最新の観てきた!クチコミ一覧

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Sea on a Spoon

Sea on a Spoon

こゆび侍

インディペンデントシアターOji(東京都)

2010/09/01 (水) ~ 2010/09/05 (日)公演終了

満足度

ふむふむ
やっぱり好きになれないタイプのお芝居でした。もう観ないかなぁ・・・

ネタバレBOX

冒頭のシーンで全てパワーを使い果たした印象。最早90%が蛇足みたいな。
2001年-2010年宇宙の旅

2001年-2010年宇宙の旅

東京デスロック

富士見市民文化会館キラリ☆ふじみ 水の広場特設野外ステージ(埼玉県)

2010/08/04 (水) ~ 2010/08/08 (日)公演終了

満足度★★★

会場が面白い
まず、会場が面白い。普通のホールは使わず
庭の水の広場に特設野外ステージを設置!

近代的な「キラリ☆ふじみ」の建物(見ようによっては宇宙船に見えなくもない)
そして、周りの風景、空気、音等もすべて劇中に取り込む荒業!


舞台の内容としては
あのキューブリックの「2001年宇宙の旅」風に始まり
この10年間の劇団東京デスロック(主に夏目慎也の歴史)、世界の動きなどを
単語やその時々の言葉で振りかえて行くような感じ。

この日のゲストが
小学生のきう(きゅう?)くんだったこともあり
全体としてかなり怠慢な部分も多かった。


この公演
どこまでが演出でどこからがハプニングなのか
境界線がよくわからん。終盤絶妙のタイミングで強風が吹いたのは驚いた。

ガラパゴス

ガラパゴス

少年王者舘

ザ・スズナリ(東京都)

2010/08/19 (木) ~ 2010/08/24 (火)公演終了

満足度★★

やはり、舞台で立ち見はつらい
まさにアングラ演劇! まさにわけわからん!
物語としては、長崎のいろいろな時代を
断片的につないだような作りで、ストーリーはあってないようなもの。
雰囲気は唐十郎に近い?
客の忍耐を試すような同じ場面の反復&繰り返し、
そして、終盤永遠に続くとも思えた謎の踊り。

この劇団、公演時間短いって聞いてたから立ち見でも
入ったが、1時間40分強キッチリやってるじゃん。
やはり、舞台で立ち見はつらい。

サーフィンUSB

サーフィンUSB

ヨーロッパ企画

本多劇場(東京都)

2010/08/04 (水) ~ 2010/08/15 (日)公演終了

満足度★★

初本多劇場の気負いはまったくなし
ある意味「ゆるさ」が特徴の劇団ですが
正直、今回はゆるすぎというか ウダウダすぎるというか
ストーリーにもう一本筋を通してほしいかったと感じた。

タイトル通り、サーフィンの話でヨーロッパメンバー
水着で水に濡れながら頑張っていた。山脇さん、セクシー。
部分部分では面白い所もあるけど、
全体としては盛り上がりにかけたまま終了みたいな。
いい意味でも悪い意味でも、初本多劇場の気負いはまったくなし。

上田さんアニメ『四畳半神話大系』の脚本とか
頑張り過ぎて疲れたかな?
あの脚本凄くよかったのに~

ネタバレBOX

この日はおまけトークもあって
石田さん、永野さん、中川さん、土佐さんが登場して
今回の作品での好きなシーンや 思い出などを話していた。

・劇中、みんな水着なので謎の生傷が絶えない
・今回の舞台の為にみんなでサーフィン教室いったり、汚い川で泳いだ
・やはり、ハンバーガーの件は長過ぎんんじゃないのか?
・中川さん、土佐さんは、役の為に筋トレで体作ってきた
・酒井さんの落下シーンは名人芸の域
 →酒井さん登場して、細かく解説しながら2回実演落下

だいたい、こんな感じ。
いろいろと裏話聞けて面白かったです!
Sea on a Spoon

Sea on a Spoon

こゆび侍

インディペンデントシアターOji(東京都)

2010/09/01 (水) ~ 2010/09/05 (日)公演終了

満足度★★★

罪と罰とを乞う痛み
犯した罪と背負う罰に目を瞑り、その狭間でゆれうごく、
誰かのこころのなかに棲む闇を
固唾をのんでずっと見守っているような一時だった。
物語にはたくさんの詩といくつかの幻想で溢れていたけれど、
誰のことばを信じていいのかよくわからない、とおもうことも多々あった。
この話に出てくるひとたちの言動には全然共感できないけれど。
もしもそれが誰かに認めてもらうための正しい選択であるのだとするならば、
あながち否定できないかもしれない・・・。

ネタバレBOX

原発の補助金しか財源のないさびれた港町、浜和町の町役場に勤める宇見コズエには、誰にも言えない秘密がある。
それは今から20年前。彼女が7歳の時。
村人たちを『幸福で満たされた地』へと導く『救い手』(救い人)であるのは、自分だと偽った彼女を信じた村人たちが、全員残らずナメクジのように海に溶けてしまい、ひとり生き残った彼女はこのさびれた港町でひっそりと暮らしているのだった・・・。
世にも奇妙な宇見の真相を確かめるために市役所へやってきたジャーナリストの向井。

その頃役場では、原発のふもとで開催される数万人規模のロック・フェスティバルの準備に追われていた。忙しくて来客に構ってられないといった様子で、原発職員、フェスティバル実行委員らと打ち合わせをする職員たち。

ここでの会話はフェスのマスコットキャラクターのことだとか、アクアウォーターに放射能が汚染されているだのいないだのとか、役場の職員と原発職員が恋仲にあるだとか、そういったとりとめのない事柄ばかり。

そんな中、向井は宇見にある忠告をする。
「ひょっとしてアナタの周りにいるひとたちはあなたに何かを隠してはいないだろうか・・・。」と。その言葉をきっかけにして物語は大きく舵を切る。

向井の忠告した通り、宇見の周りにいる人間は皆テロリストであり、フェス当日に原発を爆破させることを目的としていたのだった。

犯行前夜、明日のルート確認を行う際に目印として地図上に配置していったホタルを一匹づつ潰していくシーンは、ホタルの光、原発が爆発する光、そしてその光は人間の生命を消滅させるという意味を持つ、象徴的なシーンだった。この時に背後で流れるふわふわとした音楽はむしろ、人間のダークサイドをゆるやかに加速させていて、やわらかい狂気を醸しだすのに充分だった。
人間の凶暴性に無垢な笑顔が宿ったような、この空気感は、とても独特で、すごくいいとおもった。

ただ、この場面に辿りつくまでに、彼らのバックグラウンドが雲隠れしていたので、唐突に『テロリスト』という旗を掲げられたように思えてしまってことも事実。

たとえば彼らのなかには、宇見の『救い手』によって両親や友人が犠牲になったひとはいなかったのかな、とおもったりもした。

彼らが革命を起こすには、みなそれぞれおもうところがあって『テロリズム』へと掻き立てられるものではないのだろうか。

また、仮に何者かわからない彼らによる突発的な理不尽なテロリズムだとしても、動機や思想がわからないまま犯行に及ぶとはおもえないし、テロリストらが犯した罪を宇見のせいにして、宇見はそれを罰として背負うことで20年前のあの事件をチャラにする・・・というのも何だか安易におもえてしまった。

宇見の20年間のなかで彼女と関わったことのあるひとたちのエピソードが
会話のなかから表象すれば、時間の『重み』や彼女の『痛み』が伝わってきたかもしれないのだが。

そんな事由から後半部分が、テロリズムの描写に多くが費やされ、宇見の件が結果のみ言い渡されたような展開がちょっと腑に落ちなかった。

個人的には、この作品はテロリズムなんか引用しなくても描ける主題だったのではないかとおもう。たとえば、町役場の人間たちに、彼女と何らかの繋がりを持たせてそこから過去をさかのぼっていくとか・・・。

冒頭で彼女が20年前のあの時の気持ちをモノローグする詩的な場面がラストの罪を背負うというところでしか生かされなかったことがとにかく勿体ない、と感じたのでした。
櫻の園~喜劇四幕~

櫻の園~喜劇四幕~

流山児★事務所

あうるすぽっと(東京都)

2010/09/01 (水) ~ 2010/09/07 (火)公演終了

「桜の園」が好きだから大丈夫でした
チェーホフ初心者が楽しめるかどうかというと、どうなのかな~という感じでした。池下重大さんが期待通り素晴らしくて、そこは満足でした。

ネタバレBOX

男役を女優さんが演じる理由が(必然性が)よくわかりませんでした。装置も衣裳も現代風で工夫があったと思います。私は千葉さんの演出は基本的に好きです。
ログログ

ログログ

キリンバズウカ

シアタートラム(東京都)

2010/08/26 (木) ~ 2010/08/29 (日)公演終了

友情

友情

「友情-Friendship-秋桜のバラード」上演実行委員会

博品館劇場(東京都)

2010/08/27 (金) ~ 2010/09/01 (水)公演終了

満足度★★★★★

439回の公演はダテではなかった
素直に感動できました。
友情を感じられる表現が、ダイレクトで衝撃が強かったです。
こんなクラスで、中学生活送ってみたかった。

ネタバレBOX

抗がん剤の治療で、頭髪の無くなったあゆみが恥ずかしくないようにと。
あゆみと共に小旅行に出かけたクラスメイト全員(女の子も!)
坊主頭になる衝撃は凄かったです。
ヅラでなく本当に頭丸めてましたし(役者魂に拍手!)
(協賛のアートネイチャーの技術は凄いんですねホントに)

在日だ日本人だと拘っていた、クラスの不良君が。
「韓国人でも日本人に骨髄提供できるんだよな」という科白も良かった。

千秋楽、主治医役のゲストの実の娘さんも。
白血病との告知後、2年で亡くなった実話の話にも涙しか流せませんでした。

骨髄バンクへの登録や、募金活動もさる事ながら。
白血病に対する理解の向上と、人の善意についてを伝えた。
素晴らしい劇でした。

1000回目指して頑張ってください。
吐くほどに眠る

吐くほどに眠る

ガレキの太鼓

APOCシアター(東京都)

2010/08/19 (木) ~ 2010/08/26 (木)公演終了

Sea on a Spoon

Sea on a Spoon

こゆび侍

インディペンデントシアターOji(東京都)

2010/09/01 (水) ~ 2010/09/05 (日)公演終了

満足度★★

スプーン??
仕事終わりに劇場へ。王子劇場の階段って何か非日常への入り口みたいでテンション上がるんだよね、いつも。お客さんは僕の周りはサラリーマンが多くて、何かこう現実をドカーン!と忘れさせてくれる。…いや、スプーン!と忘れさせてくれる作品が見たいのかな、と思っていたらそんな舞台だった。お芝居にすくわれて、また明日から頑張ろうって気持ちになれるってステキっすね。

ネタバレBOX

会場で配られたパンフには「人それぞれの正しさや幸せについて」の話とあるけど何かピンと来なくて、直接語られてる原発爆破に気をとられてたら終わってしまった…。


原発のある町の役場の人達と、原発関連の職員が結託して、「原発の恐ろしさ」を訴えるために、一般市民を巻き込んだ爆破事件を起こそうとする話。…ってまとめると語弊があるかな??


「思うようにいかない世の中なんてぶち壊してやりたい」とか「社会の矛盾やしがらみなんて無くしてしまいたい」って思う気持ちは共感出来るけど、登場人物が何でそうまでしたいのか切迫した気持ちがよくわからなかった。良いなと思う場面というか話もたくさん出てくるけど、全部未消化で溶けないのでスクエません。難しく考え過ぎかな、でもそう思ってしまった。
ヴィジョン

ヴィジョン

ミームの心臓

神楽坂die pratze(ディ・プラッツ)(東京都)

2010/09/01 (水) ~ 2010/09/06 (月)公演終了

満足度★★★★

若い才能のきらめき!
主宰は大学1年生だそうだ。既存の劇団に入らず、最初から自分で劇団を立ち上げたところが凄い。そして驚いたのは主役を演じた女優がなんと16歳だとのこと。

主宰が大学1年だから、主演も大学1年かと思いきや、高校2年生だそうだ。後生畏るべし。

荒い部分もあったが、この年であれだけのことが出来るということに将来性を感じる。

ピープル・ゲット・レディ【公演写真アップしました!】

ピープル・ゲット・レディ【公演写真アップしました!】

Minami Produce

小劇場 楽園(東京都)

2010/09/01 (水) ~ 2010/09/05 (日)公演終了

満足度★★★★★

積み重ねた,彼女のずるさ.
A,Bあるうち,A versionを観てきました.はじめて拝見する劇団で,どきどきしながら劇場へ.
結論からいうと,ものすごく好みの公演でした.
原作がそもそも不思議な話で,この公演のストーリーも途中までかなり意味不明で失敗したかなと思ったのですが,不思議さとストーリーの軸とのバランスがとてもよくて,終始楽しめました.役者さんもレベルが高かったし,特によかったのが演出.小さな劇場なのにすごく有意義な空間にしていて,音響や照明との調和もすごくよかった.終始どきどきして,鳥肌立ってました.
すごく楽しめました! これからMinami Produceは絶対チェックしようと思います!

アイーダ

アイーダ

劇団四季

電通四季劇場[海](東京都)

2009/10/03 (土) ~ 2010/05/30 (日)公演終了

満足度★★★

良い席でした。
前は通路なので見晴らしも良いし中央付近だったので
とっても良い席でした。
チケットを取ってくれた友達に感謝です。

場所はエジプト
ストーリーも追いやすくわかりやすくてありがたかったです。

ネタバレBOX

ゾーザーのダンスがかっこいい
っと、いいなぁ ああいう役。かっこいい。ヾ(・ω・o)
家に帰ってちょっと調べてみたところ
ほかの方の演じるゾーザーも観てみたいなとおもいました。

初めものすごぉおく 話し方?せりふのイントネーション?に違和感があって凄くいやだなぁと思ってみていました。
結局最後まで、違和感はあったのですが。たまに気にならなくなったり。なぜああいう感じなのかなぞでした。

アムネリス こういう人苦手だぁと思ったけど、最終的に切なすぎて、そしてとっても強いなっと思ってしまう私は、思う壺?とか思いつつ。

今回はいつもの頭痛に悩まされることもあまり無く満喫させていただきました。
楽しかったけど、文章がまとまらない(´・ω・`)
思い出したらまた考えよう。
アイーダの「観てきた!」の登録する場所てっきり無いと思ってました。
Sea on a Spoon

Sea on a Spoon

こゆび侍

インディペンデントシアターOji(東京都)

2010/09/01 (水) ~ 2010/09/05 (日)公演終了

満足度★★★★★

勝負作だと思います。
良質で見ごたえのあるストーリー!!
時間を忘れて見入りました。
美術も小道具も照明も音響も役者もステキ。
おススメですとももちろん!!!!!!

ネタバレBOX

最初のはじまり方が好きです、照明のあの感じと舞台の使い方と役者さん。おかげで初めから集中して観れました。
エリザベート

エリザベート

東宝

帝国劇場(東京都)

2010/08/09 (月) ~ 2010/10/30 (土)公演終了

満足度★★★★

待てば海路の日和あり
エリザベート:朝海ひかる、トート:山口祐一郎、ルドルフ:田代万里生の回を観ました。

山口祐一郎さんの歌声にはいつも癒されます!

ネタバレBOX

死の帝王トートに愛されたエリザベート、人間はいつか死ぬもの、待てば海路の日和あり。

ルドルフの排他的思想が20世紀のルドルフ・ヒトラーに繋がっているかのような話にはビックリしました。

トートの「このままーでー♪」のメロディが耳に残っています。
夏の夜の夢

夏の夜の夢

NPO法人FPAP

ぽんプラザホール(福岡県)

2010/08/27 (金) ~ 2010/09/01 (水)公演終了

福岡最高!
良かった!大きな劇場でのそれに劣らない演出。
役者の技量も期待以上でした。
一般受けする作品ではあるけどやはりこれだけのものを
上演するのは厳しいのでは?と思ってました。
ごめんなさい。 嬉しい誤算(^O^)

ネタバレBOX

よく知ってる役者さんはそれなり(以上?)の活躍だったけど、初めてみた
役者さんがかなり素晴らしいので驚いた。まだまだ福岡は発展する。
そういう期待がふつふつと湧いてくる作品でした。
【ご来場ありがとうございました!】蜻蛉玉遊戯

【ご来場ありがとうございました!】蜻蛉玉遊戯

趣向

ギャラリーLE DECO(東京都)

2010/09/01 (水) ~ 2010/09/05 (日)公演終了

満足度★★★★

感性で観ることができる短編集
キョウダイ:深い記憶に触れるような作品。オードブルです。
compassion――共苦:次の瞬間がみえない綱渡りのような会話が楽しい。千木良さん好演。本日の作品の中では一番好き。
CANIVALカーニヴァル:肉料理のような食べ応えのある、魂あふれる作品。神宮司さんの歌唱が素晴らしい。聞き覚えあるけれど何の歌だろう?

恋する剥製

恋する剥製

クロムモリブデン

赤坂RED/THEATER(東京都)

2010/06/22 (火) ~ 2010/07/04 (日)公演終了

今更ですが…
もうね、次も観ますと思いました。面白いんだもの!!

ネタバレBOX

最後のシーンはずっと観ていられそうなぐらいステキでした。
街【公演終了!ご来場誠にありがとうございました!】

街【公演終了!ご来場誠にありがとうございました!】

ヲカシマシン

タイニイアリス(東京都)

2010/08/27 (金) ~ 2010/08/29 (日)公演終了

観ました。
偉そうなことは言えないので…
好みの問題はあるのだと思います。

女中たち

女中たち

劇団 風蝕異人街

ギャラリーLE DECO(東京都)

2010/08/28 (土) ~ 2010/08/29 (日)公演終了

満足度★★★★

B班観劇-虚虚実実、考えさせられた
この作品、過去に2度見逃してる。昔、花組芝居でもやってるはず。で、もうひとつ、明治大学の実験劇場アトリエ公演、唐十郎の後輩たちの劇団だけに観たかった、いや観ておくべきだったといまも思うが、体調が悪く断念。
旬の観たいもの展の一環公演だったんですね。知らなかった。
この劇団に注目したのは以前の公演をtetorapackさんが絶賛してたから。
自分の観た日、A班はまったく違うアングラっぽい演出と聞いて、A班も観たかったなーと思った。
今後、ときどき上京するらしいので、また機会があれば観たいと思っている。
虚虚実実の、このお芝居みたいなことがけっこう私たちの身の回りにも起こっているような気がして怖くなった。

ネタバレBOX

ソランジュとクレールの女中姉妹が奥様と女中ごっこをしているけれど、始まったときはわからなかった。
奥様登場。この奥様が、まるで女装の男優のようにインパクトのある人で。
奥様も虚栄心の塊のようで、どこか壊れかけている人。
奥様に毒を飲ませようとして、失敗。
だが、この女中姉妹もよくわからない人たち。
天井から吊るされた美しい奥様のドレスの数々がとてもステキだった。しかし、このドレスが奥様の、いえ、人間のいくつもの虚虚実実なさまを象徴しているようで、感慨深かった。
ドレスを着替えるように、仮面をかぶり、他人になりすましているだれかがいっぱいの世の中なんて、想像するだけでゾッとする。だが、現代のネット社会は案外そんなものかもしれないと思い、興味深い作品だった。
ヴァイオリンの生演奏が効果的。先日もピアノの生演奏の芝居を観たが。
上演中、カーテン越しに、主宰がうろつくのが丸見えで、最初、出番のある俳優かと思った。目障りなので、じっとしていてほしかった(笑)。

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