昆虫大戦争 公演情報 昆虫大戦争」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.6
1-19件 / 19件中
  • 満足度★★★

    今更ですが
    フンコロガシしか覚えてない、
    フンコロガシ、フンコロガシ

    面白かったです

  • 満足度★★★★

    なぜにフンコロガシ(笑)
    今回の物語はフンコロガシのお話。
    なぜフンコロガシかは知らないが(笑)、人間の部分に置き換えて見てしまう部分もあったり、またその反面完全にフンコロガシの世界として見てしまう部分もあり、なかなか面白かったです。
    ただ、個人的には照明が少し暗すぎた感じを受けました。シェルターに避難してる設定なので、ギリギリ役者の表情が見れればOKとしてるのかもしれませんが。

    しかし、フン神様はリアル、しかも食えるとは(笑)。二重にビックリ。

  • 満足度★★★★

    いつもとはかなり違った味わい
    「世にも珍しい物語をこっそりお披露目」という「標本シリーズ」の第1弾、フンコロガシの世界を擬人化した物語。(約70分)
    冒頭を除いて人間から隠れ住むための「シェルター」の中でストーリーが進行し、照明も暗めだし、あまりタッパのないこのスペースに床より高い舞台を作っているし、ということで圧迫感あり。
    で、着ぐるみやそれっぽい衣裳ではなく普通の姿で演じられるフンコロガシたちはちゃんとそれらしく感じられるし、ストーリーにも起伏があってドラマチック。
    さらに、ちゃんと食べられるものを仕込んである(!)フン玉(ベースはバランスボール?)やラストで光るウエディングボールなんて小道具も面白く、それまで別個に登場していたフンコロガシと人間(成島主宰だ)が同時に登場するラストで、照明を使って人間の手の大きさを表現したのもナイスアイデア。なるほどいつもとはかなり違った味わい。
    あと、人間に捕らえられた妻が遺した乾いたフン玉から仏像を彫りだす夫、なんてアイデアには脱帽!

  • 満足度★★★★

    今更感想ですが
    視点が面白い。
    フンコロガシに家族の概念があるのかはよくわかりませんが、戦時中の人間のような暮らしぶりでした。
    糞という一見すればばりばりネタになってしまいそうな題材をよくぞこんなにシリアスに仕上げたなあ。

    そしてやっぱり私は佐藤みゆきさんが大好きです…

  • 観劇
    初の劇場。
    びっくりするぐらい小さかった~。

  • 満足度★★★★

    祈りたくなるような時代感
    あたかも防空壕や核シェルターのなかであるかのような、暗い、舞台装置のなにもない空間だからこそ、成島秀和の詩情に満ちた台詞は効力を発揮していたように思う。
    まるで祈るように、他が顧みない家畜の糞を食糧とすべく丸めて転がしつづけ、採取され、やはり祈るような姿で標本にされてしまうフンコロガシの世界に、いまの二十代の心情が重なっているような気もした。

    ネタバレBOX

    ちなみに、同名映画はこちら。
    初代『ゴジラ』すら彷彿とさせる、壮大で骨太な「マンモス巨編」な模様w
    http://www.youtube.com/watch?v=RY0WA0wemrY
  • 満足度★★★

    のびしろ有
    自分とは異なる生き物を、具体的に想像してみる事は難しい。
    フンコロガシ的な生き物と、F。とても、新鮮な芝居だった。

    ひょっとこで観た事のあった、佐藤さんが、あんな演技も出来るのかと驚いた。
    今後も注目したい役者さんのうちの一人。

    ラストシーンはグッと来る出来栄え。印象的。

  • 狭いステージだったのですが
    照明の使い方が秀逸でした
    で、肝心の話はフンコロガシの話を
    人間世界への置き換えて考えさせる感じだったのかと...
    考えれる部分と?なな部分とがあったのですが
    なかなか楽しめた70分でした

  • 満足度★★★

    正直言えば…
    やっぱり、できたら、登場人物は人間の方がよかったです。たとえ、異星人であったとしても…。
    小学生の頃、「ファーブル昆虫記」が愛読書だったので、別に、昆虫の話に異存はないのですが、何だか、やっぱり、フンころがしにはあんまり感情移入できなくて、最後まで、傍観者でしかいられなかったのが、ちょっと残念。ただ、これがもし、フンころがしを傍観者然として観てしまう観客を想定した作演の成島さんの最初からの意図するところだとしたら、私は、すっかり作者の思惑通りの見方をしていたことになるのですが…。
    小巻役の佐藤みゆきさんはさすがでした。開幕直後から、彼女の演じた、フンころがし嬢にだけは、とっても感情移入できて、涙腺が緩みそうになりましたから。
    またまた、みゆき嬢の新たな魅力に出会い、益々ファンになりました。

    ネタバレBOX

    成島さんの演じたFは、フンころがしにとっては、悪意のない加害者なので、もっと、ストーカー的な、自分本位の狂気じみた愛情が滲み出ていた方が効果的な芝居になったのではと思います。
    妻が最期に丸めたフンで作られたという仏像は、何だかリアルで、あれを見ているだけで、胸を打つものがありました。
    佐藤みゆきさんが、最後に必死にその仏像のフンをもぎ取り、食らい付く演技が秀逸で、改めて、スゴイ女優さんだと感嘆!
    最後に、Fの手の影が、みゆき嬢の頭に覆いかぶさる演出は、気が効いていました。彼女のフンころがし人生が切なくなりました。
  • 満足度★★★★

    昆虫の世界だから見えるもの
    間違いなく昆虫の物語ではあるのですが、
    そこからふっと今の世界が浮き彫りになって・・・。

    次第に閉じ込められ
    ずっとその緊張感に締め付けられながら
    見てしまいました。

    ネタバレBOX

    場内超満員。
    どう考えても小さな会場。

    しかし、
    冒頭の「ツァラトウストラはかく語りき」の表現に
    ふっと狭さを忘れるほどの力があって。
    歓喜の表現から続くものがたりにすっと導かれる。

    物語は、
    まごうことなき昆虫というかフンコロガシのものなのですが、
    でも、生態研究のようなイメージはほとんどなく
    むしろ擬虫化されたとある国の日常のようなものが
    浮かび上がってきます。

    たとえば、テロが横行し、
    死や暴力が常に隣り合わせにあるような場所。
    「標本される」という不安に常に苛まれて、
    サイレンが響き渡るほどに空気が凍って・・・。

    その中で、自らが生きる意味を問い掛けたり
    命を繋ぐことにその身をささげたり・・・。
    でも日常がそこにあること。
    拒食になりながら、理想を想う姿に
    ふっとうなずいてしまうような説得力があって。

    ファーブルの正義が
    虫たちの運命や生活を揺さぶっていくあたりに
    ぞくっとするような世界の縮図を感じ、
    フンコロガシに置き換えられて
    初めて浮かんでくる今に目を見開いてしまう。

    そして、その終末まで、ずっと穴の中に存在する
    日々の生活観に、
    世界のいろんなシーンで生きている人々の
    その場所では特別でない感覚に思いを馳せてしまう。

    常に緊張状態に置かれた人々の感情の起伏など
    若干強さが勝ってしまうような表現の平板さを感じたりもするのですが、
    逆にその平板さがあるからこそ、
    観る側に深い印象がやってくる部分もあって。

    小さな会場にがっつりの密度、
    その強さが、しなやかに舞台の臨場感を高めていて。

    ほんと、したたかで見応えある作品だったと思います。


  • 満足度★★★

    フンコロガシのお話
    以前「網膜火傷」の蟻地獄にはまった蟻の物語を観たが、ソレと似たような空気感。なんでフンコロガシにしたのかよく理解できないが、蟻もフンコロガシもせっせと働くという意味では似たような昆虫だ。
    舞台はでーーーん!!と大きなフン、つまりは、うんこがゴロリと点在する。舞台の半分以上はフンコロガシよりも大きなうんこの数々。

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    いったい「RAFT 」が何処にあるかで迷う。迷いに迷って京王タクシーに乗るも、これまたドライバーが良く解らない状態!(苦笑!)
    当初、「解りました」とは言ったものの、なんだか、乗車して10分も走ってる。いあ、オカシイでしょう?歩いて8分って書かれてあるのにタクシーで10分って・・。普通2分ぐらいで着くんじゃないの。って文句を言ったら、そこで引き返す。(何だよソレ!)
    どうやら、ワタクシの携帯画面の画像が見え難かったらしく、いやはや、そこから大変でした。きょうびのドライバーって地理を知らないんだね。ナビに設定したものの、結局薬局、それでも迷う。で、二人で近辺の聞き込みに。笑
    結果、「RAFT 」の前の大使館の受付で聞いたものの、「ここは2丁目なのでもっと先です。」と言われまた迷う。こんな目の前にあったのに!(・・:)

    さて、舞台。標本にするためにフンコロガシを採取する人間とフンコロガシの一生を描いた物語。「網膜火傷」のときも感じたことだけれど、ここの脚本家って、闇を表現する物語が好きらしい。今回もフンコロガシというコミカルなネーミングを持った昆虫とは裏腹な設定。結局人間に採取されるまでにうんこの取り合いをして、それを喰らい、成長するまでに人間と同じように雑多な事を考え悩み、自分の良心とそうでない部分でモガキ、交尾して身ごもり卵をうんこに産みつけ、産んだら産んだで死んでしまうという循環でした。

    キャストらがうんこを抱いてそれを喰らうシーンは実に匂いたつエグサ。役者って凄いよね。しかし、物語そのものはあまり好きではない。フンコロガシって確か、エジプトの国虫だったような?エジプトに行くとフンコロガシがアクセサリー売り場でも幅をきかせ、お土産やさんでもフンコロガシが勢力してました。で、興味深々でフンコロガシのネックレスを購入しちゃったワタクシは日本に帰国して「えー、なんでフンコロガシなのー、きもいーー!!」って言われ二度とつけてません。淡い思い出です。

    【注】文章中、読みずらい箇所がございます。うんこという単語をフンに置き換えて頂きますとすんなり入れます。またはピー!と自分で言いながら読んでください。

  • 満足度★★★★

    意見は別れそうですが
    観てきました!

    ちょっと女性には
    意見が別れそうですが
    僕は 大好きな作品でした

    こゆび侍さんの
    ロマンチックな部分とエグさの部分が
    うまく融合されていて
    最後まで引き込まれました

    当日券の価値ありです!

  • 満足度★★★★

    もうひと捻りほしかった
    凝縮されたシリアスな物語があった。
    そして、シリアスと紙一重なコメディ的な雰囲気もあったのだが、シリアスさに引っ張られすぎて笑うことはできなかった。
    熱演で、惹きつけられる舞台だった。

    ネタバレBOX

    フンコロガシなのにシリアス。
    フンコロガシだからコメディと紙一重の台詞もあった。

    なんかちょっと愉快なフンコロガシの歌がうっすらと流れて、幕が開き(舞台にライトが点き)、馬糞が出てくるあたりの描写は、これはちょっとコミカルなのかと思っていたら、昆虫採集のニンゲンの登場から一気にシリアスドラマになっていった。
    フンコロガシたちの悲痛な叫びがあがる。

    昆虫採集は、フンコロガシの視点からだと悲劇以外の何モノでもない。それは誰が考えてもわかる。昆虫採集の時期の昆虫たちは、ニンゲンの感覚で言うと、緊張した時間をすごすのであろう。
    だから、そんな想像がつく内容だけでなく、もうひと捻りほしかったというのが本音だ。

    フンコロガシたちが協力し、ニンゲンに対抗する、なんていう視点はあるのだが、それがもうひとつ何かに結びついていかないもどかしさがある。

    例えば、昆虫採集のときに鳴るサイレンの音は、狩られるフンコロガシたちの恐怖の叫び声ととったが、あまりにも空襲や戦争のイメージを彷彿させる。このあたりがやや直接的すぎる印象を受けた。
    「昆虫採集=(自分の力ではどうすることもできない)運命」という図式にすると、これもやや直接的すぎるし(親世代のフンコロガシたちには、運命に身をゆだねる諦めがあったりするのだが)。

    もちろん、フンコロガシの生態についてレクチャーを受けるための舞台ではないので、フンコロガシの生活を通して、ニンゲンの営みや社会を比喩しているのは間違いないのだが、サイレンの音で、例えば、戦時中を思い浮かべさせる方向にミスリード(本気にそっちならば私が取り違えているのだが)してしまう気がした。

    つまり、そっちではなく、「フンコロガシは、フンを丸めてそれを食べて・・の繰り返し」という台詞が何度か出てくるが、ニンゲンが生きていることも大差なく、そんなことの繰り返しだということなのだ。

    そこからの抜け道はなく、単に死に向かって生きていく。
    若いフンコロガシの若いが故の迷いや不安でもあろう。

    ラストは、それへの「答え」としては、あまりにもむなしく寂しい気がしてしまう。これが作者の考えなのだろうか。

    個人的には、ストレートなニンゲンの比喩ではなく、フンコロガシの視点からでしかたどり着けない、どこかに連れて行ってほしかったと思う。
    食や親子や神など、いくつかの魅力的なパーツが散りばめられていただけに。

    ただし、舞台は観客を惹きつける大きな力があり、私はのめり込んで観ていた。
    特に、佐藤みゆきさんの熱演がすごい。

    たいしたことではないが、ここのサイズの劇場での発声としては、全体的に大きすぎる気がした。全般的に気持ちが強く乗った台詞が多いので、劇場自体にキンキンと響きすぎていたような気がする。ま、叫んでいたのは若いフンコロガシが中心だったので、若い故の発露という演出だとは思うのだが。
  • 満足度★★★

    糞神様
    いろんな事を考えさせられる内容かと思いますが、あえて此処はフンコロガシ頑張れといいたい。Fに負けるな。「網膜火傷」ではアリのようですが、観たいと思います。

  • 満足度★★★★

    ストレートな感動作品!
     題名からして「妖怪大戦争」や「怪獣大戦争」のようなB級大作かそのパロディかと思ったが、ストレートな感動物語だった。

     観る側としては、変化球を待っていたのに、ずばっと直球がやってきてちょっと面食らったというところはあるが、それを差し引けば良くできた作品だ。もちろんその面食らった感も作家の狙いだろう。

     また、視点を少し変えるだけで、これだけ違った見方が出来るということで、民族問題や神と人間の関係などもさまざま考えながら観させていただいた。

     作演、成島秀和の昆虫に対する博識ぶりと愛情をたっぷりと楽しませてもらった。

    ネタバレBOX

     ふんころがしを舞台にして、あたかも戦時中の沖縄を描いたような舞台だった。感動し、号泣しながらも、それがふんころがしの世界であるということに不思議な気持ちを抱く。その違和感こそが、成島秀和の狙いであろう。やられた。

    佐藤みゆきが純粋なふんころがしを好演。「ひめゆりの塔」か「二十四の瞳」にでも出てきそうな登場人物だ。こんなふんころがしがいたら惚れてしまうと思った。
  • 満足度★★★

    「大」なのか
    昆虫な世界ではないような、よくわかりません

  • 満足度★★★

    よい作品だけど、ちょっと生理的に
    何もない舞台で、俳優さんたちの熱演が光ってました。昆虫の視点から戦争の空しさを描いたよい作品だと思いますが、「フン」のネタがちょっと生理的にきつかったです。今度は「ゾウムシ」あたりでお願いします。

  • 満足度★★★★★

    必見!
    久々の心ゆさぶられ感。
    迷っているなら、観るべし!

    ネタバレBOX

    ファーブル昆虫記。
    視点を変えるだけでこんな見方があったとは!

    最初の、
    みんなで糞まみれになるシーンにはちょっとびっくりしたけれど、
    その後は、ぐいぐい引き込まれてしまいました。

    小さい頃、蟻の巣を掘ったりして遊んだことを、
    いまさら後悔してみたり・・・。

    なんていうか、、、欲望の罠?
    にんげんも、おなじですよね。

    小巻(佐藤みゆきさん)が、かわいすぎて困る。*^^*

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