あっこ 公演情報 劇団オートバイ「あっこ」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    やっぱり、難解。。。
    C.T.T.でやってたテンポが良く笑える感じは、本公演ではしないのでしょうか。
    今のところ、あれが一番好きなんですけど。

    ネタバレBOX

    今まで見た作品では、いつも「死」のイメージが根底に流れている。
    しかも、状況把握するのが難しい芝居だったりする。
    今回も同じで、、、植物状態の人。

    会話の時間軸も定かではなく、時間は同じ、違う場所。同じ言葉、違う場所。
    人物のあっこに対する思いも明確ではない。
    そもそも周りの人物は現実なのか、あっこの記憶の中の過去なのか、
    想像による幻想なのか、生と死の狭間の混沌の見せる夢なのか。。。

    抽象的な、役者の動き(自転車で左に曲がる時の合図みたいのとか)の意図するところと、
    具体的な、周りの人間の反応との繋がりを、
    観客の想像で補完してもらう、かのような作り方。

    目的も忘れつつあり、メビウスの輪の如く、くるくると回る記憶と、
    薄れていく記憶、枝葉に絡められて、同化していく、、、
    あっこ、そんな名前だった。。。
    結局、この終わり方では、
    あっこは、目覚めもせず、死でもなく、そのまま記憶の中で薄れて埋もれていくイメージ。
    あっこが花道を歩いて行きかけたところで、そのまま終われば、死のイメージ。
    あっこが幹太に振られて吹っ切れたような清々しい場面は、目覚めを思わせたけれど、、、あそこで終わらせられないし。

    いろいろ考えさせる、と言う点では、思うツボなのかもしれません・・・ね。

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    2009/12/07 17:52

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