最新の観てきた!クチコミ一覧

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Simple Emotion

Simple Emotion

Island

ラ・グロット(東京都)

2009/12/04 (金) ~ 2009/12/06 (日)公演終了

時間と感情
劇場良かったです。
「非日常を体験しに来る」観客にぴったりかと思いました

時間と感情が似通っている

なんとなく分かりながらも曖昧です

ただその曖昧さがいいのかと

自身のブログにも感想を書かせていただきました
ISLAND様 解釈違っていたらご指摘くださいー

少女架刑

少女架刑

諏訪会

ART THEATER 上野小劇場(東京都)

2009/12/04 (金) ~ 2009/12/06 (日)公演終了

満足度★★★★

情に囚われず強く淡々と
吉村昭氏の原作どおりの芝居にもかかわらず、
降りてきた印象にはまったく別の色が宿って・・・。

演者のしなやかな強さが印象に残りました。

ネタバレBOX

原作を読んだのはもうずいぶん昔のことなのですが、
観劇前から内容はそれなりに記憶に残っていました。

突然の病死、そして躯を献体という名目で親に売られる。
さらには、遺骨の受け取りすら、母親に拒絶されて・・・。

諏訪友紀はほぼ原作どおりに
物語を演じていきます。
そのお芝居には、
粗い質感もあるのですが、
その粗さこそが
鋭角な感情を
やわらかく擦り込むように観る側に伝えていく力になって、
吉村昭が綴った言葉を、紙の上ではなく、
舞台上にあるもののぬくもりとして
膨らませていきます。

シーンごとにその少女の思いが
ひとひらずつ観る側の感覚に重なっていく。
その重なりが、文字から伝わってくるものよりも
ずっと細密でやわらかく淡くて深いのです。
諏訪の演技が持つ奥行きが
それらを崩したり散らせることなく
観る側に積み上げていく。

即興演奏も効果的。
直感的な感覚の描写を音にゆだねることで、
演者の台詞から不要なデフォルメが消されて・・・。
少女に去来するそのままの感覚で、
言葉が舞台から観る側に染みとおっていきます。

肉体を切り取らるたびの喪失感、骨格標本との時間の比較・・・。
その積みあがりが行き場のない時間の長さとなり
観る側を押し込んでいく。
物語が進むごとに
透明な閉塞感が粒子のようにつもって
行き詰まるような鈍さをもった痛みとなっていく。

それらを全て燃やし尽くすような荼毘の刹那には
ある種の高揚感に満たされてとても美しかったです。
舞台美術や照明も秀逸でしたが
その身が燃え尽きることによって
解き放たれる感覚が圧倒的で・・・・。

そして、その先、死の世界にまで冷えていく感覚にも
ぞくっとしました。
静寂であるはずの死に訪れた喧騒も
透き通ったまがまがしさをもって
観る側の心を凍らせたことでした。

このお芝居。、さらに育っていく余白も感じられて・・。
ここが頂点ということではなく
もっと磨き上げられていくお芝居なのだとは
思います。
間の取り方や想いの出し入れの変化でいろんなニュアンスが
さらに強い光を放ちそうな気もするし・・・。

純白の仮面(少女の独白と第三者の会話を切り分けるために使用)はないほうが(落語のように上下を切る仕草だけのほうが)より強いインパクトを観る側に与えるのではとも思ったり・・。

充分に浸潤されつつ、さらなる可能性を感じた舞台でありました。











エドワード・ボンドの「リア」

エドワード・ボンドの「リア」

まつもと市民芸術館

シアタートラム(東京都)

2009/11/20 (金) ~ 2009/12/06 (日)公演終了

満足度★★★★

リズミカルに暗い
生の音でライブ感があり、軍隊のパフォーマンスなどかなりまとまりのある舞台でした。
原作から随分変わってて、美しさなんてものは微塵もなく、人間の生生しさが溢れ出ていた。改めて悲劇なんだと感じました。

串田さんのリアは味があってひきつけられた。

4の話

4の話

FRAMEPLOTS

タイニイアリス(東京都)

2009/11/18 (水) ~ 2009/11/24 (火)公演終了

満足度★★★

悪趣味なほどブラック
男女半々の4人グループがバーで顔を合わせるところから始まる3話のオムニバス、その4人(&マスター)の人物設定とファーストシーン、それに「4」…いや「死」にまつわるストーリーというのが共通で、あとは各作家がそのルールに則って書いた、というスタイル。
各話が終わるとマスターが片付けて何事もなかったかのように(連作ではないので当然なんだが)同じファーストシーンから再びスタートすることに漱石の「夢十夜」を連想。あるいはRPGでゲームオーバーになった後リセットしてまた始める、みたいな?
その内容はテーマがテーマだけに各話とも悪趣味なほどブラックながら、後味がメチャ悪い第2話と「マタンゴかっっ!!!」(笑)な第3話は好み。決して他人には勧められないけれども…(爆)
ちなみに目当ての新谷真弓と芳賀優里亜、事前情報からはこういうスタイルとわからなかったのでオムニバスだけに違うエピソードに出演してスレ違いかも、と思っていたら、メインの5人のうちの2人だったので共演をたっぷり観ることができたのはラッキー。

SO SHOW 天国

SO SHOW 天国

劇屋いっぷく堂

劇場HOPE(東京都)

2009/11/21 (土) ~ 2009/11/29 (日)公演終了

満足度★★★★

きくSide
東京地方検事局が主な舞台で、「ひまわりSide」と対照を成す…というか鏡像のような関係。
その2本のつながり具合からケイダッシュステージの『ダブルブッキング』(08年)を真っ先に思い出し、一方からもう一方へ電話をかけるシーンがつながっている(弁護士事務所側のザワついた声まで受話器からもれて聞こえる!(笑))ことでシアタードリームズ・カンパニーの『300g』(05年)も思い出す。
また、装置を弁護士事務所だけに使っていた「ひまわりSide」と異なり、食い逃げ現場である食堂としても使い、その実地検分や回想シーンの見せ方も面白い。
さらに、唯一両Side共通で演じられるシーンが、被告人にその真意を問う=父親の息子に対する愛情を示す場面というのがニクい。
そんなこんなで基礎編の「ひまわり」・応用編の「きく」という印象であることにラストの「あれ」も含めて「ひまわり」→「きく」の順で観て正解だったかな?と。
しかし両Sideを1度観て全体像やつながり具合を知った上でもう1回ずつ観たらもっと面白いんだろうなぁ。いつか再演して欲しいモンだわさ。

SO SHOW 天国

SO SHOW 天国

劇屋いっぷく堂

劇場HOPE(東京都)

2009/11/21 (土) ~ 2009/11/29 (日)公演終了

満足度★★★★

ひまわりSide
弁護士事務所が舞台。依頼人である離婚調停中の夫が未成年者略取誘拐で起訴されたとの報が入り…という物語。
タイトルやチラシから受けるイメージとは裏腹に硬派気味でカッチリ組み上げられた訴訟モノ、程良いユーモアや的確に入る用語解説(←客に対する説明ではない)もあって楽しくかつわかり易く、前回はともかく(お~い!(笑))、前々回といい、今回といい、ここって巧いなぁ、と。
もう一方の「きくSide」とのつながりもありつつ、こちらだけでもちゃんと成立するツクリになっているのも見事。

シャッフル・ルーム

シャッフル・ルーム

東京おいっす!

「劇」小劇場(東京都)

2009/12/01 (火) ~ 2009/12/06 (日)公演終了

満足度★★★★★

シャッフルだったv
非常に面白かったです! そうきたか!という感じで、大いに笑わせていただきました(笑) テーブルなどのセットがしっかりしていてウソくささがないのが良いです。また次回も必ず観たいと思います!

い・江戸・ろ・サリヴァン・ショウⅡ

い・江戸・ろ・サリヴァン・ショウⅡ

イエロー・ドロップス

ギャラリーLE DECO(東京都)

2009/11/20 (金) ~ 2009/11/22 (日)公演終了

満足度★★★★

ラストの「死神」は秀逸
以前観た『知新笑新』(09年6月)と同様の「立体落語」オムニバス。
ほぼ全出演者…というより登場人物がモロに白塗りで、台詞回しも落語チックなので「芝居ですよ」と宣言しているようで独特の感覚なことに加えて、普通の空間に段差を作ってパイプ椅子を並べました、な客席のツクリも含めて「オトナの文化祭」みたいな感覚が楽しいと言おうか懐かしいと言おうか…。
そんな中、ラストの「死神」は秀逸。敢えて死神を白塗りにせずしかも黒シャツに黒スーツという「古典的殺し屋(笑)」のようなスタイルにしたのが効果的。
ただ、劇中の金額を現代に換算するのと、確信犯的に外来語を使ってドラマ「浮浪雲」(渡哲也の方ね)同様の可笑しさを出しているのはワカるけれど、ネタが落語だけに若干の違和感もあって微妙…。(どちらがイイと自分でも言いきれないんだが)

名もなき世界

名もなき世界

楽園王

ギャラリーLE DECO(東京都)

2009/11/17 (火) ~ 2009/11/25 (水)公演終了

満足度★★★

モロに長堀戯曲…(笑)
「私の…」は2009年の大晦日を迎えた女性が前年のことなど思い出しつつ午前0時を過ぎると10年の1月ではなく09年の13月で…という幻想譚。回想シーンを除く全編が女性のモノローグで、その詩的なリズムが心地好い。そして女性が前に進み始めたかと思いきや…(「名もなき…」の後に続く)
「名もなき…」は、罪(後に連続殺人であることが判る)を犯したらしき女性とカウンセラーらしき男性の会話が中心で理屈っぽさ全開!(笑) ん~、モロに長堀戯曲…(笑)
オチは容易に読めるものではあったとはいえ、その見せ方にも使った後方壁への映像や字幕(?)の投影が効果的。
そういうオチに導かれて「私の…」のエピローグに戻ったせいか、2009年のまま年が進まず、月だけがひたすら増えてゆく結末から、やはり女性は09年大晦日で…などと思ってしまう。

神様とその他の変種

神様とその他の変種

ナイロン100℃

本多劇場(東京都)

2009/04/17 (金) ~ 2009/05/17 (日)公演終了

満足度★★★★★

好きなものは
好きだから。

レドモン

レドモン

カムヰヤッセン

インディペンデントシアターOji(東京都)

2009/01/16 (金) ~ 2009/01/19 (月)公演終了

満足度★★★★★


ダークホース。ベタベタすぎて泣く。

成れの果て

成れの果て

elePHANTMoon

サンモールスタジオ(東京都)

2009/05/21 (木) ~ 2009/05/26 (火)公演終了

満足度★★★★★

浸る
濃さ。マキタの世界。

ハッピーエンドクラッシャー

ハッピーエンドクラッシャー

ゴジゲン

シアターブラッツ(東京都)

2009/09/09 (水) ~ 2009/09/15 (火)公演終了

満足度★★★★★

若手の
最有望株。

マリー・ド・ブランヴィリエ侯爵夫人

マリー・ド・ブランヴィリエ侯爵夫人

DULL-COLORED POP

新宿シアターモリエール(東京都)

2009/08/14 (金) ~ 2009/08/17 (月)公演終了

満足度★★★★★

天才
天才の仕事。

春琴

春琴

世田谷パブリックシアター

世田谷パブリックシアター(東京都)

2009/03/05 (木) ~ 2009/03/16 (月)公演終了

満足度★★★★★

実は
初演の方が良かったけれど。

GOD NO NAME

GOD NO NAME

タカハ劇団

駅前劇場(東京都)

2009/02/12 (木) ~ 2009/02/17 (火)公演終了

満足度★★★★★

美しい王道
素敵だった。

学芸会レーベル♥KR-14【中屋敷法仁】

学芸会レーベル♥KR-14【中屋敷法仁】

キレなかった14才♥りたーんず

こまばアゴラ劇場(東京都)

2009/04/20 (月) ~ 2009/05/05 (火)公演終了

満足度★★★★★

圧巻
2009年のベストワン。

悪趣味

悪趣味

柿喰う客

シアタートラム(東京都)

2009/09/04 (金) ~ 2009/09/13 (日)公演終了

満足度★★★★★

流石
中屋敷の時代。

わるくち草原の見張り塔【男性編】

わるくち草原の見張り塔【男性編】

ロハ下ル

青山円形劇場(東京都)

2009/09/03 (木) ~ 2009/09/09 (水)公演終了

満足度★★★★★

面白かった
山懸さんがスゴク良かった。

海獣

海獣

劇団桟敷童子

すみだパークスタジオ倉(そう) | THEATER-SO(東京都)

2009/12/05 (土) ~ 2009/12/16 (水)公演終了

満足度★★★★★

海獣の咆哮を聞け! 人はそれでも生きていかなくてはならないのだ
強いメッセージが込められた熱い舞台。
その熱さに乗せられ、観ているこちらもラストまで一緒に突っ走った。
120分は決して長く感じない。

ネタバレBOX

鈴木興産の倉庫(スタジオ)に入ったときから、「やっぱり桟敷童子だ感」が充満している。
倉庫だからできる大胆で大掛かりに組み上がったセットがそこにある。
期待感は高まるばかり。

やはり唄がいい。登場人物全員が叫ぶような歌声が染みる。
ここにも強いメッセージが込められている。

物語は、いつものような伝奇モノとは少し様相が異なっていた。
時は、幕末、ペリーの黒船が来航し、日米修好通商条約が締結され、横浜が開港されることになる。
横浜の小さな漁港にも、その波が強く押し寄せてくる。
漁師は海に出ることを禁じられ、異人のために作られる建設現場の力仕事で日銭を稼ぐ。攘夷を唱える侍が横行し、人を襲う。
そんな中、異人相手の女郎「らしゃめん」に、これからなる幼い女たちが女衒と女将に連れられて舞台となる小さな漁港にやって来た。
横浜に異人相手の遊郭ができるまでの間、面倒を見てほしいということなのだ。
彼女たち、らしゃめんは、異人を一定の場所に閉じこめるため、つまり、「お国のため」に働くと言う。それを頼まれた母娘は、親身になって見るからに痛々しい彼女たちの面倒を見る。
しかし、女郎たちは、異人に抱かれて鬼になってしまうという迷信を信じ、毒を飲み死を選ぶ。
それに気がついた村の人々は彼女たちを生き返らせようと一生懸命になる。
その騒ぎの中、海獣の咆哮が聞こえてくる。

舞台となる漁港と同じような漁港から売られてきたと言う女郎たちだが、実は地獄のようなところに生まれ育ち、そして地獄に売られていく。
地獄しか知らないので地獄でも懐かしく帰りたい場所であると思う彼女たち、そして彼女たちを待ち受ける境遇はあまりにも悲惨すぎる。

それでも生きていかなくてはならない。どんなことがあろうとも、絶対に死んではならない。そういう強いメッセージが舞台上から押し寄せる。

過剰すぎるほどの気持ちの表出がある。
逞しく生きる漁村の人々と、おびえ震える幼い女郎たちの対比。それを結ぶ、1人の女郎のカラ元気が悲しい。自分たちを大切にしてくれる家族にウソをついて、わざと波風を立ててしまうのは、自らの境遇がさせてしまうことなのだろうか。
同じ女郎仲間のために、自分が先にらしゃめんになると言う彼女の姿は美しくもあり、逞しい。
結局逞しい者だけ、生きることに欲望がある者だけが生き残っていく。
彼女1人だけが、毒を飲んだときに「生きたい」とあがいた。生きたいという強い気持ちがあるから生きていける。

そして、彼女たちを見守るのは、海神様ではなく、海獣様。
老いも若いも、富める者も貧しい者も平等に連れて行ってしまう海獣様。信仰の対象ではなく、恐れの対象だ。
しかし、救いでもある。海の向こうに救いがあるというのは、海の向こうからやって来た異人相手の女郎になる女たちにとっては皮肉でもある。
海獣様の咆哮を聞いて恐怖できる者は、生きる欲望がある。

また、この舞台では「お国のため」という言葉の欺瞞も強く指摘する。お国のためと言われてらしゃめんとなる彼女たちには、お国は何もしてくれなかったし、これからも何もしてくれないだろう。そんなことよりも、「食べて」「生きろ」ということなのだ。

役者がいい。うまいとかどうとかと言うことではなく、まっすぐに正面を見ているような姿勢と目の力がどの役者もいいのだ。そういう姿が心を打つ。だから桟敷童子は好きなのだ。

桟敷童子では、いつもスペクタクルのような舞台展開をついつい求めてしまうのだが、今回もラストはとてもよかった。凄いスペクタクルというわけではないのだが、思わず涙してしまったことは確かだ。少々センチメンタリズムすぎかもしれないが、とてもいい。
異人の妾になってまた村を訪れた女郎に、世話をしていた女房が「もう会うことはないだろう」とキッパリと言う様はセンチメンタリズムを突き抜けていた。

ちょっとだけ気になったのだが、「ふるあめりかに袖はぬらさじ」の一文をお札売りがさらり言うが、そのタイミングはそこでよかったのだろうか。
また、攘夷浪士が、女郎に切腹を迫るのだが、この一文を知らないと、斬り殺すのではなく、「なぜ切腹をさせる?」と違和感を感じたかもしれない。
それを舞台で説明してくれ、ということではないのだが・・・難しいところだ。

そして鈴木興産を後にするときには、すでに次回の公演も楽しみになっていた。

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