SO SHOW 天国 公演情報 劇屋いっぷく堂「SO SHOW 天国」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    きくSide
    東京地方検事局が主な舞台で、「ひまわりSide」と対照を成す…というか鏡像のような関係。
    その2本のつながり具合からケイダッシュステージの『ダブルブッキング』(08年)を真っ先に思い出し、一方からもう一方へ電話をかけるシーンがつながっている(弁護士事務所側のザワついた声まで受話器からもれて聞こえる!(笑))ことでシアタードリームズ・カンパニーの『300g』(05年)も思い出す。
    また、装置を弁護士事務所だけに使っていた「ひまわりSide」と異なり、食い逃げ現場である食堂としても使い、その実地検分や回想シーンの見せ方も面白い。
    さらに、唯一両Side共通で演じられるシーンが、被告人にその真意を問う=父親の息子に対する愛情を示す場面というのがニクい。
    そんなこんなで基礎編の「ひまわり」・応用編の「きく」という印象であることにラストの「あれ」も含めて「ひまわり」→「きく」の順で観て正解だったかな?と。
    しかし両Sideを1度観て全体像やつながり具合を知った上でもう1回ずつ観たらもっと面白いんだろうなぁ。いつか再演して欲しいモンだわさ。

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    2009/12/07 11:03

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