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『第三章』全席指定席公演!

『第三章』全席指定席公演!

グレコローマンスタイル

ぽんプラザホール(福岡県)

2009/07/07 (火) ~ 2009/07/12 (日)公演終了

満足度★★★★

確かな価値のある作品
出発点は突拍子もないところから。
だけど、本質的なものを描いていると思った。
作者の人生経験が滲み出ているようで、観るというより学んでいる感覚。

ネタバレBOX

セットも衣装も言葉使いも、すべてがおしゃれ。
冒頭のバレエの振り付けは美しかった。あれで魅了された人も多いのでは。

個人的には「歩」の連打はやめてほしい(笑)
青い体温

青い体温

劇団HallBrothers

ぽんプラザホール(福岡県)

2009/06/19 (金) ~ 2009/06/23 (火)公演終了

満足度★★

否定から肯定へ
割と同世代の話。共感できたりできなかったり。

ネタバレBOX

最終的には主人公がそれまで否定していたものを肯定できるようになるまでの変化を描いた物語に、あまり良くない形で収まってしまったかなぁ。
掘り下げられる部分はもっとあったはずなのに。

「加納の鼻」で好演していた吉浦さんが、ここでもいいとこ取りだった。
加納の鼻

加納の鼻

FOURTEEN PLUS 14+

湾岸劇場博多扇貝(福岡県)

2009/04/25 (土) ~ 2009/04/29 (水)公演終了

満足度★★★★★

自己との対話
「兄弟舟」に続き、見応えのある舞台だった。
重ね重ねこれだけの作品を立て続けに演出・出演までこなした中嶋さんに拍手を送りたい。

ネタバレBOX

前作は抽象的なイメージが強かったけれど、本作ははっきりと具象。
TV番組、ファミコン画面、「鼻」の存在、ご先祖様の霊、悪霊、ラップ現象に呼応する室内の小物。

必要なアイテムをきちんと揃えた中で、不必要なくらいナチュラルな、役者が舞台であることを忘れてるんじゃないかと思えるほどの生々しい会話が秀逸。

ラストにはミュージカル風味のショーもあってサービス満点じゃないか。

描かれているのは実は大したことじゃないのにほぼまんべんなく楽しめた。
圧巻。
兄弟舟

兄弟舟

FOURTEEN PLUS 14+

湾岸劇場博多扇貝(福岡県)

2009/04/18 (土) ~ 2009/04/22 (水)公演終了

満足度★★★★

心地良き疑問符
少し考えれば解けそうなんだけど手間がかかる、ぐらいの問題を、どさどさっと出題された感じ。
最初は混乱するんだけど、ゆっくり時間をかければ解きほぐす作業が楽しくなっていく。

未だにその全てを解けたわけではないけど、観る価値のある舞台だった。

『加納の鼻』と併せて考えると、中嶋さんってつくづくすごい役者だと思う。

ネタバレBOX

ネタバレでもなければ作品の内容に関わる話でもないんだけどさ、

これだけ旺盛に出題された問題のひとつも解く努力をせず、その能力が無いことを暗に認めちゃってる“足りん坊”が駄文ひり出してるってのはとっても不愉快だな。

この作品で描かれていた「気持ち悪さ」を作り手の及ばず所だと思っちゃえるのはある意味才能。
僕の彼女はAVアイドル

僕の彼女はAVアイドル

ザ・プレイボーイズ

池袋GEKIBA(東京都)

2009/01/28 (水) ~ 2009/02/01 (日)公演終了

満足度★★

次回に期待します
所々突き抜けたシーンはあるのですが、ドラマの核の部分に乗れず冗漫な印象を受けました。
次回作に期待したいと思います。

cover

cover

ペンギンプルペイルパイルズ

本多劇場(東京都)

2009/07/17 (金) ~ 2009/07/26 (日)公演終了

満足度★★★★★

おすすめです
倉持さんの頭の中を観てみたい。

ぜひ、本多へ

彼方の水源・太陽の匂い

彼方の水源・太陽の匂い

CO9

サンモールスタジオ(東京都)

2009/04/22 (水) ~ 2009/04/27 (月)公演終了

満足度★★★★

タイトルの意味
タイトルの意味を何度も考えました。以下ネタばれボックスへ

ネタバレBOX

無駄な台詞がまったくない。

窓から差し込む夕日が綺麗。

かなり前に観劇したのに質感を忘れられない。

役者陣も上手。
喫茶シャコンヌ

喫茶シャコンヌ

劇団東京イボンヌ

インディペンデントシアターOji(東京都)

2009/07/15 (水) ~ 2009/07/20 (月)公演終了

満足度★★★★★

大人向け
静かに淡々と進んでいく。構成の妙。独特の世界観。

以下、ネタばれボックスへ

ネタバレBOX

バイオリンの生演奏と芝居が別々に存在していた印象。
融合を標榜していただけに疑問が残りました。
BGMという位置付けでも良いのでは?

物語の構成、展開にはすっと引き込まれました。
しっとり深く趣きがあり、大人向けの物語。

女優、秋定里穂さんは素晴らしい。
鹿殺し 路上パフォーマンス

鹿殺し 路上パフォーマンス

劇団鹿殺し

新宿・池袋路上ライブ(東京都)

2009/05/23 (土) ~ 2009/07/12 (日)公演終了

満足度★★★★★

笑いっぱなし
その勢いにとにかく笑う

ブロードウェイ・ミュージカル「スペリング・ビー」

ブロードウェイ・ミュージカル「スペリング・ビー」

天王洲 銀河劇場

天王洲 銀河劇場(東京都)

2009/07/17 (金) ~ 2009/08/02 (日)公演終了

満足度★★★

漢字検定ミュージカル
巷で話題の「漢字検定」のアルファベット版です。
ペーパーテストで点数を競うのではなく、
あぁいう風にショーアップして、
モチベーションをあげるってスタイルは、
いかにもアメリカっぽい。

ブロードウェィでは、新しいビルの中で
「ウィキッド」と一緒に隣同士の劇場で上演してました。
劇場の前を通りかかったときは(ブロードウェィに行ったのは)
、上演開始の年で、
結構派手に演出していましたし、賞レースでも、
騒がれていたので、注目していました。
でも、あまり題材が華やかそうではなく、見ませんでした。

なので、オリジナルと比べて、どうなのかって
視点では判りませんが、
非常にこじんまりとした、地味な作品です。
ダイナミックさや、ゴージャスさは全くありません。

あらゆるプレイガイドで提供されている半額チケットで鑑賞。
その値段、相応の内容です。
いつものように、銀河劇場×ホリプロだから、
コストを抑えているのか、もともと、そういう雰囲気なのかは、
定かではありませんが・・・。

しかし、内容は、そこそこ面白い。退屈はしない2時間です。
新妻・梶原・風花の子供役は、決して嫌味ではなく
キュートな感じで微笑ましい。
高田聖子の、オチになるキャラっぷりも
はじけていて楽しい。
また、大人3人も安定した演技で、しっかりと支えています。
特に安寿ミラは、こういう脇で締めと笑いとを、
受け止める器の広さのある演技で存在感を放ちます。
彼女は主演ではなく、こういうポジションのほうが、
より彼女の良さが出せるのではないかな。

子供に見えないのは二人、坂本健児と藤井隆。
坂本は、ライオンキング・シンバっぷりでサービスするも、
どっぷりと生活感が溢れてきており、
一つ一つに軽やかさがない。
山口ぐっさんのほうが、上手く演じられたのではないか?
藤井隆は、吉本新喜劇のような庶民ぽさが強く、
演技の一つ一つに丁寧さ、重みがなく
とても雑であり、役作りへの深みが感じられなかった。
時間をかけて練り上げる(はず1)の、
ブロードウェィミュージカルには不向き。
特にクライマックスでは、本来はもっと
ドラマティックになるはずなのに、
サラーっとして終わってしまっている。
少々臭くでも、泣かせの演技は大事なんだよな。

楽曲は耳覚えするようなナンバーもなく、
一応生バンドが入っていますが、あまり効果的ではありません。

国の文化の違いもあるので、
この作品が日本で受けるのは、とっても難しいと思う。
それこそ、お笑いタレント総出演で、
アドリブがバンバンで上演されたほうが楽しいと思う。
(そんな無茶ぶりをー!って感じで)

ただ、そんな作品でも上演してくれる
ホリプロの姿勢には、いつもながら感謝。

エリザベート

エリザベート

東宝

博多座(福岡県)

2008/09/03 (水) ~ 2008/09/28 (日)公演終了

歌が頭から離れな~い!!
涼風&武田キャスト。

きゃしゃな武田くんが、逆に「年をとらない」黄泉の帝王の哀切をかもしだしててよかった。

歌が頭から離れないんですよ。
また見たい!!

兄弟舟

兄弟舟

FOURTEEN PLUS 14+

湾岸劇場博多扇貝(福岡県)

2009/04/18 (土) ~ 2009/04/22 (水)公演終了

伏線?
物語の世界と現実をいったりきたりする感じの作品。

途中「?」と現実に引き戻される部分があったのだけど、
あとで考えると計算された演出だったので、納得。

明けない夜

明けない夜

JACROW

サンモールスタジオ(東京都)

2009/07/17 (金) ~ 2009/07/26 (日)公演終了

満足度★★★★★

<外伝>ぜひ観るべき
本編で残ったままになってしまった謎のかなりの部分が、外伝をみることによって解消された気になりました。もっとも外伝を観ることによってあらたな謎も多少生じましたけど。

前に本編を観に行った時には気づかなかったけど、階段横の吹き抜けにランドセルや傘などがディスプレイされていました。こういうところにも関係者の拘りを感じます。

ネタバレBOX

外伝は本編の話の背景を一人芝居で見せるのかと思っていたら、後日談のようになっているシーンがけっこうあって、予想をいい意味で裏切られました。

上演が終わると出演者全員がステージでおじぎをするのですが、本編ではお母さんと娘だけしか出てきませんでした。違和感を感じていたのだけれど、今にして思えば「お話はここで終わりじゃない」ということを暗示していたのかもしれません。
躾(しつけ)

躾(しつけ)

ONEOR8

吉祥寺シアター(東京都)

2009/07/09 (木) ~ 2009/07/26 (日)公演終了

満足度★★★★★

やっぱりONEOR8は凄い!
客席の雰囲気・笑うポイントがいつもの小劇場とは違い、
最初は戸惑ったけどすっかり引き込まれてしまった。
客演を生かしつつ、芝居の流れをしっかり作っている劇団員に
これからも期待します☆

旅がはてしない

旅がはてしない

アマヤドリ

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2009/07/17 (金) ~ 2009/07/21 (火)公演終了

満足度★★★★★

「私」とは、どこからどこまでなのか? 「私という存在」はどこにあるのか?
前作『プラスチックレモン』からこの劇団を観始めた者としては、今回も前回同様に、観劇後、私を深い思考時間に連れて行ってくれた。

火花が出るようなと言うか、切れ味が鋭いと言うか、そんな会話の応酬にひょっとこ乱舞の凄さを観た。台詞の1つひとつが深く、うなってしまう。

ダンスはもとより、すべてにおいて無駄がないし、レベルが高い。
中でも、チョウソンハさんは、あいかわらず凄いし、笠井里美さんと中村早香さんの独自のリズム感ともい言える台詞回しも素晴らしい。
もちろんそれは他の役者さんたちの仕事ぶりがあるからのことでもある。

ネタバレBOX

2009年7月14日、改正臓器移植法が成立した。

未来なのかどこなのか、そこでは臓器だけでなく、身体の各部位の交換、さらには身体そのものの交換まで簡単に行えるようになっていた。
しかも、ファッションとして。

例えば、私の手は「私」のものである。その手を誰かに付けたら、それはまだ私の手なのだろうか、それともその誰かの手になってしまったのだろうか。
他人に渡すのが、「脳」だったら、その脳は一体「誰」なのだろう。

「私」は一体どこに存在するのだろうか。脳なのか、生命そのものなのか。脳であったとしても、例えば、私が「私である」という記憶を失ってしまったら、「私」は「私」であり続けるのだろうか。

ミチは、人と人を繋ぐ。好きな人、想っている人に繋がることもできるし、離れることもある。
ミチは、通路であり、同時にコミュニティでもある。
地面からの高さ30センチ〜60センチにあるコミュニティ。
立ち上がって動き回る者には関係ないというところがミソ。

どんな時代になっても、人は人と触れていたいと思うのは変わらない。
自分という存在が不確かで希薄であればこそ、他人の存在が重要になる。

大勢の人の中に埋もれつつも存在する「私」。ミチでシャッフルしながら、人と文字通り交わりながら、希薄になっていく「私」。だけどそこに「存在」している。

「他人」があるからこぞ「私」があるという感覚。他人の言葉で私が私を確認できるような感覚。

また、他人は、自分の持ってないものを必ず持っている。自分の持ってないものは欲しくなるし、手に入れることができる立場や状況にあるのならば、手に入れる。
しかし、手に入れても、それは自分のもの(あるいは、自分そのもの)になるわけではない。
欲望には終わりがない。

人は、手に入れられるものは何でも貪欲に手にしてきた。これからもそうし続けていくであろう。

舞台を観て、人はこんなところまで来てしまったのかと思うのだが、過去の人から現在を見ると、同じように、人はこんなところまで来てしまったのかと思うに違いない。
3人のミチの管理者は、それぞれが表裏に持つインプラントに代表されるように、人が進むときの要素のようなものを、象徴的に示しているのだろう。

便利だったり、快適だったり、健康だったり、安全だったりという名目の下、実はかけがえのない何かを失ってきているのかもしれない。
もちろん、後戻りはできないし、後戻りしようと言うわけでもないし、立ち止まって考えてみようということでもない。

「ミチ」は、まだ先に続いている。そして旅はまだまだ続くのだ。

ラストの「海」。「海」はから進化したモノたちにとって、それは希望なのか、さらへ先に進むことだけを示唆しているのか、余韻があった。

・・・サナギ版を観られなかったことを悔やむ。
ひみつのアッコちゃん

ひみつのアッコちゃん

劇団ガソリーナ

【閉館】江古田ストアハウス(東京都)

2009/07/08 (水) ~ 2009/07/19 (日)公演終了

満足度★★★★★

テクマクマヤコン…あのマンガの舞台化は変化球。前向きな親子関係を描く。さよなら、江古田ストアハウス。
【面白かった!】
あの「ひみつのアッコちゃん」の舞台化!?

「ひみつのアッコちゃん」の実写映画化という設定で、
主役のアッコちゃんのオーディションの話。

てっきり佐藤寛子さんがアッコ役で主演して、
その映画撮影でのドタバタを描くのか…と思いましたが、
実際は、佐藤寛子さんは海外で評価を得た、新進女流映画監督役。

全国12万人のオーディションから選ばれ最終選考に残った5人の女の子。
舞台は、その親の最終面談オーディションを描く。

友達のような母親、
クォータで美形子役の母親、
離婚した父親、
子供時代のアニーの夢を子供に託す母親(このパートが圧倒的)、
全校生徒から推薦された不思議な子の両親…。
5人の親の面接を通して、
映画製作体制の舞台裏もからめながら、
さまざまな親子の関係、いじめ、夢、離婚などが浮き彫りにされる。
さて、アッコ役は誰に?
今の小学生がコンパクトで変身したいのは何なのか?

すべての親子関係が良好でいい意味でなかなか決められない
とか、映画アッコちゃんのストーリーもとってもヒューマン
だとか、すべて前向きな内容であるのが非常に好感が持てます。

【こういう舞台、好きです。】

役者さんでは、主演の佐藤寛子さんが、新進女流映画監督役、
これまでと違うイメージに挑戦。
他にはやはり「アニー」のトゥモローで一気に客席全員を
さらっていった、窪田あつこさんが強烈!さすがです。
その圧倒的な迫力に、泣きそうになりました。

あと、不思議(はてな)ちゃんの母親役の鴻上久美子さん。
やはり少し不思議な演技と、独特の声が印象的で気になりました。

ネタバレBOX

当初、現代の女子高生をアッコちゃんにする案があったとか、
選べなければアジア全域でオーディションするとか、
面接メンバーに、エイベックスからの出向や、
東映からの出向がいたり(映画がヒットしなかったら
浜崎、中島の2枚組みベストをリリースしないといけない、
というセリフも)、お父さん役が豊川悦史、お母さん役が
常盤貴子だとか微妙にリアルな設定が笑えます。
明けない夜

明けない夜

JACROW

サンモールスタジオ(東京都)

2009/07/17 (金) ~ 2009/07/26 (日)公演終了

満足度★★★★★

どんどん引き込まれる
舞台が進むにつれて、どんどん話しに引き込まれ、こちらの集中度が高まっていくような芝居でした。基本的にミステリー仕立てなので、このシーンはどういう意味があるんだろうとか、前のシーンはそうういう意味だったのか、後のシーンはどうなるんだろうと、異常なほど考えてしまいました。
設定されているキャラクターがバラエティーに富んでいて、それぞれの絡み方が、おもしろかったです。

集中して観ていたので、ちょっとだけ小声ではありましたが上演中に話をしている人が非常に残念でした。

たいへんおもしろかったし、見落とし、聞きそこないがあるような気がしたのでもうワンステージ予約しました。こんどは少しだけ「肩の力を抜いて」観させて貰おうと思います。

73&88【満員御礼!】

73&88【満員御礼!】

カニクラ

アトリエヘリコプター(東京都)

2009/07/15 (水) ~ 2009/07/19 (日)公演終了

満足度★★★

初カニクラ
柴さんの作品にはやはり興味が湧きます。

改造☆人間

改造☆人間

田上パル

富士見市民文化会館キラリ☆ふじみ(埼玉県)

2009/02/28 (土) ~ 2009/03/01 (日)公演終了

満足度★★★

遅くなりましたが。
楽しく観劇しました。断食道場、どっかの宗教団体を連想してしまい笑いながらもちょっとゾッとしたりして。

タカダツカ狂奏曲

タカダツカ狂奏曲

劇団TipTap

アトリエフォンテーヌ(東京都)

2009/02/12 (木) ~ 2009/02/16 (月)公演終了

満足度★★★

遅くなりましたが。
私にとって初ミュージカルでした。小劇場でここまで出来るのかと感心しました。

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