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わたしたちは無傷な別人であるのか?

わたしたちは無傷な別人であるのか?

チェルフィッチュ

横浜美術館レクチャーホール(神奈川県)

2010/03/01 (月) ~ 2010/03/10 (水)公演終了

満足度★★★★★

よぎる感覚と浸蝕されないない空気
「なんとなく満たされた感覚」の質量をもったあやふやさと、「ダークな感覚」の染み込みきれなさ、それぞれにぞくっとくるようなリアリティを感じました。

ネタバレBOX

建設が予定されている高層マンションへの入居が決まっている夫婦、
妻の職場か何かの友人がその家を訪れる・・・・。
経済的には安定していて、
生活にもゆとりがあって・・・・。

でも、ゆとりがありながら
見え隠れする不安・・・。
実態はあっても実感がないなにかが
彼らの生活感の周囲にアラベスクのような影を落とす感じ。

たとえばふっとべき論で浮かび上がり語られるもの。
あるいは電車のドア上に表示されるニュースからやってくるもの。
画面の向こう側にある飾り物のように概念化された現実と
すっと通り過ぎていく実態のないダークな気配が
ほんの一瞬共振する感覚。

過る感触の鮮明さが、
直感的ともいえる切っ先で舞台上の空気に醸成されます。
ふっとわき上がる「ベキ論」が妻を捕らえる強さや
消失していくさま。
選んだワインとチーズを持って
電車に乗る友人が過ごす時間の色と
その中に織り込まれるニュースなどの情報の感触や重さ。

語りかける言葉が、背景や小道具のようにその場をつくり
会話が、ダンサーの四肢の動きのように
その時間を紡いでいく。
舞台上の表現は密度をもった空気に染められて、
やや下手側に掛けられた小さな時計が刻む時間にクリップされて
観る側にやってくる。
その広がりに観る側はひたすら取り込まれていくのです。

黄昏の公園で男が食べるコンビニのパンと
チーズとともに供されるバケットの対比。
あるいは、翌朝夫婦が
おいしいパンを買いに行き、さらに投票に行くというエピソード。
夫婦やあるいは友人の視座から観たものが
しなやかに一つの世界に組み込まれていくなかで
そこにある水と油の境界線のような
混じり合わない揺らぎの感覚の
明らかに存在する不確かさに息を呑む。
しかも、表現される一過性のような時間が
観る側にはしっかり残る。

この、観る側に残されたこの感覚を
どのように表現すればよいのでしょうか。
そこにあるものは、
明らかにぞくっとくるような洗練に支えられているのですが、
でも、愚直で原始的な泥つきの現実にも思える。
きっと夫婦や友人もあからさまには認識していないであろう感覚の塊が、
素の光を当てられてそのままに置かれているようにも感じる。
そして、その感覚の先に
「今」という時間の質感がゆっくりと浮かび上がってくるのです。

終演後、しばらく呆然・・・。
なんだか、すごいボリューム感に満たされていて・・・。

当日会場で販売されていた劇団の次回公演チケット、
むさぼるような気持ちで購入したことでした
リズム

リズム

643ノゲッツー

OFF OFFシアター(東京都)

2010/03/10 (水) ~ 2010/03/16 (火)公演終了

満足度★★★★

いい感じ・・・。
どたばた群像劇。
色々な意味で裏切られた感がありました。
こういう芝居嫌いじゃないです。
劇場の上にビデオカメラが設置してあったのですが、公演の撮影の
機材と思っていましたが、劇中の撮影用カメラなのでは?
役者の人の目線が上に決めていう台詞が2、3回ありました。
どうなのかは、謎ですが。


ネタバレBOX

自主瑛映画の撮影現場?
実際は???
そこに集まる役者達。
舞台はレンタルビデオ屋の休憩室。


バラシ

バラシ

劇団スーパー・エキセントリック・シアター(SET)

赤坂RED/THEATER(東京都)

2010/02/10 (水) ~ 2010/02/18 (木)公演終了

満足度★★★★★

バラシ
まさかの結末は、凄い衝撃でした。大関さんも衝撃的でした(笑)

象

新国立劇場

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2010/03/05 (金) ~ 2010/03/30 (火)公演終了

群盲
様々な流儀?来歴?の華やかな出演者が、それぞれ思い思いの『象』を演じているように感じた。
それによって差し挟まれる断片的なシーン、会話がショートコントのようにも見え、楽しめたりするのだが

ネタバレBOX

裏腹に、大杉漣が演じる「オジサン」と稲垣吾郎の「男」へと、収斂してゆかない。グッと来ない、という結果になっていた気がします。
楽しい時は楽しいのだけど、溜まっていかない、というか。

巨きなテーマを手探りでバラバラになぞっていたら本当に良くわからないモノになってしまった印象。

群盲象を撫でる、を地でいってしまったのでしょうか。
雪のひとひら

雪のひとひら

THEATRE MOMENTS

インディペンデントシアターOji(東京都)

2008/12/03 (水) ~ 2008/12/07 (日)公演終了

満足度★★★★★

最高でした!!!!
小さな『雪のひとひら』の一生を、シンプルかつ、ダイナミックに表現!
雪のひとひらの一生を描く!
っと言うことで、THEATRE MOMENTSの舞台雪のひとひら見てきました
スケッチブックひとつで、色々な物や事を表現したり
激しい動きやスローな動き!
色々なせりふがいっぺんに話されているのに
きちんと一つ一つが解りやすくて直ぐに引き込まれました。
かなり良かったです。
動きが激しかったり、とてもゆっくりだったり。
ストーリーも、理解力そんなにない私でもちゃんとわかって、
実は何度も泣きそうになりました。我慢したけど
やっぱり舞台は生を見ないと♪(^-^)♪
次回公演は確か再演、マクベスかな?
4月の次回公演も日程があったらぜひ行きたいです。
写真とるの忘れたo(_ _*)o
(もちろん上演後ですょ。)

っと、記憶力ないので、自分のブログから引用してきました。

ラ・ムーの一族

ラ・ムーの一族

劇団阿佐ヶ谷南南京小僧

明石スタジオ(東京都)

2010/03/11 (木) ~ 2010/03/14 (日)公演終了

満足度★★★

家族をテーマにした誰でも楽しめるコメディ。
 序盤は少し、初日ゆえの未完成な部分と安っぽさを感じる部分があったが、後半どんどん引き込まれていった。コメディ仕立ての中に、家族の問題、特に父親の問題を語り、桜の園で象徴される家族こそ幸せの原点というテーマを見事に表現していた。

 歌有り踊り有りというエンターテイメントだが、どちらかというと、ドサ回りの一座のように垢抜けてないエンターテイメントがこの劇団の特徴だ。舞台装置を全部段ボールで作っているのもその象徴。それが不思議な味を出して、えも言われぬ魅力のある劇団である。

 役者ではまず、サクラ役のえびのがいい。少女の役を自然に演じ、それでいて魅力たっぷりだった。続いてお母さん役のたなか智保がよかった。コメディの中で母親の凜とした強さと哀しさを演じていた。桜の精を演じた伊藤昌子のいつもながらの熱演も芝居を盛り上げていた。1時間30分があっという間だった。

いい加減にしてみました3

いい加減にしてみました3

アタリ・パフォーマンス

本多劇場(東京都)

2010/03/05 (金) ~ 2010/03/22 (月)公演終了

満足度★★★★

ほぼ三人芝居
三宅さんと伊東さんは、良いコンビですね。
先日青山劇場で観た時よりも、今回の方が良いリズムでした。
沢口さんも、良い感じで弾けていて、とても馴染んでました。
今回の組み合わせは、正解だったと思います。
次回公演も是非早めにやってほしいですね。

ネタバレBOX

場転の時の舞台裏演出は、本気と芝居の境目のようで面白かったです。
昔のコントで、良くこんな場面ありましたね。
後は、場転の時につなぎで歌ってくれるお姉さん達も、歌が上手くてよかった。
S.E.T.の若手は、みんな多芸で上手いですね。
でも、若手のみの公演だと、軸が無くてつまらない。
んー、三宅さんは、やはり偉大なのだろうか・・・
シューマンに関すること

シューマンに関すること

劇団東京イボンヌ

サンモールスタジオ(東京都)

2010/03/09 (火) ~ 2010/03/14 (日)公演終了

満足度★★★★★

音楽への愛情と蘊蓄
音楽への愛情に満ちあふれた素敵な作品でした。シューマンと小太郎の狂気の連鎖というか繰り返しは怖いくらい。

ネタバレBOX

シューマンがブラームスやメンデルスゾーン、ショパンやリストといった音楽家を回想するシーンでは、そういえば、ピアノ曲の最後の名曲は何だっただろう、歌曲の最後の名曲は何だっただろう、交響曲の最後の名曲は何だっただろうと考えてしまいました。

LUNA SEAネタは、それはそれで何か作品になるといいなあ。
ダイニング・キッチン

ダイニング・キッチン

世の中と演劇するオフィスプロジェクトM

テアトルBONBON(東京都)

2010/03/06 (土) ~ 2010/03/14 (日)公演終了

満足度★★★★★

他人家の食卓
最近感覚を中心にして観劇する芝居が主だったので、久しぶりに現実的な感触の残る丁寧な脚本に触れた印象。
産まれた時から刷り込まれる「食」のリアリティは、時には思想よりも厄介なもの。「正しい食生活を」なんて言ってたってコンビニ食は便利だし、冷凍食品やジャンクフードでも子供は育つ。ライフスタイルとイートスタイルの多様な兼ね合いが可能になっている現代の「食卓」は、なるほどその分複雑で奥が深い。
ストーリーの展開よりも、個々人の食に対するリアリティを善悪を前提とした一辺倒な押しつけとしてではなく相対的に対比させた中でみんなが「やっぱりなんとなくいいよな」と思う食卓のあり方をにゅるっと絞り出す、そんなフラットさがよかった。食の中から日常や人生もふと垣間見える。ある意味典型的ではあったがいやらしさは感じなかった。
特に印象に残ったのがよしながふみ「きのう何食べた?」を参考にしていると思われる二人の食卓に対するリアリティ。彼らを食卓をテーマに対比される一要素として設置したことで、マンガで扱っていた主題や本質がより明解に見えていたのに感動。数多のマンガ原作TVドラマ&映画もこんな風に一番大事な部分を取り違えなければいいのに。

ピキピキハキハキな演出は個人的に少々五月蝿くついて行けない部分もあったが、概ね楽しく観れる範疇。
次回公演案内からも窺えたが今回はいつもの公演と毛色が随分違うということなので、次回も観てみたい。

赤い薬

赤い薬

MONO

赤坂RED/THEATER(東京都)

2010/03/06 (土) ~ 2010/03/16 (火)公演終了

満足度★★★★

面白くて、ちょっと切ない
土田英生さんの作劇は基本的に好みなので、行ける限り行っていますが、何だか久々、文句つけるところのない上出来作品でした。
見た目は喜劇ですが、やんわりと社会批判的な部分もあり、最後はちょっと身に詰まされました。
客演の紅一点、山本麻貴さんの好演のお陰で、ただの喜劇でない奥の深さがありました。
やっぱり、土田さんの作劇、大好きです。空席がかなりあって、ファンとしてとても残念でした。

ネタバレBOX

「大脱走」は観ていないので、私は、何となく「カッコーの巣の上で」を思い出してしまいました。
土田さんの、円の公演「初夜と蓮根」にも、城好きの男が登場しましたが、今回も、城山という、城オタクが登場。彼の城談義が、かなり、笑いのネタとして使われていました。土田さんご自身が城マニアなんでしょうか?
5人の男優陣と好演客演の山本さん。皆さんの演技レベルが均一なので、安心して、舞台を楽しむことができました。
だだ、4人の被験者の実社会での生き辛さがもう少し滲み出た方が、作品により深みを与えたのではないかとちょっとばかり思いました。
上海バンスキング

上海バンスキング

Bunkamura

Bunkamuraシアターコクーン(東京都)

2010/02/23 (火) ~ 2010/03/14 (日)公演終了

満足度★★

んー、評価難しいな
これは、お芝居としてみるのか、軽いミュージカルとしてみるのか、皆でワイワイガヤガヤ、軽いライブとしてみるのかによって、かなり印象異なりますね。お芝居としてみると、吉田日出子さんはNGかな。他のベテラン勢はいいけど、若い人達はNGかな。トータルして、ライブとして観れば、面白かったかな。

ネタバレBOX

終演後、ロビーにステージを移し、2曲熱演した吉田日出子さんが、一番輝いてた。どうせ再演するなら、現代版に置き換えて、音楽部分を多くすれば、かなり盛り上がったような気がするけど。ライブ部分は、役者さんとは思えないくらい、いい演奏だった!
ミツバチか、ワニ

ミツバチか、ワニ

あひるなんちゃら

駅前劇場(東京都)

2010/03/04 (木) ~ 2010/03/08 (月)公演終了

満足度★★★

脱力な感じ
肩肘張らず、どくとくな空気感を堪能。
平均点ちょい上を絶対外してこない感じ。

東京★サイケデリック

東京★サイケデリック

高襟〜HAIKARA〜

池袋GEKIBA(東京都)

2010/03/03 (水) ~ 2010/03/04 (木)公演終了

満足度★★★★

美しかったです
エロスというか、ゾクッとどうしようもなく惹きつけられて、魅入ってしまいました。
失敗して、壊れて、崩れて、コワレテ、、、
とてもキレイでした。
ダンスを見るのはほとんど初めてで、人間の体ってこんな風に動けるのかって感動してしまいました。

ネタバレBOX

人間というより、お人形さんを見ているっていうほうがなんだか、私的にはしっくりしたんですけど
人形みたいな冷たさがなくて、生々しいというか、艶やかがあって、素敵でした。
色のついたペンキで白いきれいな体が塗りつぶされていくシーンがぞくってして好きです。
色気といいますか、エロスといいますかよく分からないけど、すきです。

とても楽しかったです。
ありがとうございました
月並みなはなし[2010]

月並みなはなし[2010]

時間堂

座・高円寺2(東京都)

2010/03/11 (木) ~ 2010/03/14 (日)公演終了

満足度★★★★

プレビュー
プレビュー見てきました。
プレビューだから期待を込めて満点はつけないけど
充分おもしろいです。
とても力のある戯曲だなぁと改めて思います。

ネタバレBOX

最後が少し納得がいかない。
いまのままだとどんでん返しされてそのまま投げ出されちゃってる感じ。
もっとこうどうの心情を思い測って泣けるはずなのに
ひとつたりないから☆4つ。
でもおもしろいと思います。本当に。
シューマンに関すること

シューマンに関すること

劇団東京イボンヌ

サンモールスタジオ(東京都)

2010/03/09 (火) ~ 2010/03/14 (日)公演終了

満足度★★★★

悲劇の音楽家
そんな印象が強いシューマンの物語だが、実際はそのシューマンの軌跡を同じように己に投影してしまった芦屋小太郎の物語。

以下はネタばれBOXにて。。

ネタバレBOX

物語はシューマンの履歴と足跡を紹介し、クララとの恋やシューマンの作曲『幻想曲』、『クライスレリアーナ』、『詩人の恋』なども紹介する。ワタクシにとっては馴染みの曲だ。だからか・・・、生ピアノでの演奏が欲しいところ。

これらを題材にとある作家が物語を書きたいと考えていたところに、原田夏樹というレポーターが現れる。彼女はシューマンに関することを芦屋小太郎に取材していた。そしてこの芦屋こそがシューマンの生きた軌跡を同じように投影してしまう。芦屋の中では夏樹がクララだった。そうして自分こそがシューマンの生まれ変わりだと自負する芦屋。

作家は夏樹の取材した話を聞かせてもらう事で、小説を仕上げてしまうが、一方で芦屋家では小太郎がシューマンと同じように精神的に病んでしまう。そうしてセーヌ川ならぬ、多摩川に身を投げるのだ。芦屋の妻の芦屋を慕うセリフが身につまされる。

しかしだ、、、物語は真面目だけのものか?といったら、そうではない。社長率いる雑誌社の連中がかなりイッチャッテル。社長はもっとイッチャテル!コメディそのもの。イカレタ社長にイカレタ従業員がナイーブなシューマンの真逆の設定でコミカルに描く。だから、それなりに笑いどころはあって真面目だけれど、案外バカバカしいのだった!


月並みなはなし[2010]

月並みなはなし[2010]

時間堂

座・高円寺2(東京都)

2010/03/11 (木) ~ 2010/03/14 (日)公演終了

満足度★★★★★

誰がなんと言おうと
私は面白かった。

ぎゅっとした世界で
久しぶりに時計を気にしないで芝居を観た。
役者陣素敵ですよ。

シューマンに関すること

シューマンに関すること

劇団東京イボンヌ

サンモールスタジオ(東京都)

2010/03/09 (火) ~ 2010/03/14 (日)公演終了

月並みなはなし[2010]

月並みなはなし[2010]

時間堂

座・高円寺2(東京都)

2010/03/11 (木) ~ 2010/03/14 (日)公演終了

満足度★★★

好みは割れるかと。
地球から月面都市に移住したい6人とこれに関わる3人の会話劇。正直申し上げて、誰にでも受け入れられる物語ではない。それぞれの心理描写が軸となって進むが、結局薬局、どうでもいいお話。ワタクシには軽すぎた。

以下はネタばれBOXにて。。

ネタバレBOX

馴染みのキャストらはとても好きだ。しかし芝居の大半はやはり、本で決まる。と、思う。管理官が 「補欠がでたので、一名の代表者を選んでください。」と告知した時点から、移民候補者らの心の葛藤が始まる。1人を選ぶ為の全員の総意が得られなかったらこの話はなかったことに。なんて条件がついたものだから、ますます彼らは苦悩する事になる。

彼らの提案で一人を選出するのに消去法が用いられる。この消去法というのが案外、過酷だ。自分自身が落とされるなんて誰も想定していないからだ。だから、一番最初に落とされたカンバラは見苦しいほどに落胆する。しかし、他にもカンバラと同様に4人は落とされる運命だ。

最終的にコスギが選ばれるが、恋人で妊娠中のモリの存在はどうするのか?って話になるが、恋人の妊娠を知らないコスギは行く事を決意する。コスギの喜びもつかの間、管理官は「コスギさん以外の移民候補者5人が移民選出されました。」と神のお告げのように報告する。何故???と誰でも思うが、コスギは地球に残り、恋人と幸せに暮らしたとさ・・。

そんな物語。終わってみれば「なんじゃー、そりゃーーー!!」(名言!)ってな感じ。この物語を「3300円払ってでも是非に観に行きなさいよ。」とワタクシには言えないです。自分とユーザーを騙す事になるから・・。

PARK CITY(パーク・シティ)

PARK CITY(パーク・シティ)

マレビトの会

山口情報芸術センター YCAM スタジオA(山口県)

2009/08/28 (金) ~ 2009/08/30 (日)公演終了

インスタレーションアートとしての演劇
山口駅から少し寂れた雰囲気の商店街を抜けると
場違いなほどに近代的な雰囲気の建物があらわれる・・・
YCAM、来る度に何かを期待させる、存在感。

福岡からなんとか日帰りで行ける距離に
劇場滞在制作作品として、こんなに思いきった作品を提供して
刺激を与えてくれる劇場があることを嬉しく思いました。

ネタバレBOX

広島市で生まれ育った自分にとって、故郷の再発見でした。
近くにいればいるほど、何も考えず素通りしてきた風景が
このような形で提示されたことに、動揺しました。

笹岡さんの写真。
客席手元に配置されたモニターで映される映像。
眼下に広がる(客席はすべて2階席のみ)舞台空間と俳優。

それぞれが並列に同時展開される空間から、
何を受け取るかは完全に観客に委ねられていて

人によってはその自由さを不自由と感じてしまい、
作品に上手く接続出来ないこともあるのでしょうが・・・

挑戦的な作品にワクワクしました。

マレビトの会、YCAM、
今後の作品にも期待してます!


月並みなはなし[2010]

月並みなはなし[2010]

時間堂

座・高円寺2(東京都)

2010/03/11 (木) ~ 2010/03/14 (日)公演終了

満足度★★★★

夢を見させていただきました。
静岡マンゴーが静岡の名産品になるほどの地球温暖化は困るけれども、普通の人が月に住むっていうこと自体に夢がありますね。自分だったら月で何をしたいかなー、とか考えたりして、楽しみました。パン屋さんの役は女性なのにスタトレのDr.スポックみたいでしたけど、特に意識はしてない?

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