
わたしたちは無傷な別人であるのか?
チェルフィッチュ
横浜美術館レクチャーホール(神奈川県)
2010/03/01 (月) ~ 2010/03/10 (水)公演終了

『トロカデロ・ライモンド』!!実験終了☆次回は6月中野ポケットにて初の音楽劇『巨人達の国々』!!
舞台芸術集団 地下空港
ギャラリーSite(東京都)
2010/03/06 (土) ~ 2010/03/07 (日)公演終了
満足度★★★★
魅惑の実験公演
まず舞台設定?がよい。赤い椅子席には坐れないのだから,多分そこには役者さんが使うんだろうと予想して,その隣の黒い椅子席に陣取ってみた。そして芝居が始まると,その席には・・・・。役者さんを,そして芝居をあんなに至近距離で見られるのがとてもいい。ストーリーは幻想ロマンと言うべきか。好みの芝居であることはたしか。結構気に入った。次はぜひとも本公演を観てみたいものである。

源八橋西詰
Plant Seeds project
side chamber(大阪府)
2010/03/05 (金) ~ 2010/03/07 (日)公演終了
満足度★★★★★
3人の哀しい物語と生ギター
3人それぞれが、始めの想いの方向が変わっても、変えても、
守りたい、作りたい、売れ続けたい、
きちがい屋、看板女優、童話作家が、
自分を納得させて、我慢して、以前と同じ事やないか、
四つ辻に立って悪魔に魂を売るとは、そう言うことか。
始めの想いがどんどん擦り替えられる、自ら変えてしまう
それは日常当たり前にあると思う、だから余計に、とても寂しく感じました、
ハッピィエンドな所も欲しいですが物語が変ってしまいます。
とうやま優子さん、とても魅力的な役者さんです、ハッピィエンドなお芝居でも観てみたい。

誰が為にベルはなる
劇団ジャムジャムプレイヤーズ
アドリブ小劇場(東京都)
2010/03/04 (木) ~ 2010/03/07 (日)公演終了
満足度★★★★
人情味に溶け込んだコミカルな笑い
10年もの間相手の状況を知らずにただこの日の約束を信じる可憐な女性・・・設定には難があるが、良しとしよう。
若者3人の言動はちょっと芝居を意識しすぎかな。
何といっても地方営業のシャンソン歌手が声と動きで存在感を示している。
刑事も空き巣も駅長さんもそれぞれが結構いけてる。
テンポよく軽い笑いと人間味、程好く絡み合っていいお味でした。
外の雨をすっかり忘れさせてくれたひととき、サンキュー。

棄憶~kioku~
G-up
青山円形劇場(東京都)
2010/03/05 (金) ~ 2010/03/11 (木)公演終了
満足度★★★
うーん、青山円形劇場では広すぎ
今回の作品で改めて
パラドックス定数の作品は、限られた空間・状況の中で
輝くことを再確認。
そういった意味では、青山円形劇場は広すぎ。
緊張感は伝わってきたが、熱気は逃げていっている様に感じた。
そして、改めてパラドックス定数のメンバーの演技のうまさ
(というか脚本の世界観に合っている?)ことを確認。
こないだ
パラドックス定数の超傑作!「東京裁判」を観たので
見る目が厳しくなったが、この舞台も結構いいと思います。

富士見町アパートメント
自転車キンクリーツカンパニー
座・高円寺1(東京都)
2010/02/27 (土) ~ 2010/03/14 (日)公演終了
満足度★★★★
【Aプログラム】の方を鑑賞
『魔女の夜』も良かったが
インパクトでは『海へ』が勝ってた。
それにビックリしたのが
『魔女の夜』と『海へ』の間の15分の休憩。
ちょっと外に出て戻ってきたら
セットが間取りは同じだけど、まったく別の部屋に生まれ変わっていた。

ダイニング・キッチン
世の中と演劇するオフィスプロジェクトM
相鉄本多劇場(神奈川県)
2010/03/06 (土) ~ 2010/03/07 (日)公演終了
満足度★★★
おなかすきます
”食”というものに対しては、良く出来た芝居でした。
ちゃんと本物の食材用いて舞台作られた事を評価いたします。
ですが、ウェイトが食の提示、主になりすぎて。
タイトルにもなってる「ダイニング・キッチン」の存在理由や、
主人公の思い・行動基準が薄くなり、ちと共感できかねました。

家族の証明∴(公演終了!次回は10月シアタートラムにて!)
冨士山アネット
こまばアゴラ劇場(東京都)
2010/03/06 (土) ~ 2010/03/10 (水)公演終了
満足度★★★
「創造的なヴィジュアル」ではありましたが・・・
初日観劇。当日パンフレットのカンパニー紹介にあるとおり、長谷川寧が手がける「類稀な空間演出と創造的なヴィジュアル」を体感することはできました。特に役者の衣装には彼のおしゃれさというかセンスの良さがよく出ていたと、個人的には思います。しかし、ダンスパフォーマンスを主体にした表現としては、例えばコンテンポラリーダンスの舞台と比べると、決してダンスのレベルは高くなかったように思います。

機械仕掛けの夜
東京SKYSCRAPER
阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)
2010/03/06 (土) ~ 2010/03/07 (日)公演終了

喪服の時間
弾丸MAMAER
なかのZERO(東京都)
2010/03/03 (水) ~ 2010/03/07 (日)公演終了

いい加減にしてみました3
アタリ・パフォーマンス
本多劇場(東京都)
2010/03/05 (金) ~ 2010/03/22 (月)公演終了

脚本共作公演「鍋のナカ」
NPO法人コンカリーニョ
ぽんプラザホール(福岡県)
2010/03/06 (土) ~ 2010/03/07 (日)公演終了
満足度★★★★
演出の違い
二日間で2劇団が交互に同じ作品を演るという企画で、観客として見比べようとするなら最も物理的な壁が低い条件だと思います。ストーリーが判りやすいシチュエーションコメディだし、ちょっと演劇に興味が出てきた位の私の様な観劇初心者にも向いた企画ではないでしょうか。
記憶が新しいうちに別の演出を観る事が出来るので、役者さんの演技だけでなく、小道具・消え物の使い方や照明、音響など、気付く事が一杯で楽しかったです。最近演劇を観始めた友達がいたら、是非誘ってみてあげてください。

ミツバチか、ワニ
あひるなんちゃら
駅前劇場(東京都)
2010/03/04 (木) ~ 2010/03/08 (月)公演終了
満足度★★★★
いつもながらのなんちゃらぶりが素敵すぎる
台詞の最初の一言から、ついニヤニヤしちゃう。
あひるなんちゃらは、そのニヤニヤにいつも間違いなく応えてくれる。
どーでもよくて、こんなに楽しいってことはそうあるもんじゃない。

あれから
キューブ
世田谷パブリックシアター(東京都)
2008/12/13 (土) ~ 2008/12/28 (日)公演終了
満足度★★★★★
高橋克実さんに惚れ直しました
ケラさんが、稽古までに書けないとおっしゃっていた作品!どうなることかと思っていたら、まあ!すごい名作じゃないですか!
ケーキ屋のシーンから、どのシーンも秀逸で、キャストも、贅沢と言って良い程、適材適所で、何だか、ケラさんの才能に打ちのめされて観てしまいました。
若い頃、敬愛していた山田太一さんの「不揃いの林檎たち」の時から大好きだった高橋さんと余さんの友達関係や、一人二役を好演された萩原さんや、「学校」で好演した金井さんや、俳優として異才を放った赤堀さんや、こだわりの職人の性をそれぞれ好演されたいっけいさんと高橋克実さん…。
もう、誰もかれも良すぎて、あれよあれよと感嘆するうちに舞台が終わっていました。
ケラさんの舞台で、初めて長さが気にならない舞台でした。

脚本共作公演「鍋のナカ」
NPO法人コンカリーニョ
ぽんプラザホール(福岡県)
2010/03/06 (土) ~ 2010/03/07 (日)公演終了
満足度★★★
この芝居の楽しみ方
この芝居の楽しみ方はいろいろあるのだけど、やっぱり見比べが、おもしろい。
チケット料金2500-2800で、一本あたり1250-1400は格安!

曲がれ!スプーン
ヨーロッパ企画
ABCホール (大阪府)
2010/02/26 (金) ~ 2010/03/07 (日)公演終了
満足度★★★
すてきな
公演でした。なんというか…ずっと続けられる作品が劇団に存在するということの幸せです。そういう幸せが充ち満ちた舞台でした。

誰が為にベルはなる
劇団ジャムジャムプレイヤーズ
アドリブ小劇場(東京都)
2010/03/04 (木) ~ 2010/03/07 (日)公演終了
満足度★★★★★
最高!!必見です!!
人の生き方まで問う切コメ!!
話も役者さんも素晴らしく、笑って、切なくて、前向きに生きていこうって思いました。

機械城奇譚【当日券あり!1時間40分です】
少年社中
劇場MOMO(東京都)
2010/02/26 (金) ~ 2010/03/07 (日)公演終了
満足度★★★★★
笑えて、しんみりと
以前の公演のパンフに載っていたタイトル、ようやくお披露目かと楽しみにしておりました。少年社中には珍しいタイプの控えめなお芝居で、沈黙が多く力を試されるお芝居だったのではないかと思います。ストーリーもじっくり練られていた感じがしました。社中で泣くことはほぼ皆無でしたが、今回は序盤からうるっときました。
小劇場はじめての同行者にも好評でした。
次回の円形劇場も楽しみにしております。

喪服の時間
弾丸MAMAER
なかのZERO(東京都)
2010/03/03 (水) ~ 2010/03/07 (日)公演終了
満足度★★★★★
隅から隅まで上質な作り!
葬儀場を舞台にして、様々な事件が起こる、その人間模様を見事に表現している。役者の演技の小気味よさ、そして演出のテンポの良さは特筆もの。竹重洋平の芝居はコメディを描いているのではなく、人間を描いているのだと思う。しかし、その間合いが絶妙なので観ている観客は、思わず笑ってしまうのだ。
長男を演じた中村哲人が、若干気が弱いお人好しを好演した。

Y時のはなし 【Vacant公演終了!Y時は次 5月に山口県YCAMとシンガポールにいきます!!!YCAM公演チケットは4月3日より発売!!!山口で会いましょう~~ぜひ】
快快
Vacant(東京都)
2010/03/04 (木) ~ 2010/03/06 (土)公演終了
満足度★★★★
快快の空間にひたり、ともに遊ぶ感覚
舞台は学童保育の現場。アルバイトのおにーさん(山崎皓司)は、いつも最後まで残っている小学生のよーじ(竹田靖)と仲良し。おにーさんは帰り道が一緒になる小学校のせんせー(中林舞)に淡い恋心を抱いたりも。
ジャンルはまぎれもなく演劇ですが、表現方法がとにかく盛りだくさん!基本は人形劇で、舞台上に並べられたおもちゃや雑貨類を色んなものに見立てていきます。白いスクリーンに映す映像も字幕、動画、生中継など種類が豊富。快快がこれまでの公演で使ってきた手法を総動員したようなアイデアの洪水状態で、その工夫の面白さに唸りました。
出演者は皆さん身体能力の高い方ばかりで、体を使った演技がとてもかっこよかったです。カーテンコールで4人が並んだ時は軽く驚きました。もっと沢山の人が舞台にいたような気がしていたからでしょう。
会場は原宿の中でも特におしゃれな地域にあるギャラリー風の空間でした。玄関前の植木が公演用に装飾されており、入る前からわくわく。カラフルに飾りつけられた広いロビーではドリンク(1drink制)とお手製のちらし寿司が販売されていたり、快快メンバーによる東京みやげ屋が出店していたり。上演会場への階段も足もとはランプで、天井は折り紙で飾られていました。開演前の前説(篠田千明)も観客1人ひとりに「一緒に楽しみましょう!」と言ってくれているように感じました。こんなに歓待されたら単純に嬉しいし、この場に来られたこと自体が楽しくて、貴重なものになります。
快快の公演は演劇鑑賞というより、快快の空間にひたり、ともに遊ぶ感覚ですね。舞台を観るというイベントに食べ物、飲み物、おみやげも用意されていて、心づくしのおもてなしを受けた幸せな心地です。大勢の人を1つの場所に集めるイベントって、本来こうあるべきなのかもしれませんよね。今の観劇環境に慣れきっている私の目を覚ましてくれました。※ロビーではTシャツとちらし寿司を購入しました♪