夢の泪
新国立劇場
新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)
2010/05/06 (木) ~ 2010/05/23 (日)公演終了
満足度★★★
うん。
重いメッセージが、どちらかというとそのまんま重厚感となって出ていた。
お肉体関係
ぬいぐるみハンター
インディペンデントシアターOji(東京都)
2010/07/28 (水) ~ 2010/08/01 (日)公演終了
満足度★★
観させていただきました。
舞台のテンション高く、ほぼ一定といっていいほどメリハリがなく、脚本のことを考慮したら、やはり総じて低いよりはよかったと思いますが、客の立場としてはあまり空間に入りこめないことで、観ていて疲労感がありました。
魅力的な役者さんはたくさんいたと思います。設定もわかりにくかったかな。
機会があればまた拝見させて頂きたいと思います。ありがとうございました。
メリーさんの柩
横浜未来演劇人シアター
相鉄本多劇場(神奈川県)
2008/03/14 (金) ~ 2008/03/20 (木)公演終了
満足度★★
うん。
じわじわと積み重なって面白くなる。骨太な物語。ドラマ部分をうまく活かしきれてないのが残念。
博多湾岸台風小僧
劇団桟敷童子
吉祥寺シアター(東京都)
2007/11/06 (火) ~ 2007/11/12 (月)公演終了
満足度★★★★
うん。
桟敷童子初見。あんなスズナリはじめて見た。池下さんが活き始めてから俄然面白くなった。終盤どう考えても力技だけど、でも感動した。
父帰る/屋上の狂人
シス・カンパニー
シアタートラム(東京都)
2006/04/01 (土) ~ 2006/04/30 (日)公演終了
満足度★★★
うん。
演劇の事をよく知ってる芝居、演出だと思った。ここで書かれてるほどの凄さはもしかしたらないのかもしんないけど、でも面白かった。
無外流、津川吾郎
ハイバイ
ギャラリーLE DECO(東京都)
2006/10/05 (木) ~ 2006/10/15 (日)公演終了
満足度★★
うん。
演劇を疑い遊ぶ姿には好意が持てる。
モダン・ラヴァーズ・アドベンチャー
架空畳
テアトルBONBON(東京都)
2010/07/24 (土) ~ 2010/08/01 (日)公演終了
満足度★★
心に響かない言葉の洪水
12回も公演を打ち、それなりに支持されている劇団なのだとは思うが、自分の好みには合わなかった。
既にごらんになったかたがたの感想を読み、覚悟して行ったものの、全編、言葉の洪水で息つく間もなし、疲労感ばかりが残り、正直、久々に途中退出したくなる芝居だった。当方、言葉の聴き取りのほうには自信があり、言葉の意味や語呂合わせは理解できたけれど、だから楽しめたかと言うとそれは別問題。
個性的なスタイルを貫いているとは思うが、作者の自己満足的要素が色濃く感じられた。若い観客たちが多く、終演後「まったく何言ってるかわかんねぇー、わかった?」という声もあり、笑いが起きていたのは俳優の他愛ない動きに対してのような印象だった。どれだけ内容が理解されていたかは疑問だ。
☆は1つは長い台詞を書き連ね脚本をまとめた作者へ、1つは膨大な台詞を覚えた俳優へ、それぞれのご努力に対して。
ネタバレBOX
プロの覗き屋(意味不明。プロって何?笑)で10年留年中の高校生・三鷹ロダン(岩松毅)。デパートのモデルショウのリハーサルを覗き見していて、修学旅行から置いてけぼりをくらい、担任教諭(加藤愛子)に謹慎させられ、理科室の人体標本模型のハリコ(斉藤未祐)と出会う。ショウの美人モデルのモダン(加藤景子)のためにデザインされた羽衣のように薄いオーガンジー風の透明ドレスをハリコに着せるロダン。世界的人体デザイナー(赤城智樹)、マネージャーらしき男(山本駿)らが入り乱れてのドタバタ劇が展開。ロダンが以前、入浴中を覗いて忘れられなくなった美女の背中が実はロダン自身の背中であったというオチがあり、結局、自己愛が強い若者ということになるのだろうか。
言葉の洪水は心に響かず、劇としての感動は自分は体験できないままに終わった。やたら「ヨダレ」という単語を多用するので、聴いているだけで気分が悪くなる。言葉の洪水がテーマと効果的に結びついて、初めて観る人にも理解できるような形であればと思うが、最初からそんなことは意図していない劇なのかもしれない。
俳優は膨大な台詞にがんじがらめになっている感じで、滑舌も悪いからよけいに観ていてイライラする。
カラフルな宣伝美術、ハリコとモダンの美しい舞台衣裳や、菱川師宣の見返り美人と月に雁がね(?)、いろは文字とあいうえお50音を描いた墨絵の屏風ふうパネルやデパート建築のファサードの舞台装置はなかなかよかった。
人体模型のハリコの内臓が説明文どおり半身だったら、もっとよかったけど。
パンフレットの活字が極端に小さく文章ギッシリ、配役表も載っていない。とことん旧世代の観客に優しくない(笑)。
少女仮面
座・高円寺
座・高円寺1(東京都)
2010/07/24 (土) ~ 2010/08/01 (日)公演終了
満足度★★
唐作品も2〜3本目
アングラ色濃厚な作品をおシャレな劇場で上演というミスマッチ感が面白いが、ステージが広い分、あれこれ仕掛けが見えて予測できてしまうのが残念(さすがにラストのあそこまでは予測できなかったが)。
なお、内容的には今一つ好みに合わず。
で、テラヤマと唐十郎を混同したのは、少し前に目にした『星の王子さま』のインパクトゆえか?(爆)
バラシて終わりと思うなよ
劇団フルタ丸
「劇」小劇場(東京都)
2010/07/28 (水) ~ 2010/08/01 (日)公演終了
満足度★★★★
いきなりバラシの場面から!笑
説明どおり、舞台セットをバラシながら劇場が空になるまでをリアルタイムで上演したもの。これが実に面白い!今回のフルタ丸はワタクシが過去に観た公演の中で最高傑作でした。
ネタバレBOX
まず、舞台左に設置された時計が90分から始って76:26とか45:55とか、残り時間を刻んでゆく。これが実にいいアイデアだ。舞台はイトウの号令でバラシながらも照明やら、コンパネをバラシていくわけだけれど、照明担当とイトウでちょっとした小競り合いがある中、スズキのボケが功を奏する。笑)
一方でタカハシという女子劇団員がまったく使えない存在だが、唯一、劇団の紅一点なことから今彼のサトウ、元彼のタナカ、その前彼のスズキと、男子劇団員を総なめにしてきた強者でもある。このキャラクターの立ち上げ方も絶妙だ。仕事の出来る一見、気の強そうな元劇団員のナカムラよりも、とかく男子はタカハシみたいなユルキャラ女子が好みという一般的なモテキャラを取り入れながらも、観客は刻々と秒針を刻む時計を睨めっこしながら、ワクワクドキドキしちゃうのだ!笑
物語はこの公演を最後に解散する劇団の、理由や情景を表現しながら30歳前後になると考える人生の分岐点や、劇場側のコバヤシが放つ、シビアだけれどもっともな意見にも考えさせられる。これらは案外リアルだ。劇団が常日頃、考えてるような状況をそのまま、舞台化したものといっても過言ではない気がする。
終盤、これで解散してしまう余韻を残すのは余りにも残念だという劇団の主張で「動物愛護」に関するお芝居を劇場ロビーで公演するも、残り時間は15分もない。ワタクシは公演が無事に終わるのか?バラシはその後に持ち越して大丈夫なのか?追加料金は払えるのか?などとハラハラしながらも、全てを時間内に終わした時には、妙な達成感を味わうことになる。笑
犬のぬいぐるみの登場といい、個々のキャラクターの設定といい、緩く可笑しい。失笑!みたいな笑いどころは随所に散りばめられて、観劇後に満足感のある舞台だった。どのキャストも自分のポジションをしっかり演じていたと思う。だからこそ舞台が楽しかった!
エーデルワイス
feblaboプロデュース
エビス駅前バー(東京都)
2010/07/23 (金) ~ 2010/07/30 (金)公演終了
満足度★★★★
その場所に収める力
近未来のような設定で、
観る側のイマジネーションを広げながら、
物語をその場所で醸成させていく手練が
しっかりと機能して。
ドリンクを傾けながら
気がつけばがっつりとドラマに浸っておりました。
開演時間にもバリエーションがあって、
よい工夫だと思います。
自分のスタイルで劇場に足を運ぶ楽しみと
お芝居の秀逸がしなやかに噛み合っておりました。
ネタバレBOX
まもなく世界の終わりがやってくるという設定の中、
そのバーに流れる時間が
重ねられていきます。
タイムリミットがそこにあることで、
キャラクターたちが抱えるものが、
様々に抽出されていく・・・。
物語の尺の中で、観る側が設定を理解するのに費やす
時間のバランスがとてもよい。
「世界の終わり」的映画のタイトルなども借景にして
しなやかにバックグラウンドを作っていく。
そのベースがあるから、
世界と隔絶したバーの空気が
空々しくならず、
役者達のしなやかでメリハリを持った演技から
滲み出てくるキャラクターの背景に
観る側がしっかりと入り込んでいけるのです。
「世界の終わり」の空気を醸成しておいて、
「終らなかった世界」からこぼれだしてくるものを
観る側に供する。
舞台に満ちた空気は
最後にもうひとつのけれんを
観る側の腑に落ちさせるだけの
懐の深さを生み出していく。
閉塞と救いとほろ苦さのカクテルに
一滴のシニカルなテイストが加わって・・・。
スタイリッシュに過ぎない、
でも大人の粋を感じる
その場所を生かしたお芝居を
余韻を含めて楽しむことができました。
会場的にはそれほど広いわけではないんですが
この公演に関しては
バー公演やカフェ公演にありがちな狭苦しさもそれほどなく
リラックスしてお芝居に浸ることができて・・・。
開演時間の工夫も含めて
作り手の志や工夫がうまく機能した公演かと。
会社帰りに観て、そのあと少し高揚した気持ちのなかで
感想を語り合うみたいなのもよいかも。
気さくな友人どおしや恋人どおしにもお勧めです。
ヒロコ
テラ・アーツ・ファクトリー
d-倉庫(東京都)
2010/07/22 (木) ~ 2010/07/25 (日)公演終了
満足度★★★
とてもスリリング
なにげない会話から、基地や安保問題にさりげなく移行する様はとてもスリリング。でも個人的にはシリアスな部分よりも、なんとなくおかしい井戸端会議的会話の方が好きなんですが。
トーキョービッチ,アイラブユー
オーストラ・マコンドー
SAKuRA GALLERY(東京都)
2010/07/28 (水) ~ 2010/08/01 (日)公演終了
私のSM [公演終了!御来場ありがとうございました!]
青ひげマシーン
神楽坂die pratze(ディ・プラッツ)(東京都)
2010/07/22 (木) ~ 2010/07/25 (日)公演終了
満足度★★★
そこそこ楽しめました
かなりギャグの入ったサスペンスで、そこそこ楽しめました。ただし肝腎の事件の真相が分かりにくく、不満が残ります。作・演出の方が書いているように夏公演は調子が悪いらしく、ちょっとさびしい客入りでしたが、評判のよい冬公演も観てみたいです。
僕の東京日記
劇団伊達組
ウエストエンドスタジオ(東京都)
2010/07/22 (木) ~ 2010/07/25 (日)公演終了
満足度★★★★
満足しました
秀逸な脚本と役者さん達の熱演。満員の劇場での緊密な芝居に疲れながらも、気持ちのよい時間を過ごすことができました。70年代初頭はこんな感じだったのでしょうか。疑似体験させてもらいました。
廃墟ブーム
サイバー∴サイコロジック
ギャラリーLE DECO(東京都)
2010/07/28 (水) ~ 2010/08/01 (日)公演終了
満足度★★★
ハチャメチャな感じが好み
小ネタもいい感じに織り込まれているし、会場の使い方も楽しい。
ただし・・・。
(これから行く方は、劇場内のトイレ側の席に座ったほうがいいと思う。逆側だと見切れてしまうシーンがちょっとだけあるので)
ネタバレBOX
富山県にある、亡くなった父親の持つ建物に、その娘と友人たちがやって来る。建物は廃墟と化していた。娘は、父親が漁師を辞めて、何をそこでやっていたのかを探るために訪れたのだった。
父親は、この世にないモノを何でも作ることができるが、必ずスイッチのない機械を作ってしまう女性博士と、そろばんが得意な女性派遣社員の2人を雇い、そこで何かを作ろうとしていたのだ。
父親は、女性博士に、ある人を蘇らせ(笑)、計画を進めるのだった。
一方、娘は廃墟プロデューサーを雇い、廃墟の中を探り、ある事実を発見する。
そして・・・。
そんな感じのストーリーで、細かい説明はなしに、ハチャメチャな方向に進む感じもとてもいい(「そんなことできるの?」という質問に対して「だって○○(人名)だから」という強引な説明には笑った)。
また、小ネタがところどころに地雷のように隠してある。それはとても面白い。根底に流れるデタラメで、投げっぱなし感も好みだ。
そして、役者の登場するシーンがとても楽しい。ニタニタしてしまった。
だって、明らかにヘンな風体の人が客席にいるんだもの(笑)。
しかし、ヘンな風体の人じゃない役者の、まるで大きな声の独り言のような台詞と舞台への登場には、もう、面白くって(その役者のそばにいる観客の、困っちゃたなぁな顔がいい・笑)、これは楽しいと即座に思った。
ただ、それを見せるための演技が伴っていないような気がする。こういう人を演じてます的な、台詞回しと演技がちょっとなぁという感じ。
全体的にそうであったというよりは、レベルが伴っていない人が、全体のリズム感を壊していたのかもしれない(とてもいい感じの役者もいたので。例えば、娘役の白井肉丸さん、その友人の栗原香さんの、普通な感じ。そして、父親に雇われた博士を演じた、正木英恵さんの何を考えているのかわからない無軌道な感じなど)。
というより、ひょっとしたら役者よりも、これは演出のテンポみたいなものが悪いのかもしれない。だらっとした印象なのだ。これって、どうなんだろう。このテンポに合う人もいるのかもしれないけど。
LE DECOという会場は、小さいので、観客の顔もよく見える。途中で時計を見ていた人が何人かいたので、このテンポに合わない人がいたのは確かだと思う(あんなに狭い会場なのに、携帯の留守電(?)を聞いているらしい人がいたのには、驚いたが。そんなに退屈だった?)。作演の松澤さんも客席にずっといたから気がついたのではないだろうか、そんな会場の空気。
現在と過去がシンクロする演出はいいと思ったが、もっと鮮やかさがあれば、言うことはない(ラスト近くで、部屋から逃げようとするときにホームレスが呼び止めるところなど)。例えば、過去の出来事が行われているときに、娘たちはしゃがんだりしているけど、あれは、未来への盗聴器を聞いている、という風にきちんとすれば、同時に同じ場所に普通にいても違和感がなかったと思うのだ。
それと、いまどきプロジェクトXのパロディというのも、なんだかなぁ、という感じ。一周回って面白い・・・とはならなかった、私は。
最後の最後に、次週予告のナレーションが入るので、プロジェクトXパロディがそこだけならば、にたりとしたと思う。しかし、途中にも「地上の星」が流れる。その瞬間、こういうのって、つまんないなあと思ってしまったのだ。
ストーリーのオチは、トンデモな展開になるのだが、逆にしょぼいほうもアリな気もした。あの人を蘇らせての、しょぼいオチというのもいいのではないかと(今回のオチのほうが、「まさかこれでは?」と予測のつくほうだったので)。
まあ、このラストも、悪ふざけ感があり、嫌いではない。
あのラストの造形物の出現は、ブラックというより怖さがあるし。こういうセンスは買いだ。
とはいえ、この劇団は、根底に流れている「面白さ」があるので、いろんなものがもっとこなれてくれば、もっともっと面白くなっていくと思う。
それは楽しみでもある。
この日は、作演と役者がお題に従いトークをするというアフターイベントがあったが、これって、この劇団のファンじゃないと(役者とかに興味がないと)楽しめないような気がした。
それよりは、今上演した内容についてのトークのほうが楽しいのではないか。そんなことを思った。
お気に召すまま
子供のためのシェイクスピアカンパニー
あうるすぽっと(東京都)
2010/07/17 (土) ~ 2010/07/25 (日)公演終了
満足度★★★★
テンポがよく、とっても楽しい!
演出の手際がよく、簡素な舞台装置の中でスピーディに展開する。
わずか10名の役者なのに、舞台には大勢の登場人物がいた。
登場人物がすべて魅力的に見えてくる。
ネタバレBOX
そこここに、相撲問題などの時事ネタまでを放り込みつつの、シェイクスピア。
前半、話を広げていくので、どこに収束するのかと思えば、恋愛モノにどんどんシフトし、一気に大団円へと。
それは、それで心地よい。
役者がすべていい。目まぐるしく役を変わりつつも、きちんと演じ分けていて、キャラクターがはっきりしているので、とてもわかりやすい。
演出にダレるところがなく、スピーディに、スタイリッシュに見せてくれる。
シンプルな装置も無駄がない。
ラストの台詞も、エンディングの感じもいいなぁ。
ほかの演目も見たくなった。
アームストロング・コンプレックス
劇団ショーマンシップ
甘棠館show劇場(福岡県)
2010/07/22 (木) ~ 2010/07/29 (木)公演終了
満足度★★★★
なかなかでした。
ショーマンシップさんの公演はなかなか行く機会がなかったので、
劇ふうはわかりませんが、若手キャストと組んでも
違和感なくすんなり観られました。
田坂さんの脚本も普段より言葉遊びが少ないなあと思っていたら
ヒューストンですか。あの兜どうやって作ったと?
ネタバレBOX
女優さんでメイク濃すぎの方がおられましたが、しつこさはメイクで表現しなくて演技の方においたら良かったのでは。
川口さんの迫真の演技は良いです。
超能力の設定は必要か?とも思いましたが終盤にたたみかけるように過去未来をつなげていくのには必要なんでしょうね。
6月歌舞伎鑑賞教室「鳴神」
国立劇場
国立劇場 大劇場(東京都)
2010/06/02 (水) ~ 2010/06/24 (木)公演終了
歌舞伎の心意気
鑑賞教室ということで、初心者にわかりやすいよう一部は歌舞伎の解説や紹介、二部を「鳴神」の構成であった。
一部がまた非常に面白い。普通、解説とか聞くと退屈な香りがぷんぷん漂うが、 「観客を楽しませよう」という歌舞伎の精神がよく表れており、もう驚きの連続。幕が上がった瞬間から、三日月の映し出されてたスクリーン、回り舞台が回りながらセリが上下し、奥行き広い国立劇場の機構が観られて、それだけで劇場の神秘性を感じる。
舞台体験として、桐朋女子の高校生が二人舞台上にあがり、太鼓で滝の音や雨の音を鳴らしてみたり、振り袖を着て女形の歩き方をやってみたり、それは観ているだけでも、十分に楽しめるもの。隈取りをした役者が出てきて、歌舞伎のしゃべり方をしているのに、解説の歌舞伎役者は「あ、そう」とか「それで?」と現代口語で対応していて、妙に滑稽だったり。「歌舞伎ってのは古めかしいだけじゃないんですよ。民衆に楽しんでもらうために存在しているんですよ」という思いがとてもよく伝わってくる。そして実際に面白い。「観客を楽しませる」その心意気が、これまで歌舞伎が発展してきた支柱を成しているのだろうなあ、としみじみ思った。
二部は「鳴神」の芝居。20分の休憩のあいだに舞台美術ができあがっているのも、演劇のすごさ。さっきまで素舞台だったのに、もう山奥の社の美術となっているのだから。言葉はところどころわからない。でもそんなことは気にならず、話は追えるし、くすりと笑える。想像力も大きく刺激される。圧巻はラスト。鳥肌ものの終盤の盛り上がり。ただ物語の羅列をするのは好きではないので、ここでは控える。
今回は招待券だったものの、定価でも学生1300円である。安すぎる。「行政の支援を受けた面白い芝居がこんなに安値では、どうにも小劇場の立つ瀬がなくなる」だとか、「それほどまでに安く面白い芝居があるのに、一般にはその存在すら知らない人たちばかりでもったいない」など、もはや作品と関係なく作品外で思うところが多々あった。
舞台は無機的な印象に作られて
劇団カタコンベ
シアターent.(新潟県)
2010/07/13 (火) ~ 2010/07/19 (月)公演終了
満足度★★★
不思議な雰囲気
熊倉さん出演の回を観たのですが、後半になるに従い、話しの展開に エッ と思いました。
劇的舞踊「ホフマン物語」
Noism
りゅーとぴあ劇場(新潟市民芸術文化会館)(新潟県)
2010/07/16 (金) ~ 2010/07/18 (日)公演終了
満足度★★★★
近くで観たかったです。
2階からでも十分楽しめましたが、より前で観ればもっと楽しめたと思います。
表情は分かりませんでしたが、やっぱり動きは素晴らしいです。