最新の観てきた!クチコミ一覧

163721-163740件 / 189916件中
わたしたちは無傷な別人であるのか?

わたしたちは無傷な別人であるのか?

チェルフィッチュ

横浜美術館レクチャーホール(神奈川県)

2010/03/01 (月) ~ 2010/03/10 (水)公演終了

20100306
。・`ω´・)ノ

『トロカデロ・ライモンド』!!実験終了☆次回は6月中野ポケットにて初の音楽劇『巨人達の国々』!!

『トロカデロ・ライモンド』!!実験終了☆次回は6月中野ポケットにて初の音楽劇『巨人達の国々』!!

舞台芸術集団 地下空港

ギャラリーSite(東京都)

2010/03/06 (土) ~ 2010/03/07 (日)公演終了

満足度★★★★

魅惑の実験公演
まず舞台設定?がよい。赤い椅子席には坐れないのだから,多分そこには役者さんが使うんだろうと予想して,その隣の黒い椅子席に陣取ってみた。そして芝居が始まると,その席には・・・・。役者さんを,そして芝居をあんなに至近距離で見られるのがとてもいい。ストーリーは幻想ロマンと言うべきか。好みの芝居であることはたしか。結構気に入った。次はぜひとも本公演を観てみたいものである。

源八橋西詰

源八橋西詰

Plant Seeds project

side chamber(大阪府)

2010/03/05 (金) ~ 2010/03/07 (日)公演終了

満足度★★★★★

3人の哀しい物語と生ギター
 3人それぞれが、始めの想いの方向が変わっても、変えても、
守りたい、作りたい、売れ続けたい、
きちがい屋、看板女優、童話作家が、
自分を納得させて、我慢して、以前と同じ事やないか、
四つ辻に立って悪魔に魂を売るとは、そう言うことか。
始めの想いがどんどん擦り替えられる、自ら変えてしまう
それは日常当たり前にあると思う、だから余計に、とても寂しく感じました、
ハッピィエンドな所も欲しいですが物語が変ってしまいます。

とうやま優子さん、とても魅力的な役者さんです、ハッピィエンドなお芝居でも観てみたい。

ネタバレBOX

 きちがい屋
犯行を認めた容疑者が、きちがい屋と話をして無罪になる為に2重人格者になろうとする、少しづつ、生きる事への執着が出て、無感情な人間に人間らしさが出てくるが、判決は死刑、それでも人間らしくなってよかったと思う。
きちがい屋は自分を納得させて、きちがい屋を続けていく。

 看板女優、
お笑い路線へ変更、TVの話も来る、方向が違うそれでも我慢して続ける、
無理なチケット販売より、客寄せパンダの方が良いとも思う。

 童話作家
二人で作っていたが相棒が事故で入院、同じ病院の少女の話を盗作する、一人で創作出来ない、売れ続けたい、創作者ではなくなる、もともと一人では出来ないので以前と同じ事やないか、そして相棒のことは気にならなくなる。
少女の童話は、少年が醜い河童ミイラになり、生前にいじめていた女の子に抱きしめもらえば天国に行ける、女の子に気に入られたいから自分を傷つけて粉に成るくらい傷付けて、自分の涙で普通の河童になってから抱きしめられても意味が無い、醜い姿で抱きしめて欲しい、
それは、天国へ行く為なのか、女の子が好きで醜い姿で抱きしめて欲しい。に変ったのではないか。

3人話は、とても寂しい、童話の物語は切なさで一杯。
誰が為にベルはなる

誰が為にベルはなる

劇団ジャムジャムプレイヤーズ

アドリブ小劇場(東京都)

2010/03/04 (木) ~ 2010/03/07 (日)公演終了

満足度★★★★

人情味に溶け込んだコミカルな笑い
10年もの間相手の状況を知らずにただこの日の約束を信じる可憐な女性・・・設定には難があるが、良しとしよう。
若者3人の言動はちょっと芝居を意識しすぎかな。
何といっても地方営業のシャンソン歌手が声と動きで存在感を示している。
刑事も空き巣も駅長さんもそれぞれが結構いけてる。
テンポよく軽い笑いと人間味、程好く絡み合っていいお味でした。
外の雨をすっかり忘れさせてくれたひととき、サンキュー。

棄憶~kioku~

棄憶~kioku~

G-up

青山円形劇場(東京都)

2010/03/05 (金) ~ 2010/03/11 (木)公演終了

満足度★★★

うーん、青山円形劇場では広すぎ
今回の作品で改めて
パラドックス定数の作品は、限られた空間・状況の中で
輝くことを再確認。
そういった意味では、青山円形劇場は広すぎ。
緊張感は伝わってきたが、熱気は逃げていっている様に感じた。

そして、改めてパラドックス定数のメンバーの演技のうまさ
(というか脚本の世界観に合っている?)ことを確認。

こないだ
パラドックス定数の超傑作!「東京裁判」を観たので
見る目が厳しくなったが、この舞台も結構いいと思います。

富士見町アパートメント

富士見町アパートメント

自転車キンクリーツカンパニー

座・高円寺1(東京都)

2010/02/27 (土) ~ 2010/03/14 (日)公演終了

満足度★★★★

【Aプログラム】の方を鑑賞
『魔女の夜』も良かったが
インパクトでは『海へ』が勝ってた。

それにビックリしたのが
『魔女の夜』と『海へ』の間の15分の休憩。
ちょっと外に出て戻ってきたら
セットが間取りは同じだけど、まったく別の部屋に生まれ変わっていた。

ネタバレBOX

『魔女の夜』は
個人的には観てて非常にイライラする話。
登場人物にも話の展開・緊張感にも。
それを狙っているのだろうから、やっぱり凄い。

『海へ』は
不条理は不条理なんだけど
すべてのエピソードが投げっぱなし、やりっぱなし。
この物語をどう着陸させんのかと思ったら、
そのまま着陸せずにとんでっちゃったみたいな。
それでも作品として成立してんのは役者さんの力も大きい。
特に久保さんの説得力は半端ない!
ダイニング・キッチン

ダイニング・キッチン

世の中と演劇するオフィスプロジェクトM

相鉄本多劇場(神奈川県)

2010/03/06 (土) ~ 2010/03/07 (日)公演終了

満足度★★★

おなかすきます
”食”というものに対しては、良く出来た芝居でした。
ちゃんと本物の食材用いて舞台作られた事を評価いたします。
ですが、ウェイトが食の提示、主になりすぎて。
タイトルにもなってる「ダイニング・キッチン」の存在理由や、
主人公の思い・行動基準が薄くなり、ちと共感できかねました。

ネタバレBOX

ですが、カレーの作り方。
食べ方(実際食べながらの演技など)での芝居は面白かった。
思わず提携にハウス食品でも入っているのかと思いました。
(入ってないみたいですね、もったいない!)
社長の方言や、納豆に砂糖!など面白かったし。
一時期取りだたされた学校給食の実物見れたのは、インパクトありました。
もうちょっと、リサーチとはどういうものか、
その情報によって、いかにこの会社が動いているのかの説明が無く。
また今回の食事を作るという目的を、観客にいろいろな言葉で理解、
納得させ、騙す表現が乏しかったように思えます。
もっとクドク、繰り返しやリフレインのフレーズを、
間違えなく使うべきだったと考えますね。
起承転結の幅が小さかったかな。
もったいないぞっと

家族の証明∴(公演終了!次回は10月シアタートラムにて!)

家族の証明∴(公演終了!次回は10月シアタートラムにて!)

冨士山アネット

こまばアゴラ劇場(東京都)

2010/03/06 (土) ~ 2010/03/10 (水)公演終了

満足度★★★

「創造的なヴィジュアル」ではありましたが・・・
初日観劇。当日パンフレットのカンパニー紹介にあるとおり、長谷川寧が手がける「類稀な空間演出と創造的なヴィジュアル」を体感することはできました。特に役者の衣装には彼のおしゃれさというかセンスの良さがよく出ていたと、個人的には思います。しかし、ダンスパフォーマンスを主体にした表現としては、例えばコンテンポラリーダンスの舞台と比べると、決してダンスのレベルは高くなかったように思います。

ネタバレBOX

それと不満だったのは「家族」の描き方。難しいモチーフだとは思いますが、表層的な家族の絆や温かさなどではなく、どろどろしている部分だったり分かり合えない部分を描いてほしかった。せっかく小劇場でやっているのだから、単に「いいお話」で終わってほしくはないと思います。
機械仕掛けの夜

機械仕掛けの夜

東京SKYSCRAPER

阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)

2010/03/06 (土) ~ 2010/03/07 (日)公演終了

満足度★★

空調をお願いします
劇場内が蒸し風呂状態だったので、観劇に集中するのが大変でした。

ネタバレBOX

話は何だかわかりませんでした。
いろいろやりたい気持ちはわかるのですが、話を積み込みすぎた感がありました。
話はいろいろな所に飛んでしまいなかなか進まず、
話の間に入るパフォーマンスは話の流れを止めてしまい、
役者さんは1人で何役かやっているので登場人物が何だかわかりずらく、
全てが悪循環になってしまった感じがしました。
「エンターティメントをやろう」というのであれば、観客にわかりやすく楽しめる作品を作った方がいいのでは?
今のままではまだ力不足な感じがしました
劇団の方向性はいいと思うので、今後の活躍に期待します。
喪服の時間

喪服の時間

弾丸MAMAER

なかのZERO(東京都)

2010/03/03 (水) ~ 2010/03/07 (日)公演終了

満足度★★★★

対照的な二人
喪服の二人がよかったです。

ネタバレBOX

話は良く出来ていておもしろかったです。
登場人物がそれぞれ話にうまく絡んできてテンポ良く話が進み、
所々笑いもあって最後まで楽しめました。
特に千代乃と秋子との絡みがおもしろく、ドロドロした展開になりそうなのを
うまく笑い話にして観客を楽しませる所がうまいなぁと思いました。
そして楽しませるだけじゃなく、女としての悲しさを考えさせる所も良かったです。
でも最後は少しいまいちな感じがしました。
もっと違う終わり方にして欲しかったです。
あと公演時間が2時間位あり長すぎた感があったので、
もう少し時間を短くして欲しかったです。
役者さんは皆さん良かったです。
特に千代乃・秋子役の役者さんが良かったです。
いい加減にしてみました3

いい加減にしてみました3

アタリ・パフォーマンス

本多劇場(東京都)

2010/03/05 (金) ~ 2010/03/22 (月)公演終了

満足度★★★★

気分転換には良い
スゴク楽しめました。
特に楽屋シーンでしょうかね(^^;)

ネタバレBOX

豆腐と納豆の話、調べてみよう。
脚本共作公演「鍋のナカ」

脚本共作公演「鍋のナカ」

NPO法人コンカリーニョ

ぽんプラザホール(福岡県)

2010/03/06 (土) ~ 2010/03/07 (日)公演終了

満足度★★★★

演出の違い
二日間で2劇団が交互に同じ作品を演るという企画で、観客として見比べようとするなら最も物理的な壁が低い条件だと思います。ストーリーが判りやすいシチュエーションコメディだし、ちょっと演劇に興味が出てきた位の私の様な観劇初心者にも向いた企画ではないでしょうか。

記憶が新しいうちに別の演出を観る事が出来るので、役者さんの演技だけでなく、小道具・消え物の使い方や照明、音響など、気付く事が一杯で楽しかったです。最近演劇を観始めた友達がいたら、是非誘ってみてあげてください。

ネタバレBOX

yhs版を先に観て「とても面白い」と感じた後ガラパ版を観たら、ちょっとガラパの印象が変わりました。あれ?こんな感じだったっけ?と、、、

川口さん、脚本作る段階でちょっと南山さんに遠慮しすぎちゃったのかな~。地元でやってるのに、ガラパ版のほうがどこかアウェー。いや、そういえばもともと抑えた感じだった???

多分、こんな風に思うのも競作ならではなんでしょうね。(^^)
ミツバチか、ワニ

ミツバチか、ワニ

あひるなんちゃら

駅前劇場(東京都)

2010/03/04 (木) ~ 2010/03/08 (月)公演終了

満足度★★★★

いつもながらのなんちゃらぶりが素敵すぎる
台詞の最初の一言から、ついニヤニヤしちゃう。
あひるなんちゃらは、そのニヤニヤにいつも間違いなく応えてくれる。
どーでもよくて、こんなに楽しいってことはそうあるもんじゃない。

ネタバレBOX

諏訪中央病院院長の鎌田實さんの新刊は『空気は読まない』という書名らしい。この間ラジオで知った。
もちろそんなコトには関係なく、今回のあひるなんちゃらの舞台には、まったく空気を読まない登場人物ばかりが次々と現れる。もちろんそれはいつもなのだが、今回はやけにそんな人が多い。
と言うか、読まないのではなく、読めない人ばかりで、人の話は、はなから聞くつもりなどない。それが嫌みな感じがしないのが、あひるなんちゃらだ。

嫌みな感じがしないというより、かわいそうなぐらいに思ってしまう。友人が1人しかいない、春風のような、男とか、どうしても寿司屋になってしまう占い師とか。
意味のないことのオンパレード。

舞台では、空気を読めない人たちに翻弄される主人公の苦悩が・・・もちろん描かれるわけではなく、占いの持つウソや中毒性や危険性なんかを暴くわけでもなく、何かへのメッセージも、人生や生きることへの葛藤などあるわけでもない。

というより、そもそも物語の中心にあるはずの占いさえも、テキトーで、タロットカードにしても筮竹にしても、まったくテキトーだ。
なんと潔い・・・わけでもなく、そのあたりが「なんちゃら」だ。

いいねぇ、この感じ。
大好きだ。

「これ面白いよ」的な表情をするわけでもなく、淡々と演じて、淡々と面白く、淡々と笑ってしまう。

「本名言っちゃったよ」とか「そこは壁だからルール守って」というようなメタな台詞も挟みつつも、淡々としていて、「どうだ」顔なんか絶対にしない。

ツボだ。なんちゃらツボだ。

占いで、どんなことを言われても、幸運を招く壺なんか買いそうにない人たちが舞台にいる。それは、そんな社会へのアンチテーゼではなく、空気を読まない(読めない)人たちは、実は何にも流されることはなく、わが道を行くということで、まさに「あひるなんちゃら」の姿勢である。いつもの姿勢を貫いている。
「なんちゃら道」と言ってもいい。・・・か、どうかはわからないが。
とにかく、わが道をひたすら行くあひるなんちゃらには、これからもついて行こうと思う。

普通コメディをやる劇団だと、お馴染み的にボケと突っ込みが固定されていることが多いと思う。容姿や性格なんかで。
だけど、ここは、ボケと突っ込みが固定されていないところが、演劇的で、素敵だ。

それと、今回の舞台は、左右に机プラス椅子という同じようなセットが2つ並ぶ。普通だったら、1つのセットで演じ分けるというのに、豪華なモンだ。

せっかく2つ並んでいるんだから、同時並行に何かが起こったりすれば面白いのにと思っていたが、せいぜい電話で話す程度で、もったいない。
大きな舞台を使い慣れていないということなのか。あえてそうしたのか。

ま、次は広い舞台をもっとうまく使うか、もっと、うんとヘタに使ってほしいなと願うばかりである。

ついでに言うと、黒岩さんファンとしては(えっ? 笑)、出番が少ないのがちよっと残念。客演が多いから他の劇団員の出番も少なめだったけど。
あれから

あれから

キューブ

世田谷パブリックシアター(東京都)

2008/12/13 (土) ~ 2008/12/28 (日)公演終了

満足度★★★★★

高橋克実さんに惚れ直しました
ケラさんが、稽古までに書けないとおっしゃっていた作品!どうなることかと思っていたら、まあ!すごい名作じゃないですか!
ケーキ屋のシーンから、どのシーンも秀逸で、キャストも、贅沢と言って良い程、適材適所で、何だか、ケラさんの才能に打ちのめされて観てしまいました。
若い頃、敬愛していた山田太一さんの「不揃いの林檎たち」の時から大好きだった高橋さんと余さんの友達関係や、一人二役を好演された萩原さんや、「学校」で好演した金井さんや、俳優として異才を放った赤堀さんや、こだわりの職人の性をそれぞれ好演されたいっけいさんと高橋克実さん…。
もう、誰もかれも良すぎて、あれよあれよと感嘆するうちに舞台が終わっていました。
ケラさんの舞台で、初めて長さが気にならない舞台でした。

ネタバレBOX

職人として、ずっと拘りを持ち続けていた高橋克実さんの電話での台詞が胸を打ちました。
高橋さんの名優ぶりを実感して、テレビでしか高橋さんを知らない方に是非観て頂きたくなる、素敵な舞台作品でした。
余さんと高橋ひとみさんと、先生役の萩原さんんとの思い出の学生時代の描き方があまりにも秀逸で、まるで、自分の学生時代を見ているように実感させられました。やっぱり、ケラさんはすごい劇作家で、演出家です。
脚本共作公演「鍋のナカ」

脚本共作公演「鍋のナカ」

NPO法人コンカリーニョ

ぽんプラザホール(福岡県)

2010/03/06 (土) ~ 2010/03/07 (日)公演終了

満足度★★★

この芝居の楽しみ方
この芝居の楽しみ方はいろいろあるのだけど、やっぱり見比べが、おもしろい。
チケット料金2500-2800で、一本あたり1250-1400は格安!

ネタバレBOX

特に演出をされている方が観ると、かなり面白いはず。
曲がれ!スプーン

曲がれ!スプーン

ヨーロッパ企画

ABCホール (大阪府)

2010/02/26 (金) ~ 2010/03/07 (日)公演終了

満足度★★★

すてきな
公演でした。なんというか…ずっと続けられる作品が劇団に存在するということの幸せです。そういう幸せが充ち満ちた舞台でした。

誰が為にベルはなる

誰が為にベルはなる

劇団ジャムジャムプレイヤーズ

アドリブ小劇場(東京都)

2010/03/04 (木) ~ 2010/03/07 (日)公演終了

満足度★★★★★

最高!!必見です!!
人の生き方まで問う切コメ!!

話も役者さんも素晴らしく、笑って、切なくて、前向きに生きていこうって思いました。

ネタバレBOX

空き巣の逃避行は、自由に伴う責任というか自由の不自由さというか考えさせられました。

売れないシャンソン歌手が引退を考えているときにマネージャーがさりげなくオーディション入れたり公演入れたりしての後押し、いい関係にジーン!!

全員が幸せになったわけではないところが特に良かったと思います。

聖子さんのベンチすいすいの演技は受けていましたね。

個人的には、初音映莉子さんを少しふっくらさせたような谷尾由紀子さん、可愛い!!最後の最後で運命が変わる、素晴らしい!!!

刑事のちょっと誤解の混じった関係、一期一会の中で浮かんだワンコインラブソング…、いいですねえ。

ところで、駅長さんは少し痴呆が入っている設定だったのでしょうか!?






機械城奇譚【当日券あり!1時間40分です】

機械城奇譚【当日券あり!1時間40分です】

少年社中

劇場MOMO(東京都)

2010/02/26 (金) ~ 2010/03/07 (日)公演終了

満足度★★★★★

笑えて、しんみりと
以前の公演のパンフに載っていたタイトル、ようやくお披露目かと楽しみにしておりました。少年社中には珍しいタイプの控えめなお芝居で、沈黙が多く力を試されるお芝居だったのではないかと思います。ストーリーもじっくり練られていた感じがしました。社中で泣くことはほぼ皆無でしたが、今回は序盤からうるっときました。
小劇場はじめての同行者にも好評でした。
次回の円形劇場も楽しみにしております。

ネタバレBOX

少年社中と双数姉妹、カラーが違うので客演の小林さんの持つムードが活かされ「機械」と「人間」の差に思えました。

銃・ピンボール・バイクの小芝居の自由さが楽しかったです。ミスター少年社中井俣さんの爆発した感じが楽しめました。

ボイラーの暗転で杉山さんの優しい声、暗闇に暖かさを感じました。年齢倍増の演技、好きです。着物に刀が似合いすぎ!
わりと役柄が特定されているようなので難しいかもですが、もっと違った役も見てみたいです。

レンジとタイプは結局???

最後のリピート部分は変化が曖昧なので、どう見せたいのかは想像にお任せということなのかな?終わりがもやっとするのは劇団カラーでしょうか。わかりやすい方が観客的にはすっきりするのですが。。
喪服の時間

喪服の時間

弾丸MAMAER

なかのZERO(東京都)

2010/03/03 (水) ~ 2010/03/07 (日)公演終了

満足度★★★★★

隅から隅まで上質な作り!
 葬儀場を舞台にして、様々な事件が起こる、その人間模様を見事に表現している。役者の演技の小気味よさ、そして演出のテンポの良さは特筆もの。竹重洋平の芝居はコメディを描いているのではなく、人間を描いているのだと思う。しかし、その間合いが絶妙なので観ている観客は、思わず笑ってしまうのだ。

 長男を演じた中村哲人が、若干気が弱いお人好しを好演した。

ネタバレBOX

 前回、貞淑で健気なやまとなでしこを好演した沢樹くるみ、今回は元亭主と現恋人に裏切られる役をこれまた好演。しかし、彼女は今後どうやっていきていくのかが心配。
 Y時のはなし 【Vacant公演終了!Y時は次 5月に山口県YCAMとシンガポールにいきます!!!YCAM公演チケットは4月3日より発売!!!山口で会いましょう~~ぜひ】

Y時のはなし 【Vacant公演終了!Y時は次 5月に山口県YCAMとシンガポールにいきます!!!YCAM公演チケットは4月3日より発売!!!山口で会いましょう~~ぜひ】

快快

Vacant(東京都)

2010/03/04 (木) ~ 2010/03/06 (土)公演終了

満足度★★★★

快快の空間にひたり、ともに遊ぶ感覚
 舞台は学童保育の現場。アルバイトのおにーさん(山崎皓司)は、いつも最後まで残っている小学生のよーじ(竹田靖)と仲良し。おにーさんは帰り道が一緒になる小学校のせんせー(中林舞)に淡い恋心を抱いたりも。
 
 ジャンルはまぎれもなく演劇ですが、表現方法がとにかく盛りだくさん!基本は人形劇で、舞台上に並べられたおもちゃや雑貨類を色んなものに見立てていきます。白いスクリーンに映す映像も字幕、動画、生中継など種類が豊富。快快がこれまでの公演で使ってきた手法を総動員したようなアイデアの洪水状態で、その工夫の面白さに唸りました。

 出演者は皆さん身体能力の高い方ばかりで、体を使った演技がとてもかっこよかったです。カーテンコールで4人が並んだ時は軽く驚きました。もっと沢山の人が舞台にいたような気がしていたからでしょう。

 会場は原宿の中でも特におしゃれな地域にあるギャラリー風の空間でした。玄関前の植木が公演用に装飾されており、入る前からわくわく。カラフルに飾りつけられた広いロビーではドリンク(1drink制)とお手製のちらし寿司が販売されていたり、快快メンバーによる東京みやげ屋が出店していたり。上演会場への階段も足もとはランプで、天井は折り紙で飾られていました。開演前の前説(篠田千明)も観客1人ひとりに「一緒に楽しみましょう!」と言ってくれているように感じました。こんなに歓待されたら単純に嬉しいし、この場に来られたこと自体が楽しくて、貴重なものになります。

 快快の公演は演劇鑑賞というより、快快の空間にひたり、ともに遊ぶ感覚ですね。舞台を観るというイベントに食べ物、飲み物、おみやげも用意されていて、心づくしのおもてなしを受けた幸せな心地です。大勢の人を1つの場所に集めるイベントって、本来こうあるべきなのかもしれませんよね。今の観劇環境に慣れきっている私の目を覚ましてくれました。※ロビーではTシャツとちらし寿司を購入しました♪

ネタバレBOX

 天野さんが演じた同窓会に来た友達3人(以上)が面白すぎてお腹がよじれました(笑)。
 終盤でおにーさんと大人になったよーじが2人でダンスする場面がすごくかっこ良かったです。パラパラとずれて点滅する照明が活躍していました。

このページのQRコードです。

拡大