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そのときがきたら~映画監督山中貞雄の青春~

そのときがきたら~映画監督山中貞雄の青春~

カラフル企画

座・高円寺1(東京都)

2010/04/03 (土) ~ 2010/04/11 (日)公演終了

満足度★★★★★

これは
文句のつけようがないかも。なんだろう。舞台を見たあとに、あのセリフいる?あの場面いらなくない?あの俳優の動きいらなくない?とか一個くらいあるんですけど、見つからない。すごく丁寧、な舞台。

ネタバレBOX

出演者はみんないい。歌と踊りがあるけど物語に合ってるし邪魔にならない。上手すぎないとこがいい。変なミュージカル公演よりセンスがいい。山中貞雄を少し知ってはいたが映画は未見。きっとこの舞台のように人情味溢れる素敵なものだろう。
とりあえず寝る女

とりあえず寝る女

箱庭円舞曲

駅前劇場(東京都)

2010/04/02 (金) ~ 2010/04/06 (火)公演終了

満足度★★★★

99%のリアル感
噂に違わず、箱庭円舞曲、大変実力ある劇団でした。古川さん、なかなの切れ者とお見受けしました。
一般家庭のそんじょそこらにあまり見受けられない情況設定なのに、何故かどこにでもありそうな話のような妙なリアル感のある、不思議な芝居でした。
とにかく登場人物の台詞が、全然作り物めいていなくて、そうそう、そんな言い方されたら、そういうリアクションになるなとか、こういう性格の人間は、ここでこんな見当違いなこと言う言うとか、妙に納得できてしまう自然体の台詞で、舞台が進行し、それでいながら、各人物の内面や関係性も、自然に観る者に理解させてしまう、作者の力量に、感服しました。
こんなに普通の会話劇テイストで、説明台詞が一切ないのに、こんなにクリアに情況把握させてくれる作品には初めて出会ったかもしれません。
役者さんも、皆さんすごくいい!!中でも、赤澤ムックさん、小林タクシーさん、爺隠才蔵さんの自然体の存在感には敬服しました。
これだけ、自然にリアル感があるので、唯一つ残念だったのは、特に最初のシーンの方で、人物間の台詞のやり取りの時、「えっつ、え?何?」的な言いよどんだりした時の間合いだけが、やけに嘘臭い芝居染みた微妙な間になっていた点。他の会話があまりにも自然体だったので、余計目についてしまいました。

舞台装置や照明も音響も、スタッフ技術も大変優れていて、また追いかけたい劇団が増えてしまいました。

ネタバレBOX

幕開きの庭の風景のため息の出るような美しさにまず魅了されました。
空気が読めず、思い込みの激しい純朴ストーカーの塩野谷役の和知さんの佇まいが、一服の清涼剤的な雰囲気でした。
高校生役を好演された井上みなみさんや、前述のお三人と合わせて、大変気になる役者さんが、また一挙に増えました。

あまりよく把握していないのに、奥の間に入って、赤澤ムックさん扮する千代海が、喧嘩の仲裁に入るシーン、表舞台では、別の人間模様が同時に繰り広げられ、その台詞がどちらもしっかり聞こえる、この上級者レベルの演出技にも感心しました。
何気ない台詞の中に、この家族の赤裸々な過去や、トラウマを小出しにして行く、古川さんの手腕に、かなりこの作品一つで心酔しました。
それだけに、あの前説は余計な感じがしました。キャラメルやセレソンとは違い、あーいう作風なら、すぐに芝居の世界に客を誘導した方が得策ではないかと思います。
数分の暗転で、見事に何もない部屋になってしまった時の驚きは、そのまま、真理と殊の心の空洞に重なった気がして、秀逸な転換でした。
真理と今野の抱擁、その時、真理が囁く台詞にぞくっとして、これで幕かと思いきや、まだその後があり、芝居はここでエンディングだぞ的でない、その幕切れシーンがまた見事でした。
あの時、美麗は、あんなに躊躇っていた、母親が買ったブラウスを着ていたのですね。
本当に、細部にまでこだわりのある舞台、2時間20分が、全く長く感じられず、素晴らしかった!!
団地に見えない間取りとか、過去に犯罪者だった人間が親睦会長?とか、そんな区画整理はあり得るか?とか、意地悪に観れば、突っ込みたくなる箇所もありましたが、それを超越するだけの、観る者を引き込む力のある、実に秀逸この上ない作品でした。
モグラの性態

モグラの性態

ぬいぐるみハンター

参宮橋TRANCE MISSION(東京都)

2010/03/25 (木) ~ 2010/03/31 (水)公演終了

パワー
内容に関してはいろんな感想がでそうですが
とにかくパワーを感じました
これからどんなものを観せてくれるか気になって
目が離せないです
あと、神戸さんイイですね〜

FUKAIPRODUCE羽衣LIVE Vol.2

FUKAIPRODUCE羽衣LIVE Vol.2

FUKAIPRODUCE羽衣

Club ROOTS(東京都)

2010/04/06 (火) ~ 2010/04/07 (水)公演終了

満足度★★★★★

底抜けに楽しい羽衣LIVE!
体育会系エロス爆発のバナナ学園のおはぎLIVEとは、
対極に位置するエンタメ祭り。
癒しのエロスが溢れるアダルト向けLIVE。

ネタバレBOX

♪お金のはなしが終わったら♪という曲の最後で、
セーックス!というアクションを一緒にやると、かなりアガる。(笑)
どくりつ こどもの国

どくりつ こどもの国

AI・HALL

長崎ブリックホール 大ホール(長崎県)

2009/11/07 (土) ~ 2009/11/08 (日)公演終了

満足度★★★★★

大人も子供も楽しめる音楽劇
大ホールと言っても大ホールステージの上に作られた特設小劇場のため、とても距離が近く役者さんの表情がよく見えました。

そして2、3歳~小学生の子供たちが結構いたのにも驚きました。
子供たちにはあやとりの紐を渡し、開演前にあやとりを役者さんが教えていたり、そのあやとりを劇中で使用していましたね。内容も、子供たち(扮した大人たち)が登場人物だったので、とても分かりやすいものでした。
開演前に劇中の曲をみんなで練習し、実際劇中で歌ったりもしました。

あと驚いたのは、受付で童謡かな?子供たちが知ってる曲を弾いていたりしてましたね。あとスタッフさんも可愛い衣装を着てらしたので、子供からしたらとてもワクワクするんだろうな~と感じました。あ、いえ、私もドキドキワクワクしちゃいました(笑)

とりあえず寝る女

とりあえず寝る女

箱庭円舞曲

駅前劇場(東京都)

2010/04/02 (金) ~ 2010/04/06 (火)公演終了

4月6日(火)M
ドラマの断片が面白い群像劇。

DOWNTOWN FOLLIES vol.7

DOWNTOWN FOLLIES vol.7

Aux-Sables

青山円形劇場(東京都)

2010/04/04 (日) ~ 2010/04/13 (火)公演終了

満足度★★★★

楽しいです
島田歌穂さんのダンス姿って、初めて拝見しました。
かなり楽しいです。青山円形劇場なのでより濃密な感じ。
バンドさんたちは2階に。

平成派遣版・窓ぎわのセロ弾きのゴーシュ

平成派遣版・窓ぎわのセロ弾きのゴーシュ

劇団黒テント

イワト劇場(東京都)

2010/04/04 (日) ~ 2010/04/14 (水)公演終了

満足度★★★★

歌っちゃう♪
『セロ弾きのゴーシュ』のゴーシュが、サラリーマン・ゴーシュ君に置き換わって、そこにいろんなのが訪れてきます。
セロ弾くかわりに歌っちゃいます♪

夕焼けとベル

夕焼けとベル

カムヰヤッセン

インディペンデントシアターOji(東京都)

2010/04/03 (土) ~ 2010/04/11 (日)公演終了

満足度★★★

完成しきらなかったのでは?という印象…
カムヰヤッセンさん、王子小劇場、ともに初体験だったもので、カムヰヤッセンさんの普段のスタイルやこの劇場のスタンダードな使い方は正直わからないのですが、今回の舞台空間の使い方は効果を発揮しきらなかった印象でした。無機質な劇場の壁、役者のすぐ目の前に燈台がきてしまうギャラリーでの芝居などが、いまひとつ入りこめなかった原因の一つであるような印象です。
脚本としては核となる二つの家族と一つのグループ、女刑事…これらもそれぞれを描こうとしすぎて、フォーカスが散漫になってしまった印象を受けました。

面白くなりそうなのに、もったいない部分が多かった…そんな印象です。もっともっと面白くなる要素をさすがに感じさせてくれたので、今後も注目させて頂こうとおもいます。

夕焼けとベル

夕焼けとベル

カムヰヤッセン

インディペンデントシアターOji(東京都)

2010/04/03 (土) ~ 2010/04/11 (日)公演終了

満足度★★★★

終わりの先の広がり・・・
初日ソワレを観劇

劇場の使い方が功を奏して
閉塞するエピソードがそれぞれに
広がりを持って絡まっていきます。

そして、物語が終わって
さらにそこからひろがる時間の透明感に息を呑みました。

ネタバレBOX

劇場に入ってびっくり。
舞台がドーーンとあって、
3方の壁際に客席がへばりついている感じ。
早めに劇場についたのですが、
逆に席選びにすごく迷った。
観終わった感じから言うと
舞台上に立つポールの関係もあるので
入って右手奥というか角あたりの座席がベストかなとも
思います。

客入れが終わらないうちに舞台には役者が現れ
宗教的な儀式が始まる・・・。

暗転後
そこはとある島。
冒頭から2人の子供と、
それぞれのどこか閉塞した2つの家庭の雰囲気が描かれていきます。

駐在さんの家と、土着宗教の教祖の家。
積み重なるエピソードや回顧シーンから
それぞれの家庭の裏側が次第に明らかになってくる。
知的障害のある長女を持った駐在さんの妻のいらだち。
あるいは、
近親相姦によって子どもを産んだ宗教家の妻の苦悩・・・。
大人たちの抱えるものが
子どもたちすら周りから孤立させていく。

だからといって、
どちらの母親とも、
抱えたものの行き場を見つけられるわけではなく、
夫はそんな妻が抱えるものに
何かをしたりできたりというわけでもなく
日々、鳴らされる鐘の音を聞くのです。

ところが、
子が授からず家を出た宗教家の姉が
テロリストとして爆破事件を起こし
仲間とともに島に逃げ込んだことから派生して
緩やかで息が詰まるような雰囲気が
舞台全体を包み込むような緊張感へと変わっていきます。

テロリストに弟を殺された女刑事、
あるいは、前述の姉によって
次第に変容した組織に従属したテロリストたちまで含めて、
それぞれの背負うものが浮き彫りになっていく。

宗教家の長女姉に人質にとられた駐在の妻と子どもたち、
そして姉に銃を突きつけられた妹・・・。
足につながれた鎖がいっぱいに伸びきったような
行き場のなさから、
追われて鎖が解けて、ふっと前に一歩踏み出して・・・。

それは、キャラクターたちいずれにとっても
ある時代の終わりなのだと思うのです。
でも、時代が終っても
時間は止まるわけではなく・・・・。、
その終わりと、終わりを越えた始まりの時間からの感触が
舞台にしっかりと描かれていく。

追いつめられたテロリストの
カレーを食べたいというエピソード。
あるいは
言葉の不自由な娘と
普通に年頃の母娘の会話をする母の幻想・・・。
さらには同じものを抱える妹として、
罪を償った姉と話しをしたいという妹と
囚われた場所で座り込んで
その思いを受け止める姉。

行き止まりの先にある
普通の時間に
すっと新しい色が生まれ
道がひらけるような感覚がやってきて・・・。

その感覚が
きちんと描かれているから
終盤、
家の雰囲気が何か変わったという駐在の二女の言葉や、
あるいは宗教家の息子が島を出るときの姿に
素直に希望を感じることができるのです。
よしんば、その先に新しい閉塞があったとしても、
終わりを超えて船出する彼らの希望の瑞々しさに、
観る側の心もゆっくりと満ちていく。

過去に観たカムヰヤッセンの作品と比べると
バッサリと断ち切るような切っ先の鋭さは多少薄れているのですが
ゆっくりとやわらかく重さが積もっていく感覚が
それにかわって、
ちょっと別のテイストで観る側を浸潤していく・・・。
北川作劇の間口がひとまわり広がったようにも思えて。

役者たちの個性もしっかりと生きて
従前の公演と多少質感はちがっても
たくさんの感覚を抱えて劇場をあとにすることができました
夕焼けとベル

夕焼けとベル

カムヰヤッセン

インディペンデントシアターOji(東京都)

2010/04/03 (土) ~ 2010/04/11 (日)公演終了

満足度★★★

不思議な感覚
何か不思議な感覚。テレビを見てるみたいだった。

BloodTYPE(ブラッドタイプ)

BloodTYPE(ブラッドタイプ)

山下幼稚宴

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2010/04/03 (土) ~ 2010/04/11 (日)公演終了

満足度★★★

意外な掘出し物
時間的な合致で行ってみた公演でしたが、なんだか楽しめました。ストーリー・脚本的には好みのタイプではなかったですが、ほほえましいと言うか。。。
ミュージカル部分、芝居部分、ダンスパート、殺陣パートなどこまごま拾いどころあり。

ネタバレBOX

一番目を引いたのは殺陣。狭い空間の中で派手すぎず、うそ臭すぎず、いいやりとりがなされている。これはかなりの練習を積んでいるのでは、と信頼感が増す。
戦国時代くらいのアイルランドと現代日本のリンクが無理があれどもまぁ許せるかと言う範囲で繰り広げられます。構成的に無理は感じましたが、場面場面での気持ちに嘘はない。ただ、いろんな要素があるから、それぞれの俳優の得意分野があまりにもまるわかりで、歌のうまい人は演技は今ひとつ、ダンスのうまい人はその場面だけ、ってところがちょっと。
衣装はかなり古い世界をいじりながら浮きすぎずセンスのある感じで素敵でした。
とりあえず寝る女

とりあえず寝る女

箱庭円舞曲

駅前劇場(東京都)

2010/04/02 (金) ~ 2010/04/06 (火)公演終了

満足度★★★

吠えたねー!
今日は眠らずに済みました。

役者さんは良かったですね。

ネタバレBOX

最初村上さんが眠るので眠る話かと思いましたが、やっぱり寝る話でした。

ということで、色々な男女が色々な性癖という程ではないものの、個性を掲げて大活躍することができました。

猥褻おじさん、拒まない女として話が進んでいて、最後に人の噂でした、チャンチャンって!?、拒まない方は若干その通りでしたが…。

最初のは雪でしたか? 人口雪? シャボン玉のような物?

最後の小道具のお片付けは凄かったですね。ちょっと時間は掛かったけど、音はしませんでした。
とりあえず寝る女

とりあえず寝る女

箱庭円舞曲

駅前劇場(東京都)

2010/04/02 (金) ~ 2010/04/06 (火)公演終了

満足度★★★★★

タイトルも意味深長でしたのね
どこでもパタッと倒れて寝てしまう女の人の話なんだ。
と思わせといて、話がどんどん回転していくと。
妙な人間関係や、立ち退き話に、姉妹の確執。
いろいろ詰め込みつつ、見事に纏め上げた傑作でした。

ネタバレBOX

「ガム食べる?」とか「チョモランマ仕様」とか、
その場限りの言葉遊びでなく、繋がっていく所に脚本の上手さ感じました。

また暗転にて時間経過出す時の、暗転時間の短さと、
あわせたBGMの巧みさには脱帽モノの職人芸を感じました。
ラストのガランとした部屋への、素早い転換インパクトは強かったです。

ここがオチになるんだ、と思った抱擁シーンから先の展開。
桜吹雪と、姉妹の影。で再開。この流れには、
演出の手腕に感動しました。
オープニングの雪から始まってだし、対比も見事でありました。

登場人物たちの個性、演じきった役者さん達にも拍手。
らしさが良く出ていましたね。
普段着に、スーツ。穴の開いた靴下など。
シーンシーンでキチンと着替えたり。
どこぞのファッションショー並に早着、早脱ぎが大変だったのでは?
と陰の苦労を思ったりもしました。
衣装にも個性出してましたし、細かいところも手を抜いてないのが、
芝居という作品に磨きかけていましたね。

惜しむらくは、中央で観なかった自分のミスが悔やまれます。

夕焼けとベル

夕焼けとベル

カムヰヤッセン

インディペンデントシアターOji(東京都)

2010/04/03 (土) ~ 2010/04/11 (日)公演終了

201004061930
201004061930@王子小劇場

とりあえず寝る女

とりあえず寝る女

箱庭円舞曲

駅前劇場(東京都)

2010/04/02 (金) ~ 2010/04/06 (火)公演終了

満足度★★★

とりあえず暑すぎの空調
とりあえず空調暑すぎ。拷問状態の2時間超。
話題なので慌てて駆け込んだ楽日。しかも驚くほど満席。
それでなのか知りませんが、暑くって苦痛でしたわー。
もっと空調働かせて欲しい!話に集中できないー!!!

話はよくできていて、個々の役柄もリアリティある。
役者陣もすばらしく、舞台上の演出も目を見張るものがありました。
しかし、とりあえず暑い(しつこい)!


ネタバレBOX

妹/殊を追って来た塩野谷が吉田のおっちゃんと話すシーンは中だるみ。

そもそも、見た目だけで言ったら、塩野谷と姉/真理の彼氏・椎名って逆の方が良かったような・・・。
とりあえず寝る女

とりあえず寝る女

箱庭円舞曲

駅前劇場(東京都)

2010/04/02 (金) ~ 2010/04/06 (火)公演終了

満足度★★★

噂の真相はわからんもの。
塩野谷幸蔵(和知龍範)が喋り始める辺りから、だんだんと話に集中して観られました。
それまでは丹波秀徳(小林タクシー)の事ばっかり観ちゃったのですが、
中盤から話が動き始めた感があってよかったです。

和知龍範の芸の細かさ
小林タクシーのオーラ
玉置玲央の大胆で心地よい演技
が印象に残りました。

ネタバレBOX

タイトルの『とりあえず寝る女』ってのに、知らず知らずのうちに登場人物に
「とりあえず寝る」というレッテルを貼っていた自分がいたことに、
終盤の丹波のセリフに気付かされました。

見たわけでもないのにみんなとやかく言う、
噂の真相なんてわからんものなのに、
人間、簡単に人を傷つけるような噂を広めまくる。
そういう感じに、ぐいと胸を抉られた想いでした。

舞台設定の「団地」というのも、
都会の中の閉ざされた、極めて狭いコミュニティーの場所として
とても魅力的のように思えます。
「○号棟の××さん、誰とでも寝るらしいわよ!」
なんて噂、実際にありそうで恐いです。
ただ、その「団地」という設定が、どうも舞台装置に活きていないように思えました。
そもそも、一つの団地の部屋の中に二階って無いような…
庭も立派すぎ、というか団地ってベランダでは…
なんてのはつまんない話ですが、
もっと団地らしく見えたらより面白かったな、と思うのです。

「とりあえず寝る女」というレッテルを周囲に、娘たちにすら貼られ、
それでも何も言わずに奥の部屋にずっと居る(といっても仏壇ですが)母の姿が、今思うと、舞台全体を暖かく包んでいたように思えます。
発言しない、登場もしない人物がこれだけイメージに残るのは素敵だなと思いました。
娘たちが団地を去る一つのきっかけが母親の四十九日、というのも、
ラストシーンを引き締めていたように感じます。

それにしても、どう見ても女子高生にしか見えない井上みなみさんがやたらと印象に残りました。パンフ見たら青年団の役者さん。
おそるべし青年団。

すごいどうでもいい事ですけど、
お金払って観に行って、
「とりあえず」連発の前説から始まると、少しだけ残念な気がしました。
カフカの「変身」

カフカの「変身」

パルコ・プロデュース

福岡市民会館(福岡県)

2010/04/06 (火) ~ 2010/04/06 (火)公演終了

謳い文句に偽りなし
未来くんならではの身体を余すことなく使った表現が美しかった。“声”の表現も多彩で、また新たな表現の幅が広がったのではないかと思いました。
丸尾丸一郎さんが愉快。いい意味で違和感のある存在として投入された感がありました。

ネタバレBOX

白塗りの顔、打楽器などを使った効果音、マイクを使った声、照明、等々、これまで多数の演劇を観てきましたが、ありそうでなかった表現の組み合わせでした。これで「変身」という小説を舞台化しているところが、非常に面白かったです。
とりあえず寝る女

とりあえず寝る女

箱庭円舞曲

駅前劇場(東京都)

2010/04/02 (金) ~ 2010/04/06 (火)公演終了

満足度★★★★

台本に立脚する強さ
設定は、少々荒けずりなところもあり。
しかし、そんなものはシーンの魅力で帳消しに出来ていて、それは脚本の底力と言える。
ちょっと中だるみしたけれど、ラストに向かうにつれ、無駄な台詞がひとつもなく、むしろ一言一言が作品の強度につながっていったのはすごい体験だった。
軸となる女たちに、連なる男たちがかわいくも哀れ。

ネタバレBOX

姉と妹、男の妻、少女の母、が一堂に会して話をするシーンには深い業を感じたし、桜が舞うシーンには大きなカタルシスもあった。
赤澤ムックさん、小林タクシーさん、井上みなみちゃんがとってもよかった。
特にみなみちゃんはこれからどんな俳優さんに化けるのか楽しみ!!
とりあえず寝る女

とりあえず寝る女

箱庭円舞曲

駅前劇場(東京都)

2010/04/02 (金) ~ 2010/04/06 (火)公演終了

舞台美術が美しかったです。
平日のマチネでしたが,満席で驚きました。
笑いあり,涙あり,喧嘩あり…と
とても贅沢な時間を過ごせたように思います。

個人的には,ラストの須貝さんの後姿を観ていて
いろんな感情が込み上げてきて泣きそうになりました。

初の箱庭でしたが,また何度か観に行きたいです!

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