
喪服の時間
弾丸MAMAER
なかのZERO(東京都)
2010/03/03 (水) ~ 2010/03/07 (日)公演終了
満足度★★★★★
隅から隅まで上質な作り!
葬儀場を舞台にして、様々な事件が起こる、その人間模様を見事に表現している。役者の演技の小気味よさ、そして演出のテンポの良さは特筆もの。竹重洋平の芝居はコメディを描いているのではなく、人間を描いているのだと思う。しかし、その間合いが絶妙なので観ている観客は、思わず笑ってしまうのだ。
長男を演じた中村哲人が、若干気が弱いお人好しを好演した。

Y時のはなし 【Vacant公演終了!Y時は次 5月に山口県YCAMとシンガポールにいきます!!!YCAM公演チケットは4月3日より発売!!!山口で会いましょう~~ぜひ】
快快
Vacant(東京都)
2010/03/04 (木) ~ 2010/03/06 (土)公演終了
満足度★★★★
快快の空間にひたり、ともに遊ぶ感覚
舞台は学童保育の現場。アルバイトのおにーさん(山崎皓司)は、いつも最後まで残っている小学生のよーじ(竹田靖)と仲良し。おにーさんは帰り道が一緒になる小学校のせんせー(中林舞)に淡い恋心を抱いたりも。
ジャンルはまぎれもなく演劇ですが、表現方法がとにかく盛りだくさん!基本は人形劇で、舞台上に並べられたおもちゃや雑貨類を色んなものに見立てていきます。白いスクリーンに映す映像も字幕、動画、生中継など種類が豊富。快快がこれまでの公演で使ってきた手法を総動員したようなアイデアの洪水状態で、その工夫の面白さに唸りました。
出演者は皆さん身体能力の高い方ばかりで、体を使った演技がとてもかっこよかったです。カーテンコールで4人が並んだ時は軽く驚きました。もっと沢山の人が舞台にいたような気がしていたからでしょう。
会場は原宿の中でも特におしゃれな地域にあるギャラリー風の空間でした。玄関前の植木が公演用に装飾されており、入る前からわくわく。カラフルに飾りつけられた広いロビーではドリンク(1drink制)とお手製のちらし寿司が販売されていたり、快快メンバーによる東京みやげ屋が出店していたり。上演会場への階段も足もとはランプで、天井は折り紙で飾られていました。開演前の前説(篠田千明)も観客1人ひとりに「一緒に楽しみましょう!」と言ってくれているように感じました。こんなに歓待されたら単純に嬉しいし、この場に来られたこと自体が楽しくて、貴重なものになります。
快快の公演は演劇鑑賞というより、快快の空間にひたり、ともに遊ぶ感覚ですね。舞台を観るというイベントに食べ物、飲み物、おみやげも用意されていて、心づくしのおもてなしを受けた幸せな心地です。大勢の人を1つの場所に集めるイベントって、本来こうあるべきなのかもしれませんよね。今の観劇環境に慣れきっている私の目を覚ましてくれました。※ロビーではTシャツとちらし寿司を購入しました♪

喪服の時間
弾丸MAMAER
なかのZERO(東京都)
2010/03/03 (水) ~ 2010/03/07 (日)公演終了
満足度★★
コント・・・?
リアリティを犠牲にして笑いをとりにいってる感じが
コメディというよりコントなのかな、という印象を与える。
「笑いどころですよ」ってやられると笑いやすいんだろうけど
なんかちょっと違う・・・って気がしてしまうなあ。

たぶん犯人は父
ゴジゲン
こまばアゴラ劇場(東京都)
2009/02/18 (水) ~ 2009/02/22 (日)公演終了
満足度★★★★★
まさに初体験づくし
ゴジゲン初見舞台でした。
全く劇団名さえ知らなかったのですが、青木さんから、チラシを頂き、これは面白そうと直感が働き、観に行きました。
ゴジゲンも初体験なら、アゴラも初めて。
結果は、やはり、直感の勝利!
慈善団体を話の種に、まあ、よくもこんな話が思いつくものだと、松居さんの才能と潔さに驚きました。
お父さん役の方が、年齢的にも無理があり、ちょっと高校演劇的で、残念でしたが、青木拓也さんが、こんないい味の出せる役者さんとは露知らず、驚きました。イケメン役者さんもいれば、性格俳優さんもいて、人材にも恵まれていそうなゴジゲン!!一度で、ファンになりました。
ヨーロッパ企画の上田さんをストーカーのように慕っていたという松居さんとのアフタートークも楽しく、劇場を出る頃には、昔からゴジゲンファンだったような錯覚さえ覚えました。

諭吉が笑った
東京ガマダス
萬劇場(東京都)
2010/03/04 (木) ~ 2010/03/07 (日)公演終了

喫茶久瀬
文月堂
サンモールスタジオ(東京都)
2010/03/02 (火) ~ 2010/03/07 (日)公演終了
満足度★★★★★
おもしろかった!
登場人物のキャラクターやその人の背景がイキイキと描かれている。喫茶店という小さな空間で2~3組の話が同時進行。そして人間関係が交差し、広がり、コミカルにシリアスに物語は進行する。え?知り合い? あれ?そんな関係に?(笑) 根底に流れる人間的な温かさ。素敵なお芝居でした。

4×30(シバツゼミ)
Logiz Game(劇団ギルガメっす♂改め)
こった創作空間(東京都)
2010/03/05 (金) ~ 2010/03/07 (日)公演終了
満足度★★★
楽しかった。
そもそも自分はロギガメさんのワークショップ常連者で、ロギガメさん繋がりの団体ばかり4つのオムニバスだったので、知り合いがいっぱい出演してる~~~!!という、普通の観劇とはなんか違った面白さ・ドキドキ感がありました。
すいません、客観的な感想ではなく、超個人的な感情を持った感想で^^;
普通の感想はネタバレになるのでブログに書きます。

ミツバチか、ワニ
あひるなんちゃら
駅前劇場(東京都)
2010/03/04 (木) ~ 2010/03/08 (月)公演終了
満足度★★★
ゆるおも
ゆるくにわかにフフフなテンションで、かなりどーでもいい内容を70分か80分。無駄に空間を使用しているというより、空間を無駄に使用しているというニュアンスの方が近い気がするのは気のせいか。
肩の力をおもいっきし抜いて気楽に観ていられる舞台。

家族の証明∴(公演終了!次回は10月シアタートラムにて!)
冨士山アネット
こまばアゴラ劇場(東京都)
2010/03/06 (土) ~ 2010/03/10 (水)公演終了
満足度★★★★★
お母さん力持ち
シルクドソレイユや中国雑技団のメンバーような筋骨隆々な体ではないのに、自分より大きな息子や娘を軽々と安定して持ち上げていたお母さん、凄い!コミカルなんだけど、少しでもタイミングを間違ったら大怪我しそうな動きの連続で、場内は緊張感が充満していました。セリフは殆どなく、体の動きだけなのに、あそこまで饒舌なのには驚き。音楽も超グッド!

15 Minutes Made Volume7
Mrs.fictions
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2009/11/12 (木) ~ 2009/11/15 (日)公演終了
満足度★★★★
いい企画
何ヶ月も経っての今更コメントで申し訳ないですが、でも、こんなに時間が過ぎてもそれぞれの団体のシーンや、観た時の心模様を思い出せるというのはすごいと思う。
今後も続けていってください。

ミツバチか、ワニ
あひるなんちゃら
駅前劇場(東京都)
2010/03/04 (木) ~ 2010/03/08 (月)公演終了
満足度★★★★
ナカミがないのにおもしろくニンマリしてしまう
ストーリーはある。ただ、訴えかけるとか、そういったナカミは微塵もない。それとは関係なく、ナカミはないのにおもしろくニンマリしてしまう。
わたしがこれだけニンマリしてしまうのも珍しい。わたしのツボを知っているかのような。巧みの技。

富士見町アパートメント
自転車キンクリーツカンパニー
座・高円寺1(東京都)
2010/02/27 (土) ~ 2010/03/14 (日)公演終了
満足度★★★★
Bプログラム
Bプログラム。二本立てですが、どちらもとても魅力的です。『リバウンド』はおデブキャラを活かした、それでいてドラマチックな。『ポン助先生』は、これは言うまい。観てのお楽しみというものです。
舞台シモテにどかんと作られた舞台美術。カミテのお席からちゃんと観えてるのでしょうか。そこが気になりました。今日のわたしの席は絶好のポジションだったのでよいのですが。

かたりの椅子
ニ兎社
富士見市民文化会館キラリ☆ふじみ(埼玉県)
2010/03/06 (土) ~ 2010/03/06 (土)公演終了
満足度★★★
二兎社、初見!本日初日!
かたり市アートフェスティバル事業を巡る人々の話。本当の自分とは、自分に対して裏切りとは、雨田九里のシナリオどうりになってしまうのか?六枝りんこが最終実行委員会議に向かうとき、椅子は何を語るのか、声を聞くことが出来るのか!内田慈さん目当てでしたが他の役者さんみんな良いですね。銀粉蝶さんが素晴らしく魅入っていました。

存在は摩耗せず流れに立つ
平石耕一事務所
アイピット目白(東京都)
2010/03/03 (水) ~ 2010/03/07 (日)公演終了
満足度★★
恩師が主演でしたが…
お話事態が難しい上に役者さん達の演技の差が明らかすぎるし、カミカミで前半は感情移入出来ませんでしたが後半は落ち着いた役者ばかりで泣けましたしお話の内容も難しいながらして分かりやすくなっていました。しかし中休みがあったにせよ難しい内容を詰め込み過ぎ+上演時間が長過ぎで集中して観るのが大変でしたι

ハプスブルクの宝剣
宝塚歌劇団
東京宝塚劇場(東京都)
2010/02/12 (金) ~ 2010/03/21 (日)公演終了
満足度★★★
とても宝塚らしい作品
ミュージカル『ハプスブルクの宝剣 -魂に宿る光-』とショーグラン・ファンタジー『BOLERO』-ある愛-の二本立て。『ハプスブルクの宝剣』の柚希礼音さんは、まさに宝塚の男役!って感じで、とても素直な演技。裏を返せば、あまり特徴は無いですが。凰稀かなめさんは、男役だけど、キレイ過ぎて女役に見えてしまいます。一方『BOLERO』は、今回かなりアレンジされていたけど、そんなに良くなかった。

【第7回杉並演劇祭参加作品】春、さようならは言わない
江古田のガールズ
ザムザ阿佐谷(東京都)
2010/03/05 (金) ~ 2010/03/07 (日)公演終了
満足度★★★
江古田のガールズ
ロロの亀島さんを見たいと思い、赴きました。
全編を通して、明るく軽快なタッチで描かれており、
一般受けはする作品だと思いました。
ただ、無駄が多く、ご都合主義が多々見受けられたことが
残念に思います。
この作品をまったくの他人が演出したものを観たいと感じました。
あと、生演奏にこだわっており、それには好感が持てました。
次回公演に期待です。

Y時のはなし 【Vacant公演終了!Y時は次 5月に山口県YCAMとシンガポールにいきます!!!YCAM公演チケットは4月3日より発売!!!山口で会いましょう~~ぜひ】
快快
Vacant(東京都)
2010/03/04 (木) ~ 2010/03/06 (土)公演終了
満足度★★★★
サービス精神満点!
映像や様々な仕掛けを駆使して、これでもかこれでもかと観客を楽しませてくれる。サービス満点の劇団だ。
物語は学童保育を舞台にして、大人と子供のかみ合わない関係を描く。エンタメ要素満載でコメディのように物語は進行していくが、そこで語られているのは、現代日本の抱えるさまざまな問題。
登場人物は今回たった4人だが、その4人が舞台せましと飛んだりはねたりの大活躍で、とてもエネルギッシュだった。 役者ではおにいさん役の山崎皓司とせんせー役の中林舞が素敵だった。特に山崎皓司のかろやかな動きは見事だった。
私が観た回は、それに加え、音楽を担当する蓮沼執太のコンサートもあり、お得感たっぷりの公演だった。

喫茶久瀬
文月堂
サンモールスタジオ(東京都)
2010/03/02 (火) ~ 2010/03/07 (日)公演終了
満足度★★★★
家族の絆をていねいに描く!
どこか懐かしい感じでいっぱいの喫茶久瀬、そこで巻き起こる様々な人間ドラマを若干ノスタルジックに描いている。
人には歴史がある。登場人物はそれぞれいい人ばかりだが、それぞれが悩み事を抱え、もがきながら生きている。そんな辛いどうしようもない人生だけど、もう少しがんばってみればいいことだってあるさ、とすべてのことを前向きにとらえる気持ちを与えてくれるドラマ。
作演の三谷智子の人を見る目が温かく、登場するエピソードのひとつひとつがそれぞれ素敵だ。
役者陣では店長を演じた川本裕之とその友達役の安東桂吾に魅力を感じた。

喪服の時間
弾丸MAMAER
なかのZERO(東京都)
2010/03/03 (水) ~ 2010/03/07 (日)公演終了
満足度★★★★★
女ふたり
筋は説明にあるから、想像はつくだろうと思うけれど、とにかくコメディ!(^0^)
父親の不義で生まれたエレンヌこと川崎清美が頑張った~!!生パンツ見せまくり。イッチャッテル役をよどみなくコナシとにかく笑った。喪服というイメージから感じる湿った風景はどこにもなくコメディバリバリの展開!
以下はネタばれBOXにて。。

昆虫大戦争
こゆび侍
RAFT(東京都)
2010/03/05 (金) ~ 2010/03/08 (月)公演終了