
魔界転生
劇団キリン食堂
俳優座劇場(東京都)
2009/12/02 (水) ~ 2009/12/06 (日)公演終了
満足度★★
脚本・演出・役者の技量不足
原作が好きな為、初めての劇団を観劇に行きました。
キリン食堂、事前にHPで確認したら殺陣に自信あり、前回公演の評判も上々とのうたい文句。
期待していましたが、がっかりしました。
殺陣は、確かに数人巧みな方がいるものの、大部分のキャストが修練不足。
ゲストの若手俳優達の芝居もいまいち。
山田風太郎原作、と謳うには、あまりにも脚色が激しすぎる。
『魔界転生』というタイトルに惹かれて観に行った人間にとっては、残念なことだらけです。

西遊記 龍王編
劇団やぶさか
相鉄本多劇場(神奈川県)
2009/12/05 (土) ~ 2009/12/06 (日)公演終了
満足度★★★★
楽しませていただきました
牛魔王退治して終わりかなーって思っていたら。
龍王の話だったんですね。メインは。
なかなか純愛路線で終わるかと思いきや、
ちゃっかりイケメン見つけて、そっちに走るヒロインの逞しさに脱帽です(^^)。
演出家を困らせる望みを言えば、
キント雲と分身の術(大人数)が観たかったかな。
個人的には、プレイバック!。が受けました。
また、場面転換の仕方も、わかりやすくてよかったです。
ライトと音楽上手に使ってましたね。
衣装も凝ってて、悟空たちもキャラ合っていて楽しかった。
今度は「封神演技」やりませんか?
ナタクもそのまま出せますし。

生の瑕疵
集団as if~
萬劇場(東京都)
2009/12/03 (木) ~ 2009/12/06 (日)公演終了
満足度★★★★
確かにネガティブコメディでした
明るく楽しかった学生時代。
一転して、ひたすら転がるように奈落へと転落してゆく、
大人になった現在の生活。
ギャップがすごかった、けど。
各人の心情は分かり易く、状況の説得力は強かった。
ただ、そこまで暗くしなくても・・・。とは思いましたが・・・。

孤天 第二回「ボクダンス」
コマツ企画
APOCシアター(東京都)
2009/12/03 (木) ~ 2009/12/07 (月)公演終了
満足度★★★★★
最高に知的で、笑えて、スリリングな舞台でした
●かつてコマツ企画の公演中「俺だけ規格外!」と叫んでいた様子が思い起こされる。「獣性」こそが魅力のひとなのかと思っていたら、それだけではない。そんな単純なアレじゃなかった。彼自身が存分に己の「獣性」をコントロールできる、猛獣使いでもあったのだ。
●「演技」「演出」の能力と、「自己演出」の能力はいずれもわけて考えなくてはならない異質の能力だろう。たとえ「演技力」があり「演出力」が備わっていたとしても、それはイコール「自己演出力」にはならない。この前面にたって人々に認識されることの少ない、されど決定的な実力=「自己演出力」を持つ作家兼俳優は限られる(野田秀樹、ハイバイの岩井秀人、tsumazuki no ishiの寺十悟などがあげられるだろうか)
●ここに川島潤哉の名前を並べたい気持ちに駆られつつ、一方そんな括りにおさめてしまうには少々のためらいがあったりもする。あくまでも「俳優」こそが彼の生業であり、俳優視点からみて何か完結した作品を世に送り出すことは出来ないかと考えて提示されたものなのだから、やはりそれは「作家」を出発点とする前述の演劇人とは異質のアプローチでつくられている。
●これまで「ひとり芝居」を「凄い」とおもったことはあっても、やばいくらい「面白い」とか普通の芝居より「こっちのほうがいい」などと思ったことはなかった。が、驚いた。まさか「ひとり芝居」を見てここまで心うたれるとは。そして「ひとり芝居」はきっと川島潤哉さんが表現活動をしていくうえで、もっとも適したフォーマットなのだろう。誤解を恐れずにいえば、これまで見たどの川島出演作品よりも彼の深奥部分に浸ることができた感触がある。
●きっと几帳面で凝り性な人なのだろう。劇中に登場する自由が丘的な店員の言葉を借りるならば、通常わたしたちが2、3のチェック項目で済ましているところを、彼は40くらいチェックして演技をしているのではなかろうか(笑)
●キャラクターの演じ分けや上演時間80分のペース配分、独特のビートの刻み方などテクニカル部分での凄みはこちらの期待通りの期待以上っぷりだったのだが、それよりさらにここで言及したいのは作品テーマの選定と、その昇華の方法である。
●ある四コマ漫画の例え。女が三コマ目までボッコボコにレイプされている描写がある。しかしさんざんやられたあげくの四コマ目で「セクハラよ!」と叫ぶと、瞬く間にボッコボコのレイプがセクハラということになってしまう。ギャグのようで、実はこれこそがテーマ。
●認識の齟齬、あるいは認識のすり替えといってもいい。
●コンテンポラリー的な暗黒舞踏的なそれに対峙した二人の恩師のコメントも同じで、読解力でひとひとり殺せると豪語する国語教師の「一をかいつまんで百に引き延ばす」見方も、「こうも考えられます」とひたすら相対的な視点を提示し続ける社会科教師の見方も、彼のおどりを観てなぜ泣いてしまったかの説明は一切できていない。当り前で、ダンサーの彼が泣いてしまったのは、咄嗟に彼のおじさんの思い出が脳裏をよぎったからで、それは観る側にとっても、やる側の彼にとっても、何の前置きもなく訪れたことだからである。
●深い断絶。しかし、感動とはそのくらいに誰にとっても超個人的な体験なのではないか。泣く、ということで共有はできても、なぜ泣くかまではガイドしきれないのではないか。そしてそれはそれでよいのではないか。どのキャラクターも滑稽に描かれてはいるものの、わたしたち観るものと観られるものの関係を、これはある面から言えばリアルに冷徹に捉えている。
●ヘレン・ケラーを単なる感動物語と思うな。これもネタ的に語られる台詞だが、まさにそのとおりで、ヘレン・ケラーを観て泣いている観客の100人が100人とも同じ文脈で泣いているとは限らない。というか、皆それぞれ異なる理由で泣いているのだろう。鈴木杏演じるヘレンを観た2003年当時のわたしも、そりゃもう例にもれず泣いてしまったわけだが、それでも今思い返せばこの言葉の意味がわかる。が、これ以上の注釈は上記の国語教師のような誤解を差し挟むことになるかもしれないので、このくらいにしておきたい。勝手ですみません。でも、勝手にしかしゃべれないものなのだというのもこの作品のお墨付きじゃないか(笑)
●ラスト間際のダンサーが立ちつくすシーンは登場人物たちの独白が繰り返されることによってつづられる。「なんで俺は泣いてるんだ?」川島潤哉の芝居というだけでも十分に効くが、やはりこれがひとり芝居でやられているということがとても大きい気がする。それぞれの「個」や、あるいは「孤」を語るうえで、これほど効果的で魅力的な上演形式があるだろうか。川島氏の前傾姿勢気味なアーティスト魂に身震いしつつ、それでも絶対に外さないと確信を持って上演していたのであろうしたたかな興行主としての川島氏の策士ぶりにも心打たれたのでした。
●というわけで2009年度、80本ぐらいお芝居を観てきましたが「もっとも驚かされた」という意味ではこの作品がぶっちぎりにNO.1です。

舞台版『妹と油揚』
metro
【閉館】SPACE 雑遊(東京都)
2009/12/03 (木) ~ 2009/12/13 (日)公演終了
満足度★★★★★
最高!!!
なんなんだこの舞台!!
やられた~~!!
こんな舞台観たことない。
ただのアングラではおさまりきれない。
これは絶対観るべき。
なかなか出会えない作品だと思った。
メトロ、ありがとう。

D-BOYS STAGE vol.3「鴉~KARASU~ 10」
ネルケプランニング
青山劇場(東京都)
2009/10/20 (火) ~ 2009/10/25 (日)公演終了
満足度★★★★
イケメン見たさに
行ってきました。
かっこよかったです。
観に来てる人にもかっこいいひとがいました。
まわりはたぶんみんなファンばっかりで、開演前や休憩中にいろいろと話をしていたようですが私にはよくわかりませんでした。
でもみなさん上手で、観ていて面白かったです。

ネコロジカル・ショートカット・ネコロジカル
猫の会
d-倉庫(東京都)
2009/12/02 (水) ~ 2009/12/07 (月)公演終了
満足度★★★★
重なる世界に見えるもの
どこか断片的に表現されているいくつかの世界を追いかけていると、
ふっとひとつにまとまった世界がみえてくる。
なにか魔法にかかったように
わくわくと
その世界を旅してしまいました。

コントン・クラブ
K Dash Stage
博品館劇場(東京都)
2009/12/02 (水) ~ 2009/12/13 (日)公演終了
満足度★★★★★
混沌+コント
少し前に日曜日の午前7時半〜8時半の顔的な存在だった俳優が多数出演して、くっだらないコントをやるカッコかわいい楽しいステージでした。水谷あつしや入山学といったベテランによる若手いじりも見所。

魔界転生
劇団キリン食堂
俳優座劇場(東京都)
2009/12/02 (水) ~ 2009/12/06 (日)公演終了
満足度★★★
時代劇としては新味に欠ける
過去、何度か映画化、舞台化されたご存知山田風太郎の時代小説の舞台化作品。天草四郎の島原の乱をモチーフにしているが、正直な感想を言えば、THEちょんまげ軍団SUPERなどちょんまげ軍団系の若手劇団がやっている芝居と雰囲気や内容がそっくりで既視感が強い。敵味方で区別したパンフレットの配役レイアウトまでそっくりだ。
ちょんまげと違うのは、中村誠治郎や川隅美慎といったイケメン
アイドル俳優を客演に迎えていることだ。
そのへんは主宰の久保田さんがマーケティングを考えているのだろう。したがって、客席は彼らがお目当ての若い女性ファンが多く、一挙手一投足を「カッコイイ」「カワイイ」と喜んで温かく見守っている。
だからというわけでもないが、芝居の内容には大いに不満が残った。
HPやパンフレットに「大人のためのライブエンタテインメント集団」とあるが、
大人が楽しむには幼稚すぎて、物足りないと思った。
この劇団はアンケートをとっているので、「面白い率97%、感動率88%(前回実績)」と書いてあるが、だとすると、自分はさしづめ3%と12%の少数派ということになるのか。
詳しくはネタバレで。

バウ人情噺「雪景色」
宝塚歌劇団
【閉館】日本青年館・大ホール(東京都)
2009/12/04 (金) ~ 2009/12/10 (木)公演終了
満足度★★★★
落語シリーズ第4弾!
落語ネタの舞台化は数ありますが、"落語的な面白さ"では宝塚の落語シリーズがいちばんじゃないかなあ。非日常的世界を描くのを得意とする宝塚にとっては、リアルな世界よりも落語的非常識な世界のほうが合っているのだろう。
今回は、落語ネタの喜劇に、1幕モノの人情劇、最後は舞踏劇と、ちょっと歌舞伎風の公演となっているのも御趣向。

頻闇に咲く
トランジスタone
サンモールスタジオ(東京都)
2009/11/25 (水) ~ 2009/11/29 (日)公演終了
満足度★★★★
ヘッドライトに感激☆
ヘッドライトの使い方に味が出ていて、本当に感動しました。
毎回、インパクトあるお芝居なので見ている方もハラハラドキドキ☆
楽しませて頂いております。
次回も楽しみに、期待しておりますので是非頑張ってください!

カタルシス夢十夜
ムシラセ
インディペンデントシアターOji(東京都)
2009/12/03 (木) ~ 2009/12/07 (月)公演終了
満足度★★
初見です!
チラシの印象から、怖い話かと勝手に思っていましたが、笑えて楽しく観劇できました。前半のストーリに少し戸惑いもあったんですけど、鬼のシーンで理解できたと思います。
![MID lie T [ミッドライト] 【満員御礼・ご来場ありがとうございました!】](https://stage-image.corich.jp/img_stage/m/122/stage12236_1.jpg)
MID lie T [ミッドライト] 【満員御礼・ご来場ありがとうございました!】
処女航海
BAR COREDO(東京都)
2009/12/02 (水) ~ 2009/12/05 (土)公演終了
満足度★★★★
好きです
雨がガンガン降ってましたが帰る時にはすっかりやんでました。
なんか世界が違って見える感じで不思議でした。
また観に行きたいです!

演劇/大学09秋 京都造形芸術大学 『木ノ下歌舞伎─伊達娘恋緋鹿子』
フェスティバル/トーキョー実行委員会
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2009/12/05 (土) ~ 2009/12/06 (日)公演終了

「ラスト プレイ」「Heat on Beat!」
宝塚歌劇団
東京宝塚劇場(東京都)
2009/11/27 (金) ~ 2009/12/27 (日)公演終了
満足度★★★★
瀬奈じゅんかっこよすぎ
「ラストプレイ」
あらすじを見てハードボイルドかと思ったら、人情コメディでした。瀬奈、霧矢のやりとりが好きだ。ラストも思いっきりコメディテイストにすればよかったのに。
「Heat on beat」
瀬奈のかっこよさと城咲のはっちゃけぶりを思う存分味わえるショーでした。自分、男だが、あの瀬奈のかっこよさにはマジで惚れるニャ。

西遊記 龍王編
劇団やぶさか
相鉄本多劇場(神奈川県)
2009/12/05 (土) ~ 2009/12/06 (日)公演終了
満足度★★★★
楽しかったです。
今回の作品は再演、との事。この劇団さんは再演はしないと聞いていたので、今回?と思っていたのですが、10回記念公演のため、で納得。
笑いあり、涙あり、とやぶさかカラーが満載、だったと思います。
ラストでうるうるしていたのに、えーーーーっ!な結末!
良い意味で裏切られた感。演出家さんにしてやられました。
相変わらず、男役さん達が揃いも揃って格好良かったです。

あっこ
劇団オートバイ
七ツ寺共同スタジオ(愛知県)
2009/12/05 (土) ~ 2009/12/06 (日)公演終了
満足度★★★
やっぱり、難解。。。
C.T.T.でやってたテンポが良く笑える感じは、本公演ではしないのでしょうか。
今のところ、あれが一番好きなんですけど。

【AchiTION!Q&A】
シネマ系スパイスコメディAchiTION!
しもきた空間リバティ(東京都)
2009/12/04 (金) ~ 2009/12/06 (日)公演終了
満足度★★★★
もう、これは・・・苦笑!
当日はキャンセル待ち続出で満員御礼状態でした。そんなだからスタッフもニコニコ。キャストもニコニコ。今頃は左うちわ状態・・・。
青池のカマ風味と谷合の女を捨てちゃってる演技には誰も敵わないんじゃないかしら。でもって福丸の体型キャラクターには、登場しただけで・・・笑
以下はネタばれBOXにて。。

月いづる邦
La Compagnie An
座・高円寺1(東京都)
2009/12/03 (木) ~ 2009/12/07 (月)公演終了
満足度★★★★★
花開くのを見てきました
今まで見てきたAnの芝居の中で一番歌いたくなって、踊りたくなりました。
そして水木さんに抱きつきたくなった。
ありがとうと言いたくなった。
懸命に、じっくりと、水を遣って手間をかけて育ててきた苗が花開いたように感じました。

唇に聴いてみる
劇団ミカヅキミナト
池袋GEKIBA(東京都)
2009/12/03 (木) ~ 2009/12/06 (日)公演終了
満足度★★★★
熱気にあふれた舞台でした
自分は南河内万歳一座でのこの芝居を観たことがないので、
どのへんが脚色されているのかわからなかったけれど、
熱気あふれる舞台で楽しめました。
何より驚いたのは役者・添野豪の力演。失礼ながら予想以上でした。