最新の観てきた!クチコミ一覧

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木の皿

木の皿

加藤健一事務所

本多劇場(東京都)

2010/09/08 (水) ~ 2010/09/12 (日)公演終了

満足度★★★★

初演とは違う感慨あり
初演を観たのは何年前だったでしょう?
亡くなった湯浅さんが、老父役でした。
今回は、初演では息子役だった加藤さんが、老父役で、息子は、新井さんが演じられました。

この息子役の新井さんがとても良かった!!
加藤さんの老父は、茶目っ気がありすぎて、そのため、彼の世話に人生を翻弄され、疲れ果てる嫁の苦悩が、あまり客席に伝播しないところがありました。

でも、やはり、この作品自体の投げかける問題提起は、痛切に胸を打ちます。
観ていて、とても辛くなります。

初演では、確か嫁に感情移入して観た記憶がありますが、今回は、木の皿で食事をしなければならない、老父の方に、多大に感情移入して観ている自分に気付きました。
それだけ、加齢を身にしみて感じるこの頃だからでしょうね。

ЖeHopмan【シャハマーチ】 池袋盤

ЖeHopмan【シャハマーチ】 池袋盤

電動夏子安置システム

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2010/09/07 (火) ~ 2010/09/12 (日)公演終了

満足度★★★★

両バージョン観ました
8日M、9日Kバージョン観劇。今回も電夏らしく作りこんだロジカル・コメディで魅せる。両バージョン、ストーリーは同じだが、K、Mそれぞれのチームの視点で描かれる。
こういう芝居は好みも分かれると思う。自分はこの劇団、初見で虜になったので、惚れた弱みってやつかもしれない。
罠を仕掛け、蔭で操り、互いに騙し合い、ある意味とても不愉快な芝居なのだが、この劇団の個性的なメンバー1人1人が好きなのだ。
両バージョン通して渡辺美弥子のトボけた、はじけっぷりが楽しい。
メンバーの澤村、なしおが戻ってくる下北盤も期待したい。

ネタバレBOX

台本通り演じているのに、生中継ゲームのような臨場感が魅力。
ドジな上、マイペースでゲームに負け続けてきた門倉(渡辺美弥子)には、ノーテンキに見えてもペナルティを背負う哀れさが感じられた。加納(じょん)との掛け合いが面白い。Mチーム・ノルマの愛宕(志賀聖子)の真摯な表情がいい。今回はKチーム・ノルマの奥羽(小原雄平)が両バージョン活躍し、出番が多い。電夏きっての二枚目俳優だが、硬軟併せ持つのが強み。
室尾(岩田裕耳)は「浮世企画」の客演に続いて痴漢キャラ役(笑)。粘着質のアクのある役が巧い人だが、そろそろ怜悧非情な役も見てみたい。
Mバージョンで私が観た回、那賀谷役の小笠原佳秀が台詞をひどく噛んだのには驚いた。相手役がとちっても、いつもクールで崩れない人だけに珍しい。「人生初の体験」とブログにも書いていた。電夏の芝居はテンポが命だけに、台詞をつっかえると、面白みが大きく殺がれてしまうので残念だ。一方で、小笠原と岩田がにらみ合う場面、何度も共演している名コンビだけに息が合い、ゾクッとさせた。
癒し系の用松亮、マザコンキャラの大鹿順司、凄みのある猿田モンキーも印象に残った。小原のタクシードライバー以外、議員秘書とか、女性棋士など、各自の職業の特徴がほとんどゲームの役に生かされてないのが不満。多彩なキャストを集めただけに、せっかく職業を設定したなら少しは表現してほしかった。
しかし、この現実社会でも、故意に罠にはめたり、突き落としたり、本心や身分を隠して他人をだましたりする人間が存在するのだから、暢気に笑ってもいられないと思った。ゲームに託してこんな恐ろしい芝居を書く、竹田さんはスゴイ!
小さな家と五人の紳士(再演)

小さな家と五人の紳士(再演)

演劇集団若人

池袋小劇場(東京都)

2010/09/10 (金) ~ 2010/09/12 (日)公演終了

満足度★★★★

すっきり整理
過去に他劇団でこっちが辟易するほど会話の食い違いを強調する別役作品を見たせいか、こちらは意外にあっさり系。最後のたたずまいなど、ほのぼのとすらしていた。

演劇人はこういう作品を上演することで、いろいろ鍛えられていくのでしょうか。もちろん見る側も。

エゴ・サーチ

エゴ・サーチ

虚構の劇団

紀伊國屋ホール(東京都)

2010/09/10 (金) ~ 2010/09/19 (日)公演終了

満足度★★★★★

油に乗ってきた虚構の劇団!
 鴻上尚史お得意の一見サスペンスドラマのように展開する素敵なファンタジー。 例によって会場は笑いに包まれながら、同時に大きく感動するというさすがの作り。初日から安心して公演を観ることが出来る。今回ヒロインの小野川晶がまるでコメディエンヌのように、ここまでやるのかというくらい笑わせてくれる。それでもしっかりとヒロインなのだから凄い。小野川晶フアンには見逃せない公演だ。

 今回、いつものメンバーがそれぞれ少しずついつもと違う役どころを演じている。それぞれの新しい面ば見れてそれも楽しみ。ともかく面白かった。

 虚構の劇団の役者陣がどんどん上手くなっていき、どんどん魅力的になっているところがとてもうれしい。

渡り鳥の信号待ち

渡り鳥の信号待ち

世田谷シルク

サンモールスタジオ(東京都)

2010/09/02 (木) ~ 2010/09/07 (火)公演終了

満足度★★★★★

大いに満足
原典にかなりの思い入れのある身としても文句なし…どころかほぼ原典まんまなオープニングから心を鷲掴み状態でがっつり引き込まれる。
また、ココミから牛乳を貰うしおりと、「娘に会いたい」と言うココミに弱点を直撃され、「そっちかぁ!」な結末(「黄泉がえり」の原作と映画の関係を連想)も◎。
いずれにしても原典を知っている身として2倍3倍に楽しむことができて大いに満足。

北守の騎士とカルボナードの踊る魔女

北守の騎士とカルボナードの踊る魔女

青果鹿

テアトルBONBON(東京都)

2010/09/02 (木) ~ 2010/09/06 (月)公演終了

満足度★★★

予習不足を悔やむ
6月にここで観た某公演と同じく宮沢賢治の「グスコーブドリの伝記」がモチーフながら他の賢治作品2編も絡めて全く異なるアプローチ…と言うより「グスコーブドリ度」が低かったので、チラシなどに記載されていたその2編も予習しておけばもっと楽しめたか、とちょっとだけ後悔。(もちろん楽しめなかったということではない)

逆襲のFOOD CHAIN!

逆襲のFOOD CHAIN!

劇団Please Mr.Maverick

北池袋 新生館シアター(東京都)

2010/09/09 (木) ~ 2010/09/12 (日)公演終了

満足度★★★

後味の悪さ
宮沢賢治の「ビヂテリアン大祭」じゃないけれど、「食物連鎖」の「肉食」がテーマ。動物界の弱肉強食という、ふだん、あえて目をつぶって生活している我々にストレートに問いかけてくる諷刺的な作品だった。
選曲が場面によってバラバラな印象。演出が少々泥臭く感じられた。
安易なハッピーエンドにしなかったのは評価したいが、後味は悪かった。
長時間の前回の反省を踏まえ、1時間35分にまとめたという点も評価したい。それでも、権力闘争が長く、途中もたれてしまった。
おかしくもない場面で、最前列で1人で笑っていた客が悪目立ち。出演者の友人のようだが、雰囲気を壊すことに気づかないのだろうか。
照明が落ち、出演者の一礼もなく終わったので、観客もタイミングをはずしたのか拍手がなかった。すぐに出演者が「ありがとうございます」と言って面会に舞台へ出てきたところで、拍手が起きた。どうせなら、舞台上で全員そろって挨拶したほうがよいのでは?

ネタバレBOX

研究者氷浦(歳岡孝士)の開発した「賢者の石」の力により、人間の言語を話せるようになった動物たちが、選挙に出馬し、人間の投票率が低いため、多数を占めて権力を握り、人間を暴力的に支配するようになる。言語を持った動物は凶暴な野生も持ち合わせているだけに、人間以上に非道で、権力の虜になっていく姿が恐ろしい。「すべての動物が平等に暮らせる世の中を」という厩舎で働く隆(Woody)の夢を打ち砕く。
歳岡が押し出しも立派で、声量もあり滑舌がよいので、幕末の志士なんかやらせてみたいと思った。しかし、脚本・演出、主役もとらなければ気がすまない人なのか。時には出演せず、自作を引いて観ることも必要だと思うが。
ライオンのダグラス(暁雅火)が圧倒的な迫力。本当に怖くて、ライオンキングよりライオンらしく見えた(笑)。最初は、山猫だと思って飼われていたというのが怖い。
ウサギのイナバ(下山実紀)が、草食動物らしくて可愛かった。
国会議員朝倉(草野智博)が、白塗りの悪公卿みたいで面白い。
ラストは、氷浦が馬のティオ(Mafty)を生まれ故郷の原野に放し、ティオは熊に襲われ喰われてしまう。
弱肉強食の摂理を印象付けたかったのかもしれないが、生まれたときから人に飼われて野生の勘も身につけていない動物をいきなり野に返すというやりかたは、演出上、殺戮を狙ったようで、共感できなかった。
リアリティー+権謀+殺戮なので、ちょっとは救いがほしい。
動物の弱肉強食のマンだけでなく、ユーモラスな場面も少しは入れてもよかったのでは。
この3日間連続で「目的のためには手段を選ばず」という台詞があり、「互いにだまし、だまされ」みたいな芝居を観たせいか、気持ちが落ち込んでしまった。
ZOKKYののぞき部屋演劇祭2010

ZOKKYののぞき部屋演劇祭2010

ZOKKY

インディペンデントシアターOji(東京都)

2010/09/10 (金) ~ 2010/09/20 (月)公演終了

満足度★★★★

5分間のワンダー。
ZOKKYの超ラグジュアリーなR&Bナンバー『エロスの解剖』を聴きながら現地へ。当方、ZOKKYは初見です。観劇したのはヌキバカ『ワイルドオタッキー』。
何となく全力でアホをやってるテンションが高い感じの作品なのかなぁなんて想像していたのですが私のこの考え、相当に野暮でした。
『わたしだけがそれをみている』という特別な感覚が、空間に一歩足を踏み入れるとぐわんと身にせまってきて。
美しく色鮮やかに塗りこめられていくとびっきりの嘘や、愛欲にまみれた乞食などに板挟みにされた窮屈な現実が生きるか死ぬかのオセロゲームをしているようで。息をつく間もなくファンタジアに出会うのです。
そしてファンタジアの可能性を追求した超ウルトラ立体構造のフレームワークにもノックアウト。
たった5分、されど5分のワンダーランド。必見です!

ネタバレBOX

王子小劇場を右目で見送りぐるりと迂回し王子小劇場裏口へ。B1へとつづくエレベータのボタンを押してしばし待ち。扉が開くと、エレベータのなかには天井からミラーボールが吊り下がり、その足元にはスポットライトが取り付けられていて。(←ちょっと手狭なワンルームディスコ状態で。笑)まさかここでZOKKY??とおもったのもつかの間、何なくエレベータはB1Fへ。あのミラーボールは一体何だったんだろうか・・・。という疑問を残しつつ、タキシードに身を包むシュっとしたスタッフに迎え入れられる。足元には赤いビロード、その周りに電飾がキラキラ光ってて。アレ?来るところ間違ったかしら。なんて一瞬おもった。そういえば、ZOKKYの先行予約を購入した際に封入されていたMUのハセガワアユムさんのCDレビューに『まるで六本木の間接照明で照らされているようなラグジュアリーさが・・・』って書かれていることをふと思い出し、なるほど合点がいった。

受付を済ませるとスタッフの方からヘッドフォンが渡された。しばし装着。近未来的なエレクトロポップミュージックを数曲聴いた後、名前が呼ばれた。超緊張する。なんだか特殊な治療が施される診察室へと誘導されるような気分。笑 赤いビロードをてくてく歩き、数段階段を上がった小部屋。いよいよ鉄の扉が開かれた。事前に目を通しておいた観劇の際の諸注意を反芻する。
『足元に描かれている足の形にあわせて両足を乗せて待ち、前方から壁がせり出してきたら壁の中央部にある穴から覗く。』

扉が閉まった途端、ZOKKY・・・と数回エコーがかかり、中央部に不思議な黒い幾何学模様がペイントされた白い壁の上方部にピンク色の艶めかしい雰囲気のスポットライトが点滅し、それを盛り上げるようにして左右に橙色のスポットライトが数回踊るオープニングの後、本編がはじまった。

物語は、ある主婦のモノローグから始まる。
彼女は昨日娘のサクラを保育園に預けた後、不倫相手の男とホテルでふしだらな行為に耽っていた。どんな風にして冒されたのか。その感触を確かめるようにして、ゆっくりと身体のパーツに触れていく。そうして男との思い出も心の中へとよくなじんでいくように。

そんな彼女は大手家電量販店に只今絶賛パート勤務中である。ふしだらに花開いた妄想をあっけなくフロアチーフにへし折られ、AV機器売り場への販売応援を指示された。
「AV?」
AVはアダルトビデオの略であると自動的に脳内変換した主婦の妄想は芳醇な花の香りを放つランジェリー姿のうら若きAV女優として立ちあがり、彼女の現実を押しのけて覗き人の目に飛び込んでくる。(←主婦の若かりし頃の幻影、叶わなかった願望(イメージ映像)、さらに覗き人の願望が三位一体となったスゴ技!笑)

欲望が新たな欲望を呼び寄せるかのように、彼女の背後に影をひそめている現実の裏側、深層心理に眠りつづける妄想の扉が開かれると緑色の怪しい光に照らされた、四つん這いになった女が振り子のように規則正しく尻を振り、見知らぬ誰かによって鞭で叩かれ喘ぎ続けているかのような光景が広がる。彼女の冒されたいという欲求は、愛されたいというこころの叫びのようだ。
彼女の背後の奥へ、奥へと無限に続いていくような赤いビロード上に厳然と続いていく長い階段は、苦しいことが積み重なった開かずの扉のようであり、また一度足を踏み入れるともう二度と戻ることができないが、ほんの少しの間だけ何度でも夢を観ることはできる魔法の扉。魔界の入口のようであるようにも思えた。この場面が私はこの作品のなかで最も幻想的だと感じた部分である。

ただ、現実を隔てたその向こう側に見とれてしまったが故に、フロアチーフが歌い出したあのカラオケが何のことやらすっかり忘失してしまった。(←苦しい言い訳)しかし、あのフロアチーフはやたら目線を合わせてきたし、そればかりか覗き穴から飛び出してくるほど顔を近づけてきたので、もしかしたらここが作品のなかで最も重要なシーンだったのかもしれないのだが。汗

さて、妄想と板挟みになり、というよりもむしろ妄想にひきずり込まれそうになっていた主婦の現実はこの後、ひとりの『オタッキー』によって救われる。

彼が「DELL コンピュータは販売しているか?」と尋ねてきたのである。主婦をバックショットにしてわざと表情を見せない演出がとても憎い。(自分の脳内にはこの瞬間、相対性理論の「らぶずっきゅん」が掛かりました。)

「・・・・でる?」
その言葉を聞いた途端、暴れ出す彼女のなかの妄想たちは『ヌキバカ』らしくはっちゃける!
いわずものがな、AV(女優、ビデオ&機器)浮遊のDELL(パソコン&射精)着地。

個人的には、でる・・・・?で主婦がオタッキーをさらって(←逆のパターンも可)駆け落ちとかしてしまうほうがファンタスティックなのに!とかおもったのだけど、主婦の妄想劇だから、それはないか、と勝手に納得。

この作品を選んだのは、やはりワイルドなオタッキーがわさわさ出てくるだろう!という勝手なイメージが先行していたこともあって、案外オタッキーが普通っぽすぎて、ちょっと肩透かしを喰らってしまった。ワイルドになれないオタッキーを表現してたのかな。だとしたら、オタッキー側からの視点もないと辻褄があわないような・・・。ともあれ、こういうのはあんまりリアルすぎると切実すぎて、おもしろさが半減してしまうのかな。

しかし覗くということが、こんなにも楽しいものだとはおもってもみなかった。
最初からドキドキワクワクしっぱなしで。
まばたきをする度に1ショットづつ場面がぐるぐるとメリーゴーランドのように展開していく緻密な構成――カットイン/カットアウト、フェイドイン/フェイドアウト、クローズアップ、早回し/長回しなどすべてを俳優の距離感や存在感で表現する演出が挑発的で舞台空間におけるフレームワークの限界に挑戦しているようにもおもえた。
そしてやはり何といっても俳優がこちらを見つめる瞬間が格別!!
いやはやこれはクセになりそうだ。笑
音楽劇 ガラスの仮面~二人のヘレン~

音楽劇 ガラスの仮面~二人のヘレン~

彩の国さいたま芸術劇場

シアターBRAVA!(大阪府)

2010/09/02 (木) ~ 2010/09/05 (日)公演終了

満足度★★★★★

主役2人はすばらしかった
蜷川さんの演出とあって、完成度は完璧なのではないかな?

個人の感想はネタバレに・・・見てね

ネタバレBOX

大和田さん、演技力上等。小芝居まで上手だった。言うことない。

奥村さん、ダンス力上等。せりふも聞き取れた。歌はもう少し・・・

夏木マリさんの役作りは・・・アニメから抜け出してきたみたい!

黒木さん、セーラームーン、森は生きている以来の観劇だったが・・・安定していてとてもいい。

たつきさんは、言うことなしに上手。

月川さんはイイネ!雰囲気がすごくいい

細田くん期待してただけにすっごく残念・・・
エリザベート

エリザベート

東宝

帝国劇場(東京都)

2010/08/09 (月) ~ 2010/10/30 (土)公演終了

満足度★★★★

幹二さん最高!
キャストは
朝海さん、石丸さん、寿さん、田代さん、坂口くん
でした。

完成度は高いと思うのでキャストの問題。
見に行かれる際はキャストを選んだ方がいいかな?

ネタバレに一人ひとりの感想かいてます見てね!

ネタバレBOX

とにかく、幹二さんの美声には感動です!
怪しい雰囲気、動きのしなやかさは言うことない

禅ちゃんの「悪夢」はすごいですね。

田代さんは、ウーマンインホワイトの方が上手かったな。

チビルドはどんどんチビ化wかわいいし上手だった。

朝海さん、寿さんは・・・ノーコメントということで。
アルマゲどん

アルマゲどん

散歩道楽

OFF OFFシアター(東京都)

2010/09/09 (木) ~ 2010/09/12 (日)公演終了

満足度★★★★★

 
観劇

小さな家と五人の紳士(再演)

小さな家と五人の紳士(再演)

演劇集団若人

池袋小劇場(東京都)

2010/09/10 (金) ~ 2010/09/12 (日)公演終了

満足度★★★★

わかりやすかったです。
不条理な世界に少しづつ引き込むよい作品だったと思う。
小さい家(劇場)のわりに少し芝居が大きく感じ、はじめは違和感があったが、なぜか不思議と別役さんの世界が浮き立ったように思えた。
全員が若いことが逆に作品の説明的な部分を排除せざるを得なくて、台詞がシンプルに届いた感じを受けた。
お芝居と現実の隔たりが、極端に設定でつくられ、しかしそれを台詞によって徐々に解消して行き、納得させられてしまった。
そこがこの芝居の成功と言えるのだろうが、欲を言えばもう少し混乱したかった。
でもまあしかし、わかりやすいのは、良いことだと思う。

FROG~新撰組Jade Keeper~

FROG~新撰組Jade Keeper~

D'TOT

SPACE107(東京都)

2010/09/08 (水) ~ 2010/09/12 (日)公演終了

満足度★★★

覚悟していたので。
まあこんな感じなんだろうと。
初日でありながら、かなりの盛況ぶり。
ひとえにキャストが良かったからか?
内容は新撰組。特に奇をてらった物語もなく・・・。
イケメンと呼ばれる人達が目の前をただ通り過ぎて行った・・・。
そんな感じです。
もうちょっとキャラが確立されて、よしんば演者がもう一歩
役に踏み込んでいたら・・・。とちょっと残念な部分はありました。

アンドレファンとしては。村田雅和さんが格好良かったので
大満足でした。

飛ぶ劇場『睡稿(すいこう)、銀河鉄道の夜』

飛ぶ劇場『睡稿(すいこう)、銀河鉄道の夜』

NPO法人FPAP

ぽんプラザホール(福岡県)

2010/09/03 (金) ~ 2010/09/05 (日)公演終了

満足度★★★★

ほんとうのさいわい
プレビュー公演を観ていたけどやっぱり変わっていた。キャストが違うと印象がずいぶん変わる。特にカムパネルラが男性になったのでジョバンニ(女性)との関係がより分かりやすくなったように思った。ジョバンニがどこにでもいるめんどくさい少年として描かれていたのも物語が身近に感じられてよかったと思う。

劇団きららの「星の王子さま」~le petit prince~

劇団きららの「星の王子さま」~le petit prince~

NPO法人FPAP

あじびホール(福岡県)

2010/09/04 (土) ~ 2010/09/05 (日)公演終了

満足度★★★★★

王子さまが愛らしい
びっくりするほど王子さまが愛らしい。以前とキャストが変わっていて、特に飛行士が変わっていたので少し違った印象に。孤独と友情というテーマは変わらず。友達になると何が変わるのか、友達を作ることで何が変わるのか、子どもにも大人にも分かりやすい。

ネタバレBOX

池田さんの前説はこの作品の理解を深める一助となります。より楽しめました。
劇団こふく劇場『水をめぐる』『水をめぐる2』

劇団こふく劇場『水をめぐる』『水をめぐる2』

NPO法人FPAP

パピオビールーム・大練習室(福岡県)

2010/09/03 (金) ~ 2010/09/05 (日)公演終了

満足度★★★★

今回は2
以前1を観たことがあって。今回は時間の都合もあって2のみ。1のほうが「きまりごと」がはっきりしていて、2のほうがポップ。いろんな人と「出会う」ということ、別れ、死、うみという水をめぐっておきる物語。静かなようでとてもドラマチック。心がしっかりと描かれていて感動。

ネタバレBOX

骨箱が空になっているというオチは私にとってはショッキングだった。「とむらう」ってなんだろう。うみはいったいどこ。
清水那保一人芝居 ~曇天少年/共震少女~

清水那保一人芝居 ~曇天少年/共震少女~

ネリム

スタジオアキラ(東京都)

2010/09/04 (土) ~ 2010/09/05 (日)公演終了

満足度★★★★

芝居の醍醐味を満喫
主人公の小学生時代・高校生時代のみならず母親・少年役まで瞬時にスイッチして演じ分けるのは芝居の醍醐味の1つだし、また、台詞を口にする前に役が変わったことを観客に悟らせる演技が見事。
ところで「特別席」ではあのシーン、どう見えたんだろう?

ЖeHopмan【シャハマーチ】 池袋盤

ЖeHopмan【シャハマーチ】 池袋盤

電動夏子安置システム

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2010/09/07 (火) ~ 2010/09/12 (日)公演終了

満足度★★★★

楽しかった~(Mバージョン)
やっぱり楽しかった~!!
ゲームの予習をした方がいいかなって思ったけど、ちゃんとその場で分かります。
楽しめますよ~


もう1パターン見に行こうかな~

ネタバレBOX

最初は舞台上に人がたくさんいてごちゃごちゃした感じだったんですけど、
だんだん、それが形をなしていくのが面白いですね。

ただ、私の席から床のマス目があまり見えなくて残念でした。
あれは見えたほうが面白いと思います。

映像が早すぎて読めなかったのが悔しい。
やっぱりもう一度見に行こうかな・・・
FROG~新撰組Jade Keeper~

FROG~新撰組Jade Keeper~

D'TOT

SPACE107(東京都)

2010/09/08 (水) ~ 2010/09/12 (日)公演終了

満足度★★★

あれ?手直しの方向が??
時田つかさ(鉢嶺杏奈)は修学旅行のさなかに幕末へタイムトリップし山崎烝(植野堀まこと)に出会う。彼は新撰組に入隊していたが諜報部である監察方に配属、密偵の仕事を任務していた。

今回のお話はこの二人にスポットを当て、「新撰組」が終わりを告げるまでの物語。

以下はネタばれBOXにて。。

ネタバレBOX

前作「FROG」を観劇した時にはもっと内容が濃かったような気がするのだが・・。今回の物語は前作の本を大幅に書き直したようだ。なぜ書き直したかは疑問。

舞台は新撰組の成り行きを大雑把に説明したような物語だった。だからキャストらの出番は平均的に万遍なく出番はあったものの、いったい誰が主役で誰が脇なのかが、あいまい。幼稚園での運動会を観ているような感覚だ。「みんな~、手を繋いで仲良くかけっこしようね~。」みたいな・・。
だから、かけっこのゴールに順番はない。

ここでの主役が時田つかさと山崎烝なら、山崎に関しての背景をもっと押し出してくれないと、構成が物足りなく感じてしまう。更におちこぼれ4人組のネタももっとぶっ飛んでいいような気がした。際立ったキャラクターの立ち上がりが弱いことと、主軸となるキャラクターにスポットを当てきれず弱すぎるのだ。

更にもっと突っ込むならば、新撰組特有のチャンバラの見せ場が下手過ぎ。あんなんで人は切れんだろう・・。と失笑してしまうシーンが何か所もあり、剣先が刺客から50cmも離れてるのには唖然・・というより愕然!の域。

新撰組は年に何十本と観てるだけに、あまりにも雑すぎが目立った学芸会だった。それでも一部の、ほんの一部のキャストはきっちり演じてたので、☆3つとしたい。

舞台「メンズ校」

舞台「メンズ校」

ジョリー・ロジャー

博品館劇場(東京都)

2010/08/05 (木) ~ 2010/08/10 (火)公演終了

満足度★★★★

青春?
マンガの雰囲気そのままに
高校生のドタバタしたおバカな雰囲気が出ていて、
終始笑いっぱなしのとても面白い公演でした。

ただ、原作ファンからすると
少しキャラクターと役者さんの
ズレが気になってしまいました。

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