最新の観てきた!クチコミ一覧

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神なき夜に…

神なき夜に…

東京バビロン

シアター・バビロンの流れのほとりにて(東京都)

2009/07/01 (水) ~ 2009/08/30 (日)公演終了

満足度★★★★

楽園王+『ELECTRIC GARDEN』
05年4月にムーブ町屋で観た時(=楽園王を観始めて3作品目)と比べてスンナリと作品世界に入り込めたのは、その後10作品以上観て世界観(あるいは手口(笑))がわかっていたからか?
少年5人を殺して取り調べを受ける男の話と砂漠(?)をさまよう少女の話がやがて…という物語、奇しくも前日に続いて「2つの併行したストーリーが1つにまとまる」スタイルだったが、こういうの、好きなんだよなぁ。
また、基本的に「純文学っぽい」雰囲気なのは共通ながら、初期作品だけに序盤には笑える部分もあって楽しい。(…って、今回の改訂によるものだったらどうしよう?(爆))

まじめな話

まじめな話

財団、江本純子

SRギャラリー(福岡県)

2009/07/17 (金) ~ 2009/07/19 (日)公演終了

「いるよね~、こういう女」って思う
いやー、女ってこわいなぁ(>_<)
な、二人芝居。

ラストにむかって女二人の愛憎が、どんどん加速します。

こういう、立場がどんどん入れ替わる関係性は、リアルで恐いです(;^_^A

…イヤな汗がじっとり背中にはりつく感じ。

女の人だったら誰でも
一人くらい、身近な人にイメージが重なるかもしれません。

ネタバレBOX

回想シーンの宝塚を思わせるしゃべり方が、ツボにはまりました(笑)
娘役のようなトーンの高い声でしゃべる女の子が、気持ちが冷めたとたん、豹変するというのは、
「あー、いるよね、こういうブリっ子」と、説得力のある表現でした(A^^;)

恋してる間は、お互い「美しく錯覚」してるんだなぁ~。
宝塚、見に行きたくなりました。
そして、フローズンダイキリが飲みたい。
明けない夜

明けない夜

JACROW

サンモールスタジオ(東京都)

2009/07/17 (金) ~ 2009/07/26 (日)公演終了

血縁~飛んで火に入る五兄弟~【10周年記念公演】※本日千秋楽!

血縁~飛んで火に入る五兄弟~【10周年記念公演】※本日千秋楽!

モダンスイマーズ

赤坂RED/THEATER(東京都)

2009/07/17 (金) ~ 2009/08/02 (日)公演終了

満足度★★★★★

!!!
もう一度観に行かせて頂きます。
ハマりました(笑)

旅がはてしない

旅がはてしない

アマヤドリ

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2009/07/17 (金) ~ 2009/07/21 (火)公演終了

あちゃ~
この手の作品は苦手だった。

ひみつのアッコちゃん

ひみつのアッコちゃん

劇団ガソリーナ

【閉館】江古田ストアハウス(東京都)

2009/07/08 (水) ~ 2009/07/19 (日)公演終了

満足度★★★

さよなら江古田ストアハウス
じんのひろあきの作・演出なら大ハズレはないだろうということで観劇。去年亡くなった赤塚不二夫の漫画がタイトルになっているが、漫画のストーリーをそのまま役者が実演したものではない。

ネタバレBOX

じんの作品で漫画をモチーフにしたものといえば、「デビルマン」のほかに「ドラえもん」も見たことがある。いずれの場合も漫画の主人公は芝居には登場しなかった。
今回は「ひみつのアッコちゃん」が映画化されることになり、その主役を選ぶオーディションの最終審査のようすを描いている。選ぶ側は5人。女流監督や脚本家やプロデューサー。一方、審査を受けるのは、これが候補に残った5人の子供ではなく、彼らの親だというところがミソ。たしかに親の話を聞けば自然と子供のようすもわかってくるが、逆に子供が相手だとなかなかそうはいかない。子供が自分の親のことまで充分に語るのはかえって不自然だし、だいいち演技のできる子役を5人も集めるのは、それこそアッコちゃんのオーディション以上に大変かもしれない。
ということで、母、母、父、母、両親という順番で、5組の親が登場する。審査員5人は机を横一列に並べてすわり、その向側の椅子に親がすわるという面接形式。ただし、それぞれの表情が観客に見えるように、審査員の机と親の椅子は場面ごとに角度をずらしてある。
全体的には動きが少ない芝居で、そのままラジオドラマとしても使えそうな脚本だった。そのせいもあり、4番目に登場する母親の、ミュージカル「アニー」への熱い思いと熱唱がよりいっそうインパクトを増した。
5組の面接が終わったあと、残った審査員の間でさらに一悶着。原因はもっぱら最終決断を下せない監督にあるのだが、その優柔不断さに対して、どちらかというと共感よりも苛立ちを覚えてしまった。個人的には、オーディションの場面だけで充分で、最後の審査場面はちょっとクドいと感じた。

考えてみれば、ミュージカルとオーディションは関係が深い。「コーラスライン」はオーディションそのものだったし、現在上演中の「スペリング・ビー」も子供のコンテストを描いている。劇中の「ひみつのアッコちゃん」は映画だけれど、これも最終的にはミュージカルになるだろうと私は推察する。
眠れぬ森のアリス

眠れぬ森のアリス

unit-IF

シアターブラッツ(東京都)

2009/07/18 (土) ~ 2009/07/20 (月)公演終了

満足度★★

演劇スタイルとしては面白い
アニメを思わせるチラシと、ストーリーの説明文に興味を持ち、
初見で行きました。
ダンスあり歌あり、ゲームもどきの展開ありで楽しめる要素はあった。
ただ、3つの一見脈絡のないストーリーが同時進行していくため、
話が詰め込まれてる感は強く、このあたり、作る側に立てば、
交通整理が難しいとは思う。
横浜市立大の劇研OBが創始した劇団だそうで、公演が年1回のペースということだが、今後、プロとしてどう存在感を示し、進んでいくのか注目したい。

ネタバレBOX

ティンカーベルがむくつけきオカマだったり、ピーターパンがターザンにしか見えなかったり、アキバのメイド風のドロシー(オズの魔法使い)だったり、キャラクターとしては面白い。女優陣は唐十郎のアングラでもいけそうなほど濃い芝居をする。夫婦のストーリーはもう少し面白くできそうだが、平板で期待はずれだった。
ピーターパン症候群、男女雇用機会均等法や派遣切り、不倫など現代の社会問題の風刺などを盛り込んでいるが、少々最後のオチがこじつけっぽく見えた。
俳優が出ずっぱりで、扮装のまま、背景や大道具、小道具を演じるというアイデアは思ったほど効果的には感じなかった。
躾(しつけ)

躾(しつけ)

ONEOR8

吉祥寺シアター(東京都)

2009/07/09 (木) ~ 2009/07/26 (日)公演終了

満足度★★★

莫逆の犬に続く後味の悪さ
莫逆の犬もそうでしたが、これも後味が悪い…だがそれがいい。
他の客演陣が咬む中、山本さんは咬まずにいたし初舞台にしては立派だったと思います。

しかし、自分の中では莫逆を越えられなかったので星はちょっと低めにしました。

ネタバレBOX

小さい内は虐待してて、面倒見させてあげくに捨てる…酷い母親だ

と思いきや、ラストのラストで二日前からおかしくなって殺されると思ったから逃げたと…
おかしくなってると分かるのはどこの部分?仕事がクビになる事がきっかけで、テレビの砂嵐の件の時?
そこがイマイチよく分かりませんでした。

でも、例え殺されそうだと思っても「もう自分の子だと思っていない」は酷い…
逆に子供はどんな母親でも愛しているものなのに…(殺すのを止めて泣き崩れた部分から。それと他の舞台ですがKABUTOMUSHIという舞台でも、どんな母親でも子供は母親を愛していた)

この母親は自分勝手に思えた。自分さえ良ければいいのかと…。
金魚の件であった親と一緒にすると親が子供を食べてしまうから離れ離れにする話。民生の母親と民生の関係とリンクに見えて、実は民生が母親を…と逆だったという事だろうか?
民生のアイデンティティは昔自分を殺しかけた母親を、自分が世話をし、自分のおかげで生かしてやっているんだぞ、という関係で保たれていた?
それが失業により崩れて…

物置に入る民生はてっきり首を吊るのかと思ってしまいました。

虐待を受けた子供は自分の子供にも結局同じ事をする事例がありますが、対象を失った民生は矛先を少女に向ける。
MからSへの変身。
少女を暴行するシーンで終わりでも良かったと思うのですが、民生が精神異常をきたしていると。それを気付いての別れた長男を呼び出し自分を連れて行くようにした事、一匹で泳ぐ金魚を見せるエンドにするために、更にシーンを付け足したのですかね。
おかげで民生の狂い始めた部分はどこで分かるのかグルグル考えての退出になってしまいました。
- 初恋

- 初恋

世界名作小劇場

シアター711(東京都)

2009/07/15 (水) ~ 2009/07/20 (月)公演終了

満足度★★★★

おもしろいです
終盤、流れが少し変わりますが、そこの重み・重さ感を表現できたら、なお良かったように思います。

ネタバレBOX

終盤、の告白は、間や台詞の重みを大切に丁寧に仕上げて欲しいなと感じました。ちょっとさらりとし過ぎていたかなぁ。
明けない夜

明けない夜

JACROW

サンモールスタジオ(東京都)

2009/07/17 (金) ~ 2009/07/26 (日)公演終了

いい舞台です。
このくらい正統派な脚本だからこそ
JACROWらしいスタイリッシュさが映えますね。

幅広く楽しめる作品だと思います。

きゅっと背筋がのびてしまうような緊張感。
ぐいっとひっぱられます。
とても良かったです。


外伝を観にいけないのが残念です・・・


私の管理不足で観劇に適さぬ体調でうかがってしまい・・・
途中、頭痛が激しく目を閉じてしまっていたのですが、
しっかり芝居をされる役者さん揃いで、眼を閉じていても楽しめました。

頭痛も舞台半ばにはおさまり、
それはきっと舞台が面白かったからでしょう。

スチャラカパイのギッチョンチョン

スチャラカパイのギッチョンチョン

劇団21世紀FOX

SPACE107(東京都)

2009/07/16 (木) ~ 2009/07/20 (月)公演終了

満足度★★★

サービス精神旺盛だが
回想シーンに劇中劇が織り込まれたりする
凝った構成。
コミカルなシーンでは、
どこまでが演出で、どこまでがアドリブなのか
判別がつかない程、役者は役を楽しんでいた。
このカンパニーは
ほぼ毎公演、ほぼ満席なのには恐れ入る。
観客の楽しませ方には、かなり長けているので、
固定ファンが多いのだろう。
物語には、私は沁みなかった。
平日マチネだったにも関わらず満席で、
見切れる席に案内され、残念だった。

超科学戦闘機スーパーホーク1号の着陸

超科学戦闘機スーパーホーク1号の着陸

劇団鋼鉄村松

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2009/07/17 (金) ~ 2009/07/20 (月)公演終了

満足度★★★★★

前向きな挫折感
やっぱり、というかあらすじは全く関係なかったのだけれど、
思いっきり笑わせて、そしてキュンとさせていただきました。

主役のムラマツベスさんとその上官役(元?)のボス村松さん(どうやら劇団員はみんな村松さんらしい)がしっかりと舞台の上に生きていた。

チラシ見て、どうすんの、この壮大さ?と思っていたら、ちゃんと「着陸」した。なるほど。脚本に脱帽。

アンケート見たら、過去公演の変なタイトルが並んでいてちょっと気になってます。

73&88【満員御礼!】

73&88【満員御礼!】

カニクラ

アトリエヘリコプター(東京都)

2009/07/15 (水) ~ 2009/07/19 (日)公演終了

満足度★★★

人と人のつながり
ある日突然、「念」で特定の人と通信ができるようになった人々の話。
今回集まった俳優さんそれぞれの「もし今の俳優をやってなかったら、何になりたかったか」といく設定を借りて、小気味よい会話劇が進行される。

人との接触を恐れ、家を飛び出した青年は、その見えない相手との会話によって、人とかかわることができるようになるエピソードを盛り込むなど、と特異なシチュエーションを生かしながら、人と人の接触、つながりの大切さを、ゆるーりと語りかける手法は、この作家・演出家さん独自の世界ではないか。


「何か訴えかけるもの」を求めて、劇場に足を運ぶ私にはやや物足りかなかった感もあるが、それなりにウェルメイドな仕上がりになっていたと思う。

レビュー in KYOTO Ⅲ

レビュー in KYOTO Ⅲ

OSK日本歌劇団

京都四條南座(京都府)

2009/07/12 (日) ~ 2009/07/20 (月)公演終了

満足度★★★★

1部と2部は類似しておりかつ対照的
日舞ショーの1部「さくら颱風(タイフーン)」と洋舞ショーの2部「DREAMS COME TRUE!」はある意味で類似しているがある意味で対照的だと思う。以下ネタバレで。

ネタバレBOX

類似点は双方とも「やりたいこと」が前面に出ていて、そのぶん全体としての構成(一つの作品としての山の作り方と、エンディングへの昇華のさせ方)が弱いというところ。

対照的なところは1部の「やりたいこと」が、男役レビューに対して世間の皆さんの「多数が求めるもの」の裏をかいているところ(幽霊、散切り頭の大正紳士)で、2部の「やりたいこと」がその「多数が求めるもの」を追求しているところ。

1部を「面白い」と見るか、「ついて行けない」と見るか。2部を「ありきたり」と見るか、「かっこよくてステキ」と見るか。感想に、その人のOSKに求めるものが浮き上がるようなところがある。それがなかなか興味深い。

いずれにしてもこの劇団の結集力と群の力には見るべきものがある。
ジプシー

ジプシー

ゲキバカ

新宿シアターモリエール(東京都)

2009/07/11 (土) ~ 2009/07/20 (月)公演終了

らすとこーひー。
エンタメ要素をおさえた作品で、魅力的な役者も出てましたが、前回くらいシンプルで少人数の方がここには合っている気がしました。新劇団名気になります。

SHURABA

SHURABA

劇団たいしゅう小説家

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2009/07/18 (土) ~ 2009/07/26 (日)公演終了

満足度★★★

ベタだけど
女社長の遺産相続をめぐる
ヒューマンコメディ。
STORYは底浅くベタだが、役者が良い。
特に、弁護士役の山崎直樹と
女社長役の中島史恵、その少女時代役の中村知世。
このカンパニーらしい、
解りやすく安定感ある芝居だった。

73&88【満員御礼!】

73&88【満員御礼!】

カニクラ

アトリエヘリコプター(東京都)

2009/07/15 (水) ~ 2009/07/19 (日)公演終了

満足度★★★

う~~~ん。
面白かったんだけど、何だろうこの物足りなさは? 自分が思い描いていたものと違っていたからかなあ~。(勝手ですけど!) 

ネタバレBOX

無線、テレパシーなど予備知識なしでこの公演を観たら分け解んないでしょうね。4人。なんかもったいない感じがして仕方が無い。

明けない夜

明けない夜

JACROW

サンモールスタジオ(東京都)

2009/07/17 (金) ~ 2009/07/26 (日)公演終了

いつだっておかしいほど誰もが誰か愛し愛されて第三小学校

いつだっておかしいほど誰もが誰か愛し愛されて第三小学校

ロロ

新宿眼科画廊(東京都)

2009/07/18 (土) ~ 2009/07/22 (水)公演終了

満足度★★★★

きらきら輝く衝動
傑作だと思いました。

演技の質などは、ギャラリーサイズではなかったものの、表現することの衝動が、嘘なく、ダイレクトに伝わってきました。
なぜ三浦さんが表現をするのかということが、表現形態と密接に絡まっていて、胸を打ちました。

ネタバレBOX

前2作にもあった、ナンセンスなストーリー展開から発せられる哀しさや切なさが、至近距離で観劇することにより、一気に胸に突き刺さるようになってきました。

素敵な台詞もたくさんありました。また、途中の劇中劇(?)の切なさと、クライマックスシーンの何とも言えないうつくしさは、破壊力がありすぎました。

とにかく、すばらしかったです。
いつだっておかしいほど誰もが誰か愛し愛されて第三小学校

いつだっておかしいほど誰もが誰か愛し愛されて第三小学校

ロロ

新宿眼科画廊(東京都)

2009/07/18 (土) ~ 2009/07/22 (水)公演終了

満足度★★★★★

「M任谷頃す〜」
傑作。

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