最新の観てきた!クチコミ一覧

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窮する鼠

窮する鼠

JACROW

ギャラリーLE DECO(東京都)

2010/10/12 (火) ~ 2010/10/17 (日)公演終了

満足度★★★★

ほぉ。
おもしろい。オムニバスはやはり…いいねぇー!

ブリテリ・マイルーラ GOLD

ブリテリ・マイルーラ GOLD

はちみつシアター

劇場MOMO(東京都)

2010/10/13 (水) ~ 2010/10/17 (日)公演終了

満足度★★

うーん?
初観劇でした。衣装が派手でダンサーさんも上手で、そこはとっても好印象でした!

えーと…ただ、あれだけ踊れる方がいらっしゃるなら、芝居前半や中盤にも、もっともっと沢山ダンスシーンを盛り込んで欲しかったです。惜しい感じ。

ネタバレBOX

うーん…。価格設定が前売り三千円オーバーの芝居という事なので、ちょっと厳しメな意見になってしまうかもですが;

えと、9割会話劇だったので、逆に驚いたというか…ちょっと期待してたものと違ったなあ、と。<会話劇なら、演出家さんはもっともっともっと会話部分を重視してください;;;

魅惑のショータイムは、ラストにしかないんですね。残念。もっと沢山盛り込まれているものかと。なので、そこに至るまでが、若干、長い気がしてしまいました…。

それから暗転がちょっと多い印象です。もっと上手な(ショーらしい)場面転換が出来るはず。単純に集中が切れました。もったいないー。
窮する鼠

窮する鼠

JACROW

ギャラリーLE DECO(東京都)

2010/10/12 (火) ~ 2010/10/17 (日)公演終了

満足度★★★★

やっぱり
短編3つのオムニバスながら、JACROWらしい緊密感。リラックスして観れないのが多少残念ですが、満足しました。

三十女

三十女

ペテカン

赤坂RED/THEATER(東京都)

2010/10/13 (水) ~ 2010/10/21 (木)公演終了

満足度★★★★★

初日行って来ました
「三十女(みそおんな)」 
タイトルの通り
今回はペテカンの
女優さん達が主演で
男性陣+谷部さんが脇を固めていて
観ていて、とても楽しめました
そして大治さん!!
職人ですね!!
いい仕事してますねぇ(笑)
今回もかっこ良かった

窮する鼠

窮する鼠

JACROW

ギャラリーLE DECO(東京都)

2010/10/12 (火) ~ 2010/10/17 (日)公演終了

満足度★★★★★

3本目が
”異なるテイストで作劇する0.5(ハーフ)~”とあるが、
本公演並の3本で、あっという間の2時間だった。

最後の3本目が、JACROWらしい濃密な空気を醸し出していた♪


ネタバレBOX

「きぼうのわだち」は、男女が次の挑戦・希望に向かって進むのを、クスッと笑いを誘う作品に仕上げていた。2005年初演も見てみたかった。最後の”挑戦状”の肩すかしもナイス!

「LoveLetter from …」では、男女の想いを引き立てた影1、影2のスパイスが効いていた♪

「リグラー」:現代の不況で、ここ数年8000人を超える被雇用者の自殺では
事例としては無くはないケースであろう。

3本目の「リグラー」(ボウフラ)が、JACROW#14『冬に舞う蚊』への伏線なのか?
星の王子さま

星の王子さま

Project Nyx

吉祥寺シアター(東京都)

2010/10/13 (水) ~ 2010/10/20 (水)公演終了

家出のするめ買っちゃった
とても豪華で創意工夫がたくさんで美しくて仕方ないお芝居でした。
舞台美術見た瞬間涙をこらえました。
こうゆう世界観を大切にこれからも頑張っていって欲しいです。

ネタバレBOX

あくまで私見ですが・・・

金魚と戯れる人魚が素敵。
スペシャルゲストさんたちのパフォーマンスは
少し長い気もしたし
番外編過ぎる気もしたけれど
全然嫌いじゃないです。
特にカルメンマキのパフォーマンスは惹きこまれました。
バイオリンはあんなにかっこいいものか、と驚きました。

そして星の王子様を人形でやるのが良かった。
が、しかし
もう少しバラとの愛と
キツネとの友情をきちんと描いて欲しかった。
そうしないと、ラストのシーンが
なんだか希薄な印象で終わってしまう気がした。

でも、とりあえず大好きな舞台です。
笑えるところもたくさんで面白かったです。
寺山が引き継がれていくのだなぁ、と妙に心打たれた夜でした。
こども かける たそがれ ぶん の いち

こども かける たそがれ ぶん の いち

しずくまち♭[フラット]

d-倉庫(東京都)

2010/10/09 (土) ~ 2010/10/12 (火)公演終了

満足度★★★

エネルギーが満ちあふれていた!
実は私は2004年の初演を観ていたので、今回どのような作品に仕上がっているのかが、とても楽しみだった。

ちいさな王国に流れ着いた一人の自称「こども」。彼がやってきたことで、王国の人間関係のバランスが少しずつ崩れていく。

こどもとおとなの境界線を、不老不死であるひととそうでないひとの間に引いた、ナカヤマカズコさんらしい不思議な世界観のお話だった。

出演者のほとんどが、演劇を始めて間もない俳優とのこと。彼らが演じた「こども」は、演じることへの思いにあふれ、彼らの目にはパワーがみなぎっていて、私はすっかり物語の世界に引き込まれてしまった。

少し変わった難しい世界観の中で、どの俳優もみずみずしいエネルギーにあふれた演技をしていて、すごく素敵な公演に仕上がっていたと思う。

◎恒例!気になる俳優さん!
この公演で私が注目したのは、野澤恵梨さん。難しい役どころをのびのびと、楽しそうに演じていたのが印象に残った。

おそらく彼女は、細かくつけられた演出に答えるために、もの凄く沢山の努力を積み重ね公演に望んでいたように見えた。今後の活動に注目したい。

そして身内の倉地裕衣。慣れない環境の中で、沢山の苦労をしたんだと思う。彼女が演じた役は、すごく難しい役だったが、彼女の今のベストが出せていたんじゃないかと思った。今後の彼女の活躍に期待したい!

ネタバレBOX

物語の中で、手作りの星形の飾りに願いを書いて、舞台に飾られたロープにつるすというシーンがあった。やがてそれが、物語の重要な複線となっていくこのシーンは、この作品で私が最も好きなシーン。

このシーンを観ながら私自身の、おとなとこどもの境界線を考えさせられた。

そして、ワークショップ公演の素敵さにちょっと心を動かされた。

私も、演劇を始めて間もない、みずみずしいエネルギーに満ちた俳優たちと作品を作ってみたいなと思った。

「こども かける たそがれ ぶん の いち」は本当に素敵な公演だった。
ブリテリ・マイルーラ GOLD

ブリテリ・マイルーラ GOLD

はちみつシアター

劇場MOMO(東京都)

2010/10/13 (水) ~ 2010/10/17 (日)公演終了

満足度★★★★

楽しかった!
純粋に楽しかったです。パワフルでショーも良かった。終演後の簡単なトークも楽しいです。

【月刊彗星マジック】10月号 『彗星マジック×baghdad cafe』

【月刊彗星マジック】10月号 『彗星マジック×baghdad cafe』

彗星マジック

in→dependent theatre 1st(大阪府)

2010/10/12 (火) ~ 2010/10/12 (火)公演終了

満足度★★★

不思議な世界でした。
月刊彗星マジック初めて観に行きました。
「定点風景」という、ひとつの世界設定を背景にした連作舞台。
体を使った模写で、その世界の森を表現するところから始まり。
以降、抽象的な表現で物語は進められていき、いわゆるアングラというカテゴリになるのかな?

そのため、ぱっとは話の内容は頭に入ってはきませんが。
その分、内面のあちらこちらに浸食していくような感じで。
けっしてわたしの好きなタイプのお話ではありませんでしたが。
クセになるような、後からじわじわくるような、たまに思い出したように観たくなるような。
そんな舞台でした。

窮する鼠

窮する鼠

JACROW

ギャラリーLE DECO(東京都)

2010/10/12 (火) ~ 2010/10/17 (日)公演終了

満足度★★★★

想像以上です
1話30分ほどなのに、内容濃いです。深いです。お得です。
どの作品も大真面目に質のいい作品を提供しています。

スーパーソニックジェット赤子

スーパーソニックジェット赤子

ミジンコターボ

in→dependent theatre 1st(大阪府)

2010/10/08 (金) ~ 2010/10/11 (月)公演終了

満足度★★★★★

すばらしい完成度!
文句なしにめちゃくちゃおもしろかったです!
ご出演されている女優陣はほんっとに豪華で、あんな大勢なのに誰一人として印象が重なることなく、みなさん光っておられました。
脚本はジェットコースターで破天荒でどこから沸いたんだ!?的おもしろいお話で。
骨組みだけでなく、演出でさらにおもしろく肉付けされていて。
さらにそれをパーフェクトに表現しつくし演じきる実力派女優陣のみなさん!
爆笑なおもしろさだけでなく、最後には思わず涙ぐむ感動もあり。
どこをとっても素晴らしかった!追加公演まで観た価値のある良い舞台でした。

TorinGi(トリンギ)「捨てる。」再演【キャスト写真UP】

TorinGi(トリンギ)「捨てる。」再演【キャスト写真UP】

feblaboプロデュース

エビス駅前バー(東京都)

2010/09/24 (金) ~ 2010/09/29 (水)公演終了

満足度★★★★★

...よかった!
(随分時間がたってしまったが)
すばらしい作品でもあり、ズシッとくる作品でもあった。

自分と重なる部分はないはずなのに、気分が重くなったのは
役者一人一人の影響力が大きかった故のことだろう。


最後の最後で、”それでもやっぱり”にホロッときた♪

儂が燃えて死ぬまでの噺

儂が燃えて死ぬまでの噺

ミジンコターボ

in→dependent theatre 1st(大阪府)

2010/10/08 (金) ~ 2010/10/11 (月)公演終了

満足度★★★★

ゆる新しい本能寺の変☆
個性的にアレンジされた歴史上の登場人物たちにより、全体通してゆる~い感じで進められていく会話劇。
どこからがアドリブなのか、それとも全部ちゃんと台本通りなのか。
わからないくらい自由な感じがおもしろかったです。

主に会話なんだけども、それだけじゃなく。
太鼓叩きながらみんなで舞うところとかは、男子らしい力強さがありましたし。
ゆる~く進められていたのに、予想外にドラマチックな展開もあったり。
荒削りな印象で、再演重ねたらもっともっとおもしろくなっていくんじゃないかな~とは思いましたが。
観客を飽きさせることのない、おもしろい舞台でした♪

今昔舞踊劇 遊びの杜 其之参

今昔舞踊劇 遊びの杜 其之参

劇団パラノイア・エイジ

靖国神社内 神池前特設ステージ (東京都)

2010/10/08 (金) ~ 2010/10/11 (月)公演終了

満足度★★★★★

秀逸の世界観
日本の伝統文化、歴史の捉え方、表現の仕方、
全てがエンターテイメント!そして中身が濃い。
解り易いが、味が深い。
此の団体の表現関する幅の広さ、内容の深さ、
クオリティーの高さから作り上げられる世界観は秀逸の一言!

令嬢ジュリー

令嬢ジュリー

SPAC・静岡県舞台芸術センター

静岡芸術劇場(静岡県)

2010/10/02 (土) ~ 2010/10/10 (日)公演終了

満足度★★

うーん、芝居は不完全燃焼の出来でした
確かに舞台美術は圧巻の美しさでした。しかし肝心の芝居が・・・わずか3人だけの会話劇ですが、その会話が舞台上で成立していなかった。演出の制約が強すぎて、何だか役者さんがひどく窮屈そうな印象を受けたのです。

【月刊彗星マジック】10月号 『彗星マジック×baghdad cafe』

【月刊彗星マジック】10月号 『彗星マジック×baghdad cafe』

彗星マジック

in→dependent theatre 1st(大阪府)

2010/10/12 (火) ~ 2010/10/12 (火)公演終了

満足度★★★★

観ました 【亡命少女】
今までと、感じが違う、「月刊彗星マジック」のお芝居でした。

森が広がる、人が戦う、人が森の領域に入り込む、
森は人を拒む、木、枝、葉、林、虫 それらが森
森で命を燃やして飛空機の灯台の灯火にしていた少女、
燈台守の先人から受け継いた仕事、人が占有してはいけない場所か?
森だから人が美しく燃えるのか?
燃やされた人には、自分の暖かな光を、誇りに思う魂もある。
燃やされても、再生する魔女もいる。人を惑わす。
人間のわがまま、傲慢、

私にとって難しいお芝居でした。色んなお芝居があります。

カラムとセフィーの物語

カラムとセフィーの物語

文学座

文学座アトリエ(東京都)

2010/10/01 (金) ~ 2010/10/14 (木)公演終了

満足度★★★★

最後は「抜け出した」二人
原作は、本国で高評価のシリーズものの第一作、しかも400頁と
相当な長さの作品。 それを三時間近くにまとめたその手腕が素晴らしい。

それを可能にさせたのはまず何をおいてもスピーディーでパワフルで、
緊張感をうまいこと持続させていた演出によるところは大きいですね。
最後辺りは、何とか最悪な悲劇だけは回避されますよう…と半ば
祈るように観ていました。

この作品、結構肉体的に痛い部分やキツい言葉が出てきたりするので
ほんの少しだけ、そこは理解して観た方がよいかも知れないです。

多分原作と劇作では結末部分が大きく変わっているようですが…
そこはネタバレで。

ネタバレBOX

11歳と13歳から始まるカラムとセフィーの関係。 

その二人の関係は年を追うごとに、周囲の環境が変わっていくごとに、
同じように激変していく。 

かたや決して裕福とはいえない、被差別種族のノート人のカラム。

かたや、支配種族であるクロス人、しかも副総理の父を持つセフィー。

本人達の「二人でいたい」というささやかな願いも、人種間の際限の無い
憎しみの中に翻弄される。

ノート人の解放義勇軍に参画し、爆破テロを起こした咎で父親を
殺害されたカラムは家を出、兄に誘われるまま、自身も解放義勇軍に
身を置く。 

セフィーとの、一緒に駆け落ちしようという約束は、ちょっとした
行き違いから反故となり、再びの三年後の再会の時、かつての
心優しいカラムはいない。 彼はセフィーを誘拐し、組織の身代金の為の
人質とする。

ここでの、セフィーの、カラムへの悲痛な訴えは心が痛いです。

二人で向き合ううち、三年前の約束の反故が誤解とすれ違いに
よるものと分った二人はそのまま情を交わす。
アジトを警察に突き止められ、逃避行の中、カラムはセフィーを
無事逃がすことに成功する。

時は経ち、二人は自分達が幼少の頃、よく遊んだ思い出の浜辺で
落ち合う。 そこで、カラムはセフィーの口から、彼女が自身の子供を
身ごもったという事を知る。

喜びの中、二人は子供の名前を。 カラムは自分達がよく遊んだ
庭に咲くバラからRoseを、セフィーは息子だったら彼の殺された
父親にちなんでRyan、娘だったらカラム-Cullumを崩してCallieを提案。

しかし、二人だけの時間は突如終わりを告げる。 突如現れる警察。
カラムは連行され、その後死刑判決を受ける。

死刑の十分前、現れたセフィーの父親から、娘の生まれてくる子供が
自分の子供ではないことの証明書を書けば恩赦を与える、という取引に
証書を破り捨てることで応じたカラムは、刑場でセフィーと互いに愛を
叫び合いながら息絶える。

やがて。
セフィーは娘を出産。かつての約束通りCallieと名付け、自身も今後は
カラムの「マクレガー」姓を名乗ることを発表。

半ば勘当された身のセフィーは娘と共にかつての二人の思い出の
浜をゆっくり歩く。 自分の恋人はすぐそばにはいない。
しかし、「あの日」書いた二人のRoseとCallieの文字はしっかと残り続ける…

結局、この物語の中ではクロスとノートの諍いは終わらなかった。
でも、時に憎み合いさえもした二人の子供はこうして生きて憎悪の
連鎖、それしかない世界、それが終わらない世界とは別の世界を
生きる可能性と希望を持っている。 

そして、それは二人の両親の決断のおかげ。
二人が子供を守ったから、この子は「二人の子供」として生を
受けることが出来たことは忘れてはいけないのです。

現実は厳しく、決して自分達の世代では好転しないかもしれない。
それでも、小さなことからわずかに変わる希望があるのかもしれない。
そう思うと、明日に明るさを少しでも覚えることが出来るかも知れない…と
考えることだって出来ます。 そうでしょう。


『カラムとセフィーの物語』。 原題―Noughts and Crosses

説明書きによると、○と×を三つ並ぶように置いておく、日本でいう
オセロゲームみたいなもので「相手にミスが無く両者が真正面から
真剣に向き合う場合には、勝負がつかない」そうです。


あとから、振り返るとこの解説が、この物語の本質を衝いている気がする。
人対人。 簡単ではないけど、そこにこそ光がある気がする。
無邪気で邪気なみんなのうた【総製作期間2週間終了しました!】

無邪気で邪気なみんなのうた【総製作期間2週間終了しました!】

ぬいぐるみハンター

参宮橋TRANCE MISSION(東京都)

2010/10/08 (金) ~ 2010/10/11 (月)公演終了

満足度★★★

小さい子との会話
の勉強になった気が。ぬいぐるみハンターの「いじわる遊び」は会話が武器。台本にしたら短い言葉なのに枚数がものすごく多そう(笑)あんなにハチャメチャした後に役者が不安げな顔&直立不動で見送る姿に笑う。もっと短くてもいいかな。また観たい。

Project BUNGAKU 太宰治

Project BUNGAKU 太宰治

Project BUNGAKU

ワーサルシアター(東京都)

2010/09/30 (木) ~ 2010/10/10 (日)公演終了

津島家。
太宰のつもりで玄関よりただいま。10メートル以上ありそうな土間を歩いて板の間を通り左折、右手の窓硝子から見るは雪が盛られた庭。黒光りした廊下を進んで仏間の前で足を止める。光り過ぎて観音様だかなんだかわからない物体を前に私はなんと滑稽な!と思いました。太宰が貧しい同級生の家に寄った帰り、自分の家と友人宅を比べて優越感だけに浸っていたとは考えにくく。太宰の内に美しさをみません。原作に登場する可憐に映る風景や描写も当たり前に目の前を通過するモノたちを明記していく作業にも思え、心の底から美しいと思うことなどもうやめてしまっていたように感じます。その太宰が塚越さん演じる太宰ではないかと思いました。ということで面白いと思ったのは、『人間失格』と『HUMAN LOST』です。
コロさん×塚越さんの太宰。周囲の期待に応えて死んでみせてくれたサービス精神旺盛な太宰そのもので、期待して観に行くということを普段しないのですが今回ばかりはこのお二人がどうするのか知りたかったし、満足であります。
そしてひょっとこ広田さんの太宰に対する想い、をなんだか強く感じました。原作ではピンとこなかったけど領土は広くともさほど自由ではない太宰がいたように思います。
企画として、新しく劇場にきてくれる人が増えて良かったと思います。職場で女が行って楽しめるのかと問われることの虚しさったらありません。
Twitterで興味を持って観にきた新しいお客さんが、今後手帳に芝居の予定を書き込んでくださるといいなぁ。

牡丹亭

牡丹亭

TBS

赤坂ACTシアター(東京都)

2010/10/06 (水) ~ 2010/10/28 (木)公演終了

満足度★★★★★

アジアの至宝
「日本」の、ではなく「アジア」の至宝、と敢えて言いたいと思います。
1幕45分、2・3幕各40分(途中休憩5分、20分)の総計2時間45分の
長丁場にも関わらず、本当にあっという間の舞台でした。

一年間徹底した猛稽古の結果、中国の役者と見まがうまでの発声を
身に付けた坂東玉三郎。 自身の舞いもさることながら、脇を固める
春香役の方の息も恐ろしくぴったりで、一幕「游園」から華麗な動きに
圧倒され、美しさに食い入るように見つめている私がいました。

ネタバレBOX

四幕「離魂」で恋煩いの果てに、自身を梅の木の下に埋めて欲しいと
懇願する娘の姿に涙を流すしか出来ない母と春香の姿。 
両脇に設置されたスクリーンでの翻訳も格調高いものであり、
この場面では引きこまれ、私もつい涙がこぼれてしまうほどに
移入しました。 

なんというのか…動きの全て、首のかしげ方、手のかざし方一つとっても
意味が込められていて、その時々の心情が見ているこちらにしっかと
伝わるんですね。 

二幕「驚夢」で、春を司る神がその従者と舞いを踊るのですが、
その動き一つとってもさざ波を表現していたり。 表現が巧みと感じます。

一幕で苔むす庭園に心寄せたり、最小限の動きで心情を最大限に
表現したりする手法。 ふと「もののあはれ」「能」と日本文化の粋と
いわれるモノとの共通点も微かに感じたりと、どこか遠かった中国
芸能に俄然興味が出ましたね。 今後は、その辺りの関係も勉強
したいと考えます。。 でも、奥が深そうだなぁ。。

ともあれ、荘厳で、かつ繊細な芸能に触れたいと思う人全てが
見るべき舞台と最後に述べたいですね。 素晴らしい!!!! 

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