続き、それは、森に住む者同士の疑心暗鬼を生んでいる。

誰の話が本当なのかわからない。ホワイトソックスの幼少のエピソードは、誰がウソをついているのかわからないし、バニーがホワイトソックスに手紙を書いているのもウソかホントか不明。
そもそも、手紙によってホワイトソックスが殺して回っていると言ったユニコーンの言葉だって、本当なのかどうかわからない。
ジュンク堂でバイトをしているキンタが医者であるのはもちろんウソだし、兄と言っている犬も、兄であることはウソ。
誰が何を考えているのかわからず、そのことが不安を呼ぶ。そして、その不安は、ホワイトソックスという具体的な恐怖で現れてくる。

暴力に対抗するために、結局、ホワイトソックスごと森を焼くという選択をするのだが、それは、とりもなおさず、ホワイトソックスが殺戮の最終段階として選択していたものと同じだったという皮肉。
正義の暴力はあり得ないのだ。

ウソと現実(しかも厳しい)と虚構がないまぜになった夜の森。
無差別に殺されてしまったサキのエピソードとホワイトソックスによる無差別の殺戮がシンクロしている。
アユミが不倫相手につかれている「ウソ」も森の中にはたくさんある。

森は現実社会の鏡なのかもしれない。
現実逃避のためのメルヘン(森)の役割は終わってしまった。
役割を果たした森は、焼き払わなければならない。
それは、サキの解放にもつながる。

看護士のアユミが、死者の世界でもある森の中に迷い込み、本当は見えないはずの動物たちの姿が、人形(ヒトガタ)に見えるということは、もちろん、アユミにはサキを連れ出す役割があったのだろうが、それよりも「死」に近づいていたことにほかならない。
妹サキの切なく哀しい現実、後味のよくない現実が、文字通り太陽のもとに晒される。しかし、そのことによって、サキだけでなく、アユミも救われたのだ。

そうなると、アユミが持つスーツケースの中身が、とても気になる。

ストーリーとは直接関係ない、個人的な感想なのだが、アユミの演技はうますぎると言うか、きれいにすべてが流れていくように感じた。美人看護士という仕事は十分果たしているのだが、ベタな不倫関係ながら、問題を抱えて、森の中を迷い、本来見えないはずの姿を見てしまうのだから、何かもっと「ひっかかり」のようなものを、その姿に感じたかった。
花刀

花刀

児童・青少年演劇 『劇団ポポ』

いわき芸術文化交流館アリオス(福島県)

2009/09/05 (土) ~ 2009/09/05 (土)公演終了

満足度★★★★

楽しかった
児童演劇となめてかかってはいけない。
さすが結成から長いだけあって抜群の安定感。
スローテンポで進むが飽きずに最後まで観劇できた。
キーボードとハープの生演奏も好印象でした。

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