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俺の屍を越えていけ【無事に終了しました】

俺の屍を越えていけ【無事に終了しました】

七里ガ浜オールスターズ

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2010/11/01 (月) ~ 2010/11/07 (日)公演終了

満足度★★★★

ありそうな話
リストラする上司を1人選ばなければならないという設定。いかにもありそうな話。役者さんそれぞれが、うまく演じていてシビアな内容をそれなりに表現。
中身については詳しく語れないが、リアルでちょっと、心に突き刺さる作品

図書館的人生 vol.3 食べもの連鎖

図書館的人生 vol.3 食べもの連鎖

イキウメ

シアタートラム(東京都)

2010/10/29 (金) ~ 2010/11/07 (日)公演終了

満足度★★★

たべもの
食べ物は、生きていくうえで欠かせないものです。これをテーマに4作品で成り立っています。どれも旨く仕上がってていました。好みでは第1作の「」人の為に装うことで、誰が不幸になるっていうんだ。」

必ず訪れる日~石鹸工場~

必ず訪れる日~石鹸工場~

かもねぎショット

ザ・スズナリ(東京都)

2010/11/03 (水) ~ 2010/11/09 (火)公演終了

満足度★★

あれ?なんだろう?
なんか面白さ感じる度合いが小さかった。
「くすくす」はあるのだが、「ガハハ」が無かった。
それなりのお話が、それなりに過ぎて行ったような・・・。
そんな、なんというか。踏み切り前で、
電車が目の前を通過していくような感覚を味わった芝居でした。

ネタバレBOX

香の名前の付いた4人の工員さんが、
石鹸をベルトコンベアー上の箱に詰めていく設定の舞台の上での話で。
悪どく手広く石鹸工場を経営していた先代社長が退き、
次男が2代目の社長となり。
舞台の工場長には「ちょっと」な長男が工場長として就任している。
で、工業製品の見本市に、この工場からも何か出展する話が持ち上がり。
工場長は5分程度の映像作品を撮り出品する事にした。
ただ、そのタイトルを事件のあった工場のようにして、
インパクトをもたせようとしたのだが。
何か本当に事件があるわけでもなく。
ただ「事件」と付けると人目引くから付けてみたと、
さて引き連られて工員たちも文句言いながらも実際撮影始めると、
だんだん乗り気になって出演したがる始末になる。
ちなみに、その工場には一人の工員を除き、
全員に見える3人の幽霊が出て来ている。
なんか恨みがあって出てきているようだが、石鹸干しする二人組みの幽霊とその上司がでてきているが、何の恨みがあるのかハッキリしない。
話が進むにつれて、どうやら先代社長に無理矢理頼まれて、
麻薬(作品中白い粉とのみ呼ばれていた)を練り込んだ石鹸を
作らされた工員が、
麻薬の事がバレて、すべての責任負わされて死んでしまい。
その事を伝えようと出て来ていたようだが、
工場長の撮り始めた話がその事を暴露する事になり、気づいた先代社長はは先手を打って、製品展の出展を辞め、工員は塩を練り込んだ石鹸を一人で研究していた会社に貢献していた人という事にして、今回その事がわかり、
故人ではあるが表彰する事にしたと、事件の密閉を図り。
まぁ真相は公にはならなかったけど、この工場の皆さんが、
真相を知るに至ったので、気が晴れて成仏してしまった幽霊三人。
(部下二人は影薄いので運び屋役やらされたが、乗っていた飛行機が墜落して死んだそうだ。)うーん撮影はしていくだろうなって事で終幕なのですが、
なんか、展開がテンポ悪く、のれなかった。
チョットがっかりなく工場長にしても、特徴の無さげなへタレで、
なんかもどかしかった。
親父や弟を見返そうと始めた撮影にしても、
工場長をとことん不器用にして。
見かねた班長さんが、いろいろと撮影手伝っていき。
仕切り屋の工員さんが、テキパキと配役やら演出していって、
皆がまとまり、真相に気付き、幽霊達を何とかしようとか。
少年漫画的なドラマツルギーなんかを、分かり易く見せて欲しかった。
幽霊さんたちはモノが動かせ、会話も出来てるのに、
なんか絡み方ぎこちなくしてたし、
例えるなら、こう痒い所を服の上から掻こうとするような
そんなもどかしさが拭えなかった。
子持ち工員の子供引き取ってまで一緒になろうとする工場長とか、
実は工場長の事が好きだったらしい班長さんとか、
駆け落ちした娘を追って、娘の住んでいるらしい工場近くに住み、
娘を探す探す工員さん。実はその娘の彼が班長さんの息子で、
あれ?工場長の弟とか言ってなかったっけ?
うーん混乱してるな。
と、この様に。人物関係も観客に明確に伝えられない内容だった。
(おかしい、開演前に珈琲飲んだし。眠気起きなかったし、たかだか100分の芝居内容が解説・説明出来ないとは・・・。)う~みゅすまん。
とにかく自分は、このように感じた芝居でした。
もっとテンポ良く、分かり易くして欲しかった。とまとめておこう。
しかしタイトルの、必ず訪れたってのは、なんだったのでしょうか?
今がいつかになる前に

今がいつかになる前に

空間ゼリー

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2010/10/30 (土) ~ 2010/11/07 (日)公演終了

満足度★★★★★

小学校が舞台だけど、大人の作品
大人に、なりきれない大人達の世界と、大人の真似してるわけではないけど、大人並の世界が、繰り広げられている子供達。メチャ!可愛い子役様5人の演技力が、純粋なだけでは、いられない、大人の哀愁も映しだし、感動いたしました。次回作も、絶対、観たいと思いました。***追加の当日券出して下さるようです。早めに連絡した方が、良さそう?お勧めです。   

ネタバレBOX

小学校から大学まで一貫教育の私立校6年1組での、出来事。無邪気な子供達の言動だが、時に天使に悪魔に、映ってしまう子供達に、担任の今井先生(斎藤ナツ子さん)は、教師として続ける限界を感じていた。この5人の子役達が、キャラも感情も、見事に演じるので、誰もが、子供の頃を思い出さずには、いられない。

みんなから評価の高い学年主任の瀬尾先生(米田周平さん)が、教師を目指すきっかけでもある恋の相手とは、不倫だったり・・・この瀬尾先生、爽やかなんだけど、彼女に甘えたり、男だったりと、いろんな顔の見せ方、見事でした。

個性的な先生、教師を夢みる教育実習生、スクールカウンセラーや、理事長夫婦らも含め、学校と言う硬い環境の会議なのに、大人として、割り切れなかったり・・・違う職種でも、大人と言えど気持ちは共通。
今時の学校事情に驚かされるが、子供の正義は、同じで安心したり。と、物語に引き込まれるのは、作品の秀逸さ、脇を固める役者さんの力量だからこそ、と思いました。
特に、理事長夫婦(川崎初夏さん、中神一保さん)が、大人の哀愁を醸し出し、見事でした。

瀬尾先生の絶望を立て直すきっかけが、何も知らない子供の一言だったり、なんてこともある。

悩みつつ生徒を思いやる今井先生の健気さも、良く出ていました。ちょっと頼りにならないような春山先生(木村延生さん)だけど、自分を励ます方法も子供達で、それが今井先生への励みになるシーンも、素敵でした。

そんな中で、今井も教師を続けていく、また明日を見つけ出せるラストは、感動でした。


子供の透明感に頼るだけではなく、大人の現実や矛盾に、何も知らない子供が支えていたりと、絡め方が絶妙で、夢や目標を持ち続ける美しさも写し出していました。今がいつかになる、優しい時を過ごせた素敵な作品でした










みなと地方裁判所~踊る評議会~

みなと地方裁判所~踊る評議会~

劇団麦の会

相鉄本多劇場(神奈川県)

2010/10/30 (土) ~ 2010/10/31 (日)公演終了

満足度★★

初見でした
うーん、そこそこ楽しめたが。
なんか今ひとつな感が否めなかった。

今がいつかになる前に

今がいつかになる前に

空間ゼリー

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2010/10/30 (土) ~ 2010/11/07 (日)公演終了

満足度★★★★★

明日や将来の僕は、将来なりたい僕自身になっているでしょうか
 本作品を観て、印象に残った劇中の台詞から、タイトル『今がいつかになる前に』に込められたテーマを僕の視点で解釈します。

 『過ぎた時間(とき)はもどせない』
 『(仕事を辞めようと思っても)続けていけば、世界が変わってみえるようになる』
 『また明日』

 本作品は小学校が舞台となっています。それにちなんで、僕が小学生だったときを振り返ってみました。
 あのとき、もっと頑張っていれば、今とは違う結果になっていたかもしれない、と後悔することばかり連想してしまいます。
 今回は小学校ですが、これに限らず、高校生の時に片思いをしていた女の子に告白しておけばよかった。子どもだった時の方が今より幸せだったと考えてしまいます。

 誰もが、過去、昔の「いつか」に「たられば」と、後悔することが多いのではないでしょうか。僕はそう考えます。
 10代、20代でどのように頑張ったかで、30代、40代の生き方が変わってくると考えます。過去の「いつか」にいた僕にとって、今の僕は期待に応えているでしょうか。ウソや言い訳をついていないでしょうか。
 「大人だから」「子供だから」で割り切っていないでしょうか。

 「また明日」は劇中ではふつうのあいさつですが、明日が『今がいつかになる』ときです。
 今がいつかになったとき、要するに、明日や将来の僕は、将来なりたい僕自身になっているでしょうか。

 何かを辞めよう、あきらめようと思っても、必死に続けていけば、世界が変わってみえるようになります。過ぎた時間はもどせないので、今を大切に、明日の僕のために頑張っていこう。また明日。僕はこう考えます。

ネタバレBOX

 理事長の中里弓枝先生と瀬尾先生、昔は先生と男子生徒で、恋愛関係にあった。
 恋愛に『大人だから』『子どもだから』という言い訳で割り切れない。僕はこう考えます。
 瀬尾先生役の半田さんが机を蹴飛ばして苦悩するシーンで「恋愛は気持ちで出来ている」と考えさせられました。
俺の屍を越えていけ【無事に終了しました】

俺の屍を越えていけ【無事に終了しました】

七里ガ浜オールスターズ

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2010/11/01 (月) ~ 2010/11/07 (日)公演終了

満足度★★★★

適材適所ですね
70分という短い時間にも関わらず、波とスピードがあって楽しめました。脚本は他劇団さんの既出作品で、なんとなくコイツだなと解ってわしまいますが、それでも役者さんがいいからでしょう、ちょっとドキドキしながら展開を見守り・最悪な状況下でも下らない事を言ってしまう、弱さに声にだして笑ってしまう。深刻な内容だけど、スッキリした後味でした。最後のポイントは言わなくてもいいかな?と思いましたが、6人の役者さんそれぞれ良かったです。葛木さん久しぶりに見たのですが、アナウンサー役がハマッてました。佐藤みゆきさんもメインが続いていたので、今回は伸び伸びなのか?可愛らしかったです。瀧川さんはいい役でした、主催さんだからですね。満席じゃなかったのが勿体ないです。

【終了!】B4 paper books【ご来場ありがとうございました!】

【終了!】B4 paper books【ご来場ありがとうございました!】

劇団パラノワール(旧Voyantroupe)

サンモールスタジオ(東京都)

2010/11/03 (水) ~ 2010/11/09 (火)公演終了

「黒」を観たのですが、
オムニバスということもあって、どの話も懇切丁寧に説明しながら話が進む感じではないし、「訳わかんねえ」と切り捨ててしまえる場面があるのも確か。でも反面、理屈の順路を歩いていくのではなく、闇の中を手探りで進むような面白さがあるのも事実。その独特の空気感みたいなものがいい。そもそも世紀の奇人・狂人を描こうというのだから常人には理解できない世界が展開されて当然だともいえるし。しかし、「シュルリアリスム宣言」のシュールさ(?)には笑いました。あれ、「白」のとは違うのですかねえ?

ネタバレBOX

下着同然の姿で4人もの女性がのたうつ場面では、生き血を浴びて若返るバートリのように、私も元気になってしまいました(って、私は何を言っているのだ!って、いや、こんな情報も集客につながるのじゃないかという、ほんの業務連絡(なんの?)です)。
図書館的人生 vol.3 食べもの連鎖

図書館的人生 vol.3 食べもの連鎖

イキウメ

シアタートラム(東京都)

2010/10/29 (金) ~ 2010/11/07 (日)公演終了

満足度★★★★★

イキウメ熟成期ですね
今まで拝見した短編集の中では傑出した作品だと思いました。

イキウメの劇団自体が、熟成中の感あり。

前川さんの作劇は益々磨きが掛かり、演出はスタイリッシュ。「ハーバーリーガン」の長塚さんにも感じたのですが、やはり海外で修行された後の演出は小粋な感じがしますね。

どうなるか予測のつかない展開に、終始目が離せないまま、2時間15分、息をつくのも忘れ、舞台を見守ってしまいました。

役者力も、全員が急激にアップ。
つい最近までは、まだ新人らしさの抜けなかった若い役者さんの力量アップに驚異的嬉しさを感じました。

脚本も演出も、役者力もグングンと成長し、益々目の離せない劇団になりそうです。

イキウメほど、実際に舞台を観ていない人に、この魅力と面白さをうまく伝えにくい劇団はないかもしれません。本当に類稀な傑出した劇団だと痛感しました。

ネタバレBOX

オムニバスでありながら、登場人物がリンクし、短編集と銘打ちながら、実は、一つの長編劇の態を成しているのが、何しろテクニシャン!!

前川さんの発明する、まるで、実在しそうな単語やロジックに、今回もまた、実に簡単に、現実感を感じさせられてしまい、してやられた感で、感服!!

こんなこと有り得ないという内容のストーリーに、どんどんハラハラさせられる自分に、今回もまた、驚かされました。

最後の、3分クッキングのシーンの、各キャスト陣の粋で秀逸な演技には、心の中で、何度も拍手喝采しました。
特に、窪田さんの、アナウンサー振り、最高!!

イキウメらしからぬ、ウイットに富んだラストストーリーで、私的には、大変好みの味付けでした。
愛と嘘っぱち

愛と嘘っぱち

流山児★事務所

座・高円寺2(東京都)

2010/10/30 (土) ~ 2010/11/03 (水)公演終了

「愛と嘘っぱち」
鹿目由紀は流山児と相性がいいと思う。
流山児★事務所ファンはこういうのは好きなのかな?

俺の屍を越えていけ【無事に終了しました】

俺の屍を越えていけ【無事に終了しました】

七里ガ浜オールスターズ

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2010/11/01 (月) ~ 2010/11/07 (日)公演終了

「俺の屍を越えていけ」
いい役者が揃ったいい舞台だったねえ。

俺の屍を越えていけ【無事に終了しました】

俺の屍を越えていけ【無事に終了しました】

七里ガ浜オールスターズ

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2010/11/01 (月) ~ 2010/11/07 (日)公演終了

満足度★★★★

身につまされつつ、笑った
何しろ、自分の以前の職場が舞台。そして、我が家の長い間の生計を支えた業界が舞台なので、何となく、似たような、状況設定や、人間描写に思い当たること、盛りだくさんで、ずっと、当事者気分で、成り行きを注視してしまいました。

脚本のレベルが高く、説明台詞や、回りくどい表現がないのが、とても心地良い観劇体制を整えてくれます。

瀧川さんは、ご自身も重要な役を演じながら、よくあれだけ、ナチュラルに役になり、尚且つ演出も冴え渡り、かなりの才人だとただただ感心!!

知り合いの誰かにいそうな各キャラクターを、各キャストが、皆さん、実にそつなく演じられて、大変クオリティの高い舞台でした。

ネタバレBOX

今回もまた、佐藤みゆきさんが圧巻!
ずいぶん彼女の舞台は拝見していますが、また、新しい顔を見せて下さって、彼女の才気に感服しました。

人気アナウンサー役の方も、雰囲気がピッタリで、番組のナレーションも大変お上手で、一応、経験者としては、プロの喋り手としての原稿の読み方に満点さしあげたく思いました。

最後の、アナウンサーの読む原稿が、「がま口」が、「ガム」に変化していて、大ウケ。こういう細部の、脚本の頭の良さが、演劇レベルの高さを示していて、随所でニンマリしたくなる芝居でした。

現実社会の生き辛さを、適度に、デフォルメして、明るく描くこの芝居のテイストが大変、自分好みでした。
俺の屍を越えていけ【無事に終了しました】

俺の屍を越えていけ【無事に終了しました】

七里ガ浜オールスターズ

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2010/11/01 (月) ~ 2010/11/07 (日)公演終了

満足度★★★★

おもしろい!!
現実なら笑えないと思うんですが、とにかく笑えた!
「ある事ない事」書いてうやむやにできるほどの腕は持ってないので、詳しくは書けませんが。
佐藤さんのかわいさとか、瀧川さんの胡散臭さとか・・・。
意外な結末でしたが、後から「そういうことだったのね」って納得。。。
とにかく観て!

ネタバレBOX

ネタバレ禁止なのでどこまで書いていいのか・・・。

それぞれが役にぴったりで引き込まれました。
リストラ候補について議論するところ、お腹を抱えて笑うほど面白かったです。
追い詰められた人たちの必死さが、部外者からするとなんとも滑稽で・・・。
自分の根性が曲がってるせいか、ずっとニヤニヤしながら観てました。
シャングリラ

シャングリラ

アブラクサス

Geki地下Liberty(東京都)

2010/11/03 (水) ~ 2010/11/07 (日)公演終了

満足度★★★★

ライヴ感バッチリ!
イイ本にイイ役者。音もイイ。それにしても光希の二人はお芝居を引き締めてます。浅野さんのダンスはカッコよかったです。
泣けるお芝居は大好きです。

ビントレーのペンギン・カフェ

ビントレーのペンギン・カフェ

新国立劇場

新国立劇場 中劇場(東京都)

2010/10/27 (水) ~ 2010/11/03 (水)公演終了

満足度★★★★

バラエティ豊かなトリプルビル
新国立劇場のバレエの監督がビントレーさんに代わって最初の公演は、定番モノをやらずに20世紀の作品3本と意欲的なプログラムでした。

『火の鳥』
音楽や振付、衣装、美術のどの要素もロシア的雰囲気がしっかり出ていて楽しかったです。
バレエの上演はあまりなく、寧ろオーケストラの演奏会で良く演奏される曲ですが、バレエが付くと曲のフレーズが各役柄に対応しているのが良く分かり、面白かったです。
大団円の終曲のときにあまり動きがないのがちょっと残念でしたが、観応え聴き応えのある作品でした。

『シンフォニー・イン・C』
筋のない、純粋にダンスだけを見せる作品で、新国バレエのアンサンブルのレベルの高さを見せつけられました。素舞台に白と黒の衣装を着たダンサーだけなのにとても華やかな印象でした。
終楽章のコールドバレエでどんどん人が増えていってもアンサンブルが乱れないのは圧巻でした。

『ペンギン・カフェ』
動物の着ぐるみを着て踊るのですが、コンテンポラリーな要素が多く、ユーモラスな作品でした(ちょっとイデビアンクルーっぽいところもありました)。
最後に動物たちがノアの箱舟に乗り込み、幕に描かれた船の絵の後ろに透けて彼等の姿が見えるシーンは物悲しく美しかったです。音楽も感情に訴えるようなドラマティックな曲調でなく、ミニマルで淡々とした感じだったのが効果的でした。
シーズン幕開けのプログラムでこのようなメッセージ性のある作品を上演することに気概を感じました。今後もこのような現代の作品を数多く上演して欲しく思いました。

モグラ町1丁目7番地

モグラ町1丁目7番地

龍昇企画

こまばアゴラ劇場(東京都)

2010/10/27 (水) ~ 2010/11/03 (水)公演終了

満足度★★★★

アラバマは南です
笑える。ゆったりとしたテンポで無心に見ることができる作品で、声量さえ大きければ高齢者にもおすすめのところ。

ネタバレBOX

皆で食べるシーンが笑えた。
シャングリラ

シャングリラ

アブラクサス

Geki地下Liberty(東京都)

2010/11/03 (水) ~ 2010/11/07 (日)公演終了

満足度★★★★

号泣しました。
物語の描写は「劇団光希」と似ている。違うところはエキゾチックなダンスの導入部分。決して悪いと言ってる訳ではなく、要するにツボって泣いた、泣いた!

以下はネタばれBOXにて。。

ネタバレBOX

17年前に解散した伝説のバンド「ポトラッチ」の生き残りメンバー3人のうちのアリサとエドはアリサの子供を見守りながら家族のように暮らしていた。一方で友子は結婚したものの、自分の生き方に疑問を持ち夫の元から飛び出して、17年ぶりにアリサの家に来ていたのだった。

ありさの娘・りんごと同級生の純の悩み多き将来を絡ませながら、それぞれの家族の想いを綴った作品だった。

今回の「演劇集団 太陽の遊園地」は前公演より格段にレベルUPしていて、観客を泣かせるツボも心得、同時におかま役のエドに吐かせるセリフの数々が絶妙に面白かった!おかまって何であんなに言葉が巧みなんでしょ。今回、梶山潤也が全体の中だるみを締めていた。素晴らしく愉快千万でした。

前半は笑い転げ、後半は号泣するという舞台に感心しながら、シャングリラという理想郷は誰でもが望むところで、だけれど現実にはありえない桃源郷でもあり、現実に息づく人々が迷いながらも自分らしく生きていくという原点を見つめた芝居だった。

自由奔放にりんごを育てているアリサと教育ママ的な河野道子の対比がこの物語をうねらせたとも思う。「それでも特に才能も無くやりたいことも無かったら、勉強するしかないんじゃないの。」とも思いながら、一方で「子供が、今、生きてる事を喜んでたら、それでええ。」とのセリフにも納得できる。子供にもやりたいことをやらせ、自分たちも「ポトラッチ」を再結成して純も加わりヒットを飛ばせるさまは、やはり後味が良いものだ。

本日、初日ということもありセリフが自分のものになってないキャストも居たが、後半は良くなるはず!笑

巌流島

巌流島

劇団 武士道

江東区深川江戸資料館小劇場(東京都)

2010/10/28 (木) ~ 2010/10/31 (日)公演終了

満足度★★★★

某スポーツ紙的時代劇(笑)
思い切りハッタリを利かせたトンデモ系に展開させながらも最後はキチンと通説にツジツマを合わせる手口に某スポーツ紙を連想。
しかしスーパー戦隊VSシリーズ的な展開は読めたが、真の敵の正体はさすがに読めず。
もちろん物干し竿と二刀で流の殺陣も存分に堪能。
ただ、座りが悪くなる直前な長さのエピローグは微妙。

なお、座席は半角英数字しか入れることができないため「NU」列としたが、正しくは「ぬ」列。

明日に向かって歌え!!

明日に向かって歌え!!

東北えびす

白鳥ホール(宮城県)

2010/11/02 (火) ~ 2010/11/14 (日)公演終了

満足度

ちょっと怒ってます
初日観劇した私が悪いのでしょうか。あまりにもヒドくて途中からぐったりしていました。こんな仕上がり具合なら、初日を延期すべきだったのでは無いでしょうか?良識を疑います。観るの専門の私でもわかるくらい、明らかな稽古不足です。俳優さんたちの演技も噛み合ってなくて、観ているのがかわいそうになってしまいました。これで3500円取られて、私も泣きたいです。みなさん賢いというべきか、初日のお客さんは30人弱くらいでしょうか?とにかく、出演されている俳優さんと観客の数が同じくらいに感じました。とにかく、今の状況ではオススメできません。

俺の屍を越えていけ【無事に終了しました】

俺の屍を越えていけ【無事に終了しました】

七里ガ浜オールスターズ

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2010/11/01 (月) ~ 2010/11/07 (日)公演終了

満足度★★★★

キャラを楽しみ物語に惹かれる
キャラクター達から醸し出される雰囲気がキュッと実存感を持って魅力的。ボディをしっかりと持っていながら、一方で会社帰りや休日にサクっと観に行きたくなるような良作でした。

ネタバレBOX

戯曲自体は
何度かあちこちで上演されていたとのことでしたが
私は初見。

開演前のちょっとした小芝居が意外と効いていて
開演するとたちまちその場の雰囲気にとりこまれます。

その会社の空気が、
すごくナチュラルな肌触りで伝わってきます。
単に職種にとどまらず、
日々の仕事のスタンスやそれぞれのスキル、
さらにはキャラクターの個性や
それぞれの距離感までが
まるで観る側にとって周知のごとくやってくる。

だから、
”社長から下された密命に従い「リストラする上司を一人選出すること」”
という設定に場が浮かない。
場の空気のままに
設定が吸い込まれ広がっていくのです。
伏線たちの張り方や回収の仕方が
くっきりとしていているのにあざとくない。
ウィットの強弱にもドラマを生かす手練があって
観る側も気負うことなく時間に取り込まれ
その顛末に前のめりになっていく。

役者たちのお芝居も、
なんか心地よく演じている感触があって
観る側を引きこんでくれます。
一方で密度はしっかりと作られていて・・。
立ち位置、表情、間の取り方など、
いずれにも創意や洗練がある。
ちゃんとキャラクターの仕事を緻密に纏いながら
その個性が奥深く醸し出されていきます。
ひとりずつのお芝居の豊かさが全く休むことなく
のびのびとした感触で伝わってくる。

身内会議に定番の飲み物やちょっと口にするものが
個々の心情を伝えるツールとして驚くほどに生きる。
シーン達を支える「社内感」や
キャラクターたちの想いの
ウェルメイドではない組みあがり方にも瞠目。

おかしさとビターな感覚とリアリティのブレンドが
ほんと絶妙。
瀧川演出の冴えもがっつりと感じることができました。

これだけのクオリティが内包されたお芝居を
会社帰り(平日20時始まり、尺もそれほど長くない)や
休日(3回まわしで都合がつけやすい)にサクッと観にいけるのは
とても素敵なことだと思う。

大上段に振りかざしたような凄みや重さはなくても
さりげなく深い趣きやウィットを内包したとても良いお芝居・・・。
上質なお芝居に出会った時の
やわらかい高揚をもって
家路をたどることができました。

☆☆☆◎★★◎△△








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