最新の観てきた!クチコミ一覧

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はばたき

はばたき

Monochrome Plus

ギャラリーLE DECO(東京都)

2010/10/19 (火) ~ 2010/10/24 (日)公演終了

満足度★★★

なるほどバタフライエフェクト
登場人物が桶屋、猫狩り、三味線職人などで、そういう面でも「なるほどバタフライエフェクトだ」、と納得(笑)。
また、g,b,keyのトリオ「QooSue」の生演奏や、役者たちによる生音も効果的でこの規模の会場ならではの演出に満足。

ピーピング・トム『ヴァンデンブランデン通り32番地』

ピーピング・トム『ヴァンデンブランデン通り32番地』

世田谷パブリックシアター

世田谷パブリックシアター(東京都)

2010/10/23 (土) ~ 2010/10/25 (月)公演終了

満足度★★★

うーん、己の感性の低さを痛感…
やっぱり「ダンス」は、自分にはダメなのかもしれません。ほかのみなさんと同レベルの感性がなかったようです。・・・これの、どこが、前宣伝にあるように『楢山節考』からインスピレーションを受けた…といえるのか?・・・そう考えながらずっと観ていたのですが・・・

ネタバレBOX

最後のポスト・パフォーマンス・トークで、「実は、『楢山節考』からアイデアをもらった部分を演じる女優が逝去し・・・そういう部分がなくなった形で上演」・・・という逸話を、初めて聞いて、「なるほど」と思ったり、混乱したり。…アクロバット的な動き、手品まがいの演出、・・・うーん。演出家みずから、「物語はない」という風に言い切ってしまうものを観て、観客が勝手に想像の翼を広げる・・・そういうスタイルなんでしょうけど、・・・ちょっと、自分にはハードルが高い感じがしました。
どうじょう

どうじょう

コマツ企画

OFF OFFシアター(東京都)

2010/10/23 (土) ~ 2010/10/31 (日)公演終了

満足度★★★★★

なんだ…むっちゃ面白いじゃないですか!!
初めて拝見しました。・・・実は、正直いうと、ちょっと心配してました。なんか、別の公演で、けっこう厳しい評価があったりしたんで…。ところが、それは全くの杞憂。・・・これは、むちゃくちゃ面白い芝居だったと思います。ちょっと支離滅裂な演出があったりするんですけど・・・うーん、自分はそういうのが好きなんですね。で、荒唐無稽なセリフとか演出の中に、実は現代社会を鋭く切り込むものがあったりして・・・。  小劇場入門を、ここから始められる人は、きっとハッピーだと思います。

遺産相続。

遺産相続。

LEMON LIVE

駅前劇場(東京都)

2010/10/23 (土) ~ 2010/11/03 (水)公演終了

満足度★★★

そんなことだろうと
たったひとりの女優さんが、やっぱり良い味。主演の佐野瑞樹さんって、J事務所なのですね。後から知りました。そういえば、ひとり演技が浮いていたかも。でも、脇が達者な方ばかりですので、安心して観ていられる・・・かな?

地域演劇の人々

地域演劇の人々

弘前劇場

スタジオ・デネガ(青森県)

2010/10/09 (土) ~ 2010/10/11 (月)公演終了

満足度★★★★

台詞まわし
公演を控えた弘前の劇団。稽古という劇団の日常と稽古という劇中劇。主宰の作家兼演出家は闘病中。淡々とした進行の中から立ち上がる事情と事実。津軽弁の中に混じる、外国(中国)人の独特のイントネーション。なぜか安心感のある役者さんたちの台詞まわし(なまり)が、私は好きなんだなぁと気づきました。

滝の白糸

滝の白糸

松竹

三越劇場(東京都)

2010/10/07 (木) ~ 2010/10/26 (火)公演終了

満足度★★★

実力
歌舞伎役者が新派へ。主役として幹部1名なら、今までにもいくらでもあったのでしょうが、今回は中堅が四人。それぞれに仁にはまり、しっくり溶け込んでいたのは素晴らしかったです。ただ、春猿丈はビデオででも研究したのでしょうか、玉三郎丈ならこうだろうと予想できる(実際の公演は未見)様子で、あたかも「型」のような演技に少し疑問を感じました。猿之助一門にはこれからもなかなか大舞台への声がかからないかもしれませんので、いろいろな試み(来年2月には右近丈でシラノ)があるようですが、確かな実力を持っているのですから、その「使い方」を松竹には誤って欲しくありません。

ピーピング・トム『ヴァンデンブランデン通り32番地』

ピーピング・トム『ヴァンデンブランデン通り32番地』

世田谷パブリックシアター

世田谷パブリックシアター(東京都)

2010/10/23 (土) ~ 2010/10/25 (月)公演終了

満足度★★★★★

地の果てで、押し殺された欲望たちのダンス
バラックのような建物と雪、暗い空、作り込まれた舞台装置。
そこは、閉塞感のみが支配する。

ダンスであり、(ある意味)無言劇であり、音楽劇でもある。
次々とわき上がるイメージの世界が広がる。

ネタバレBOX

雪に閉ざされた最果ての土地に住む人々がいる。
ヨーロッパ人、アジア人など多彩な人が暮らす。

絶えず吹き荒ぶ風が、観客までも凍らせる。
世界の果てのようなこの場所にふさわしい陰鬱さが支配している。
雪や人間関係からくる閉塞感が支配する場所でもある。

しかし、そこにも人は生きている。
窓に明かりが灯れば、暖かい光が溢れ出す。

その光の中にいる人たちは、この閉じられた世界(空間・共同生活・集落)にあり、避けて通れない人間関係が繰り広げられる。

アジアの青年を惑わす妊婦。
一見仲のよいカップルに見える2人の男女。
妊婦は、このカップルの男性にも近づく。
カップルの女性に起こる不信感。
そして、カップルの間のDV。
アジア人の男性2人の様子も怪しい。
彼らを泊めている中年の女性は、彼らのことにいちいち首を突っ込む(キツネらしき小動物を首に巻き、手に猛禽類らしき鳥を持つ姿は凄まじいけど・笑)。

姿の見えぬ、何かに怯えながら、雪に閉ざされた空間に抑圧され、だからこそ余計に欲望が、彼らの頭の中や心の中に沸々とわき上がる。
冷たい世界と裏腹に、熱い欲望はドロドロとしている。
それらが、舞台の上に溢れ出す。しかし、それらは実際にそこで行われているというよりは、彼らの想像の産物ではないのだろうか。
そうした彼らの頭の中を見せていく。

その様子は、恐ろしく、おぞましいのもでありながら、どこかユーモアもある。ユーモアと呼ぶには、あまりにも乾いていて背中には暗さがつきまとうのだが。

この作品は映画『楢山節考』からインスピレーションを得たと言う。動物的本能と土着の因習とを描いたその映画との接点はいくつかあろう。
中でも、「動物」という点で見るととすれば、冒頭で足元で蠢く動物のようなもの、そして、家の縁の下で泣く小動物(鳥?)を雪に埋めるシーンが、動物的本能(つまり『楢山節考』で描かれていた世界観)を雪という概念によって、押し殺している、というこの世界(つまり現代)の状況を示していたのではないだろうか。

『楢山節考』では、本能が白日の下に晒されていたのだが、現代では地の果てと言えども、そうした欲望は、押し殺し、心の中だけで燃やしているのだ。

閉塞感には終わりはなく、欲望も満たされることなく舞台は終了する。
それがこれからも延々と続くのだ。

それにしても、出演者の身体的能力の高さには驚かされる。
なにげなく行われているのだが、恐ろしく凄いのだ。
また、女性が浪々と歌う、歌が素晴らしい。物語をさら膨らませてくれるようだ。

また、音楽も素晴らしい。ベルギーと言えば、Univers Zeroのようなチェンバー系やX-Legged Sallyのようなアバンギャルドなバンドをすぐに思い浮かべることができるのだが、それらを彷彿とさせるような、画の見える音楽が効果的に仕様されていたと思う。
微笑の壁

微笑の壁

城山羊の会

ザ・スズナリ(東京都)

2010/10/22 (金) ~ 2010/10/31 (日)公演終了

満足度★★★

主演:吹越満+石橋けい夫妻役=久々のシュシュトリアン共演!あり得ないのにリアル、不思議な話。
「有言実行姉妹シュシュトリアン」「ウルトラマンティガ」「女優霊」の 石橋けい さんが出演。
前回の舞台を観れなかったので、今回こそは!と思ったら、なんとスズナリだったのでラッキー。
しかも「シュシュトリアン」で共演していた吹越満さん(「ガメラ2」「全力坂」)と夫婦役。
奥さん役の結構自然な演技が良かったです。 メガネも似合ってます。(萌)
そして、吹越さんの自然な演技と存在感はさすが。

話は、あり得ないのに、リアルな空気。
しかし、アメリカのおじさんの登場で、また一気に荒唐無稽に。
シリアスなのかコミカルなのか、不思議なような。

登場人物たちの周辺で自殺した人がいたり、
その後登場した全くの他人がその人に似ていたりという
不気味な因縁が本作の原案になったといい、
その不穏な空気が、なにかざわざわとした感じとなって
舞台に流れていたのかも知れません。

2WEEK コンタクト~まだ使えると思ふ~

2WEEK コンタクト~まだ使えると思ふ~

山田ジャパン

サンモールスタジオ(東京都)

2010/10/23 (土) ~ 2010/11/01 (月)公演終了

満足度★★★★★

とにかく笑いたい人、集合!
めちゃ!面白い~!理屈や、余計な事考えずに、引き込まれ、笑ちゃいます。視力(資力)の足りない人も、見方(味方)を変えれば、違う世界も広がり、楽しみも広がるかも?風俗店?での、バスローブ姿も有りなのに、下ネタでなく、笑っちゃういます!美術も作品も、重ね重ねで、驚きつつ、楽しかったです!汚れ役のはずなのに、何故か憎めない奴らだったと思ってしまう、魅力的な品性、知性もある全役者さんと作品で、又次回作も、絶対観たいと思いました。     

ネタバレBOX

伯父の空き家を借りて、1人暮らしの鳥子(横内亜弓)が、同窓会で、久しぶりに会った同級生のしげる(矢田一路)と、ラブホで、イイ感じ?そんなぁ~、嬉しい~、恥ずかしい~、どうしよう?と、思ったのも、つかの間。実は、しげるは鳥子の住む一軒家に、友達と居候するための作戦だった。

それでも、もしかしたら?と、かすかな期待をもつ鳥子だったが、しげるの先輩達が押し掛けて来て、楽しい飲み会に。その友達達が、勝手なんだけど、笑えちゃう。特に、みつ(大野泰広)と野島(カワモト文明)のコンビは、絶好調!
そんな楽しい時も、さらなる、しげるの作戦だった。しげるは、みつの紹介の仕事でミス、なんとか2週間で200万稼がないと、殺されるので、鳥子の一軒家で、風俗店をやりたいためだった。連れてきた女の子は風俗嬢候補で、脅されている理由も、情けない。仕方なく家を貸さずには、いられない鳥子の悪夢・・・?

お隣さんの墨田(太田恭輔)ゆかり(いとうあさこ)夫婦も、可笑し過ぎ!
なんだけど、協力してしまう理由も仕方も、又、笑う!と、まだまだ続くのだが、とにかく観て、一緒に笑うのを、お勧めします。

だけど、笑いだけでなく、いろんな情も感じた。父の留守電も、温かいし、ある意味、悪役?汚れ役の奴らが、純粋に、地元、本番、上手く住む方法、パートナーを、それぞれの天真爛漫さや懸命に、愛してる姿が、憎めない。

ベットの下の、おこたの下の㊙も、我が家に欲しい!(怪し過ぎ?)

鳥子の真面目さも、怒りも優しさも、見事でした。なにより、1000円の使い方が、愛おしいと、思っちゃいました。

凄過ぎる2週間だが、鳥子にとっては、いろんな意味や価値が、観得た!ハズ!!!

やわらかいヒビ

やわらかいヒビ

カムヰヤッセン

三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)

2010/10/01 (金) ~ 2010/10/11 (月)公演終了

満足度★★★★

前作より面白かった
個人的には前作より面白かった。やはりSFチックな設定が入ってくるほうが個人的には合うのかな。
ただ、中盤あたりにもうひと息、世界観に引き込むエピソードが欲しかったかも。
また、笠井里美が演じるキャラがサブキャラではちょっと勿体なかったかな。

百年家族

百年家族

ラフメーカー

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2010/09/28 (火) ~ 2010/10/03 (日)公演終了

満足度★★★★

100年を感じた
タイトル通り、宮川家が横浜の一軒家に引っ越してきてから100年後にこの一軒家を引っ越すことになり、その100年間を振りかえて見せる物語。
面白かった。

ネタバレBOX

いつもは小鶴さんが主役となるところですが、今回は宮川家の100年の物語ということで、特定の主役はいない感じです。強いていううなら、宮川家の人々が主役と思われます。
(影の主役は、衿子(園田ひと美)と四朗(小林晴樹)と言っても過言ではないですが)
また、100年ということで、曽祖父母、祖父母、父母、娘夫婦それぞれのエピソードが挿入されていますが、よくこの時間内にそれぞれの世代のエピソードを収めたなあと感心しました。
ただそう思う反面、後半少し早急過ぎるかなとも感じました。後、キャラの歳の取り方、若干取り過ぎだろうと思う箇所も若干あり。
でも、宮川家の100年を感じる事も出来たのも事実。面白かったです。

ただ、セットの真ん中にある柱は邪魔。もう少し考慮が欲しかった。

後、衿子のあれは完全にハマのメリーだな。
Project BUNGAKU 太宰治

Project BUNGAKU 太宰治

Project BUNGAKU

ワーサルシアター(東京都)

2010/09/30 (木) ~ 2010/10/10 (日)公演終了

満足度★★★★

面白かった
なかなか面白い企画で、元の作品が難解なのもあり難しい部分もありましたが、面白かったです。
個人的には、照明がちょっと暗いかなと思いましたが、まあこれは作品的に致し方ない部分もあるんでしょうね。

TorinGi(トリンギ)「捨てる。」再演【キャスト写真UP】

TorinGi(トリンギ)「捨てる。」再演【キャスト写真UP】

feblaboプロデュース

エビス駅前バー(東京都)

2010/09/24 (金) ~ 2010/09/29 (水)公演終了

満足度★★★★

再演でも濃密
再演となるからキャストはどうなるかなと思っていましたが、蒻崎さんと中村さんは前回と同じ役で今回も出演で、その他は役者が変更となっておりました。

初演と比べ、キャラの性格というか気持ちを変更してきていたように感じましたが、いい方向に変更されておりさらに良い作品に仕上がってました。
特に、きょうだい編は姉の力が強くなる事により、面白さが増しておりました。
面白く、濃密な時間でした。

ピーピング・トム『ヴァンデンブランデン通り32番地』

ピーピング・トム『ヴァンデンブランデン通り32番地』

世田谷パブリックシアター

世田谷パブリックシアター(東京都)

2010/10/23 (土) ~ 2010/10/25 (月)公演終了

満足度★★★★★

不穏なユーモア
奇妙な物語と動きに引き込まれる不思議な作品でした。全体のトーンとしては暗く飄々とした感じで、性的なイメージを強く感じさせるものなのですが、結構笑えるシーンも多かったです。具体的な物語があるわけではないのですが、6人の登場人物の関係性の移り変わりが様々なエピソードを通じて描かれていて興味深かったです。

雪原や建物などの美術の作り込みが素晴らしく、劇場の中なのに屋外に居るかのような感じでした。
そして、なんといっても身体表現が凄かったです。ダンス的な動きも、小道具を用いたマイム的なテクニックもレベルが高く、実際には存在しない風や揺れがとてもリアルに感じられました。足を組んだままのダンスや、関節が外れたかのようなクネクネとした動きは人間離れしていて、見てはいけないものをものを見てしまったかのような気分になりました。
一瞬のうちに消えたり、衣装の早変わりなどの手品的な演出も良いスパイスになっていました。

今後も定期的に来日公演をして欲しいです。

口笛を吹けば嵐

口笛を吹けば嵐

ピーチャム・カンパニー

イワト劇場(東京都)

2010/10/14 (木) ~ 2010/10/20 (水)公演終了

満足度★★★★

何故かレトロな味わいも
この劇場を訪れること3回目にして初めて構造を知る。
過去2回とは逆に道路に面した側を舞台にして、かつての入口を人物やテーブル・椅子などの出ハケに使うとは。
また、そのことに驚く通行人が見えたり、夜だったらどうみえるか想像したり、な楽しみもアリ。
内容的には『天井桟敷の人々』にATG映画の風味を加えたよう(←個人の感想です)な感覚に懐かしさを憶える。

激流としるし

激流としるし

play unit-fullfull

調布市せんがわ劇場(東京都)

2010/10/21 (木) ~ 2010/10/24 (日)公演終了

満足度★★★★★

観る度進化する劇団で、益々ファンに
これはもう、恐れ入りました。

まるで、ニールサイモン的、海外秀作舞台の味わいがありました。

ストーリーの構成がしっかりしていて、どの登場人物のキャラクターにも、作者の愛情の行き渡った平等性を感じます。
どんな脇役にも、その人の日常がきちんと表出されていて、この脚本なら、役者さんも、自分の役に愛を持って、演じることができるだろうと感じました。

コメディ色もありつつ、こんなに嘘のない人間表現ができる作家はあまりいないのではないかと思います。

以前から大ファンの大西さんのはっちゃけた演技は、思わず手を叩きたくなるほどの名演技で、大いに笑わせられました。
初めて拝見した、小山待子さんも、綺麗な美少女のオーラに満ちて、一目でファンに…。劇団員の遠藤さん、加瀬役の堀さんも、味のある演技で、素晴らしかった!!

この戯曲、他の劇団の番外とかでも是非取り上げて上演してほしくなりました。

ネタバレBOX

追っかけのいる、人気俳優の役の方が、いわゆるイケメンでないところが、逆に意表をついて、愉快な配役で、成功していました。

先生に嘘をつかれながら、そのことに気付いても尚、心の中で納得しようと振舞う、いたいけな少女の気持ちを見事に表現された、桂花役の小山さん、本当に魅力的な若手女優さんで、同性ながら、気持ちがドキドキするほど素敵でした。

主人公の父の弟子で、主人公を密かに慕う加瀬役の堀さん、スターの熱狂的ファン役の、遠藤さん、大西さん、白石さん、共に、役のキャラクターを、ご自身の演技力で、更に色付けして、巧みに表現され、感嘆しつつ、しっかり笑わせて頂きました。

これだけ、役者も、脚本も揃った舞台も滅多にない気がします。
セットも、相変わらずとても素敵でした。

フルフル、益々目が離せなくなりました。
ワンダフルタウン

ワンダフルタウン

梅田芸術劇場

青山劇場(東京都)

2010/10/23 (土) ~ 2010/11/04 (木)公演終了

満足度★★★

ショーとしては楽しいけれど
やはり、どうしても内容が、良くも悪くも、古き良きブロードウェイ・ミュージカルそのものなので、この料金に見合う公演かと聞かれたら、否という答えの方が近いかもしれません。

でも、歌唱力のある出演者ばかりで、キャストにご贔屓がいるのなら、きっと文句なく楽しめるステージだと思います。

大和田美帆さんが、またしても、ミュージカル女優として、更なる進化を遂げていて、本当に驚愕してしまいました。

大和田さんファンには必見舞台間違いなしです。

ネタバレBOX

主役3人の歌唱力が安定していて、本当に、安心して、舞台を楽しむことができました。

以前も書きましたが、大和田さんは、初舞台から拝見しているので、一体いつこんなに実力を蓄えられたのかと、心底感嘆します。
美しく透き通る伸びのある歌声、コケティッシュで愛らしい演技とダンス。どれを取っても、ミュージカルスターの実力と貫禄が備わっていて、彼女がこの役でなかったら、もっとつまらない舞台になっていたのではと思いました。

安蘭さんは、「スイング」の歌とダンスシーンが最高!!
安蘭さんと大和田さんの姉妹デュエットも、歌も振りも息がピッタリ合って、観ていて大変心地良いものがありました。

2階のA席でさえ1万円なので、もう少し低価格だったらと惜しまれてなりませんでした。
2階席はガラガラな上に、キャストのお身内の方が多かったのか、私語も飛び交い、客席環境がとても残念に感じました。
いつだって可笑しいほど誰もが誰か愛し愛されて第三小学校

いつだって可笑しいほど誰もが誰か愛し愛されて第三小学校

ロロ

新宿眼科画廊(東京都)

2010/10/17 (日) ~ 2010/10/24 (日)公演終了

満足度★★★★

よかった!!
狭い空間を面白く使用していました。
素敵でした。

火蝶於七

火蝶於七

快楽のまばたき

タイニイアリス(東京都)

2010/10/08 (金) ~ 2010/10/11 (月)公演終了

満足度★★★

もうちょっと
妖艶なセットが欲しかった。また廓を想像させる臨場感も足りなかった。

スフィンクスと諭吉〜消えちゃった100歳〜

スフィンクスと諭吉〜消えちゃった100歳〜

劇団 東京フェスティバル

シアター711(東京都)

2010/10/19 (火) ~ 2010/10/24 (日)公演終了

満足度★★★★

公務員の日常に
殆ど起こりそうもないリアクションを投入し、汚い金だからこそ警察にも通報できない設定がなんとも愉快だった。実際に演じてたのは公務員だったりして。公務員なら演劇との両立も可能な気がする。

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