
cryptograph(クリプトグラフ)
マレビトの会
こまばアゴラ劇場(東京都)
2009/10/01 (木) ~ 2009/10/06 (火)公演終了

マシーン日記
Not in service
タイニイアリス(東京都)
2009/10/02 (金) ~ 2009/10/04 (日)公演終了
満足度★★★
セックスマシーン!
やれやれですわ!(苦笑!)
ワタクシの意に反して2日も続けてエロ観劇ですからねー。。
なんちゅーか、ほんちゅーかっ!
嬉しいというか、そういう舞台にめぐり合うというか・・・笑
ま、まだまだ女子と言える年齢の裸はぴっちぴっちですねん。。
以下はネタばれBOXにて。。

呪われたバブルの塔 -ビフォーサイド- 【舞台写真掲載!】
北京蝶々
OFF OFFシアター(東京都)
2009/10/01 (木) ~ 2009/10/12 (月)公演終了
いつか来た道。
公演時間は70分で、休憩なしでした。
会場中央に舞台が作られ、小劇場にしては割と作りこまれたセットでした。
ただ、off・offでステージ挟んで客席向かい合わせは、観る方も集中力が必要ですね。
この舞台装置、なかなか良く出来ています。
色んな仕掛けがあって面白いですよ。
音楽は、バブル崩壊当時(1990年前後)のポップスですね。
キャストや音響や照明の皆さんは、頑張ってらっしゃいましたよ。
1ステ目の硬さはありましたけれど、目立ったミスも無く。
男優陣の間合いには、ちょっと怪しげなのもありましたどね(笑)。
まぁ、70分ですから集中力は保ちやすいですよね。
特に女性同士のやり合いは、テンポがあって小気味良かったです。
オーナの奥さん役(鈴木麻美さん)のセリフを中心に、チョコチョコ笑えます。
奥さん役とホステス役(帯金ゆかりさん)との当て擦りの場面は、いいテンポでした。
現在にも通じる「バブルの正体」。
この辺りのメッセージは届きました。
せっかく20年近く前に経験しているのに、この国は学ばなかったんですよね。
劇場のレビューや、もう少し辛辣な?レビューはコチラをご覧下さい。
http://ameblo.jp/potes-impressions/

呪われたバブルの塔 -ビフォーサイド- 【舞台写真掲載!】
北京蝶々
OFF OFFシアター(東京都)
2009/10/01 (木) ~ 2009/10/12 (月)公演終了
満足度★★★★
窓際に時代を投影させて
時代が変われば窓から映る景色も、町並みも、人もおのずと変化する。それまで貫いてきた何かを変えて柔軟に対応し、ニーズに応えていかなければ生き残れない危機に直面することも、ある。都市開発、バブル崩壊、就職氷河期、金融危機・・・。時代の残した傷跡は完全に治癒しないまま、新たな傷をつくっていく。自らの命を犠牲にするほか、すべのない悲しい現実は事実、ある。「あると思えばそれは、あることになる。」その言葉が今も耳から離れない。と書いたところで何だか重くてとっつきにくい内容のように思われるかもしれないが、そんなことはまるでなくて、一般的に好き嫌いが分かれやすいホラーという分野で誰でも楽しめるエンターテイメントを創るという離れ業を北京蝶々はやってのけた。誰にでもオススメできる芝居とはまさこのことを言うのだろう。ビフォアー、アフター両方で是非楽しみたい作品だ。

クレームにスマイル2009
ニットキャップシアター
ぽんプラザホール(福岡県)
2009/10/01 (木) ~ 2009/10/04 (日)公演終了
満足度★★★★
いやー、たのしめた。
ツアースタートの福岡の初日を見られてよかった。
たのしめた。
キャスト・演出・スタッフいずれもクオリティたかし。演劇関係者はみといてソンはないと思う。

milk
高襟〜HAIKARA〜
d-倉庫(東京都)
2009/09/29 (火) ~ 2009/09/30 (水)公演終了
満足度★★★
たしかに衣装は可愛くてエロティック
作品のドキドキ感は高い肌の露出度からではなく、無茶とも思えるような身体の使い方から。いくらダンサーが動けるとはいえ…。67分。

国士無双!!※ただしイケメンに限る。
劇団Please Mr.Maverick
シアターシャイン(東京都)
2009/09/25 (金) ~ 2009/09/27 (日)公演終了
満足度★★★
今後に期待が持てそうだからこそ厳しい意見を
とりあえず、役者が全員噛みすぎていて、練習不足が否めない。
確かにものすごい台詞量で、台詞のスピードも速いとは思いましたが、いい味を出してる役者さんもいただけに、その魅力が半減していたように思われて、とても残念でした。もっと自分達に厳しく、ストイックになれば、もっと面白い作品になったんじゃないかと思います。ただ、メインキャストである主役と、その彼女には好感が全く持てなかった。。。脇が個性豊かなキャラが多かっただけに、埋もれてしまったのかもしませんが、メインの二人なのだから、もう少し役作りをしっかりして欲しかったですね。現実的には同じ舞台上、同じ空間に皆存在してるのに、役柄的(精神的?)に同じステージに立ってなかった様に感じられました。その為に、台詞が浮いて、言葉としてではなく”音”としてしか聞けず、自分の中でもう一度台詞を繰り返して、漸く意味を理解する、と言うような作業をしなければいけなかった。しかも長台詞が多いだけに、そんな場面が多くなって何か消化しきれないものが溜まっていくような感覚になりました。
かなり厳しい事を書きましたが、今まで見た小劇場の芝居の中では面白かった方だと思いました。これだけ気になることが多くて、少しでも面白いと感じられたのだから、作品的には良かったと思います。身内なんだろうな…と思うような一部の限られたお客さんではなく、客席全体的に笑ってましたしね。
今後に期待を込めて、☆3つ。

milk
高襟〜HAIKARA〜
d-倉庫(東京都)
2009/09/29 (火) ~ 2009/09/30 (水)公演終了
シルエット
前の予定が延びてしまい
開演時間に間に合わずに観たので
最初からの流れが解らずに残念でしたが
終盤のシルエットぎみな照明の時のダンスがよかったのと
出演者の背中が綺麗だったのが印象的でした
次回はスタートから観たいと思います

呪われたバブルの塔 -ビフォーサイド- 【舞台写真掲載!】
北京蝶々
OFF OFFシアター(東京都)
2009/10/01 (木) ~ 2009/10/12 (月)公演終了
満足度★★★★
出汁がたっぷり効いたホラー
確かにホラーでした。
でも、しっかりとした骨組に
時代や人がしたたかに描かれていて。
舞台の切れと
出汁をたっぷり含んだ
単に怖いだけではない厚みに
この劇団の力量を感じました。
単品の作品としてもたっぷり楽しみ、
アフターサイドもすごく楽しみになりました。
満足度はアフターサイトを観てさらに上がる余白を
残しておくということで・・・。

世田谷カフカ
ナイロン100℃
本多劇場(東京都)
2009/09/28 (月) ~ 2009/10/12 (月)公演終了
満足度★★★★★
言うまでもなく素晴らしいが…
ケラさんはすごい。僕が言うまでもなくすごい。で、今回の「世田谷カフカ」もぎゃふんと言わされるぐらいすごい。だが、もっと違うものが見たくなったのも事実。その理由は、三宅弘城さんの好演。

逆手本忠臣蔵(公演再開&追加公演決定!)
劇団バッコスの祭
池袋小劇場(東京都)
2009/09/30 (水) ~ 2009/10/12 (月)公演終了
満足度★★★★
巧みな演出による、まったく別の忠臣蔵
どんな忠臣蔵を見せてもらえるのかと思っていたが、なかなかスピーディで物語も面白い。
生粋の忠臣蔵ファンにはかなり辛いストーリーかもしれないが、よく似た別の物語として割り切って見ることができれば、楽しめるのではないかと思う。
正直、冒頭は「う〜ん」だったが、先に行くに従って、どんどん物語に取り込まれていった。
笑えるはずのところはあんまり笑えなかったりしたけれど・・・。

呪われたバブルの塔 -ビフォーサイド- 【舞台写真掲載!】
北京蝶々
OFF OFFシアター(東京都)
2009/10/01 (木) ~ 2009/10/12 (月)公演終了
満足度★★★★★
北京蝶々の素敵な挑戦!
まずは北京蝶々の挑戦する姿勢を高く評価したい。ビフォーサイド、アフターサイドという二本連続公演、12日間18ステージというロングラン、そしてこのビフォアーサイドでは、社会派ヒューマンホラーという新境地を開拓したこと。そういう挑戦する姿勢が舞台全体にみなぎり、新鮮さと躍動感に充ち満ちていた。
役者陣は初日のぎこちなさがまだ残っていたが、それが逆に芝居の緊張感につながり、いい意味での初々しさを感じた。オーナー高山守を演じた岩渕敏司は駄目な亭主を人間的に演じ、憎めない魅力的なキャラが出来上がった。その他の役者もそれぞれの持ち味をうまく出していた。
照明の変化の妙や、ホラーの様々な仕掛けも存分に楽しめる。片方だけでも十分楽しめるということだが、せっかくだから両方みたいもの。

FEVER~眺め続けた展望の行方
傑作を遊ぼう。rorian55?
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2009/09/19 (土) ~ 2009/09/27 (日)公演終了
満足度★★★★
思いだしました
同じところをうろうろまわってどこにも辿り着かなかったあの頃。
自分以外の誰もが楽しそうで、どうしていいか分からなかったあの頃。
芝居を始めて、楽しくて、苦しくて、毎日がとても幸せだったあの頃。
思えば遠くに来てしまったけれど、今も実はあの頃の自分が自分の中にいるんだなあって、切なくて、でも幸せになりました。
内容に関してはもろもろ思うところもありますが(笑)
ひとまず、劇団化おめでとうございます。

アルコホール2009
キャンペーンズ
神楽坂die pratze(ディ・プラッツ)(東京都)
2009/10/01 (木) ~ 2009/10/04 (日)公演終了
満足度★★★★★
ごめんなさい。
こんなに楽しい可笑しい舞台観たの何年ぶりで笑ー。もう、ぜったい!ぜったい!!決めた!!!いやぁスケジュールさへあえば毎回お金払って観たい!それほど素晴らしいブラボーな舞台でした。絶賛公演中。別に関係者じゃないのにね。でも、伝えなくっちゃ!一人でも多くの人に観て欲しいな。原点!??しかし、役者さんたちは相当な鍛錬が必要でしょうね。ぅん。他じゃまねできないですね。今ならまだ間に合う!観てください。みんな生きてる♪

はちみつ
こゆび侍
インディペンデントシアターOji(東京都)
2009/09/23 (水) ~ 2009/09/28 (月)公演終了
満足度★★★★★
面白うて やがて哀しき 恋愛譚
過去に観た2作が(大リーグボール級も含む)変化球だったのに対して今回はド真ん中の剛速球、吟ずれば(笑)「面白うて やがて哀しき 恋愛譚」、序盤は「え、まさかラブコメ!?」なほどに笑いも多く、がしかし、次第に恋愛特有の切な~い感覚が強くなり、身につまされてしまうという…。
裏切られてもまだ相手を信じる「まっすぐな」朔太郎には往年の自分自身を…すみません、ウソです(爆)「かくありたかった自分」を重ねて観ていたりもするから感情移入しすぎてまるで擬似体験、みたいな。
また、メイド喫茶のシーンなぞもともとユーモラスなのに、取材に行っている成島主宰の姿を想像したら、より頬が緩んでしまって…
(後で聞いた話では主宰のみならずキャストも一緒で、全員癒されたとのこと)
あと、映画音楽っぽい曲の使用(実際は映画音楽は1曲だけだそうで)や朔太郎が映研であるという設定もあり、全体的に「映画っぽいなぁ」と思っていたら、本作は映画のシナリオとして書かれていたものを舞台化したとのことで、あぁ、それが一番の原因か、なんてことも。
恋愛ドラマでありながら、劇団競泳水着とはまた趣を異にする1作、面白かったなぁ。

しあわせになりたい
CORNFLAKES
SPACE107(東京都)
2009/09/22 (火) ~ 2009/09/27 (日)公演終了
満足度★★
前半は冗長な感なきにしも非ず
相方が「葉っぱ」で逮捕された(再演なのに何とタイムリーな!)上に妻とも離婚というお笑い芸人・響のファンでもある制作会社の女性ADが彼のドキュメント番組を撮ろうとして…という物語、彼以外にも大なり小なり「ふしあわせ」をかかえた人物がいて、重くはないものの、前半は冗長な感なきにしも非ず。
がしかし、終盤でそれまで複数の不幸に見舞われがらも飄々として受け流しているように見えた響がお守りを見てフト「これ持ってたら幸せになれるかな」ともらし「みんなで買いに行こうよ」と言う場面は白眉。
一見「コイツ、カワイくねぇな」だったのが実は虚勢であると判明し、ガラリと印象が変わるもんなぁ。しかもその後、さらに悲しい出来事も起こるし。
で、番組制作も頓挫し、響の家に同居していた後輩芸人や友人も去るエピローグは、そんなこんなもすべて柔らかく受け止め、「一つの終わりは新たな始まり」的に優しく包み込み、切ないけれどもふんわりと着地する、な感じ。
まぁ、最後の「花」はありがちな上に、少なくともσ(^-^) の席からは開花しているのが見えてしまったのが残念なのだけれども。
また、もう少し前半を整理できるのでは?という気持ちは払拭できず。(だって本編140分ですぜ)

世田谷カフカ
ナイロン100℃
本多劇場(東京都)
2009/09/28 (月) ~ 2009/10/12 (月)公演終了
満足度★★★★
ケラ流知的娯楽作品を堪能
やっぱりケラさんて天才だなあ!
日常ゴロゴロ転がってる、当事者には不条理かつ理不尽な大事が、他人には笑い話のネタ程度の小事に過ぎない等の、誰にも思い当たるような、見解の相違による、瑣末なエピソードを織り交ぜることによって、縁も所縁もない、遠い世界のカフカを見事、私達の日常に引き寄せて見せてしまう手腕に脱帽するばかり。カフカ作品を知らない人も、ナイロン100℃のファンでない人も、たぶん観客誰をも置いてけぼりにせず、飽きさせないケラさんの才覚にはただもう感心するばかりでした。
映像を使う舞台ってあんまり好きでないのに、今回ばかりは、これ凄い、最高!と、心の中で喝采した程。 その映像と照明のコラボが、また洒落ていました。まるで、3D映画を観てるみたい!
キャスト陣も、熟練さんばかりで、舞台を終始気持ちよく楽しめました。
特に、カフカ役の中村さんは、まさにカフカがこの世に迷い出たような雰囲気だったし、カール・ロスマン役の三宅さんのカッコよさは特筆ものでした。
ただ、欲を言えば、2幕を15分ぐらいカットしたら、もっと濃密な舞台だったのではと思いました。カフカ作品の主役3人が並んだところで幕でよかったような気もしました。
カフカ作品を全く知らない人には敢えて薦めはしないけれど、劇作家や演出家には、舞台構成の良テキストとして、強くおススメしたいですね。

はちみつ
こゆび侍
インディペンデントシアターOji(東京都)
2009/09/23 (水) ~ 2009/09/28 (月)公演終了
満足度★★
はちみつって
舐めるとサラッと口当たりがいいけど、指に付いたりすると妙にベタベタして、すぐにでも洗いたくなる・・・そんな感じ。

馬鹿やろう、そこは掘るな
万能グローブ ガラパゴスダイナモス
甘棠館show劇場(福岡県)
2009/10/01 (木) ~ 2009/10/31 (土)公演終了
満足度★★★★
久しぶりのガラパ
事前情報何も無しでロングランということで初日に行きました。
舞台は洞窟でしょうか。いや防空壕みたいなイメージか。
展開とキャラ設定におけるテンションの差は気になるが
演出の意図であるならばまあ満足。
本日の半券を持参すると次回は割引有り。
本作品の進化型を是非観てみたいと思う。

夢幻燈 ヒトデナシノコイ
箱庭コラァル
遊空間がざびぃ(東京都)
2009/09/26 (土) ~ 2009/09/27 (日)公演終了
満足度★★★
人形への本気。
映像を見てから気になってしょうがなかった箱庭さん。基本的に谷崎が好きなのでそのへんの空気を期待して観劇。演奏と芝居は半分ずつの割合で、開始前からずっと場内でウ"ァイオリン演奏を続けているので気持ちが良く軽く寝てしまう(笑)
夫の愛情が自分へではなく、人形へそそがれていることを確認する妻のシーンが一番盛り上がる。愛人がいるのではないかと夜中出掛ける場面、展開がわかっていてもドキドキするし妻の化身(久堂英明)の喋りでより暗闇が密になる。
後半、人形に嫉妬した妻は人形をめちゃめちゃに傷つけてしまうのだが、それを見つけた時の夫の驚きが控えめに感じたのは、暗いシーンであり表情が見えなく動きも小さかったせいかな。最後死骸になったはずの人形が起き上がって演奏するのだけど、展開に少しぎこちなさを感じました。
音楽担当の人と芝居担当の人と共存するスタイル。映像を障子に映すのが良かった。
印象に残ったのは「手紙を読む者」という役の山田晴久さん。