最新の観てきた!クチコミ一覧

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都市生活カタログ

都市生活カタログ

八時の芝居小屋制作委員会

盛岡劇場 タウンホール(岩手県)

2010/06/09 (水) ~ 2010/06/11 (金)公演終了

満足度★★★★★

面白かった。
脚本の妙と、役者の妙がうまい具合に混ざり合って化学反応した感じ。
客席の笑い声もとても大きく、生演奏も素敵だなと思いました。観ることができて良かったです!

ONE

ONE

DAZZLE

あうるすぽっと(東京都)

2010/05/29 (土) ~ 2010/06/02 (水)公演終了

満足度★★★★

演劇的な骨太のテーマと構成
DAZZLEはダンス・ユニットだが、演劇的要素が色濃く、2009年にはシアターグリーンの演劇祭で一般の劇団を抑えてグランプリに輝き、振付・演出家の長谷川達也は2009年度若手演出家コンクールで観客賞・優秀賞を受賞している。その活動もダンスのジャンルにとどまらず、演劇や映像、音楽の世界ともボーダーレスを目指している。
演劇界の批評家たちからも前作の「花と囮」が高い評価を受けたため、今回は前作以上のものを、と相当意気込んだのが見て取れたが、前作に比べて文字による説明表現が多く、文字情報を追っていてもストーリーがわかりにくかった。
DAZZLEのメンバーを知っていることを前提にしているようだが、入り組んだストーリーが文字で説明され、役名も変化していくため、誰がどの役かを把握するのも大変で、途中でストーリーを追うことも断念してしまった。ダンサーだという若者たちに囲まれて観たが「観てても意味がよくわかんなかったな」という声が聞こえた。ダンスとはいえかなり演劇に近く、配役も割り振られているのだから、演劇のようにパンフレットに配役や簡単なストーリー説明がほしい。
「ダンスファン以外の多くの人に観てもらいたい」というなら、初見の人にも理解しやすい工夫が必要では。
会場もシアターグリーンからより広いあうるすぽっとへ移った。
もう少し外向きの公演をしてくれたら、チケプレもお願いしたいところだが、いまはまだダンスファンを意識した作りになっているので、演劇ファンにもアピールするにはもう少し時間がかかりそうだ。

ネタバレBOX

椅子に置かれた一体の人形。この人形は何もかもかっらぽになってしまった元は人間なのだと仮面を被った男(長谷川達也)が説明する。説明はナレーションでなされる。今回から、初めてナレーションが導入された。
舞台は近未来。人間のあらゆるパーツの移植が可能になり金で売買されるようになり、人はアイデンティティーを失っていく。そのさまを表現する冒頭の群集場面がすばらしくて惹きつけられ、期待感が膨らむ。
研究者(長谷川達也)は「世界政府」の命令で貧しい子供たちを移植の実験台にして研究を行っている。なかでも13号(通称イーサン/金田健宏)、44号(同シシ)、36号(同ミロク/宮川一彦)の3人は特に仲良しだった。シシだけが少女で、人形が演じる。
シシは青いバラの瞳を持つ。ひとつずつ、イーサンとミロクに移植され、彼らの瞳にも青いバラが咲く。他者への移植を続けたシシは記憶も失い、からっぽになってしまう。そして、移植されたはずのシシの記憶も、他者の中では生き残っていなかった。
研究に疑問と良心の呵責を感じた研究者はミロクを自由の身にするため、研究棟から逃がすことを決意する。ミロクは街に出て研究者が手配した「新聞配り」の仕事につく。ミロクを逃がし、イーサンも逃がそうとしたとき、装置の誤作動が生じて研究棟はパニックに陥る。パニックに乗じてイーサンも逃げ出す。世界には新種ウィルスが蔓延し始めている一方、子供たちを次々と連れ去るハーメルンの暗躍が噂され、新聞記者が動く。
逃げ出したものの、イーサンは自分だという確たる存在証明ができないため、途方にくれ、やがて世界政府とは隔絶した新しい組織(秘密結社のようなものか?)を作って「宿主」となり、世界政府と対決する。再会したミロクをも憎悪し、心を閉ざすイーサン。
イーサンたちの組織はウィルスに犯されつつあるらしく、その危険を冒してイーサンに接近したミロクは命を落としてしまう。嘆き悲しむイーサン。
しかし世界政府にイーサンは制圧され、命を落とす。死後の魂の中では、シシの記憶はイーサンやミロクの中で生き続けていることがアニメーションで暗示される。
「これで物語りは終わりです。何もこわがることはありません。さぁ、あなたがたも私たちの世界にいらっしゃい」と仮面の男は不気味に手招きする。
だいたいこのようなあらすじだが、ダンスを観て何とか自分なりにつかんだ内容なので、細部は違っているかもしれないがご容赦を。
イーサンの組織の黒と青、世界政府の赤、と衣装が色分けされ、ローラーで可動式の金網のパテーションを効果的に使ったスピード感あふれ、流麗でキレのあるダンスはDAZZLEならでは。私はダンステクニックのことはまったく無知であるものの、前作でも気になったのだが、顔の周囲で手を回す振りが多いのは、こういうダンスでは一般的なことなのだろうか。この振りの繰り返しが多いと、ときどき単調に感じてしまう。
現代遺伝子研究の象徴とされる青いバラをモチーフにし、貧困国の子供たちの臓器売買など臓器移植の道義的な問題や、閉塞的な社会状況の中、アイデンティティーや行き場を失った若者たちの内面的葛藤などを風刺的に描き、演劇としてもじゅうぶん成立する骨太の脚本(飯塚浩一郎)は高く評価できる。
コミュニケーションの喪失、引きこもり、介護の問題を扱った前作に続き、情緒や抽象に流れることなく、社会に積極的に発信していくダンスは門外漢の私にもじゅうぶん魅力的で説得力を持って迫ってきた。これからも挑戦し続けて領域を広げてほしいと思う。
アフタートークも前作のときに比べ、今回は内容に踏み込んだ発言がなく、メンバー各自の「気に入ってる場面」を述べるにとどまったのは、アイドルグループのトークショーもどきで残念。もっとファン以外の外向きを心がけてほしい。
お名前を出して恐縮だが、こういう演劇の賞ももらっているダンスユニットの公演はダンス好きなtetorapackさんのようなかたにぜひ観ていただきたいと思うが、若い男性ばかりのグループじゃダメでしょうか?(笑)
tetorapackさんは観劇リストでは女性ダンサーの公演を多く観ていらっしゃるようなので対象外なのかとは思いますが、一見の価値はあるので今後お勧めしたいです。
憂鬱先生

憂鬱先生

てにどう

ザ・ポケット(東京都)

2010/06/09 (水) ~ 2010/06/13 (日)公演終了

満足度★★★★

素敵でしたっ
役者さんがみんな生き生きしてました。心がほんわかできました。

庭劇団ペニノ『アンダーグラウンド』

庭劇団ペニノ『アンダーグラウンド』

庭劇団ペニノ

シアタートラム(東京都)

2010/06/06 (日) ~ 2010/06/13 (日)公演終了

満足度★★★

擬似解体ドキュメンタリー
演劇、というよりは「見世物」。
気の利いた台詞や、アッと驚く展開の妙に期待してはいけません。
というか、作・演出家もこの作品が「一発ネタ」的なモノだと完全に
分かった上で、「ショー」として客に見せていることは明白です。

ジャンル違いますが駕籠真太郎のグロバカ漫画とか楽しめる人には
ものすごく向いていると思います。

ネタバレBOX

とりあえず演出が良かった。 特に、右端に設置されてたテレビ。
アレで逐一解体の様子を映し出したり、脳波(?)の乱れをリンクさせたり、
果ては患者の何だかよく分かんない変顔コーラス(笑)を見せてくれたり。

アレがなかったら、舞台上の様子が全然分からないんで評価も
落ちてたかなぁ。 ライトの使い方も洒脱でサーカスかなんかの
ショーみたいな感じを与える事に成功してました。

音楽も地味に良かった。 ジャジーで華麗な曲に乗せて内臓摘出したり、
全体的にブラックユーモア満載。 

最後の方で、ショーの終わりに間に合わなくなりそうな手術スタッフ陣が
大慌てで、生掴みで心臓抜き出しちゃったシーン。 
実際はかなりヤバ目のとこなのに、どこかコミカルなのは
この作品のチャーミングさだと思う。
あゆみ

あゆみ

弘前中央高校演劇部

弘前市民会館(青森県)

2010/06/10 (木) ~ 2010/06/10 (木)公演終了

【あゆみ連綿】
今まで観た三度の“あゆみ”それぞれ印象に残るシーンは違う。今回は「ジュース…飲もうか」がそれだった。あゆみが娘から母へ戻る瞬間。たまらなくいとおしかった。
前回は奥や横で待機の役者にもすごく目が行ったのだが、今回は白い枠に集中していた感覚がある。1~2年生のあゆみは時間的に観れなくて残念。

全国大会までもう二ヶ月ないんですね。願わくは、グググッと求心力をもっと自分たちの物にして欲しい。芝居は観客によって育てられるのだな…とふと思う。ヨソの芝居を観て、観られて、イイ刺激を受けて来てください。ガンバレ!

さっぱり!親子丼

さっぱり!親子丼

動物電気

駅前劇場(東京都)

2010/06/05 (土) ~ 2010/06/13 (日)公演終了

満足度★★★★

厚みをもったシンプルな笑い
シンプルな笑いの積み重ねのように思えて
ここ一番での腰の強さが内包されている・・・。

笑いのバリエーションがたっぷりあって
楽しむことができました。

ネタバレBOX

動物電気は初見です。
いろいろと噂は聞いていたのですが、
期待を超える厚みを持った笑いを体験することが
できました。

物語に入る前の
掴みに安定感があって、
よしんば私のような初見の観客にも
笑う気を起こさせてくれる、
食前酒のような効果があって。

物語は新婚夫婦とそれぞれの家族という
喜劇の定番のような設定なのですが
笑いのバリエーションが豊かで
そこにべたさを感じさせない強さがあって。

まあ、吉本新喜劇ばりに
舞台まるごとおもいっきりずっこけたり
松竹新喜劇のような家族愛を垣間見せたり
褌を外すまで脱いだりといったこともあるのですが、
そこに本家や定番を凌駕する
切れが存在していて、
抜け良く笑える。

お色気を絶妙なタイミングでさしはさむことで
場にぐいっとメリハリをつけたり
中盤で観客を立たせてストレッチをさせたりするのが
ラストの個人芸の冗長さを打ち消したりと
舞台運びがとてもしたたか。

笑いにたいしてのアグレッシブな部分が
あざとくならず
観客を笑う気持ちに向かわせてくれる、
その雰囲気が凄く良いのです。

べたな言い方ですが
ほんと、面白かったです。
がっつり笑わせていただきました。

☆☆★○○
テンペスト

テンペスト

劇団俳小

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2010/06/05 (土) ~ 2010/06/13 (日)公演終了

満足度★★★★

シェイクスピアは面白い
シアターグリーン・ベースシアターという小さなサイズにうまくマッチした演出で、シンプルに、そして軽く物語を見せてくれた。重厚だったり、格式張ったりしていないが、これはこれでアリではないかと思った。つまり、大げさでないところがいいと思ったのだ。

テンペストという、オリジナルの物語は面白いと思う。それだけに下手に演じて演出されると、とても退屈になってしまうのだが、今回はそんなことはなかった。

饒舌な演劇なのに、その饒舌臭さをあまり感じず、約2時間の舞台は飽きることはなかった。

ネタバレBOX

まず配役が面白い。ここにはアイデアがあった。
ナポリ王・アロンゾー(堀越健次さん)、その弟・セバスチャン(松永陽三さん)、そして、プロスペローの弟で、現ミラノ大公・アントーニオ(山田喜久男さん)という位の高い役と、賄い方・ステファノー、道化・トリンキュロー、さらに奴隷のキャリバンという下層の役をそれぞれ同じ役者が演じるのだ。
したがって、彼らは、王侯貴族の役と庶民奴隷の役をシーンごとに演じ分けるのだ。

まさに、人の裏表(当日パンフで彼らの写真がネガとポジになっていて、それを如実に表している)。
王たちは、威厳を保っているように見えるが、かつてプロスペローを追放したり、また、今のナポリ王の地位を奪おうしていたりと、一皮剥けば、醜い姿がそこにある。
一方、ステファノーたちは、自分の欲望の趣くままに、滑稽に行動する。

そんな2役を楽しそうに演じているのだ。その様子は見ていて楽しいし。巧みな演出だと思った。
イタリアの仮面劇のようにキャラクターがしっかりした、軽くて喜劇的な匂いをそこに感じた、というのは言いすぎだろうか。

途中で、衣装替えの様子を舞台で演じさせるという趣向や、ステファノーたちに、アロンゾーたちが着ていた衣装によく似たボロの衣装を着せるというのは、彼らが2役を演じている意味と意図を、きちんと示しており、とても面白いと思った。

セットはシンプル。嵐のときに雲らしきものをバックに投影したり、日食のような照明を照らしたりするところはあるものの、ほとんどは灰色の壁であった。ただし、これは、全体の印象が重くなりがちなので、白のほうがいいと思ったのだが。
床は格子状になっていて、ところどころに棒を差し込めるようになっていたり、枠が現れたりするようになっていた。実にシンプルだが、単に棒を置いたり、枠を舞台袖から持ってくるよりも効果的だと思った。
また、道具も衣装も最小限で実にシンプルにしてあり、最小限のものでイマジネーションを膨らませるようにしてあった(妖精たちによる怪鳥が現れるシーンなどはまさにそう)。
単なる棒にしても、妖精の力を見せたり、王たちへの戒め(魔法にかかった状態等)だったりと、効果的に使われるのだ。

シンプルなのだが、演出が手際よく、舞台の空間を無駄なく使い、さらにシンボル的に見せるカタチを役者たちの身体によって作り、それが全体の中でうまくアクセントとなり、リズムを作っていた。

音楽は、役者が鍵盤ハーモニカや太鼓、鈴、トライアングルで生演奏し、歌う。演奏と歌は土着的、あるいは牧歌的な雰囲気を漂わせ、一行が流れ着いた島の様子や妖精などというモノの雰囲気をうまく表していたと思う。この雰囲気はとても好きだ。

物語中盤で、ナポリ王の息子とプロスペローの娘が恋仲になるのだが、恋に落ちた2人の、なんとも言えない、(他人から見た)馬鹿さ加減がとてもいい。大げさで歯の浮くような台詞には笑いが起こる。

先にも書いたが、年配チーム(失礼・笑)の2役の切り替えはさすがだった。酔っぱらいや下卑た様子が、王になるととたんにしゃっきりし、別人のようになる様子がうまいのだ。
演じることの楽しさのようなものまで感じるほど、嬉々として(特に、酔っぱらいや奴隷など演じるときのほうは、のびのびとして)演じているように見えた。
妖精役エアリエル(村松立寛さん)も全体のいいアクセントになっていたと思うし、大役をうまくこなしていたと思う。

シェイクスピアって面白いなぁ、と再確認したような舞台だった。
庭劇団ペニノ『アンダーグラウンド』

庭劇団ペニノ『アンダーグラウンド』

庭劇団ペニノ

シアタートラム(東京都)

2010/06/06 (日) ~ 2010/06/13 (日)公演終了

満足度★★★★★

現代の宗教画
地下室、密室・・・密やかなに厳かに始まりました。
新しい群像劇、あるいは現代の宗教画。
こういう表現もあるんだって、感心しました。
面白かったです。
次回予定の「チェーホフ(仮)」も楽しみです。
論文の草稿から、どんな世界が広がるのか・・・今回の作品を診て期待が入道雲のようにモクモクと広がりました。
初めてのペニノでしたが、大満足です。

冒険者たち

冒険者たち

ネルケプランニング

サンシャイン劇場(東京都)

2010/06/10 (木) ~ 2010/06/13 (日)公演終了

満足度★★★★★

期待以上の大収穫でした!
サンシャイン劇場の広い会場を縦横無尽に動いて(客席降りもあり)、本当に楽しい公演でした。
マンプクが入った事で、より原作に近づいたような気もします。
衣装も一新されて、カラフルで、アニメっぽくなって、より雰囲気が出ました。
オオミズナギドリのダンスも、会場が広くなったことで見応えが増していました!
鳥チーム最高です!

初演時、もっと広い会場で見たい!と思っていたので、その願いも予想以上の形でかなって、大収穫の再演でした!

庭劇団ペニノ『アンダーグラウンド』

庭劇団ペニノ『アンダーグラウンド』

庭劇団ペニノ

シアタートラム(東京都)

2010/06/06 (日) ~ 2010/06/13 (日)公演終了

満足度★★★★

手術ショー
完全なる手術“ショー”ですね。ストーリー性は皆無。でもそれを上回るインパクトとシュールでブラックな世界観がつぼでした。笑いポイントもあちこちにありグロいなかにも小気味よさがありました。演奏と照明も良かったです。きらいじゃないですよ。

憂鬱先生

憂鬱先生

てにどう

ザ・ポケット(東京都)

2010/06/09 (水) ~ 2010/06/13 (日)公演終了

満足度

一言でいうと、ガッカリ。
初めて‘てにどう’さんを拝見したのは約7年前になるでしょうか。その面白さにワクワクした自分を、凄く印象的に覚えています。…ですがこの日、2010年に再びお会いした‘てにどう’さんは、かつて憧れたモノとは違ってしまっていました。一言でいうと、ガッカリです。面白くありませんでした。感じの悪いレビューになってしまって申し訳ない!でも‘率直’な感想と言うのなら、ガッカリです。つまらなかったです。シチュエーションコメディという言葉を辞書でひいた事はありませんが、僕の中で今作はシチュエーションコメディとは思いたくありませんでした。心から、残念。笑えもしなかったし、何も伝わらなかった。申し訳ありませんが、僕はこれは駄作だと思います。すみません。昔のてにどうは絶対にもっと面白かった!

『MIMICRY』 ミミクリ(終演いたしました。御礼申し上げます!!)

『MIMICRY』 ミミクリ(終演いたしました。御礼申し上げます!!)

anarchy film

新宿アシベ会館B1(東京都)

2010/06/01 (火) ~ 2010/06/13 (日)公演終了

満足度★★★

おしい!
いいお芝居です。が、もっとわかりやすいといいと思います。
観る方が考えることはいいですが、同伴者は、わからなかったといってます。
誰が観てもわかりやすいと幅の広い年齢層に受けると思います。

浜燃ゆ~つばめ篇~

浜燃ゆ~つばめ篇~

カムカムミニキーナ

明石スタジオ(東京都)

2010/06/09 (水) ~ 2010/06/13 (日)公演終了

満足度★★★★★

独特の世界が魅力的
面白い、しかもただのコメディではないところがすごい。カムカムミニキーナの独特の世界があるのだ。

ボルト役の佐藤恭子のえも言われぬ魅力に参った。

本当の戦いはここからだ

本当の戦いはここからだ

演劇カンパニー”東京の人”

新宿ゴールデン街劇場(東京都)

2010/06/08 (火) ~ 2010/06/13 (日)公演終了

満足度★★★

若々しく!
若さのパワーが気持ちいい。
感動が少し欲しいです。

堕ちてゆくなまもの

堕ちてゆくなまもの

劇団わらく

中野スタジオあくとれ(東京都)

2010/06/09 (水) ~ 2010/06/13 (日)公演終了

満足度★★

悲しさで
最初から最後まで、重い空気で、ときどき小さな暖かさが感じられるお芝居。
個人的には、笑えて感動で涙するお芝居が好きですが。

眠れぬ夜の1×8レクイエム

眠れぬ夜の1×8レクイエム

水木英昭プロデュース

紀伊國屋ホール(東京都)

2010/06/09 (水) ~ 2010/06/15 (火)公演終了

コピーと違う
「独創的エンターテイメント・ヒューマン・コメディーの決定版」の
コピーに期待を持って観劇するも
殺陣を見せたいだけの芝居に思えた。
チラシ入稿時とプロットが変わったのだろうか。
“ヒューマン”も“コメディ”も弱かった。
確かに殺陣は良く稽古されていた。

PINK

PINK

劇団K助

恵比寿・エコー劇場(東京都)

2010/06/08 (火) ~ 2010/06/14 (月)公演終了

満足度★★★★

張りめぐらせた伏線が巧み
わかり易いものからさりげないものまでいろいろと張りめぐらせた伏線を使い、安アパートで20年前に起きた出来事と現在まで残された謎を徐々に解きほぐして行く構造は推理モノに匹敵するか?
また、弱点である家族ネタを含む2つのシーンに泣きのツボを突かれる。

庭劇団ペニノ『アンダーグラウンド』

庭劇団ペニノ『アンダーグラウンド』

庭劇団ペニノ

シアタートラム(東京都)

2010/06/06 (日) ~ 2010/06/13 (日)公演終了

『ムサシ』 ロンドン・NYバージョン

『ムサシ』 ロンドン・NYバージョン

彩の国さいたま芸術劇場

彩の国さいたま芸術劇場 大ホール(埼玉県)

2010/05/15 (土) ~ 2010/06/10 (木)公演終了

満足度★★★★

観てきた。
基本的な戦いのお話を知らなかったんですが;
楽しめましたv

小次郎の方がちょっと背が低かったので追っかけまわしてる感じが可愛くみえました(笑)

白石さん可愛くて怖くて楽しかった。

おもしろかったです。

歴女探偵~龍馬が消された真相を追え!

歴女探偵~龍馬が消された真相を追え!

劇団空

千本桜ホール(東京都)

2010/06/09 (水) ~ 2010/06/13 (日)公演終了

満足度★★

学生演劇のよう・・・構成に一考がほしい
旗揚げ公演でまったく知らない劇団のため、チケプレに応募したが、「観たい!」への登録が応募条件で実施対象日は1ステージのみ、登録人数も2名にもかかわらず、いっこうに連絡が来ない。再三「落選なのかどうか」問い合わせメールを出したがなしのつぶて。もしかしてこちらのメールが届いていないのでは?と思ったが、チケプレ指定日前夜にようやく返信が来て、
「当選者にメールはお送りしてます。観劇希望日を未記入のお客様は期日をこちらから指定させていただきました」というが、最初から劇団側が1ステージのみの指定で、期日指定などのお知らせも来なかったのだ。ともあれ、「ご招待させていただきます」ということで、観て来ました。
公開収録のネット番組で坂本龍馬暗殺の謎に3人の歴女が挑むという趣向、龍馬ブームに乗っかった企画のようだが、学生演劇のような構成とありきたりのオチで、これで当日3500円払うなら割高に思う。
三東ルシアと水島裕子というかつてのセクシーアイドルがWキャストで特別出演しているが、彼女たちが出演しなければもう少し入場料金が低く抑えられたのだろうか。
観劇中も不愉快なできごとがあった。

ネタバレBOX

一言で言えば、「歴史検定」と「小劇団の悲哀体験」を混ぜて作った芝居。客入れの段階から前説が始まっているような感じで、3人の役者が「ビールとおつまみセット500円」に限り、中で飲食していいから買ってくれとしつこく客に呼びかける。「へい、いらっしゃい!」という掛け声に近くの客が「八百屋か居酒屋の店員みたいだね」。何とも品がない前説だと思っていたら、劇が始まっても、またこの3人が出てきて「ビールとおつまみセット」の話をしている。劇でも売れない小劇団「白い小雨」の役者が売り子をしているという設定なのだ。そして後半でこの「ビール」の銘柄が意味を持つのだが、何かわざとらしい。ここでタイトル映像が出て、劇が始まる。で、3人の歴女が出てきてネットトーク番組の放送本番が始まるとまた同じタイトル映像が出る。時間が無駄だと思った。この芝居、あと20分は削れると思う。歴女の一人は番組プロデューサーであとの2人は大学の歴史研究会に属している。それぞれが、龍馬暗殺の諸説を劇団の役者による再現ドラマで説明し、「どの説を信じるか」客に挙手させる。「後半の解説後、最後に決をとらせていただきます」と言い、後半、また同じ「映像タイトル」が出て(3度目)後半が始まる。お龍役の小劇団の看板女優がお色気をふりまいたあげく、大学教授のレイトンという男が乱入し、およそ説得力のない珍妙な新説を唱え、さらに小劇団女優が大女優森小百合への嫉妬から2ちゃんねるに中傷のカキコミをし、泥酔してクダを巻き始め、女性プロデューサーは発狂寸前に怒り狂うが、ネットアクセス数が急速に増え、最後に合成したという「龍馬のメッセージ」なるものを出演者たちが静聴する。このメッセージが「小さいことにとらわれず、広い心で生きよう」なんていうありきたりの道徳みたいな結論。「観客の多数決」もどこかにすっ飛んでしまい、シラケルことこのうえない。スタジオに観客も入れた公開番組という設定なのだから、どうせなら「観客参加型」の趣向を入れて、生の質問を客にぶつけてみるとかすればいいのに。
売れない役者トリオは個々の俳優は悪くないが、お笑い場面の息が合わず、間が悪い。「2セット(1000円)しか売れなかったのでお金がない」と小銭を見せながら、「売り上げ金とお釣りで白木屋に飲みに行く」というのも辻褄が合わない。3人の中ではイチロウ(雅憐)のバイトのグチが面白かった。小劇団の看板女優を演じる梨互れんは酔った演技が歌舞伎の魚屋宗五郎みたいでなかなか面白い。劇中のお龍も悪くないが、「龍馬はん」と言うときの京言葉のイントネーションがおかしいのが残念。稽古場にいたら注意してあげるのだが。演出家はそういう点もきっちりやらないと。
歴女プロデューサーの中嶋マユコは緩急をつけた芝居ができるのに、妙に浮き上がって見えるのは、この役が周囲の人物と絡みながらテンションが上がっていかないからで、脚本の責任である。
歴女の種田麻友美はキャピキャピして可愛いし、島香寿美はオタクっぽいモソーッとした物言いでも口のあけかたがよいので台詞が聞き取りやすい。
こき遣われる若手ADの荒川ユリエルはジャニーズ系でさわやかな印象。ちょっと可笑しなレイトン教授の久保田勇一は専門分野の台詞を噛むのが惜しい。
龍馬の霊夢を見た明治皇后を演じる大物女優・森小百合役、私が観た回は三東ルシア。「おさかなになった、わ・た・し」も化粧が濃く、年をとったなーと思う。いまだお美しいですが(笑)。
ギャラの関係なのか、三東はほんのわずかの出番で、起用した必然性を感じない。
劇団関係者の知り合いなのか、劇の終わり近く、三東ルシアの出番直前に入場してきて、前から2列目の私の隣に座り、ドサッと最前列の座席に「差し入れ」を置いた男性客がいた。観劇の気分をぶちこわす無神経さ。終演後、アンケートに感想を書いている私の隣で「三東ルシアって凄いアイドルだったんだよ。俺、ファンでさ・・・」と得意げに大声で出演者と歓談。まさに傍若無人。本当に芝居を愛し、観る気があって来る客なら、こんな態度はとるまい。こんなに遅く入場させるほうもさせるほうだ。
「誰のための芝居なのか?」もっと自分たちの芝居を大切にしなさいと言いたい。

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