最新の観てきた!クチコミ一覧

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昆虫大戦争

昆虫大戦争

こゆび侍

RAFT(東京都)

2010/03/05 (金) ~ 2010/03/08 (月)公演終了

満足度★★★

正直言えば…
やっぱり、できたら、登場人物は人間の方がよかったです。たとえ、異星人であったとしても…。
小学生の頃、「ファーブル昆虫記」が愛読書だったので、別に、昆虫の話に異存はないのですが、何だか、やっぱり、フンころがしにはあんまり感情移入できなくて、最後まで、傍観者でしかいられなかったのが、ちょっと残念。ただ、これがもし、フンころがしを傍観者然として観てしまう観客を想定した作演の成島さんの最初からの意図するところだとしたら、私は、すっかり作者の思惑通りの見方をしていたことになるのですが…。
小巻役の佐藤みゆきさんはさすがでした。開幕直後から、彼女の演じた、フンころがし嬢にだけは、とっても感情移入できて、涙腺が緩みそうになりましたから。
またまた、みゆき嬢の新たな魅力に出会い、益々ファンになりました。

ネタバレBOX

成島さんの演じたFは、フンころがしにとっては、悪意のない加害者なので、もっと、ストーカー的な、自分本位の狂気じみた愛情が滲み出ていた方が効果的な芝居になったのではと思います。
妻が最期に丸めたフンで作られたという仏像は、何だかリアルで、あれを見ているだけで、胸を打つものがありました。
佐藤みゆきさんが、最後に必死にその仏像のフンをもぎ取り、食らい付く演技が秀逸で、改めて、スゴイ女優さんだと感嘆!
最後に、Fの手の影が、みゆき嬢の頭に覆いかぶさる演出は、気が効いていました。彼女のフンころがし人生が切なくなりました。
喫茶久瀬

喫茶久瀬

文月堂

サンモールスタジオ(東京都)

2010/03/02 (火) ~ 2010/03/07 (日)公演終了

満足度★★★★★

感動しました
父子の葛藤を軸に夫婦、やくざ、店員などのさまざまな事情がからんだあげく最後にしっかりととぎほぐされていました。今年観た中で最高傑作です。

ピースピットVOL.11「MOTHER」

ピースピットVOL.11「MOTHER」

ピースピット

浄土宗應典院 本堂(大阪府)

2010/03/03 (水) ~ 2010/03/07 (日)公演終了

満足度★★★★★

考え深い作品です。
命の尊さ、夫婦の絆、温かい作品です。
子供を守る母の強さはかけがえのないモノですね。
考えさせられる物語です。観て良かった。素晴らしい作品、演出、また少し歳を重ねた後に観たい思います。

シャンハイムーン

シャンハイムーン

こまつ座

紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)

2010/02/22 (月) ~ 2010/03/07 (日)公演終了

人の温かさ
ほっこり温かい気持ちになった

脚本共作公演「鍋のナカ」

脚本共作公演「鍋のナカ」

NPO法人コンカリーニョ

ぽんプラザホール(福岡県)

2010/03/06 (土) ~ 2010/03/07 (日)公演終了

予想外
yhs→ガラパの順で観劇。
南参くんと川口くんの共同で書かれた脚本とセットはほぼ同じ。というわけで、演出と役者のバトルみたいになってました。

ネタバレBOX

yhsは非常にスピード感があり、ぐいぐい引っ張っていく感じ。一方のガラパはじっくりしっとり見せる感じで、いつものスピード感があまり感じられず、まったく逆を予想していた私としてはえ?って感じでした。
上海バンスキング

上海バンスキング

Bunkamura

Bunkamuraシアターコクーン(東京都)

2010/02/23 (火) ~ 2010/03/14 (日)公演終了

満足度★★★★

これが噂のバンスキングか~
まずは長い。立ち見だったからなおさら足腰にくる。話的にも長い。

しかーし、だ。デコさんの歌がとっても素敵。大森さんを送りだす時の歌とかしびれました。いい声でした。キャラクターも愛らしい。

16年ぶりと言えどそういう時間関係なく熱いものがあるんだなーと。めちゃめちゃ喜々とした大のオトナ達は気持ちがいい。それに熱狂するオトナ達の多さにもびっくりしながらも、なんだか嬉しい。

当時を知らないながらもその熱狂は感じたし、私自身熱狂した。

喫茶久瀬

喫茶久瀬

文月堂

サンモールスタジオ(東京都)

2010/03/02 (火) ~ 2010/03/07 (日)公演終了

満足度★★★★★

心温まる物語
文月堂の芝居って暖かいですよね。日常の中で忘れかけている思いに気づかせてくれます。物語はちょっと人間模様を詰め込みすぎではとも思いますが,最後は見事に着地させてくれています。第4回公演とは思えないほどの安定感。脚本がいいのでしょうね。それにしても,三谷智子さんって,○○才には見えない素敵な方ですね。ファンになっちゃいます^^;

ミツバチか、ワニ

ミツバチか、ワニ

あひるなんちゃら

駅前劇場(東京都)

2010/03/04 (木) ~ 2010/03/08 (月)公演終了

満足度★★★★

芝居では
感じたことのない、笑いと雰囲気でした。
初めての あひるなんちゃら でしたが
とても楽しめました!

ミツバチか、ワニ

ミツバチか、ワニ

あひるなんちゃら

駅前劇場(東京都)

2010/03/04 (木) ~ 2010/03/08 (月)公演終了

満足度★★

うーん・・・
うっすらおかしい?のかな。
確かににんまり笑えるんだけれど、それって笑いが薄いってことなんじゃないんでしょうか。

ネタバレBOX

特に実のない話なのはいいと思う。そう書いてあるわけだし。
でも、なんというんだろう、芝居ってほどには演技もゆるやかだし、
笑いってのにもなんか中途半場・・

比べるのも少し違うとは思いますが、
カクスコは実のない話しをしていてもしっかり笑えました。
なんか物足りない。
昆虫大戦争

昆虫大戦争

こゆび侍

RAFT(東京都)

2010/03/05 (金) ~ 2010/03/08 (月)公演終了

満足度★★★★

昆虫の世界だから見えるもの
間違いなく昆虫の物語ではあるのですが、
そこからふっと今の世界が浮き彫りになって・・・。

次第に閉じ込められ
ずっとその緊張感に締め付けられながら
見てしまいました。

ネタバレBOX

場内超満員。
どう考えても小さな会場。

しかし、
冒頭の「ツァラトウストラはかく語りき」の表現に
ふっと狭さを忘れるほどの力があって。
歓喜の表現から続くものがたりにすっと導かれる。

物語は、
まごうことなき昆虫というかフンコロガシのものなのですが、
でも、生態研究のようなイメージはほとんどなく
むしろ擬虫化されたとある国の日常のようなものが
浮かび上がってきます。

たとえば、テロが横行し、
死や暴力が常に隣り合わせにあるような場所。
「標本される」という不安に常に苛まれて、
サイレンが響き渡るほどに空気が凍って・・・。

その中で、自らが生きる意味を問い掛けたり
命を繋ぐことにその身をささげたり・・・。
でも日常がそこにあること。
拒食になりながら、理想を想う姿に
ふっとうなずいてしまうような説得力があって。

ファーブルの正義が
虫たちの運命や生活を揺さぶっていくあたりに
ぞくっとするような世界の縮図を感じ、
フンコロガシに置き換えられて
初めて浮かんでくる今に目を見開いてしまう。

そして、その終末まで、ずっと穴の中に存在する
日々の生活観に、
世界のいろんなシーンで生きている人々の
その場所では特別でない感覚に思いを馳せてしまう。

常に緊張状態に置かれた人々の感情の起伏など
若干強さが勝ってしまうような表現の平板さを感じたりもするのですが、
逆にその平板さがあるからこそ、
観る側に深い印象がやってくる部分もあって。

小さな会場にがっつりの密度、
その強さが、しなやかに舞台の臨場感を高めていて。

ほんと、したたかで見応えある作品だったと思います。


三人姉妹

三人姉妹

パパ・タラフマラ

白鳥ホール(宮城県)

2010/02/08 (月) ~ 2010/02/08 (月)公演終了

満足度★★★★

ダンスと演劇の境目を行く
1992年の「パレード」以来、実に18年ぶりの仙台公演!とてもエネルギッシュな1時間でした。

WHAT A WONDERFUL LIFE!ver.2010

WHAT A WONDERFUL LIFE!ver.2010

東京セレソンデラックス

シアターサンモール(東京都)

2010/03/02 (火) ~ 2010/03/07 (日)公演終了

満足度★★

初セレソン
前評判ほど感動しなかったです。
番外公演とかで、若手中心の出演だったので、
宅間孝行さんを始め、オリジナルメンバーも全員見られなかったし、
思ったほどセレソンを堪能できなかった。

でもお客さんはたくさん入っていましたし、
エンディングでは結構すすり泣いている人もいました。

アジト―Mission1―

アジト―Mission1―

謎のモダン館

ぽんプラザホール(福岡県)

2007/02/12 (月) ~ 2007/02/13 (火)公演終了

声量と熱さ
2010年の福岡演劇フェスティバルにも参加ということで、以前に拝見したのを思い出しましたf^^;

とにかく白濱さんが熱い!昭和の青春ドラマのような熱さ!!
台詞の量が多くて、コメディーと言うかコントのようなシーンも多かったです。

昆虫大戦争

昆虫大戦争

こゆび侍

RAFT(東京都)

2010/03/05 (金) ~ 2010/03/08 (月)公演終了

満足度★★★

フンコロガシのお話
以前「網膜火傷」の蟻地獄にはまった蟻の物語を観たが、ソレと似たような空気感。なんでフンコロガシにしたのかよく理解できないが、蟻もフンコロガシもせっせと働くという意味では似たような昆虫だ。
舞台はでーーーん!!と大きなフン、つまりは、うんこがゴロリと点在する。舞台の半分以上はフンコロガシよりも大きなうんこの数々。

以下はネタばれBOXにて。。

ネタバレBOX

いったい「RAFT 」が何処にあるかで迷う。迷いに迷って京王タクシーに乗るも、これまたドライバーが良く解らない状態!(苦笑!)
当初、「解りました」とは言ったものの、なんだか、乗車して10分も走ってる。いあ、オカシイでしょう?歩いて8分って書かれてあるのにタクシーで10分って・・。普通2分ぐらいで着くんじゃないの。って文句を言ったら、そこで引き返す。(何だよソレ!)
どうやら、ワタクシの携帯画面の画像が見え難かったらしく、いやはや、そこから大変でした。きょうびのドライバーって地理を知らないんだね。ナビに設定したものの、結局薬局、それでも迷う。で、二人で近辺の聞き込みに。笑
結果、「RAFT 」の前の大使館の受付で聞いたものの、「ここは2丁目なのでもっと先です。」と言われまた迷う。こんな目の前にあったのに!(・・:)

さて、舞台。標本にするためにフンコロガシを採取する人間とフンコロガシの一生を描いた物語。「網膜火傷」のときも感じたことだけれど、ここの脚本家って、闇を表現する物語が好きらしい。今回もフンコロガシというコミカルなネーミングを持った昆虫とは裏腹な設定。結局人間に採取されるまでにうんこの取り合いをして、それを喰らい、成長するまでに人間と同じように雑多な事を考え悩み、自分の良心とそうでない部分でモガキ、交尾して身ごもり卵をうんこに産みつけ、産んだら産んだで死んでしまうという循環でした。

キャストらがうんこを抱いてそれを喰らうシーンは実に匂いたつエグサ。役者って凄いよね。しかし、物語そのものはあまり好きではない。フンコロガシって確か、エジプトの国虫だったような?エジプトに行くとフンコロガシがアクセサリー売り場でも幅をきかせ、お土産やさんでもフンコロガシが勢力してました。で、興味深々でフンコロガシのネックレスを購入しちゃったワタクシは日本に帰国して「えー、なんでフンコロガシなのー、きもいーー!!」って言われ二度とつけてません。淡い思い出です。

【注】文章中、読みずらい箇所がございます。うんこという単語をフンに置き換えて頂きますとすんなり入れます。またはピー!と自分で言いながら読んでください。

 Y時のはなし 【Vacant公演終了!Y時は次 5月に山口県YCAMとシンガポールにいきます!!!YCAM公演チケットは4月3日より発売!!!山口で会いましょう~~ぜひ】

Y時のはなし 【Vacant公演終了!Y時は次 5月に山口県YCAMとシンガポールにいきます!!!YCAM公演チケットは4月3日より発売!!!山口で会いましょう~~ぜひ】

快快

Vacant(東京都)

2010/03/04 (木) ~ 2010/03/06 (土)公演終了

満足度★★★

R時(りょーじ)からY時(よーじ)に
思えばこの舞台の初演(R時のはなし)が『小指値』初体験でした。
快快となっての今回、かなり弾けていて笑いドコロが増量されていました。

『R時』の方がもっと淡々として心象風景も多かったような気がします。

この人形劇手法のような個と距離を置くような舞台、
自分としては各キャラも構成もより叙情的だった初演の方が好きでした。

ネタバレBOX

初演の方が好きだったという自分。
それでもラスト、大人になったよーじの回想と現在のモノローグには思わず気持ちをぐっと掴まれます。
あのラストの為になら馬鹿馬鹿しい笑いにも耐えられる、そんな大好きなラストです。
アンチクロックワイズ・ワンダーランド

アンチクロックワイズ・ワンダーランド

阿佐ヶ谷スパイダース

本多劇場(東京都)

2010/01/21 (木) ~ 2010/02/14 (日)公演終了

満足度★★★

個性的な出演者。それほど難解ではなく時間と空間が錯綜した世界。
作家の苦悩から生み出された自作の小説の世界。
時間と空間が錯綜し、自我を持った登場人物たちが入り乱れる。

最初、なんとか展開を理解しようと考えて難解にも感じ、
提示されたものを観る人なりに楽しめばいいや、
とも割り切れず、考えながら探りながらの観劇です。

それでも、池田鉄洋さん、光石 研さん、山内圭哉さん
ほか、個性的な俳優さんたちと、
小島 聖さん、馬渕英俚可さん、村岡希美さんと
好きな女優さんが3人も出てて、
それぞれの演技を楽しみました。

CLOSER

CLOSER

avex live creative

サンシャイン劇場(東京都)

2010/02/19 (金) ~ 2010/02/28 (日)公演終了

満足度★★★★

鈴木勝秀いわく「性欲劇」! オシャレな雰囲気、荒れた心の愛憎、四角関係。
ロンドンを舞台に、医師(眞木大輔)、作家(福士誠治)、
ストリッパー(佐藤江梨子)、フォトグラファー(辺見えみり)、
4人の愛は交錯し、心と体を重ねあう。

この4人が、求めあい、仕掛け合い、だましあう、愛憎劇。
いかにもカッコイイ「パッケージ」なので上辺のカッコよさ
だけが前面に出てしまいそうですが、そうでないところが特徴。
これで舞台がニューヨークとかだともっと薄っぺらになりそうですが、
ロンドンだというところにも何か違いが出ているのでしょうか。
カッコイイ職業、スタイルの登場人物4人が、
頻繁に性的なことにこだわり、性的なセリフを連発。
常にやった、やらない、感じたか、とやりあう激しさが強烈。
確かに珍しくて面白いとは言えますが。

登場人物の錯乱したように複雑な心情。
自分は嘘や裏切りをしておきながら、他人には真実を吐き出させようとする自分勝手な思考は、感情移入はできなくとも、その「いびつさ」が人の弱さでだろうか。
常に殺伐としていた物語は、エンディングで一瞬だけ光がある。

会場はEXILEファンで満員。
男性は10人から20人位しかいなかったのではないか。
まるでananの「○○○特集」でも見ているような居心地の悪さが。

ミツバチか、ワニ

ミツバチか、ワニ

あひるなんちゃら

駅前劇場(東京都)

2010/03/04 (木) ~ 2010/03/08 (月)公演終了

満足度★★

前世がそんなに大事?
って、そーゆー突込みを入れちゃいけない芝居ね。駄弁だから。狭い舞台とはいえ、常に舞台中央が使われていないのが気になった。机一つを舞台中央に置いて、小道具は暗転してる間に役者が持ってきたほうが見やすいと思う。

富士見町アパートメント

富士見町アパートメント

自転車キンクリーツカンパニー

座・高円寺1(東京都)

2010/02/27 (土) ~ 2010/03/14 (日)公演終了

満足度★★★★

Aプロ見ました。
「魔女の夜」は「ほ~、そう来たか。」みたいな意外な展開が楽しめました。「夜へ」は、隣のおじさんが夢を語る場面がすばらしかったです。「ロミオとジュリエット」のクイーンマブ(だっけ。。。)の夢を語るマキューシオを思わせました。ひょっとしてこの場面が一番先に出来ていて、後の場面は付け足していったかな?と、思うぐらい素晴らしい場面でした。

マクベス

マクベス

世田谷パブリックシアター

世田谷パブリックシアター(東京都)

2010/03/06 (土) ~ 2010/03/20 (土)公演終了

満足度★★★★

光と影
野村萬斎さんの芝居を見るのは今回が2回目。舞台装置はシンプルであるが、光と影、音響そして役者が見事に調和されたすばらしい作品。

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