満足度★★★★
なぜにフンコロガシ(笑)
今回の物語はフンコロガシのお話。
なぜフンコロガシかは知らないが(笑)、人間の部分に置き換えて見てしまう部分もあったり、またその反面完全にフンコロガシの世界として見てしまう部分もあり、なかなか面白かったです。
ただ、個人的には照明が少し暗すぎた感じを受けました。シェルターに避難してる設定なので、ギリギリ役者の表情が見れればOKとしてるのかもしれませんが。
しかし、フン神様はリアル、しかも食えるとは(笑)。二重にビックリ。
満足度★★★★
いつもとはかなり違った味わい
「世にも珍しい物語をこっそりお披露目」という「標本シリーズ」の第1弾、フンコロガシの世界を擬人化した物語。(約70分)
冒頭を除いて人間から隠れ住むための「シェルター」の中でストーリーが進行し、照明も暗めだし、あまりタッパのないこのスペースに床より高い舞台を作っているし、ということで圧迫感あり。
で、着ぐるみやそれっぽい衣裳ではなく普通の姿で演じられるフンコロガシたちはちゃんとそれらしく感じられるし、ストーリーにも起伏があってドラマチック。
さらに、ちゃんと食べられるものを仕込んである(!)フン玉(ベースはバランスボール?)やラストで光るウエディングボールなんて小道具も面白く、それまで別個に登場していたフンコロガシと人間(成島主宰だ)が同時に登場するラストで、照明を使って人間の手の大きさを表現したのもナイスアイデア。なるほどいつもとはかなり違った味わい。
あと、人間に捕らえられた妻が遺した乾いたフン玉から仏像を彫りだす夫、なんてアイデアには脱帽!
満足度★★★★
今更感想ですが
視点が面白い。
フンコロガシに家族の概念があるのかはよくわかりませんが、戦時中の人間のような暮らしぶりでした。
糞という一見すればばりばりネタになってしまいそうな題材をよくぞこんなにシリアスに仕上げたなあ。
そしてやっぱり私は佐藤みゆきさんが大好きです…
満足度★★★★
祈りたくなるような時代感
あたかも防空壕や核シェルターのなかであるかのような、暗い、舞台装置のなにもない空間だからこそ、成島秀和の詩情に満ちた台詞は効力を発揮していたように思う。
まるで祈るように、他が顧みない家畜の糞を食糧とすべく丸めて転がしつづけ、採取され、やはり祈るような姿で標本にされてしまうフンコロガシの世界に、いまの二十代の心情が重なっているような気もした。
満足度★★★
のびしろ有
自分とは異なる生き物を、具体的に想像してみる事は難しい。
フンコロガシ的な生き物と、F。とても、新鮮な芝居だった。
ひょっとこで観た事のあった、佐藤さんが、あんな演技も出来るのかと驚いた。
今後も注目したい役者さんのうちの一人。
ラストシーンはグッと来る出来栄え。印象的。
狭いステージだったのですが
照明の使い方が秀逸でした
で、肝心の話はフンコロガシの話を
人間世界への置き換えて考えさせる感じだったのかと...
考えれる部分と?なな部分とがあったのですが
なかなか楽しめた70分でした
満足度★★★
正直言えば…
やっぱり、できたら、登場人物は人間の方がよかったです。たとえ、異星人であったとしても…。
小学生の頃、「ファーブル昆虫記」が愛読書だったので、別に、昆虫の話に異存はないのですが、何だか、やっぱり、フンころがしにはあんまり感情移入できなくて、最後まで、傍観者でしかいられなかったのが、ちょっと残念。ただ、これがもし、フンころがしを傍観者然として観てしまう観客を想定した作演の成島さんの最初からの意図するところだとしたら、私は、すっかり作者の思惑通りの見方をしていたことになるのですが…。
小巻役の佐藤みゆきさんはさすがでした。開幕直後から、彼女の演じた、フンころがし嬢にだけは、とっても感情移入できて、涙腺が緩みそうになりましたから。
またまた、みゆき嬢の新たな魅力に出会い、益々ファンになりました。
満足度★★★★
昆虫の世界だから見えるもの
間違いなく昆虫の物語ではあるのですが、
そこからふっと今の世界が浮き彫りになって・・・。
次第に閉じ込められ
ずっとその緊張感に締め付けられながら
見てしまいました。
満足度★★★
フンコロガシのお話
以前「網膜火傷」の蟻地獄にはまった蟻の物語を観たが、ソレと似たような空気感。なんでフンコロガシにしたのかよく理解できないが、蟻もフンコロガシもせっせと働くという意味では似たような昆虫だ。
舞台はでーーーん!!と大きなフン、つまりは、うんこがゴロリと点在する。舞台の半分以上はフンコロガシよりも大きなうんこの数々。
以下はネタばれBOXにて。。
満足度★★★★
意見は別れそうですが
観てきました!
ちょっと女性には
意見が別れそうですが
僕は 大好きな作品でした
こゆび侍さんの
ロマンチックな部分とエグさの部分が
うまく融合されていて
最後まで引き込まれました
当日券の価値ありです!
満足度★★★★
もうひと捻りほしかった
凝縮されたシリアスな物語があった。
そして、シリアスと紙一重なコメディ的な雰囲気もあったのだが、シリアスさに引っ張られすぎて笑うことはできなかった。
熱演で、惹きつけられる舞台だった。
満足度★★★
糞神様
いろんな事を考えさせられる内容かと思いますが、あえて此処はフンコロガシ頑張れといいたい。Fに負けるな。「網膜火傷」ではアリのようですが、観たいと思います。
満足度★★★★
ストレートな感動作品!
題名からして「妖怪大戦争」や「怪獣大戦争」のようなB級大作かそのパロディかと思ったが、ストレートな感動物語だった。
観る側としては、変化球を待っていたのに、ずばっと直球がやってきてちょっと面食らったというところはあるが、それを差し引けば良くできた作品だ。もちろんその面食らった感も作家の狙いだろう。
また、視点を少し変えるだけで、これだけ違った見方が出来るということで、民族問題や神と人間の関係などもさまざま考えながら観させていただいた。
作演、成島秀和の昆虫に対する博識ぶりと愛情をたっぷりと楽しませてもらった。
満足度★★★
よい作品だけど、ちょっと生理的に
何もない舞台で、俳優さんたちの熱演が光ってました。昆虫の視点から戦争の空しさを描いたよい作品だと思いますが、「フン」のネタがちょっと生理的にきつかったです。今度は「ゾウムシ」あたりでお願いします。