
ONEDAY~さよなら、リーダー~
u-you.company
サンモールスタジオ(東京都)
2009/10/27 (火) ~ 2009/11/03 (火)公演終了
満足度★★★★★
乙女達ならでは
男が作りそうもない、女の人ならではの視点の作品で、非常に新鮮でした。ひとりひとりの個性が劇中の劇団名同様きらりと光ってましたね。最後にダンスがあって、ほのぼのとした気分になれました。
個人的には背の高い婚活中の人に萌え。

わたしたちは黒く残酷なマニア
黒ヰ乙姫団
新宿ゴールデン街劇場(東京都)
2009/10/30 (金) ~ 2009/11/01 (日)公演終了
満足度★★★★★
怪しいブラックコメディ
怪しいお姉様による怪しい集会でした。
変なプライドと因習しか残ってない没落名家の女たちという設定がゴールデン街にある怪しい小劇場という雰囲気にマッチ。世相への皮肉ちくちくも小気味良かったです。今度は2年もブランクがあきませんように。

十二夜
Studio Life(劇団スタジオライフ)
シアターサンモール(東京都)
2009/10/15 (木) ~ 2009/11/08 (日)公演終了
満足度★★
ふむ・・・
音楽劇・・・
形はそうですねぇ。
なんだけれども、各部の完成度が低い。
歌は正直ね、うまくない。
セリフも発音がイマイチ明確でない。
役者の立ち居振る舞いも気になりました。
ボーって感じで突っ立っている人、
手先に緊張感がない人、多かったですね。
残念。
結果、ここでの世界観に引き込まれず、
ちょっと引いた感じになりました。
こんな劇団だったっけ・・・

smallworld'send
時間堂
王子スタジオ1(東京都)
2009/10/21 (水) ~ 2009/11/03 (火)公演終了
満足度★★★★
一風変わった観劇風景
5本立て4時間の長丁場。しかも、劇場の特性として車の走行音や通行人の会話など外音丸聞こえ、街の灯りもちらほら入り、舞台袖でスタンバってる役者さん丸見え、という今まで見たことのない状況のなか正直集中できるかどうか不安だった。
しかし、始まってみれば周りはまったく気にならず、むしろ新しい舞台のあり方かななどと思ってしまい、当初の心配は完全に杞憂に終わった。
以下、作品別の感想。

プレイバック Part3
劇団チャリT企画
インディペンデントシアターOji(東京都)
2009/10/30 (金) ~ 2009/11/03 (火)公演終了

3on3 Part2 喫茶店で起こる三つの物語
劇団青年座
青年座劇場(東京都)
2009/11/01 (日) ~ 2009/11/08 (日)公演終了
満足度★★★
企画倒れにならないようにと祈ります
企画としては、面白いのですが、前回も感じた、3作品のレベルの差が、今回も気になりました。
でも、今回の並べ方は、妥当でした。だんだんレベルアップする順番だったので。
一話目の「みぢかうた」、作者の思いつきの人物造型と状況設定に、終始気持ちが入り込めず。客演陣は、青年座にはいないタイプの古川さんは別として、後のメンバーが、しっかり演技の基礎を勉強している、青年座の役者さんと、あまりにも、演技の色が違いすぎ、その色が最後まで、混ざり合わない落ち着きのなさが最大のネックでした。
2話目の「青島先生」、観客騙しの作劇のために、種明かしされた後、思い返すと、役者さんの演技に腑に落ちない部分が多々ありました。
それに、二人芝居は、もっと経験豊かな役者さんでないと、舞台を持たせられない気がしました。
3話目の「はひふへほ」、これは、かなりレベルの高い上質な作品でした。
養成所時代から注目している、嶋田翔平さんが、新人とは思えない素晴らしい演技で、圧倒されました。全作品中、最優勝俳優賞は、嶋田さん以外いないと、心の中で、大喝采しました。
作品が良いと、役者さんも、役としての居住まいが作りやすいのでしょう。
三話目のキャスト陣は、全員好演されていました。
ただ、高科梢の人物造型上、どうしても、リアルでない、状況設定があったのは、残念でした。過去はともかく、今の彼女には、あり得ない設定だった気がして、しっくり来ない違和感が残りました。
第三弾があるのなら、もっと3作品、切磋琢磨してほしいと思います。

ろじ式 ~とおくから、呼び声が、きこえる~
フェスティバル/トーキョー実行委員会
にしすがも創造舎 【閉館】(東京都)
2009/10/23 (金) ~ 2009/11/03 (火)公演終了
満足度★★★
今度は外で
あこがれだけが勝手にふくらんでいたのかもしれません。
前回の琵琶湖の『呼吸機械』をぜひ観たかった。
ほかの方が書かれたように、最前列というのがまずかったのかも。
一人ひとりの表情に目がいってしまい、たぶんそれは、この劇団の目指す表現とはちがう見方になってしまったかもしれません。おもしろかったけど。
ぜひ、後ろの方で観られることをおすすめします。
「ろじ式のろじ」はすてきでした。投げ銭ライブやモンゴルパンとか、アジアの楽器口琴とか、「グルグルの畑」(?)とか、それら含めて、すてきな体験をした日になりました。
次回は、野外での舞台を観たいです。

ジゼル
ティアラこうとう
ティアラこうとう 大ホール(東京都)
2009/10/31 (土) ~ 2009/10/31 (土)公演終了
ジゼル again
飽きもせず、今月二度目の「ジゼル」。演じるのはロシアのバレエ団、国立サンクトペテルブルク・アカデミー・バレエ。
ロシアにバレエ団がいくつあるのか知らないが、有名どころはボリショイとマリインスキーとレニングラード国立の3つだろう。ほかにもキエフやグルジアという名前を聞いたことがあるが、これは今ではロシアとは別の国だ。
日本にもたくさんのバレエ団があることを考えると、ロシアにだって同じくらいの数のバレエ団があっても不思議ではないのかもしれない。
今回のバレエ団は1966年創立という比較的新しいカンパニー。チケット代も他のバレエ団の半分か三分の一くらい。それでも2000年を皮切りにこれが5回目の来日公演になる。「ジゼル」と「くるみ割り人形」という二つの演目で約1ヶ月間、全国20箇所ほどを回る。
ストーリーはだいたい同じだし、満足度という点ではこの間の谷桃子バレエ団のほうが上だった。会場の舞台が狭いこともあるのだろうが、後半に登場する白い霊の数は17名で、谷桃子バレエ団の21名よりもさらに少なかった。
農民の女性たちの衣裳がレース地を重ねた赤や黄や橙色で、まったく農民らしくなかったとか、ジゼルはあんなに赤い口紅をしていただろうかとか、細かいところで感じる違和感を一種のツッコミどころとして楽しみつつ、予定調和な物語世界に浸るバレエはやはり保守的な娯楽だといわざるをえない。
そういいつつも、来年3月にはまた3回ほどジゼルを見る予定。

あぶく
浮世企画
荻窪小劇場(東京都)
2009/10/30 (金) ~ 2009/11/01 (日)公演終了
満足度★★★
もう少し
物語に起伏というか、盛り上がりが欲しかったように思います。
でも役者の方のレベルが高く、飽きることなく見れました。

闇の光
学習院女子大学 舞台芸術部
学習院女子大学 やわらぎホール(東京都)
2009/10/31 (土) ~ 2009/11/01 (日)公演終了
不本意な観劇
学習院女子大学が学園祭の時期に、「感劇市場」と銘打って行っている演劇祭。知ったのは一昨年で、その後2、3度来たことがある。今年はあまり食指の動く演目がないので、見るのはこの日の公演だけ。
ブレヒトの作品を劇団柿喰う客の中屋敷法仁が演出するというのに興味を持って出かけたのだが、ブレヒト作品の異化効果よりも、薄暗い照明による催眠効果にやられてしまうという体たらくだった。
黒装束の若い女性が7名、くノ一忍者軍団と呼びたくなるいでたちで登場。演じるのは大学の舞台芸術部の学生たち。明かりの消えた暗い舞台に、変化するスポット照明が当たる中で、出ずっぱりの7人がダンスめいた動きとコーラスめいた台詞回しで、ブレヒトの初期短編戯曲「闇の光」を演じ語るというもの。
上演時間は40分ほど。売春と性病を当時の社会問題として取り上げたような内容だったと思うが、なにしろ途中で意識が遠のいてしまったのでその辺は責任がもてない。
ブレヒトの作品については「異化効果」ということがよくいわれるが、この言葉の意味が未だによくわからず、できればこの芝居でそのヒントでも得られればと思っていたのだが、残念ながらそれもかなわなかった。

アーティシャフト2009
アーティシャフト
pit北/区域(東京都)
2009/10/29 (木) ~ 2009/11/08 (日)公演終了
満足度★★★★
ルーシー&ニコ(ストリップ)を拝む!
いあいあいあ、これはもう観るというより拝む!の域。
とんでもなくすんごいものを拝みました。日本の神々。
以下はネタバレBOXにて。。

あぶく
浮世企画
荻窪小劇場(東京都)
2009/10/30 (金) ~ 2009/11/01 (日)公演終了
満足度★★★
今後に期待させる旗揚げ公演!
道路拡張のため取り壊される運命のアパートに住む大学4年生の物語。
やりたいことがたくさんあり、何でも出来るはずなのに、何もかもうまくいかないというこの世代によくある悩みを夢と現実を織り交ぜて見事に表現している。
ストーリーは平凡だが、会話が面白く、それぞれの心のひだがていねいに描写されている。主人公を演じた大石憲は、ナイーブで傷つきやすい青年を好演。

アーティシャフト2009
アーティシャフト
pit北/区域(東京都)
2009/10/29 (木) ~ 2009/11/08 (日)公演終了

リフラブレイン
MCR
駅前劇場(東京都)
2009/10/29 (木) ~ 2009/11/03 (火)公演終了
満足度★★★★
ひっかかる
会話は巧みで、すぐに劇の中に取り込まれてしまう。
大笑いさせられる。
でも笑いだけじゃない。うっかりしてると心を鷲掴みにされる。
でもなにかひっかかっている。
いいこといっている科白が、妙に説教くさく聞こえるとか、結末これでいいの?とか。
ほかの方の感想を読んでみても、結構すっきりした意見ばかりで、それで一層もやもやする。そんなすっきりした物語なのかなあ。

ファンタスマゴリア
少年社中
座・高円寺1(東京都)
2009/10/28 (水) ~ 2009/11/01 (日)公演終了
満足度★
きゃらめるぼっくすちるどれん
派手な照明、音楽、役者の大仰な動き。どれもが本の中身の薄さをカバーするためのように思えてならなかった。
再演でこれか?という思い。
別の本だったらもっと違うのだろうか。
フーディニとホームズというネタを持ち出してきた割には、スケールもトリックも小さかった気がする。
客演にキャラメルボックスの役者を呼んでいたが、敬意を持つことと媚びることを取り違えている気がした。

『THE TEMPEST』as interpreted by SOUKI
SOUKI
こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)
2009/10/31 (土) ~ 2009/11/01 (日)公演終了
なかなか観られない作品です
パントマイムシアターを名乗って
端からセリフを封印した上で、
セリフでの語りを前提としたシェークスピア劇に
挑戦していることが、そもそもなかなか観られません。
「舞台芸術」だとか、「公演芸術」、「パフォーミングアート」と
ひとまとめにされがちですが、
パントマイマー、役者、ダンサーは
それぞれ似て非なるものだと感じられる舞台でした。

星屑とボタン
三角フラスコ
エル・パーク仙台 スタジオホール(宮城県)
2009/10/20 (火) ~ 2009/10/22 (木)公演終了
満足度★★★★★
そして観てきた
(こういう使い方であってるのかな)観てきました。美しい舞台・照明・音響、魅力的な素晴らしい役者さんたち。瀧原さんが歌うシーンで、なぜか泣いてしまいました。戯曲も演出もうまくかみ合っていて、すごく満足しました。このくらいの満足度の物が仙台でもっと観れると嬉しいです。

鴨川ホルモー
アトリエ・ダンカン
吉祥寺シアター(東京都)
2009/05/15 (金) ~ 2009/06/07 (日)公演終了

あの娘ぼくがロングコート裸で着たらどんな顔するだろう
ぬいぐるみハンター
参宮橋TRANCE MISSION(東京都)
2008/12/03 (水) ~ 2008/12/07 (日)公演終了

なつざんしょ・・・ー夏残暑ー
南河内万歳一座
新宿シアタートップス(東京都)
2008/12/03 (水) ~ 2008/12/07 (日)公演終了