
Project BUNGAKU 太宰治
Project BUNGAKU
ワーサルシアター(東京都)
2010/09/30 (木) ~ 2010/10/10 (日)公演終了
『HUMAN LOST』を1位に
『HUMAN LOST』と『人間失格』は客席に居るということの幸福感(なんたること!)を味わいました。
『人間失格』主演のコロさんの笑顔が、『時計仕掛けのオレンジ』のアレックスの(後半の非暴力主義者に改造されてからの)笑顔に酷似していて凄い!

いつだって今だもん
東京農業大学 農友会演劇研究部
農大劇研アトリエ(東京都)
2010/10/07 (木) ~ 2010/10/10 (日)公演終了
共有して欲しい
演出も俳優も含めて共通認識というか、共有されるべきコードが出来ていないのが辛いです。
作品の良し悪し好き嫌いを感じる以前の処でつまずいてしまう。
勿体無い、残念。

『三姉妹の罠』
8割世界【19日20日、愛媛公演!!】
テアトルBONBON(東京都)
2010/10/06 (水) ~ 2010/10/11 (月)公演終了
満足度★★★★★
待ちに待っていました
いやー面白かった。番外公演でこの劇団の作品をはじめて見て本公演を首をながーくして待った甲斐があった。
脚本がしっかりしていて、演出もうまく、あっという間に終ってしまった。
役者では長女役の嶋木美羽さんが実に存在感があった。でも舞台が終わって、観客との面会では、おしとやかな感じに変わりさすが役者は違うなあと実感した。次女役の奥山千恵野さんは表情の表現がすごくうまいなと感じた。
三女役の宮澤さち恵さんも末娘らしく、甘えん坊でっわがままの雰囲気を出していた。
ほかの役者さんも皆芸達者で、気持ちのいい劇団だった。
次回作が待ち遠しい。

カエサル
松竹
日生劇場(東京都)
2010/10/03 (日) ~ 2010/10/27 (水)公演終了
満足度★★★
ずっしりときた
塩野七生さんのローマ人の物語が原作、これは読もうと思いつつ実現できないままに、本作を見ることになりましたが、松本さんのカエサルはさすがというべきか堂々としていて、圧巻でした。ブルータス役の小澤さん、クレオパトラ役の小島さんも見ものでした。その中でもキケロ役けの渡辺いっけいさんが出色のできばえでした。

友達が全員死んだ
チェリーブロッサムハイスクール
ザ・ポケット(東京都)
2010/10/07 (木) ~ 2010/10/11 (月)公演終了
満足度★★★★
意味深なタイトル
伏線を張りつつ物語が進み、物語の主役が誰なのかが浮き彫りにされていく。
しっかりとした構成で楽しめる作品でした。

やわらかいヒビ
カムヰヤッセン
三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)
2010/10/01 (金) ~ 2010/10/11 (月)公演終了
満足度★★★★★
迷った末に観にいきました
非常にいい芝居でした。少し観念的な難しい作品かと思いましたが、そんなことなく近未来に起こるようなリアルな話でした、。舞台設定もシンプルでしたが、逆にこれが役者さんを引き立てていて立体的な作品となっていました。
後、雨の中、三鷹駅駅からとぼとぼと歩いてこの劇場に行きましたが。実に立派なホールで、気持ちよく芝居を観ることが出来ました。ああよかったです。

悪魔の絵本
Theatre Polyphonic
サンモールスタジオ(東京都)
2010/10/01 (金) ~ 2010/10/11 (月)公演終了
満足度★★★★
ハーフプライスで観させてもらいました
川田希役が市井紗耶香さんにかわって広田礼美さん。これが実にピキピキとした演技で、芝居をひっぱていました。登場人物の描き方も丁寧でわかりやすく楽しい時間をすごさせていただきました。あと岡田あがささんはやっぱりいいですな。

ウラの目と銀杏の村【公演終了・ご来場誠にありがとうございました!】
キコ qui-co.
インディペンデントシアターOji(東京都)
2010/10/09 (土) ~ 2010/10/13 (水)公演終了
満足度★★★★
ぎりぎりの配分かと
強さと美しさを持った舞台でした。
ただし、全てを理解できたかというと
微妙・・・・。
舞台で醸成されるものと
観る側が膨らませえるものの
ぎりぎりの接点で勝負している印象がありました。

33の変奏曲
パルコ・プロデュース
ル テアトル銀座 by PARCO(東京都)
2010/10/08 (金) ~ 2010/10/31 (日)公演終了
満足度★★★
安定感あり
黒柳徹子さんの芝居は今回が2回目。やはりお上手ですね。ストーリーは説明にあるとおりです。江守徹さんのベートーベン役はぴったりという感じでした。植草さん、天宮さんらがいい味付けになっています。見ごたえたっぷりでした

「天保遊俠録」「将軍江戸を去る」
国立劇場
国立劇場 大劇場(東京都)
2010/10/03 (日) ~ 2010/10/27 (水)公演終了
満足度★★★★★
台詞劇
真山青果作品はやっぱり骨太。「天保遊俠録」(勝海舟のおとっつぁんの話し)と、「将軍江戸を去る」(無血開城と慶喜)を一度に観られるなんて、さすが国立劇場ですが、次は誰で何十年後?という感じです。吉右衛門さんはどちらも素敵ですが、ここでもやっぱり染五郎さんに感心。「天保遊俠録」ではまさに役の上でも叔父甥の関係なので、もう二度と観られない組み合わせなのかと・・・。吉右衛門さんの娘さんか、紀保さんか、たか子さんの子供が歌舞伎役者にならない限りもう観られないのですもの。

葬送の教室
風琴工房
ザ・スズナリ(東京都)
2010/10/06 (水) ~ 2010/10/13 (水)公演終了
満足度★★★★★
今年のいちばん
あの事故から25年。ずいぶんと年月が経ったのだと思いますが、25年経ったからこそできた舞台なのかもしれません。いくつかの小説になり、それを原作にいくつかの映画が作られましたが、そのどれも読んだり観たりしていませんでしたが、この舞台ひとつで、私は満足です。「天皇と接吻」の衝撃と同じ衝撃を感じました。恐るべしスズナリ。

旅とあいつとお姫さま
座・高円寺
座・高円寺1(東京都)
2010/09/03 (金) ~ 2010/10/09 (土)公演終了
満足度★★★★★
2度目は
友人を誘っていきました。3000円は安い、と太鼓判。前の席に座っていた小学校低学年と思われる男の子たちも、集中が切れることなく観られたようです。来年もやるらしいとの噂です。ぜひ。

フツーの生活 宮崎編
44 Produce Unit
紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)
2010/10/06 (水) ~ 2010/10/11 (月)公演終了
満足度★★★
三部作
これを最初に書かれたということで、やはりという印象です。沖縄編、長崎編それぞれ良かったですが、宮崎編がいちばん完成度が高く、納得できる内容でした。他の二作とは違い〝戦後〟の話しということもあるので、喜劇の場面でも素直に笑える感じです。

カラムとセフィーの物語
文学座
文学座アトリエ(東京都)
2010/10/01 (金) ~ 2010/10/14 (木)公演終了
満足度★★★★
タイトルロール
シェイクスピアの国イギリスで、かなりの評判だったそうで。架空の国ではありますが、世界のどこかで同じ物語は繰り返されているのだろうなと。タイトルロールお二人の瑞々しく、真摯な演技に引き込まれました。悲劇的な結末を想像しながらも、最後まで見届けたいと思わせる舞台でした。

ヘッダ・ガーブレル
新国立劇場
新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)
2010/09/17 (金) ~ 2010/10/11 (月)公演終了
満足度★★★★
意気込み
宮田さんの並々ならぬ意気込みを感じました。演出家としても、プロデューサーとしても、今後に期待します。新訳なので、以前観た「ヘッダ」の古めかしさは感じられず、そのせいなのか〝ここで笑うか〟という場面で客席から爆笑が上がってしまうのが残念でしたが・・・。国立の劇場ですから、パンフレットが充実していて当然だと、私は思います。

無邪気で邪気なみんなのうた【総製作期間2週間終了しました!】
ぬいぐるみハンター
参宮橋TRANCE MISSION(東京都)
2010/10/08 (金) ~ 2010/10/11 (月)公演終了
満足度★★★★
タダモノではない?(笑)
ヘンに大人びた幼稚園児たちが時にリアル、時にシュールで可笑しい。
いや、むしろ本能のままに行動する高校生や大人として見た方がイイのか?
いずれにしてもこんな舞台を創る発想、タダモノではない?(笑)

火蝶於七
快楽のまばたき
タイニイアリス(東京都)
2010/10/08 (金) ~ 2010/10/11 (月)公演終了
満足度★★★
ラストにもう少しケレン味が欲しい
この劇場によく似合う胡散臭さ(笑)たっぷり。
が、爆発力を秘めながらも小爆発に留まり大爆発には至らず不発感が残るのは惜しい。縁日の見世物小屋の「な〜んだ、やっぱり」感(爆)を狙ったならいざ知らず、やはりラストにもう少しケレン味が欲しい。
とはいえ、途中のミュージカル気味のシーンは好きだし、七の放火の見せ方もイイ。

無邪気で邪気なみんなのうた【総製作期間2週間終了しました!】
ぬいぐるみハンター
参宮橋TRANCE MISSION(東京都)
2010/10/08 (金) ~ 2010/10/11 (月)公演終了
満足度★★★★★
ベタを踏み越える緻密さ
パワーで押し切るかと思いきや
ぞくっとくるような緻密さをもった
秀逸なシーンがいくつもありました。
「やられた!」という感じ。
理屈抜きでおもしろかったです。

悪魔の絵本
Theatre Polyphonic
サンモールスタジオ(東京都)
2010/10/01 (金) ~ 2010/10/11 (月)公演終了
満足度★★★★
骨太さと繊細さと・・・
物語の表し方がとてもしっかりしていて・・・。
その骨格の部分のプレーンでしたたかな構造に
役者たちのがっつりしたお芝居が絡んで
物語を染めていく。
何か所も
目を惹かれる部分がありました。

「美しきラビットパンチ」
ゴジゲン
駅前劇場(東京都)
2010/09/18 (土) ~ 2010/09/26 (日)公演終了