満足度★★★
正直言えば…
やっぱり、できたら、登場人物は人間の方がよかったです。たとえ、異星人であったとしても…。
小学生の頃、「ファーブル昆虫記」が愛読書だったので、別に、昆虫の話に異存はないのですが、何だか、やっぱり、フンころがしにはあんまり感情移入できなくて、最後まで、傍観者でしかいられなかったのが、ちょっと残念。ただ、これがもし、フンころがしを傍観者然として観てしまう観客を想定した作演の成島さんの最初からの意図するところだとしたら、私は、すっかり作者の思惑通りの見方をしていたことになるのですが…。
小巻役の佐藤みゆきさんはさすがでした。開幕直後から、彼女の演じた、フンころがし嬢にだけは、とっても感情移入できて、涙腺が緩みそうになりましたから。
またまた、みゆき嬢の新たな魅力に出会い、益々ファンになりました。