最新の観てきた!クチコミ一覧

158541-158560件 / 189910件中
朝までは

朝までは

ボールベアリングドラゴンズ

東京アポロシアター(東京都)

2010/07/23 (金) ~ 2010/07/25 (日)公演終了

満足度★★★

究極の脱力系
ユルユル、ダラダラの不思議な魅力に惹かれてずっと観続けてきたプロデュース・ユニット。ひとつの節目となる10回目公演はいままで一番の脱力度で、慣れている私でさえギョッとした。今回初めて観た人は「何、これ?」と誤解してしまうんじゃないかと心配になった。
ボールベアリングドラゴンズの場合、観客はほとんどが東大駒場の観客だと思う(私の前方にすわった知人いわく、「知らない顔の人が来てない(笑)」。終演後は久々の同窓会状態で盛り上がっていたようだ)。最近でこそHPの体裁も整ってきたけれど、以前は期間限定ブログしかなかったし、これといった宣伝もしない。「このお話は、明かりがついたら始まって、消えたら終わりです。終わったなと思ったら、拍手の用意をよろしくお願いします。」というシンプルすぎる挨拶文もいつも同じ。
演劇をやる以上「観てほしい」という気持ちはあるようだが、「意欲」というものを感じさせない。田岡美和、本当に不思議な人だ。

ネタバレBOX

フライヤーやポスターにある美しいスイーツの写真。女性4人が集まって、スイーツ食べながらの恋バナの芝居かな、と想像してしまう。しかし、お話の中心に出てくるのは、スイーツじゃなくて飾りに置かれている「色紙で作った鎖」のほうだ。
ヨシノが黙々と色紙で鎖を作っている。そこにシバという黒いスポーツジャージ姿の女がやって来て、鎖を作り始める。2人でだらだらしゃべりながら作っていると、部屋の隅でダウンコートにくるまって寝ていたオオヤマが目を覚ます。オオヤマも赤のジャージ。会話の中で、蛇山、牛山、犬山、熊山といろんな動物になぞらえられて呼ばれる。そこへ喪服のジョンコが帰って来て、これまたグレーのジャージに着替える。ごく普通の女の子らしい服装はヨシノだけ。「ウメは岡山のマリーズに行くらしいよ」「あそこ丼飯1日3杯がノルマだって」「あ、3杯は無理だわ」 。どうやら4人は何かの球技チーム「チームストイック」にいて、メンバーの1人が亡くなって、ジョンコが告別式に行ってきたらしい。で、チームは解散の危機にあり、ウメというメンバーだけが岡山の強豪チームに移籍が決まったらしい。2人はジョンコに命じられて鎖を作っていたようだ。シバがお金を立て替えて工作用糊を買ってきてそれとなくレシートをテーブルの上に置いたのだが、ジョンコは見もしないでゴミ箱にポイ。「オオヤマのために作った塩やきそばがある」と言って出してきたのは、塩をかけただけの具のないやきそばで、ヨシノとシバは食欲をなくす。で、その鎖は「湿っぽくならないようにライトにいこう」というジョンコの発案で作ったもので、追悼式をやるようだ。4人は鎖を首にかけ、「YMCA」を歌おうとするが、「C」の字が作れず、動きもバラバラ。途中から振りはラジオ体操になっているし、歌詞をよく知らないので、同じところしか歌えないのだ。「YMCA」を終えた4人はまた、とりとめのない会話を続け、何も起こらないまま、芝居は終わる。
田岡の芝居は、ゆったり、のろのろと時間が流れ、会話が進むにつれて少しずつ事情がのみこめていく不条理劇ふうの作品が多いが、今回ほどユルユルの内容も珍しい。女子4人もいて、およそ華やぎを感じさせず、ノーメークでジャ-ジのふだん着で「女捨てちゃった」雰囲気。最近TVで綾瀬はるかが演じてヒットした「干物女」みたいな格好で無気力な会話を延々と続けるのだ。芝居から人生の機微を感じ取りたいと思っていたり、本格的なお芝居を期待する向きには、腹立たしくあきれかえる内容かもしれない。長く見続けている者にとってはあまり驚くこともなく受け入れられ、現にクスクス笑いがあちこちで起こっていた。10回目という節目にあえて演劇らしさを排したこういう全く力まない芝居を作ったのも田岡の確信犯的発想なのだろうか。
ともあれ今回のような芝居は彼女の作風をよく知る「駒場の観客」を対象にしてこそ成り立つかもしれないが、外向きにはいかがなものかという戸惑いはあった(笑)。田岡自身の考えは知らないが、ボールベアリングドラゴンズはいつまでも仲間内の同じ観客の前で公演してないで、そろそろもっと多くの人に観て貰い、鍛えられたほうがよいのではないか。11回目の公演はおそらくまったく違うものを出してくるとは思っている。
登場人物は名前がついているのに、配役表にはおそらく登場順だと思うが女1,2,3,4とだけある。これなども仲間うち感覚で、外部の客を意識していない配役表記だ。一考されたし。
僕の東京日記

僕の東京日記

劇団伊達組

ウエストエンドスタジオ(東京都)

2010/07/22 (木) ~ 2010/07/25 (日)公演終了

満足度★★★

ハリボテ
みんながみんなハリボテという武装をしている
そんな話。
とても抽象的な人たちがとても具体的な世界に生きている。
そんな舞台。
分かりやすそうで、分かったつもりで帰らされる作品でした。

『枯れるやまぁ のたりのたりと まほろばよ あぁ悲しかろ あぁ咲かしたろ』

『枯れるやまぁ のたりのたりと まほろばよ あぁ悲しかろ あぁ咲かしたろ』

AND ENDLESS

シアターX(東京都)

2010/07/23 (金) ~ 2010/08/01 (日)公演終了

満足度★★★

殺陣とエンターテイメントショー
なぜか関東よりも関西で絶大な人気を誇るAND ENDLESS。独自の世界観が関西ウケするのだろうか・・。


以下はネタばれBOXにて。。

ネタバレBOX

猫ナビならぬ化け猫が物語の進行役を担う。
主軸は五右衛門なのだが、どちらかというと化け猫が主人公だ。秀吉の天下取りと五右衛門の生き様を絡めて描写した物語だったが、芝居の半分は殺陣と化す。化け猫が秀吉を助けながら進む物語はエンターテイメントショーとみたほうが正解だろうと思う。

時代劇というよりは、いつものように、お遊び部分も取り入れアニメネタも絡めながら、シンキングタイム~~なんつってギャグかましてたけれど、今回のギャグはすべりまくって外は暑さ真っ盛りなのに、会場はさぶかった!笑

それでもキャストらが魅せる個々の濃いキャラクターたちは観ていて楽しく、特に秀吉演じる窪寺昭はかなり目立った存在だった。殺陣の度に刀が風切る効果音が大げさなほど場内に響き渡っていたが、これぞまさしくAND ENDLESSの世界観だ。何も考えずに楽しめるショーだ。

椿版『天保十二年のシェイクスピア』

椿版『天保十二年のシェイクスピア』

椿組

花園神社(東京都)

2010/07/16 (金) ~ 2010/07/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

井上ひさしフォーエバー!
劇中、「もしシェイクスピアがいなかったら」という歌が歌われる。しかし、その歌を聴きながら私は、「もし、井上ひさしがいなかったら」と思ってしまった。

この素晴らしい脚本、シェイクスピアが凄いというより、井上ひさしが凄い。そして今回椿組が素晴らしかったのは、井上ひさしの脚本の面白さを見事に演出に生かしていること。

本当に面白い芝居とはこういう芝居だと見せつけられたような気がする。文句なしに5つ星。

「根拠のない余裕」

「根拠のない余裕」

月刊「根本宗子」

タイニイアリス(東京都)

2010/07/23 (金) ~ 2010/07/26 (月)公演終了

満足度★★★

駄目男と駄目女のラブストーリー
どうしようもない男の典型的二つのパターン(ヒモ&DV)が出てきて、それにも関わらずその男と別れられない女が出てくる。梨木智香の演じた、普通の子が駄目男を愛するがゆえに、段々普通でなくなっていく様子は胸打たれた。

屈折した形でしか確認しえない現代の愛の形を巧みに表現している。ただ、宣伝文句にある「女性のお客様がほくそ笑み、男性のお客様が悔し涙を流す芝居」というフレーズがとても素敵で、それを楽しみに観に行ったものだから、その点では物足りなかった。次回は是非そういう作品にしてほしい(笑)。

ただ、根本宗子の脚本力はさすがだと思った。演出ではオープニングの自転車のシーンが素敵だった。

幸福な職場

幸福な職場

劇団 東京フェスティバル

小劇場 楽園(東京都)

2010/07/21 (水) ~ 2010/07/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

まったく予備知識無く観ました
感動させられました。
実話ベースで再演ともなると、本当に良く出来ていました。
働くことって・・・。いろいろ考えさせられました。
基本的に芝居の視点が、淡々としている気がしました。
それが現実(場面)の積み重ねで丁寧に進んでいって、
違和感無く芝居に共感出来ました。

ネタバレBOX

障害者役の方は実際の会社まで行かれたそうで、迫真の演技でした。
普段社会では弱者として、あまり表に出ない障害を持った方々の話を、
充分に伝えらえた劇でした。
小道具としてのチョークや箱・シールなども手抜き無く完成度が高く。
劇場出入り口も上手に舞台として使ってしまう、
舞台芸術のうまさにも驚かされました。
社会の時代背景を科白に混ぜて、巧みに観客に伝えるところとか。
最後暗転でのBGMで時間経過をわからせる流行歌の流れなど。
なかなか上手にまとめられていました。
その為珠玉の仕上がりでしたが、コメデイー色は薄かったかな(^^)。
椿版『天保十二年のシェイクスピア』

椿版『天保十二年のシェイクスピア』

椿組

花園神社(東京都)

2010/07/16 (金) ~ 2010/07/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

これが1974年作とは
改訂はされているそうだけど、もとが1973年作(74年初演)とは驚き。

野外公演恒例なのか、客席もかなりノリノリ。
このダントツのおもしろさは、なんなんでしょ。

暖かそうな場所 【ご来場ありがとうございました。次回は12月クリスマス】

暖かそうな場所 【ご来場ありがとうございました。次回は12月クリスマス】

ろりえ

nakano f(東京都)

2010/07/22 (木) ~ 2010/07/25 (日)公演終了

満足度

最終日
席の関係なのか、空調が改善されたのか、気合いを入れて薄着をしていったからなのか 死ぬほどの暑さではなかったです。 暑かったのは暑かったのですが。

それよりも、内容が個人的に合わずでした。。

ネタバレBOX

ろりえは二作品目。 ふと、少年漫画みたいな系統の笑いが多いな~と思いました。

YOU CANの忍者講座とか。忍法で敵を倒すところとか。

客席も盛り上がっていたし、高評価な様なので、こういうコミカルな演出を理解できないのは自分の感性が足りないから・・・?と自問自答しつつ もやもやしつつ終わりました。

公園のトイレに産み落とされた捨て子で、かつて自分の事を虫だと思い込んでて、今は一回千円で人に殴られる仕事で稼ぎを得ています

・・・・っていう設定って
面白い設定だな、って思って受け入れられるものなのかな。

たぶん、そもそもの所でついていけていればすんなり面白かったのかな、と思います。


友達を連れて行こうか迷ったのですが、
普段お芝居を全然みない普通の人を連れていったら
いよいよ何とも言えない感じになっていた気がします。

あれって なんの話だったの? どういう意味だったの?と聞かれても答えられない・・・。

万人に理解される定番ものを作るべきではないと思うけど
こういう作品を作るからには、感性の無い凡人を置き去りにするリスクがあるのかなぁ と思います。



もうちょっとそういうお芝居に強くなってからまた観に来ます。



幸福な職場

幸福な職場

劇団 東京フェスティバル

小劇場 楽園(東京都)

2010/07/21 (水) ~ 2010/07/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

観てきた
障害者役の古地香織さんの説得力ある演技とその周囲の人たちの前向きな姿勢に、思わず自分の労働意識を見直させられたり。

[※25日(日)13:00追加公演決定!!] 脳内TRIPアルゴリズム!!

[※25日(日)13:00追加公演決定!!] 脳内TRIPアルゴリズム!!

オッセルズ

シアター711(東京都)

2010/07/21 (水) ~ 2010/07/26 (月)公演終了

面白かった
ニヤニヤしながら見てました。
タイトルに惹かれてノリで見に行きましたが、
期待以上に面白くてまた次も見に行きたいと思いました。

反重力エンピツ(再演)

反重力エンピツ(再演)

国道五十八号戦線

サンモールスタジオ(東京都)

2010/07/23 (金) ~ 2010/08/01 (日)公演終了

満足度★★★★

最後の最後まで
見事に引っ張られた。
広げた風呂敷を畳めている稀な芝居。
女優陣みな美しい。
角度変えて、もう一度観ようかな。
自分の解釈にイマイチ自信がないのだが、
この芝居の中のハマカワは哀しい娘だね。

ネタバレBOX

平行して進むふたつのストーリーの正体と「この世で一番重いもの」の答えがもたらすラストシーン、
驚きよりも何だか哀しかったなぁ。
何者でもない人間、必要とされていない人間の哀しみかな。
う〜ん、考え過ぎだな。
猿

G-up

ザムザ阿佐谷(東京都)

2010/07/23 (金) ~ 2010/08/01 (日)公演終了

満足度★★★

妖しい世界
G-upはいつもキャスティングが豪華で
今回もそれを堪能させてもらいました。
ただし作品的には、昨年末の公演『Birthday!』と
同じ作家の作品とは思えない程違う世界観に驚かされました。
時代設定の所為もあるかもしれませんが、
登場人物の話し方や言葉の選び方も独特で
自分自身がその世界に浸れるかどうかで
好き嫌いが決まるような演目だったと思います。

ネタバレBOX

昭和の戦争の気配が濃くなってきている時代の文壇が舞台。
カフェの女主人と心中未遂をした作家とその妻、
カフェのパトロンとそのカフェに集まる作家、編集者たちの物語。
全編がエロティックで退廃的な雰囲気に満ちていました。
その中に、反戦や創作のためのエゴなど
多くのメッセージがこめられていたように感じました。
カフェのカウンターを上手く使った演出が印象的でした。
「根拠のない余裕」

「根拠のない余裕」

月刊「根本宗子」

タイニイアリス(東京都)

2010/07/23 (金) ~ 2010/07/26 (月)公演終了

満足度★★★★★

常識的な、ひとのよさを逆に感じた
作・演出のね。やりきれないラストを予想したけどそうでもないし、ステージ脇の法が普通じゃないし、とか、違うかな。根本さんは何やってもきれいさがでますなぁ、かわいい。

7/21~25「ON THE WAY HOME」(佐藤靖子演出)

7/21~25「ON THE WAY HOME」(佐藤靖子演出)

(株)喝采企画

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2010/07/21 (水) ~ 2010/07/25 (日)公演終了

満足度★★★★

女性演出家ならではの優しいまなざし
6番シードの前主宰、劇作を担当してきた久間勝彦の同じ作品を気鋭の演出家4人が演出するという企画。

その中でも、本作品は、品行方正児童会主宰の前川麻子に指示した経歴を持つ佐藤靖子の演出。

横井さん、小野田さんよろしく、戦争を終了していることを2年余り知ることなく南海の孤島で暮らしてきた数名の日本人+αが日本を目指す船中での出来事を描く。


ネタバレBOX

戦争を経験していない世代が描く戦争物として、人間模様を力強く描く。

乗員の日本人はそれぞれ事情を抱えて、日本にいることができたくなったために、絶海の孤島に移住してきた面々。
そんな面々ではあるが、戦争終結を聞きつけ、それまでの安定した生活を捨ててまで早く日本に帰りたいと願う。
しかし、船長の桜木だけは違った。
桜木は、自分しか航海術を知らないことをいいことに、日本を目指すことなく太平洋上をぐるぐると回り続けるのであった。
元海軍士官の経歴を持つ桜木は、仲間を道連れに、機関銃1丁でアメリカ軍と一戦交えて潔く散ることを願う。
本来、進行方向の後ろに見えるはずの南十字星がときに進行方向正面に観えることに気づいた他の乗員によってそのたくらみが明らかとなる。
そんな桜木の行動は結果的に不発に終わる。。。

この桜木の試みも果たして本心からの行動であったのであろうか。
本気ではなかったのではなかろうか。
それは、タイトル(「on the way home」、直訳すれば、「帰り道の途中で」)からも推察されるところである。

重いテーマを、負の側面からではなく、明るく前向きに捕らえている点に交換がもてる。女性ならではの優しいまなざしにあふれる作品に仕上がっていた。



ア・テンションプリーズ

ア・テンションプリーズ

青山ねりもの協会

明石スタジオ(東京都)

2010/07/23 (金) ~ 2010/07/25 (日)公演終了

満足度

まったく、でもないけど?
なんだか、わかりませんでした。といって笑ったでもなしで。

暖かそうな場所 【ご来場ありがとうございました。次回は12月クリスマス】

暖かそうな場所 【ご来場ありがとうございました。次回は12月クリスマス】

ろりえ

nakano f(東京都)

2010/07/22 (木) ~ 2010/07/25 (日)公演終了

満足度★★★★

暖かいの演出なの
たまたまそれほどひどくはなかったけど、それだけに演出ということがわからなかった。本編自体は適度の落とし方と踊りまくるところとか好きですが。

僕の東京日記

僕の東京日記

劇団伊達組

ウエストエンドスタジオ(東京都)

2010/07/22 (木) ~ 2010/07/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

向き合う素晴らしさ!
向き合うことは、責任がついてきたり、面倒くさかったり・・・なんだけど、きっと!良いことある!って、頑張る気に、なれる作品でした。あの時代を、知らない私でも、納得してしまいました。個性が違いすぎる強いキャラの人物が、あれだけ出てくると、かえって個性がウスクなったり、濁ってきたりするのに、個人の想いが、きちんと、伝わってくる、素晴らしい舞台でした。役者さんの動きは、もちろん!足音から、セットも衣装も、効果音も全てに、命が吹き込まれていました。

ネタバレBOX

あんなアパートは、今も、阿佐ヶ谷、高円寺に、現存してますよ~。河北の裏側、等等・・・
『「「「愛」を使う」と言う」とつぶやく』

『「「「愛」を使う」と言う」とつぶやく』

コマツ企画

ギャラリーLE DECO(東京都)

2010/07/21 (水) ~ 2010/07/25 (日)公演終了

満足度★★★★

いやいや
こういう作品は観なければ。

作詞作曲クズ野郎

作詞作曲クズ野郎

アゼミチ

中野スタジオあくとれ(東京都)

2010/07/20 (火) ~ 2010/07/21 (水)公演終了

満足度★★★

初見
MCRの役者さんによるサイドプロジェクト。やはり安定感は抜群。

幸福な職場

幸福な職場

劇団 東京フェスティバル

小劇場 楽園(東京都)

2010/07/21 (水) ~ 2010/07/25 (日)公演終了

満足度★★★★

じんわり温かく
前回公演のシチュエーションコメディに高得点をつけ、気になっていた劇団の再演もの。前回公演との違いに驚きつつ、こちらも良かった。
公演挨拶には、この作品をサザンオールスターズの曲に例えるなら「いとしのエリー」であると書かれていたが、個人的には「希望の轍」であったような気がした。
いかにも泣かせます、といった恣意的なものは抑えられ、必要最小限の俳優とエピソードでまとめられた分、リアルさに欠ける部分はあったかもしれないが、きちんと伝えたいことが正しく伝わる良い作品。
明日への希望を感じるじんわりと温かい気持ちになれる舞台。

ネタバレBOX

知的障害者という言葉ではなく、偏見の意味を持った言葉が使われていた時代に、彼らと一緒に働く喜びを知った人々を描いた、まじめな題材に真摯に向き合った好作品。
ただ・・・エピローグシーンが少々突飛な感もあり、頭の中で必死に計算してしまったので、少し感情がついて行かなかったのが惜しまれた。

このページのQRコードです。

拡大