自慢の息子 公演情報 サンプル「自慢の息子」の観てきた!クチコミとコメント

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    他の演劇の劇評サイトでも絶賛されてるし、
    コリッチの他の方も褒めてるけど、
    どう見たら良いのか全然わかんないよー。
    いや、わかってたハズなんだ。そんなにわかりやすい物語が、
    描かれる訳無いって…。未知な世界を見たい期待と、理解出来ないかもしれない不安で見たけど。表面的なことしか理解できてない気がする。
    だから評価出来ません。
    笑ったし、ビビったし、ラストは圧倒されたのに、何故自分の感情が揺さぶられ
    たか、根拠を立てて説明出来ないのがもどかしい。面白かったけど、何故かはわからないので、次回作でリベンジしたいです。

    ネタバレBOX

    主人公の正は、自分の国を立ち上げていて、正の母はワイルドな男に連れられて
    正の国へやってくる。日々のクレーム対応の仕事でメンヘルな妹と、『自分は殺
    されるかもしれなくて、攻撃されたら相手を殺してしまうかも』と不安に怯える
    兄も二人揃って正の国を訪れる。この兄と妹はお互いを求めあっている。正の国
    の隣には妄想の子供(陽)を育てる女がいる。やがて外からの圧力や(好きになった
    女に迫って逃げられ傷のなめ合いとして形だけの結婚を迫られる)、隣国からの進
    撃や(隣の女が兄を連れて逃げる)、内部分裂(母親が男と結婚する)、などがおき
    正の国は危機を迎え、正は自国の国民(たくさんの人形たち)に意見を求めるも何
    も言われず混乱する。

    床にしかれた大量の布が、色々な場面を表現して、散乱する小道具達が、主人公
    の正の心理状態をも表しているんだろう。具体的な心理描写がほとんどないのも
    、何者でもあり何者でもなく、どこでもありどこでもないのだろう。そう理解し
    ても、一体何を訴えてるのか釈然としない。ググって他の方の感想を読めば『青
    年期の変態的な願望』やら『近親への共依存』やら『家族関係の神話化』やら『
    現代社会の病理』やら『新しいアングラ』だと言うが見る人によって、どんな物
    語にもなりうる物語は、何も語ってないのと同じじゃないのか?って斜に構えて見てしまったり。

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    2010/09/18 23:47

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