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カナリアの心臓【公演終了・ご来場誠にありがとうございました!】

カナリアの心臓【公演終了・ご来場誠にありがとうございました!】

キコ qui-co.

神楽坂die pratze(ディ・プラッツ)(東京都)

2010/06/11 (金) ~ 2010/06/14 (月)公演終了

満足度★★★★

評判通り
ここでのカキコミを見て行く気になったのですが、評判通りの凄い作品でした。観れてよかったです。次回作も楽しみです。

「視野」

「視野」

reset-N

アサヒ・アートスクエア(東京都)

2010/06/11 (金) ~ 2010/06/14 (月)公演終了

満足度★★★★

視野の先に広がる「虚」の空間
床に座る。
アートスクエアの天井は高い。
蛍光灯がいくつも縦に下げられている。

俳優の上の空間が広く空く。

ネタバレBOX

観客の視野には、俳優の上に広がる「空間」が「広がる」、というよりは、舞台が進行するにつれて「重くのしかかって」くる。

「虚」の重さ。

スラップスティックと劇団側が表現する、3つのエピソードが繰り広げられる。

(たぶん)何かに絶望している女たち。それに寄り添う男たち。
男たちは、女のことを理解しようと思っているというよりは、自分のことしか考えてないように思う。自己愛的な。

女と男には会話はあるが、コミュニケーションは断絶している。
そこへの「絶望」でもあろう。

3つのエピソードは、舞台の上に広がる「虚」の中に立ち上り、静かに消えていく。
交わることはない。

正直に告白すると、最初はクッションもあるし、好きなところに座れるのだから、通常の桟敷席とは異なり、足も伸ばせるし、なんて思っていたが、やはり、途中からお尻が痛くなってきた。静かすぎる空間なので、身体をあまりもぞもぞともできず、お尻と腰の苦痛は高まるばかり。
したがって、苦痛の中で、後半、台詞に集中できなかった。
(4つぐらいイス席も用意されていたが、さすがに上演中は移動はできないし)

それと、意図されていたとは言え、ライトの高さが辛い。目に直接光が入ってまぶしい。

観客の「視野」をコントロールしたいがために、床に座らせることを企画したのだと思うが、あの空間の広さで言えば、イスの高さがあったとしても同じだったのではないだろうか。
頭で考えすぎの結果が、苦痛なのではしょうがないのではないか。

苦痛も「込み」の演劇ならば、それはそれでアリだったかもしれないが、やっぱり苦痛はイヤだし、演技と台詞には集中したいものだ。

全体的にスタイリッシュ。
役者の雰囲気も、どこか胸を張って、鼻をツンと上にしたような感じさえ受ける。
女優の切羽詰まった演技は素晴らしいと思った。声を張らない緊張感があり、迫ってくるものがある。特に白い紙を持って佇む女の。
また、宗教に入り込みそうな男に向かって叫ぶ女の声はきつい。それがいい(この宗教のエピソードは好きだ)。


言葉をまるでだじゃれのように繰り返す女(これって、お笑いのジョイマンではないか、と思ってしまった)と男のエピソードがあったが、これにはまったく共感ができなかった。意味が不明すぎる。ラストの刃傷沙汰も、ありきたりでつまらない。というより思考を停止させているようにすら思えた。
こんなスタイリッシュなのに、出刃? なのだ。
まあ「殺意と一緒に用意した出刃」なのだろうが、どうも悪いギャグのようだ。

また、ライブハウスのように、飲み物と食べ物の用意がしてある。
ただし、あの舞台の雰囲気では、食べながらどころか、飲みながら見ることはできない。
食べたり飲んだりは、開演前に、あるいは終演後に、という意味であれば、床に座らせて飲み食いしろと言うのはどうかと思う。
野外の芝生の上ならばともかく、クッションがあるというものの、床に座って、おしゃれな食事なんてとる気がしない。

アイデアとしてはわかるのだが、実際の観客のことを考えているとは思えない。
飲食をさせるならば、イスと簡単でもいいので、机ぐらいは欲しい。
コンビニの前に座り込んで飲み食いする世代だけが観客ではないのだから。
「飲食」は「ホスピタリティ」の意図と、会場に「アサヒアートスクエア」を使うという縛り(たぶん)から来ていて、観客を「床に座らせ」、「絶望を見せたかった」という意図があったとは思えないし。

そして、この部分も含めて、演劇なのだから、きちんと神経を行き渡らせるべきだと思う。

意図と企画には賛同するが、話の結びと、苦痛には賛同できない。星を付けると限りなく3つに近い。
ただし、気になった劇団となったので、(ちょっと偉そうに言うと)やっぱり4つとした。
愛死に【ご来場ありがとうございました。】

愛死に【ご来場ありがとうございました。】

FUKAIPRODUCE羽衣

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2010/06/12 (土) ~ 2010/06/22 (火)公演終了

満足度★★★★

ちょっと下品でエロくって、歌が心の柔らかいところを刺激するような妙ージカル
小劇場の良さって何だろう、と考えると、やっぱり、演じ手との距離の近さではないかと思う。
近いことで生まれる一体感と、近いからこそのウソのない真剣さが感じられることがある。

FUKAIPRODUCE羽衣 の舞台を観ると、なんか、そういう「小劇場の良さ」を味わえるように思える。

叫んでいるから熱いのではなく、真剣な姿勢が熱いとでも言うか、熱量の放出が気持ちいいのだ。

とにかく、ここで歌われる「歌」が好き。身体に合うんだなあこれが。
クセになる感じと言うか。
かつて、こまわりくんがチャンピオン誌上で「慣れれば美味しいくさやの干物」と叫んでいたのを思い出すというか、そんな感じ。

でも、好みが分かれるんだろうなぁ、この劇団。

ネタバレBOX

オープニングのロッキングチェアの軋む音、ギーギーなんていう音を声に出して、重なり合う、さらに1音1音区切って発する台詞それらが織りなすのは、音楽だった。
いわゆるポリリズム。

このあたりから、ヤラれるのだ。
導入の見事さ。続く物語への期待感。

6つのカップルが、それぞれを語る。
それは、端から見ると単なる「バカップル」で、「見てられない」ものだ。だって互いに互いしか見えていない世界を横から見ているのだから。
恋愛中の誰もが経験するような、端から見ると、バカで濃密な時間が繰り広げられる。ここは、お下品でちょっとエロい。
(だじゃれ攻撃には、苦笑つししも・笑)

6つの愛の形でもあり、6つの愛の段階でもあるように思える。

濃厚な舞台とは対照的に、中盤から突然、律儀(笑)でパンクなカップルが登場する。舞台の上で繰り広げられる痴態とは、まだ縁のない無垢な(笑)パンクカップル。
彼らは、夜の劇場に忍び込み、何も行われていない舞台にそれぞれのイマジネーションを投影するのだ。

この視点が入ることで、舞台の幅が広がったような印象を受ける。

つまり、とにかく主観的な恋愛事情が、観客という視線だけではなく、パンクカップルの視線により、さらに客観性を帯びてくる。

ただ、その客観性に、意味が欲しかった。つまり、作者からの客観性の意味づけが欲しかったと思う。それがあって、初めて「客観性」が完成したように思える。

ラストの海と死へのアプローチは、受ける印象が観客によって分かれるのではないだろうか。
1人で海に行く者、カップルで海に行って「どこか遠いところ」に行きたいというカップル。

そこで、パンクカップルの視線、つまり「舞台の上の虚構」に対する視線が効いてくるように思えた。

シェイクスピアじゃないけれど、「死? 眠り? それとも夢?」の世界へ行ったのではないだろうか、と思ったり。

残念なのは、叫ぶ歌の歌詞が聞き取れないところが随所にあったことだ。特に大切であろう個所が、熱っぽく叫ばれてしまっていたので、そこが聞き取れなかった。
せめて、当パンで、歌詞を付けてもいいんじゃないかと思う。歌詞は大切なのだから。

登場人物はすべてが濃い。ねっとりしている。そこがいい。
そして、全員が常にせり出した舞台の上にいる状態で、1カップルずつスポットを浴びるのだが、よく見ると、残りの5つのカップルも止まらず演技を続けている。薄暗がりの中にあって、細かくは見えないのだが、明らかに演技も表情もストップせずにフルスロットルの状態にある。
汗だく。
この感じは、詳細が見えなくても必ず観客に伝わる。これが、この姿勢が大切なんだ。

また、今回の舞台は、よくよく考えると、『朝霞と夕霞と夜のおやすみ』にその構造が似ている。似ているというよりは、そのまんまである。

オープニングの静かな入り方と、各カップルが順番に並列的に現れる様子。そして、『朝霞と・・・』のまどろむ中での歌に該当するのが、律儀なパンク風カップル。さらに『朝霞と・・・』では山に登り夕日が印象的だったが、今回は海に行き夕日が沈む。
まったく同じ構造なのだ。

でも、いい、それでもいいんだ。
「視野」

「視野」

reset-N

アサヒ・アートスクエア(東京都)

2010/06/11 (金) ~ 2010/06/14 (月)公演終了

ガラスの破片が乱反射する透明な時間
フラジャイルな男女の距離感。都市の終末感。生きながらえながらもあらがえない喪失感。それらを、思春期な感性ではなく、大人の孤独感で切り取ったガラスのような断片。今の自分には重なりすぎてグサグサ来た。俳優は、抑制した演劇で言葉と肉体を繊細に扱い、詩的な台詞なのにまるで呼吸するように吐くのが良かった。行って良かった。

モリー先生との火曜日

モリー先生との火曜日

加藤健一事務所

本多劇場(東京都)

2010/06/03 (木) ~ 2010/06/15 (火)公演終了

満足度★★★★★

賞賛に値する真の感動作
かなり以前、「週間ブックレビュー」で紹介された時から、ずっと気になっていた作品の舞台化。もっと、朗読劇に近い雰囲気なのかと想像していましたが、さにあらず。私が過去に観た2人芝居の中でも、最高作の一つに数えられる、秀作舞台でした。
とにかくまず驚いたのは、高橋さんの役者としての進化の目覚しさ。過去にかなり高橋さんの舞台は観ていますが、こんなに硬くない彼の演技は初めて観たように思います。加藤さんも、ここ数年、幾度か台詞を咬むことが多々あったのに、この舞台では、そんな気配は微塵もなく、活舌も良く、本当に、お2人の演技表現が過剰にならず、シンプルだったので、自然に、このストーリー世界の住人になることができました。この年齢になっても尚、演技者としての進化を続けているお2人の表現者に、まずは、心底敬服の念を抱きました。

高瀬さんの演出も、作品の良さ、誠実さを損ねることのない、程の良さ。決して、過剰にならず、感動の押し売りもせず、ジワジワと胸に浸透する秀逸な感動の漣が心地良く感じられました。
モーリー先生の人柄と、その師に魅了されて行く生徒の心の交流が、実に自然に描かれて、間違っても、お涙頂戴ものの作りでないことが、何より嬉しく感じました。
良い作品があり、それを見事具現化した、キャスト、スタッフの、並々ならぬ力量の結集作。
モーリー先生の住居は、彼の心の内のようにシンプルで、清々しく、セット、照明、音楽、場転のスタッフの動き、全ての舞台表現が、この作品の良さを阻害することなく、テーマと一体化していました。

最後のカーテンコールの、観客から発せられる、本物の感動の拍手が、とても耳に心地良く、心の奥底までずっと響いていました。

恋する虜

恋する虜

水族館劇場

駒込大観音境内特設蜃気楼劇場 水邊の廢園(東京都)

2010/05/21 (金) ~ 2010/06/07 (月)公演終了

満足度★★★★

水族館の季節
今年もこの季節がやってきました。
もちろん観てきましたよ、水族館劇場。
毎度の事ながら、この一言につきる。

「クソ面白かった!」

演劇でしか出来ない事をしっかりと見つめ、それに向かって全力で挑んでいる、数少ない劇団の一つだと思います。
リスペクト。

ネタバレBOX

千代次、風兄宇内の圧倒的存在感には毎年息を飲みます。

そして昨年(だったと思う)、大復活劇を見せた鏡野有栖が、今回とても良かった。
終始彼女から目が離せない。
ラストシーンは圧巻。

終演後、ずぶ濡れになった彼女が、冷え込んだ空気の中でしっかりと客出ししていて、その姿に心を打たれました。
すげぇぜ。



今回、例年よりも水多かった気がする。
そして仕掛けも派手に。
不安定な道具を吊るす時のワイヤー掛けなどの作業の際、
スタッフの方々が、
「いくぞオラー!」
「倒せー!」
「上げろー!」
と言った掛け声をかけて安全を守っている様子が、
とてもパワフルで、ドラマチックで、観てて泣きそうになった。

今までは気づかなかったんだが、そういう部分がまた、「演劇」していてとても魅力的だった。

あぁ、いい芝居を観たぞ。
カナリアの心臓【公演終了・ご来場誠にありがとうございました!】

カナリアの心臓【公演終了・ご来場誠にありがとうございました!】

キコ qui-co.

神楽坂die pratze(ディ・プラッツ)(東京都)

2010/06/11 (金) ~ 2010/06/14 (月)公演終了

やっとこさ千秋楽に拝見
月曜日まで上演してくださったので観られました。ありがたいです。作り手に嘘がなくて(嘘がバレていて、それを覚悟していて)、私はとても面白かったです。

庭劇団ペニノ『アンダーグラウンド』

庭劇団ペニノ『アンダーグラウンド』

庭劇団ペニノ

シアタートラム(東京都)

2010/06/06 (日) ~ 2010/06/13 (日)公演終了

満足度★★★★

面白い
初ペニノ。見せ付けられたという感じです。他の作品も見たくなりました。

アルルカン、天狗に出会う

アルルカン、天狗に出会う

SPAC・静岡県舞台芸術センター

アトリエ劇研(京都府)

2010/06/13 (日) ~ 2010/06/14 (月)公演終了

満足度★★★★★

京都で観ました。
素晴らしかったです!
日本語じゃない部分も多いけどその言葉だけじゃないコミュニケーション、表現力で初めての方でも必ず楽しめます。
一人サーカス団を観ているような気になりました。
台詞だけでなく、すべて口で表現される効果音も含めて、身体能力が高い!
良いものを見せていただきました。

よせあつめフェスタ

よせあつめフェスタ

プロジェクトあまうめ

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2010/06/13 (日) ~ 2010/06/13 (日)公演終了

満足度★★★★★

おまつり♪
おまつりに客席から参加しました。客席もしっかり巻き込む練り込まれた企画で参加できてとても楽しく、嬉しかったです。MCオケタニ氏、見事です。あれは見事です。でしょでしょ?あ、だしょだしょ?
6本の短篇作品の傾向はゆる笑なテイスト。バンドしようという1本は、なんだろう、おわりのヒトコトがいまもなお余韻を感じさせる作品。
うち4本を提供しているあひるなんちゃらの面白さ&自分との相性の良さは前作で実感していて、やっぱり面白い。
俳優さんは、今回初見だった湯舟すぴかさんの今後に期待。

よせあつめフェスタ

よせあつめフェスタ

プロジェクトあまうめ

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2010/06/13 (日) ~ 2010/06/13 (日)公演終了

目撃
企画が出来るまでのツイッターでのやりとりがなかなかスリリングだったので、内容はともかくとりあえず本番が見られてよかった。

こういう特別な公演だからだろう、劇場スタッフの熱気と、出演した役者陣の緊張感は通常よりも割り増しに思えた。

作・演出の面で中心的な役割を担った関村俊介は元々お気に入りの劇団あひるなんちゃらの主宰なので、実は内容的にもそれほど心配はしていなかった。

あひるなんちゃらでは、これまでにもシークレット・ライブと称して、王子小劇場で平日の二日間、寄せ集めの公演をやった実績があるし、ほかにも劇団員3名による無料公演をやるなど、ゆるい作風に似合わない斬新なことをやっている。

内容は出演者2~3名による6本のコント集だった。そのうち4本が関村の脚本で、あとの2本は三谷麻里子と櫻井智也が担当。冒頭と中盤にはMCとしてオケタニイクロウが関村とともに登場し、用意したオモシロ映像を披露したのがやたらにウケた。

今後もこういうツイッターを使った穴埋め公演が行われるかどうかは予想がつかない。仮にそういう話がまたツイッターに出たとして、さらにその企画がまとまったとしても、おそらく今回以上の盛り上がりや集客は期待できないのではないだろうか。

愛死に【ご来場ありがとうございました。】

愛死に【ご来場ありがとうございました。】

FUKAIPRODUCE羽衣

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2010/06/12 (土) ~ 2010/06/22 (火)公演終了

満足度★★★

初、妙ージカル!
いや~正に初体験でした(笑)内田慈さん良いですね!

ノア版 桜の園

ノア版 桜の園

ノアノオモチャバコ

サンモールスタジオ(東京都)

2010/06/10 (木) ~ 2010/06/14 (月)公演終了

満足度★★★★

分かりやすい♪
「桜の園」の舞台は過去何度か観ているけど、舞台となっているのが帝政ロシア時代で、演じている役者もどちらかというと淡々と演技している印象があっていまひとつ内容が把握しきれないでいたんだけど(人物の関係性とか特に‥)。この作品は舞台も日本で(たぶん40~50年くらい前の設定かな?)役者も感情を込めて熱演していたおかげで、改めて「あぁ、桜の園ってこういう内容だったのか」と再認識出来た。

中でも特に実業家”山岡”と屋敷の主人マツの養女”竹代”役の二人の演技が光っていたと思う。照明の使い方も印象的で良かった。ただ演じている役者がみんな若いせいもあって各々の年齢設定がちょっとわかりづらかったかなぁ。あと全員が舞台に登場すると、舞台がかなり狭く感じてしまうので、もう少し大きな劇場でやれればもっと良かったと思う。

今朝起きてみたらギックリ腰。。。なんとか劇場にたどり着いて観劇。

ドラゴンテイル2

ドラゴンテイル2

カブ)牛乳や

小劇場 楽園(東京都)

2010/06/10 (木) ~ 2010/06/13 (日)公演終了

満足度★★

嫌いじゃないんですが・・・
前半はよく解らなかったです。

ネタバレBOX

後半になって何となく解ってきたような感じになったのですが、最後はまた解らなくなって終わってしまった感じでした。
何か物足りなさを感じました。
もっと盛り上がる場面が欲しかったです。
もっと面白くなりそうな話だったので、残念でした。
クリスタル・ダスト 全公演終了!ご来場ありがとうございました。

クリスタル・ダスト 全公演終了!ご来場ありがとうございました。

現代能シアタープロジェクト

新宿眼科画廊(東京都)

2010/06/11 (金) ~ 2010/06/16 (水)公演終了

満足度★★★

女の怨念
狭いギャラリーの一室での公演で、濃密な舞台でした。
女って怖い、と思いました。

ネタバレBOX

脚本が良かったです。新宿のリフレクソロジーの店という場面設定にすることによって、ギャラリーの外の物音が聞こえるという悪い条件を作品に上手く取り込んだり、近くにある神社を話に登場させたりと、この会場ならではの本でした。
題名の「クリスタル・ダスト」が最後に上手く使われていました。紫陽花・紫・赤・血・ワイン・澱・クリスタルとキーワードが巧みに繋がっていました。

演出は能の様式性を排除したものでしたが、能みたいに間が多くてゆったりしたものだったので、もっとスピーディーに進めた方が良いと思いました。
『MIMICRY』 ミミクリ(終演いたしました。御礼申し上げます!!)

『MIMICRY』 ミミクリ(終演いたしました。御礼申し上げます!!)

anarchy film

新宿アシベ会館B1(東京都)

2010/06/01 (火) ~ 2010/06/13 (日)公演終了

満足度★★★★

間に合った^^;
最終日なんとか観ることができた。自分としては結構好みだったけど,連れには全く合わなかったみたい。好き嫌いが分かれるだろうな。映画監督が脚本,演出というのはわかる気がする。正面最前列に陣取ったため,女優さんのメイクにインパクトありすぎでちょっと引いてしまった。クシダ杏沙さんを間近に観れたのは収穫。あと,新宿アシベホール,隣だかのライブハウスの音がダダ漏れで,舞台も横長すぎて演劇には向かないと思うけれど,入ることができたのもいい経験になった。

らぶドロッドロ人間

らぶドロッドロ人間

悪い芝居

インディペンデントシアターOji(東京都)

2010/06/11 (金) ~ 2010/06/14 (月)公演終了

満足度★★★★

観ました
わからないところが多々あったけど、きたまりさんがとてもよかった。

ノア版 桜の園

ノア版 桜の園

ノアノオモチャバコ

サンモールスタジオ(東京都)

2010/06/10 (木) ~ 2010/06/14 (月)公演終了

想像していたのより
良かった。おもしろかったです。

庭劇団ペニノ『アンダーグラウンド』

庭劇団ペニノ『アンダーグラウンド』

庭劇団ペニノ

シアタートラム(東京都)

2010/06/06 (日) ~ 2010/06/13 (日)公演終了

満足度★★

chako
評判がいいので期待して行ったのですが、私の好みではありませんでした。
もっとディープな世界を想像していたのですが、そうでもなかったですね。
演劇としては演技が・・?でした。やはりショーという言葉が当てはまるのだろうと思いました。

ネタバレBOX

心臓を取り出す、という目標が私にはしっくりきませんでした。
取り出して、それでどうなんでしょう?手術って治すためにやるんじゃないかな?
などと考えてしまいました。こういうのはきっと余計なことなのでしょうが。
あほんだらすけ 22nd

あほんだらすけ 22nd

劇団東京ヴォードヴィルショー

ザ・スズナリ(東京都)

2010/06/11 (金) ~ 2010/06/20 (日)公演終了

満足度★★★★

とにかく緩い!笑
初見の劇団だったけれど、客いじりからショートコントネタなど昭和のニオイのするネタ三昧!酒を飲みながら、燻製イカを頬張りながら観たい芝居。実際、舞台で燻製イカを喰ってました!笑

以下はネタばれBOXにて。。

ネタバレBOX

これほどの~んびりと観劇したのはひっさいぶり!笑

観劇というより、吉本で観てるような感覚。バカバカしいのだけれど笑える。
笑えるけれどバカバカしい。殆どのネタが古いし、肝心の演技面では同時にセリフる場面など、グダグダ。だけれどそれも笑いのネタにしてしまうところは流石!

要は観客も演者もぐだぐだなのだ。笑
真面目にやってんの?!と言いたいところだが、たぶん、本人たちはそこそこ真面目らしい。笑
そんなそこそこ感がこれまた、そこそこ面白い。

終焉後の挨拶では山口氏が「今日はそこそこお客さんが入ってますが、明日以降はお席に余裕がありますので口コミをお願いします。」とそこそこな挨拶をでっぷりした腹とマッチする狸のかぶり物を着ながら、こそこそとのたまっていた。
そんな狸のおちんちんがやけに立派で眩しかったのだけが記憶に残っているから、舞台はやはり、そこそこだったのだと思う。笑

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